むんむん!ムンバイ!

むんむん!ムンバイ!

2010年~2011年末までの2年間、日本語講師として、インド工科大学(IIT)ボンベイ校の学生たちに日本語を教えていました。IITの授業に関しては、「インドの学生たち」というカテゴリーを見て下さいね。その他、インドの文化、祭礼、旅行について思いつくままに綴っています。

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遅ればせながら、ムンバイの我が家でWiFiができるようになりました!

嬉しい。



朝10時に来る予定だったTATA Indicom の業者。道に迷ってしまったらしく30分おきに電話をかけてきては、マンションの名前を確認したり、近くの駅名を尋ねたりしていました。英語が全く話せないようで、会話にならない状態。何度かの電話の後、何とかマンション名を把握できた様子でした。



お昼を過ぎても、まだ迷っているようで、なかなかやって来ませんでした。もう今日は来ないのかも?と思い始めたころ、3時前になって、ようやく一人の若い業者がやって来ました。



この業者さん、来るまでは「大丈夫かな?」という印象だったのですが、到着してからは、慣れた様子で手続きを進めていき、割とスムーズにセッティングが進みました。


↓ハブの箱

むんむん!ムンバイ!



↓これがWiFiのハブ。携帯と同じぐらいの大きさです。5台まで接続することができます。

むんむん!ムンバイ!



このハブの中にSIMカードが入って、家の外でも持ち出せて使えるそうです。便利~。



ちなみにムンバイのWiFi状況はどんな感じかというと、中上級以上のホテルだと、WiFiが整っている場合がほとんどです。(もし宿泊を考えている場合は、各自で確認してくださいね。)割と快適に使えます。



ムンバイの空港でもフリーでWiFiが使えるのですが、使用前に携帯番号を登録して、その携帯にパスワードが届くのを待ってから、パスワードを認証画面上で入力するという手順になっています。成田では、特にパスワードの入力をしなくてもWiFiが使えるので、それと比べると若干面倒に感じるかもしれません。速度は遅い方だと思います。




フェニックス・モールでも、WiFiが使えますよと宣伝しているのですが、パスワードをもらうためには、パスポート(写真付きのID card)を持って行かないといけないし、今のところ、うまく接続できない場合が多いです。ムンバイでは一般市民が戸外で、自由にWiFiを使えるようになるには、まだ少し時間がかかりそうです。



インドでipadを持っている人は、空港などではちらほら見かけますが、市内のカフェなどでは、まだあまり見かけたことがありません。先日、フェニックス・モールで、ipad2の16GBが3万ルピーで売られているのを見かけました。1ルピー=1.4円程度なので、4万2千円前後で売られていることになります。一つ前のモデルなのに、まだ価格が下がっていないようです。



インドって、インド製の製品は安いのですが、輸入品となると、日本で買うよりも高い場合が多いのです。日本に研修に行った学生が、「カメラなどはインドで買うよりも日本で買った方が安いんですよ」と言っていました。電化製品だけでなく、ランコムやMACなどの化粧品に関しても同じことが言えます。


こうした事情があって、インドの一般人の間で、ipadやiphoneが普及するのはなかなか難しいかもしれないな~と考えています。


('-^*)/



先日、夫のD二郎の職場の同僚、クマールさんにディナーに招待していただき、アンデリーにあるクマールさんのご自宅にお邪魔してきました。


↓これはムンバイの南の方の写真
むんむん!ムンバイ!



ムンバイの北に位置するアンデリー・ウエストは、ショッピングモールや外車のディーラーなどが濫立していて、想像していたよりも栄えていました。



クマールさんは愛車で途中まで迎えに来てくれたので、その車の後に続いて住宅街を通り抜けて、クマールさんのご自宅へと向かいました。


比較的新しいマンションの12階に、クマールさんは奥さんのアディットさんと、メスのポメラニアンと一緒に暮らしておられました。クマールさんとアディットさんは30代前半で、とても爽やかなご夫婦です。今回、お会いして、インドの文化、食事、結婚の儀式などについて、いろいろと教えてもらいました。


アディットさんが作ってくれたインド料理


むんむん!ムンバイ!



むんむん!ムンバイ!



↓ピラフ
むんむん!ムンバイ!


インドの国内旅行について話していた際に、「昨年末、バラナシを旅行した際に、遺灰・遺体をガンジス河に流すのを見たんですよ。」と話したところ、クマールさんがヒンドゥ教徒がなぜそうした行いをするのか理由を教えてくれました。



ヒンドゥ教徒は「生まれかわり」(輪廻)を信じていて、人生における行いによって、その人が来世何に生まれ変わるかが決まってくると考えているそうです。必ずしも「人間」に生まれ変わるわけでなく、「アリ」や「犬」になってしまう場合もあると言うのです。「そうした『生まれかわりのサイクル』を抜け出すために、ガンジス河に遺体や遺灰を流すんですよ」と教えてくれました。ガンジス河は特別な聖なる河で、クマールさんのおじいさんの遺灰もガンジスに流したそうです。



私は生まれ変わるということは、良いことなのかなと勝手に考えていたのですが、ヒンドゥ教徒の人たちは、そうした『生まれかわりサイクル』から抜け出たいと考えていたと知り、ちょっと驚きました。



しかし、クマールさんの説明を聞いて、前々から不思議に思っていたインド文化が少し理解できたような気がしました。どうして、人間の住む世界にこんなにも動物が混在しているのだろう?と解せなかったのですが、例えば、この犬はおじいさんの生まれかわりかもしれないと考えると、むやみに追い出したり、乱暴に扱ったりできないかもしれません。動物は今は動物なんですが、前世は人間だったかもしれないという考え方があるようなんです。



インド工科大学でインドのお祭りについて学生たちと話している際、「カラスは祖先の生まれかわりだから、お祭りの時にはカラスにもお供え物をあげるんです」とアルチャナという女子学生が説明していたのを思い出しました。その時は、カラスだけが特別な存在で、人間が生まれかわる可能性があるんだなと理解していたのですが、それは誤解だったようです。



インドの神様って、動物と人間が一体化したものが多く、どうにも不思議だなと考えていたのですが、今回のクマールさんのお話を聞くことで、インドでは人間と動物が大きく線引きされていないのかもしれないという理解に至りました。



インドの文化って本当に謎が多くて、後から、少しずつそういうことだったのかと理解できることが多いです。



↓クマールさんご夫婦。 これは結婚式のセレモニーの際の写真。奥さんは赤やピンクなど、色鮮やかなサリーを着て結婚の儀式を行った後、生まれ故郷ケララの伝統的な淡い色彩のサリーを身につけたそうです。



↓アディットさんが結婚式の時に施したメヘンディの写真を見せてもらいました。だいたい、1~2週間は模様が持続するそうです。


むんむん!ムンバイ!





久しぶりのブログ更新です。


ムンバイはどんどん気温が上昇していて、毎日、暑くって汗だくで過ごしています。

痩せるかもにひひ



↓最近のムンバイの様子。2年前よりは、ビルが増えたかもしれません。

むんむん!ムンバイ!

ハジアリ廟や、競馬場が見えます。


湾になっている部分の左側あたり、陸から1~2キロ離れた場所にハジアリ廟があります。ハジアリ(Haji Ali's Dargah)とは、この場所で溺死したイスラム教の聖者のお墓で、廟までの細く長い道は巡礼のイスラム教徒たちでいつも混み合っています。


写真の中程、道路が混雑している場所はマハラクシュミ駅付近です。この駅の近くには、ドービー・ガートと呼ばれるムンバイ最大の洗濯場があります。洗濯屋さんたちが、手洗いで洗濯をしてたり、大量の洗濯物が干されている光景を目にすることができます。特に、白人さんの観光客がよく見学に来ています。



↓手前のビルは前は無かったような気もします。

むんむん!ムンバイ!


↓フェニックス・モールのある方角。


むんむん!ムンバイ!


さて、一昨日(4月14日・土)のお昼前のことですが、ムンバイで小さな地震がありました。最初、カタカタと揺れ始めたので、「強風で建物が揺れているのかな?もしくは、めまいかな?」と思っていたら、ガタガタと小さな横揺れが5~6秒続いて、玄関のドアがバンと大きな音を立ててから、揺れが止まりました。


私たちの住むフラットは25階にあるので、揺れも大きく感じたのだと思います。震度2ぐらいだったので、道路を歩いている人などは全く気付かなかったのではないかと思います。


ムンバイでは地震はないだろうと考えていたので、ちょっと意外でした。

↓これはHindustan Times(April 15, 2012)の記事。


むんむん!ムンバイ!


「今回の地震はマハラシュトラ州の原子力発電所には何の影響もありません」と書かれています。特に大きな被害はなかったようですが、農村部では家の壁が壊れてしまったと報告されています。今回の小規模地震はグジャラート、ムンバイ、カルナタカなどのインドの西岸地域で連続して起こったようです。



日本や環太平洋地域だけでなく、世界のあらゆる地域で地震が起こりやすくなっているのかもしれませんね。


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