My Big Apple

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ウォールストリートで働くなんちゃって金融記者からみた、甘くもすっぱいニューヨークをお届けします♪

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みなさま

Amebaを通じて情報発信して参りましたが、卒業の時を迎えました。

今後は新装開店した「My Big Apple 」(タイトルをクリックしていただければ、サイトに飛びます)で、いまどきニューヨークのストーリーをお届けします!

念のためにアドレスも。http://www.mybigappleny.com/


↓NYの表も裏も、惜しむことなくご紹介~。

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どうかお立ち寄りいただき、今後も末永くお付き合いいただければ幸甚でございます。

よろしくお願い申し上げます☆

↓リニューアルのMy Big Apple、バージョンUPしてお楽しみいただけます!!

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2000ドルのスタジオ(ワンルーム)から、果てにミリオン単位の物件を扱う敏腕美人ブローカーのお友達から、

「Can you come to my listing party at Soho penthouse PLEASE!!」


とテキストが届きました。ソーホーにあるペントハウスといえば、ただ今沸騰中のNY住宅市場で、最もホットなロケーション。2ベッドルーム(2LDK)にもなると、平均家賃はぶっちぎりの5936ドル(約47万円) とは、すでに報じたとおり。1LDKのお宅でも、1ミリオン=7900万円以上(昔は1億円以上でしたが)といいますから、ペントハウスとなればどれだけ贅をこらしたお宅なのか、好奇心が刺激されること限りなし!もちろんワタクシ、Listing Party=オープンハウス・パーティーに即効イエスの返事を送りましたよ。


夏の盛りにふさわしく、じんわり肌から汗がにじむ宵の口に出かけて見ますと、ドアマン付きではないお宅ながら、入口ではヒールを含めゆうに身長180cmを超えた美女が招待客リストを持ってお出迎え。さすがペントハウスのオープン・ハウスとあって、入口からセレブ風な演出を凝らしております。


ペントハウスなだけあって、エレベーターで最上階へ赴くにはカギが必要だとか。さすがにパーティー時はロックが解除されてましたけどね。最上階に到着しサーッとエレベーターが開くと、目の前にはピュア・ホワイトのキッチンだけでなく・・・吹き抜けのパノラマ・リビングルームが広がっていました!さすがソーホーのペントハウスなだけあって、洗練の髄を極めたスタイル。こんな家にいたら、外に出たくなくなっちゃいます!!

↓キッチンからして、ダーク・ウッドと白でムダのないエレガンス。

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もともとギャラリーだっただけに、ここは単なるペントハウスではありません。デンマーク人の芸術家が大改造を決意して2年をかけて仕上げた、至極のトリプレックス~。吹き抜けのリビングルームの上部には窓ガラスがはめられ、自然の光がいっぱい差し込むこと間違いなし!小石が敷き詰めた中庭もあって、まさに都会のサンクチュアリといった趣です。


↓北欧風のモダンに、禅アートが調和してます。

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2階はといいますと、吹き抜けの部分を囲うようにバルコニーが備えられマンハッタンを一望できるのですよ。公園に行かなくっても、サンルームでミモザをすすりながら、自前で日焼けができますね。


↓こんなバルコニーがあるなら、毎週末シャンパン三昧ですよね!

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3階はといえば・・・。完全無欠のルーフトップ!招待客のほとんどが誘われるように上がってきたのも、当然でしょう。バンドが控え、バーカウンターではひっきりなしにシャンパンをはじめワインやらウォッカが雨よアラレと振る舞われ、横には生バンドが演奏・・・まさにバブリーそのもの!ミリオンダラー水準ともなれば、オープン・ハウスの格は予想以上です!


↓エンパイアも、ここからならあなたのもの。

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今回のパーティーが破格だったことには、裏がありました。今回のイベント、単なるオープン・ハウスではなかったのですよ。「Battle of The Quants 」と呼ばれる、ヘッジファンド団体のイベントも兼ねていたんです。どおりで、名札に「●●Capital」とか「XXinvestments」という社名が溢れていたはずです・・。ブローカーの友人いわく社交の華として麗しの女性陣を招待したそうですが、女性の招待客はもとより男性諸氏がネットワークに集中していたのも、納得。私だって、リターンを求めて情報交換に走りますわ。


オープンハウスに、潜在的な買い手になる金融マンの集いをコラボさせたのは、さすがのアイデア。しかし私が会話した男性諸氏は、「アッパーイーストとハンプトンに家があるから、僕はいいよ」なんておっしゃてましたっけ。結局、パーティーから1ヵ月後にBBQパーティーにも誘われたので、まだ物件は売れてないもようです。あ、そうそうお値段は250万ドル。円ベースですと1億9750万円ですよ、いかがでしょ??
少なくとも私がNYにやって来た2005年から、明らかに値上げしたもの。


1)MTAの片道料金
2003年5月に2ドル
2009年6月末から2.25ドル
2010年12月末から2.50ドル

↓MTAの片道料金、うなぎのぼりっぷりに惚れ惚れしてる場合じゃないです!


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合わせて 1ヵ月パス
2008年に76ドルから89ドル
2010年末に89ドルから104ドル
へ引き上げられました。

2)タバコ1箱の料金
2005年時点で6.50セント→2012年時点で12ドル

3)1杯のホテルでのカクテル料金
2005年時点で12ドル→18ドル

2)と3)はざっくりした記憶でございますが・・NYのインフレのすさまじさを体感していただけますでしょうか。これに家賃や食品の上昇がかぶさるので、ニューヨーカーの生活は決して楽ではないのです。


過酷な生存状況において、唯一の救いがタクシー。2005年に値上げしたものの、以降は平穏無事に初乗り料金2.50ドルでした。ところが・・・・さる7 月12日、タクシー・リムジン・委員会は初乗り料金を据え置きつつ、上乗せ料金などの値上げを可決したんです。上乗せ料金については0.2マイル (322m)ごと、あるいは60秒ごとのアイドリングで40セントだったところ、9月から50セントへの引き上げられることとなりました。おかげで平均の 乗車料金は9.91ドル(782円)から11.97ドル(946円)、ざっと21%も値上がりしちゃうんですよ。


とはいえ古いデータで恐縮ですが、都市別のタクシー料金比較 をみるとNYのイエローキャブが断然お得であることは、一目瞭然なのですがね。


↓NYのタクシーはホントに値段だけは良心的。日本はガクガクプルプルものですな。

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これだけではありません。あなた!!NYに行こうとしているあなた!!!NYに行きたいあなた!!!!そんな日本在住のあなたにとって、このタクシー値上げは他人事で済まされませんよ!!!!!


なぜなら


9月からJFK空港からの一律料金も従来の45ドル(3634円)から52ドル(4108円)へ、約16%値上がりします。幸い高速やトンネルの通行料金 は変わりませんから、安く見積もってチップと高速料金(5ドル)を合わせて55ドルあるいは高く見積もって60ドルから、今後は安く見積もって63ドル、 高く見積もって70ドルの支払いになってしまうのです!!


今回のタクシー料金の値上げによる影響は、WSJ紙の記事 が図解で分かりやすく説明してくれています。タクシー運転手さんたちの1日12時間労働当たりの賃金は、値上げのおかげで130ドルから152ドルに上昇 するんですね。せっかく値上げして多少は改善される懐状況に免じて、マンハッタン中心地以外への乗りつけに対する嫌がらせは、謹んでいただきたいもので す。


↓イエローキャブ、7年ぶりの浮気ならぬ、本気の値上げで運転手さんもちょっと安心?

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ただいま、新たなプロジェクトに向かって邁進する毎日。土曜も赤ちゃんを産んだばかりのご夫婦主催のBBQにハーレムへ出かけた後、まっすぐ帰宅して家人と2人でMACにつながったTV画面に釘付けになっておりました。


イタリア産のピニョ・グリージオのボトルが空になったところで、ベッドへ直行。お疲れモードで夢もおろそかに安眠していたものの、何か気配を感じ目を覚ますと家人が傍にいたんですね。目を開けるなり、「飲茶ランチ、どう?(do you eat Dim sum for lunch?)」と尋ねてきました。どうも、私を起こそうとして待ち構えていたようです。眠い目をこすりながら、何も考えもせずOKOKと答えると、早速携帯を取り出してテキストを打ち始めたところをみると、お友達に誘われたようです。


想像通りで、ベッドから下りると「30分で用意しなよ(Get ready in 30mins)」とせかされてしまいました。近所に住むカップルが車で拾ってくれるというので、いそいそ支度をして家を出ます。幸いお友達を待たせることなく、アパートを出ることができました。


しかし、車に乗って目的地であるチャイナタウンへ行くまでが、長かった・・。日曜とあって渋滞に次ぐ渋滞!おまけに一部のトンネルで事故が発生してウィリアムズバーグ橋を抜けてからがもう大変でしたよ。チャイナタウンに入ると一部の襟がブロックされてましたし、ロングアイランド・シティからチャイナタウンまで、普段なら車で20分のところ、1時間近くかかりましたよ・・・。


↓大量の人が押し寄せるだけでなく、車もハンパじゃありません。

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今日のランチの場所は、チャイナタウンでも屈指の人気の誇る飲茶レストラン「金豊大酒楼(Jing Fong Dim Sum) 」でございます。ここは以前に家人が連れてきてくれtことがあるんですが、週末にもなるとくじけそうになる大行列で、ワタクシ達は以前、はやばやと撤退したのですよ。今回は友人達とここを目的に出かけましたので、カウンターで番号札をもらって、待つことにいたしました。

↓お店の前から、これだけの人!!

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番号札は「86」。ところがエスカレーターの前でマイクを持つ男性が叫ぶ番号は、30番台!!!このとき私は、40分の待ち時間を覚悟したものです。息も詰まりそうな蒸し暑さのなか、待ち時間を考えて2人の男性陣が気を利かせてアイスティーを買いに出かけたのも、むべなるかなです。


↓エスカレーターの前だけにも、人、人、人・・・。

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ところがどっこい・・・マイクを持つ誘導係の男性は、次々に番号を呼んでいき、気がついたら10分後にはすでに60番台に届いておりました!お茶を買いに出掛けた友人方は帰ってこず・・・アレヨアレヨという間に、私達の番号「86」が叫ばれたので、いざレストランへ出陣です。お友達には、テキストで連絡するようメッセージを残して・・・。


レストランは、1階からは想像できないだだっ広さ!!通りで番号を呼ぶスピードが速いわけです・・。


↓埋め尽くす人の群れが圧倒的。

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テーブルに通されてまもなく青菜やら、シューマイ各種、ハマグリの煮物、牛の胃袋(トライプ)の煮物、そして子牛のスペアリブから鶏の足など、ありとあらゆる品々が、店員さんが引いてくるカートに載せられて登場!!私をはじめアジア系が多かったせいか、店員さんが中国語らしき言葉で話しかけてくるのが、印象的でしたね。横でアジア系ではない家人が、大笑いしておりました。


ここでは中国語で話しかけられても、英語で答えても、何も答えなくても大丈夫。欲しい品を指差し、テーブルに置かれた勘定書きとなる紙を渡せば、それで食べたい料理があなたのもの~。今回は一緒にいたグルメの韓国系アメリカ人が率先しておススメの料理を取り揃えてくださり、私はひたすら舌鼓を打ちながらお茶を淹れるのみとなりました~。


↓お肉もシューマイもお野菜も、どんとこい!

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個人的におススメは、胃袋の煮物ですね。大根と一緒にお醤油と出汁でぐつぐつ煮たこの一品は、トロトロしながらも、胃袋独特の触感を残しており絶妙です。日本語でいうちまき、英語では「Lotus leaf wrap/Lo mai gai」も、中国風ソーセージの香味がかかってデリシャス!!何より、6人で満腹になるまで食べて、わずか95ドルと言うのが素晴らしい!!別の中華レストランの飲茶とはちがってそれぞれの味がクリーンで、臭みがないのがいいです~。チャイナタウンで飲茶なら、ちょっと並ぶのを我慢してここを訪れてみましょ。
ロック界にほぼ半世紀という長きにわったて君臨するミック・ジャガー。彼の最新の伝記「Mick」を送り出す作家クリス・アンダーソン氏がセンセーショナルなニュース をお届けしてくれました。ミック・ジャガーの性遍歴について、「軽く見積もって4000人」と洩らしたんです・・。ミック・ジャガーが68歳で、18歳から始まったとして・・・1年間でざっと80人ですか。こんな数字を聞くと、「I can get no satisfaction!」なんてシャウトが妙な意味に聞こえてくるから不思議です。


アンダーソン氏はデビッド・ボウイとのアフェアを楽しんだとも示唆してましたが、数だけみると人間技とは思えませんな。とはいえ、ミックの数字に驚くのはまだ早い。KISSのフロントマン、ジーン・シモンズにいたっては、4897人だそうで・・・。


↓ミックは理解できるとして、ジーン・シモンズがそんな金字塔を建てたなんてLOL

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伝説的な大スターだからこそ樹立した記録であって、フツーのアメリカ人となればそうはいきません。避妊具メーカー大手トロージャンが明らかにした調査 によると、アメリカ50州で生涯経験数のトップは25人。いかにミックやジーンの数字が膨大かが分かるというものです・・。もちろんトップに輝いた州はドラマ「SATC 」でご存知のNY。ホットランタの異名を取るジョージア州アトランタも同数で1位の座を勝ち取りました。3位はマイアミで24人。これは、ちょっと意外ですね。南国の開放的なムードとアバンチュールを楽しみたい旅行者で溢れかえる街なので、ぶっちぎりでトップかと想像しました。


↓全米動向は以下の通り。さすがNYはドラマになるだけ、経験も豊富。

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ただ地域別で1年における回数をみると、ガラリと様相が変わります。1位は西部で166回でした。2位がアトランタを含む南部で151回。中西部とニューヨークを含む北東部は140回で並んでます。基本的に温暖な気候と回数は比例するようです。


アメリカ人の平均はというと、151回。週当たり2.9回になります。2011年の120回、週当たり2.3回を上回りました。とはいえ満足度はというと反対に低下しています。2012年は67%に対し、2011年は76%でした。何だか、満腹中枢を破壊されたアメリカ人の食事状況を連想させるような気がするのは、私だけでしょうか。