超久しぶりのブログの更新です。 
夕方、四条堺町から西に向かって家に帰る途中雨が降ってきたので、
いつもなら歩いて帰るところをタクシーに乗りました。
タクシーに乗ると、
運転手「四つ葉タクシーの『記念乗車証』です！」
と言って、
これをくれました。
私の乗ったタクシーはヤサカタクシーで、
ヤサカタクシーは三つ葉のクローバーをシンボルマークとしているそうですが、
営業車1400台の内4台のみクローバーのマークが四つ葉になっているそうです。
なんでも、ヤサカタクシーの利用者から
「三つ葉のマークに落ち葉がくっついて、
まるで四つ葉のクローバーのように見えた。」
という投書があり、
四つ葉のタクシーが導入されることになったようです。
あっ！そういえば何年か前にヤサカタクシーに乗った時も
貰ったような・・・・・・・。
これ、これですね！
この時は１２００台の内４台でしたね。
今の方が確率が悪いのに乗れたのはラッキーでした！！
この四つ葉のクローバーにあやかって、
ロト６やtotoBIGが当らないかなぁ～～～
今日は木屋町二条通りをキョロキョロしながら歩きました。
いつもは気付かなかったんですが、
北側に竜宮城の門のような山門がありました。
「へぇ～！こんな所にお寺があったんだぁ～！」
「竜宮城かな？」
中に入ってみると、竜宮城じゃなくて善導寺でした。
とても奇麗な庭でした！
本堂の左前には緑に囲まれて、釈迦三尊の石仏がありました。
そして、本堂の右側のお墓の入り口には
施無畏（右手）、与願印（左手）の石仏がありました。
庭内には石灯籠が置かれていました。
とても良い感じの和風のお庭ですねぇ～！！
この石灯籠は世に善導寺形燈籠と呼ばれて、
茶人の間でこれを模する人が多かったそうです。
木屋町善導寺では何も物語がありませんでしたが、
この善導寺の前の道で物語がありました。
時は江戸時代末期、
安政の大獄の指揮を取っていた島田左近は
攘夷檄派から命を狙われていました。
文久２年（１８６２年）７月２０日の夜、島田左近は
木屋町にいる愛人宅に忍んで向かっていました。
（・・・愛人かぁ～、いいなぁ～・・・）
ちょうど善導寺の前あたりで、薩摩藩の田中新兵衛と
その配下３名に襲撃されて首を討たれました。
その首は加茂河原に晒され、暗殺劇の始まりとなりました。
その後、この暗殺が『天誅』と呼ばれるようになって、
島田左近に追従していた者も次々と暗殺されていきました。
（恐い時代だったんですね！）
天誅の事はこの善導寺の純和風の燈籠のある、
奇麗な庭を見て忘れましょう！！
時は平安時代後期のことでした。
ある夜、東三条の森から黒雲がわき出て、御所を覆いつくしました。
その黒雲の中から、
「ヒョ～、ヒョ～、ヒョ～」
と不気味な人の悲鳴のような鳴き声が聞こえてきました。
それが毎夜つづき、御所に住んでいた近衛天皇は恐怖に陥っていました。
夜の警護を強化したある夜の丑の刻、
警護の武士が黒雲の中にヒョ～、ヒョ～と鳴く怪鳥を見つけました。
警護の武士 「ギャ～！何だ～！あの怪獣は～～！！」
と驚いて腰を抜かしました。
この事を聞いた近衛天皇は弓の名手の源頼政に
この怪獣退治を命じました。
頼政はさっそく御所に行き、怪獣が現れるまで待っていました。
そして、丑の刻、三条の森から黒雲がわき出て御所をめがけて
やってきました。
頼政 「うっ、黒雲の中で何か動いてるぞ！」
と、すぐさま弓を構えて、
頼政 「南無八幡大菩薩！」
と念じて、矢をを放ちました。
すると、怪獣は「ギャ～～！」と奇怪な声を発して庭先に落ちてきました。
その怪獣を見てみると、
頭は猿で胴は狸、手足は虎、尾は蛇の鵺でした。
頼政は見事に鵺を射落としたのでした。
そして家来が刀で９度刺して、とどめを刺して丸木舟で流しました。
これにて、平穏な御所が帰ってきました。
頼政がこの縫え退治に行く前に祈願した神社が神明神社です。
この神明神社には鵺退治の模様の絵あり、
鵺を退治した頼政から奉納された『やじり』二本が
宝物として伝わっています。
ある夜、突然黒雲に覆われて不気味な鳴き声を聞いたら、
誰でも恐怖で震えますよねぇ～！
しかし、現在では頭が猿で胴が狸、手足が虎、尾が蛇の
怪獣はいませんが、人間の様をした冷酷な怪獣が沢山いますよね！！
