うらじょ

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女サカ好きです。
浦和レッズレディース中心にはなりますけど
いろいろ好き勝手に書いてます。
よろしくですー


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なでしこリーグ2019 第13節 (アウェイ)
9/22(日) 17:00
日テレ・ベレーザ/味の素フィールド西が丘

○ 3-2
38分 高橋はな
60分 田中美南(日テレ)
71分 長嶋玲奈
77分 高橋はな
90+1分 三浦成美(日テレ)


FWと攻守の要、菅澤選手と柴田選手が欠場でも、引けを取らない活力に溢れベレーザに挑み真っ向から勝負した末に、ついに宿敵ベレーザを下して勝ち点3を勝ち取った。
選手どうしが密接な距離感を保ち、攻守に互いに共有しあう意識が絶えることなく最後まで繋がれた。
ベレーザの技術の高さに怯むときはあっても、決定機までは許さまいと跳ね返し、すぐさま攻撃への姿勢をみせる連動性、攻め切る姿勢が貫かれた。タイムアップまでの終盤は、さすがに防戦になれどもよく凌ぎ切った。

トップレベルの相手に対しても、自分たちが自信を持って挑める意識というのは、高い守備ラインを保てることに表出される。
常に高い位置からボールを奪って高い位置から攻勢に転じる、手数を掛けずにゴールを陥れる決定機となる。
ビルドアップからは、ボランチを経由してサイドハーフが内に入り数的有利をつくり、ワンタッチパスを交えた素早いパス交換で相手をいなす。相手陣内深くまで引き出されたサイドバックが攻撃の起点となり(特に清家)、大きな展開のサイドチェンジが効いてスペースがつくられ、ゴールチャンスに繋がる。
MFがボールロストしても、すぐさまCBがカバーに出てカット出来るコンパクトな陣形が保たれている。勇気をもってカットに出れるのは、チャレンジ&カバーの原則がしっかり整備されているから。なんといっても、広大なDF裏のスペースをさらにカバーしているのが、GK池田選手なのだから。ベレーザ戦でも何度も未然にピンチを防いでいた。
こんな勇気をもって挑む、前に出れる、絶対的な主力を2人欠いても遜色のないチームが、今の浦和レッズレディースだと誇れます!





長野 1-2 浦和

得点:
9分 菅澤(浦和
39分 小泉(長野
55分 佐々木(浦和


とあるお方のご厚意により、長野往復を便乗させていただきました。
久々のレディースアウェイ、私的にはホーム長野ではこれまで良い印象のなかった相手に、初めて嬉しい結果をもたらしてくれました。
いやいや必死に応援しましたよ!今シーズン好調のレディースに、自分が戻って疫病神にならないか!?と、本気で思うタチなので(笑)
指笛うるさくてごめんなさいm(_ _)m




久しぶりに目の当たりにするレディースのサッカーは、今シーズン動画で追い続けて来た通りに、従来のポゼッションからのビルドアップを主体でも縦に早く強く出てゴールを目指す、アグレッシブな姿勢が貫かれていたと思います。

あくまで私感から簡単にざっくり言えるのは、
昨年までは、
キーパーからDFにボールを渡しました→MFに渡しました→FWに渡せれば良いですが、サイドにも回して打開を図りますのテンプレで、
でももちろん相手のプレッシャーがあるから、相手が強敵になればなるほどそのビルドアップの過程で障害が生じ、奪われるのが怖くて横パスが多くなり、DFにGKまで戻す時間を延々と繰り返してました。
つまり、浦和を応援する観戦者にとっても延々とイライラさせられるわけです。そんなセーフティ探っていても点取れないだろと、思うところでした。




そんな浦和を熟知し結果を出して来た長野は、当然ながらポゼッションをさせてもプレッシャーを強め、綻びを虎視眈々と狙います。今回浦和の失点も、それまでほぼノーチャンスだった長野が、浦和DFがパス交換の隙を突かれて奪われ、ゴール前まで独走を許して呆気なく決められました。いやー悔しかったですよ、ゲームを支配していたはずなのに、です。

でもですね、言いたいのは、これまでは消極的に戻して奪われてピンチに陥っていた失点ではなく、とにかく前に出る姿勢の積極性を突かれての失点ですから、全然エクスキューズがきくわけです。奪られても奪い返す期待が大きく、実際そうなりました。

で、昨年までのレディースと何処が変わったと思うところは、当たり障りのないビルドアップの繰り返しの辟易から、相手のプレッシャーに詰まる前に、縦に前に入れてそこで打開を図る、むしろアバウトな荒さがでてきたところです。

後方からのフィードに、特に女子のサッカーでは正確性は要らないです。実際今試合おいても、縦に入れたボールが相手DFの正面に行きます→そこに積極的なプレスを仕掛けて球際を競ります。交わされてもさらに相手を追い詰めるプレスが放たれ、相手陣内で奪り切りゴールに繋げようとする姿勢が貫かれています。
高い位置から当然リスクが伴い、失点以外にも危うい場面がありましたが、2得点をもたらしたのはそんな泥臭い姿勢に他なりません。

縦に速く強く、ワンタッチのパス交換にスピードも増しました。密集内で的確に捌きます。実はこれぐらいできる選手たちが集っていることを再認識させられます。
元ベレーサの森監督のもと、選手たちに求められている水準が変わりました。

こんなレディースに変貌しようとしていて、まだまだ課題は多くても応援せずにはいられません!