あっという間に2024年も3月に入った。
　
もうすぐ俺の誕生日。
そのタイミングで東京の桜も開花らしい。
桜が俺を祝ってくれるらしい。
　
俺の誕生日、3月18日。
　
何歳になっても誕生日は特別な1日だけど、
他の日と同じスピードで過ぎていく悲しさ。

ある人は云う。
　
「365日は平等で、でもこの1日が特別なのが嬉しい。
　何も変わらない1日を特別に思えるのが素敵」

ある人は云う。
　
「特別な1日なんだから他の364日とは
　何もかもが違わなければ面白くない」
　
そう。物事は捉え方次第だ。良くも悪くも思える。
ちなみに誕生日について俺は後者派だ。

せっかくの誕生日なんだから
日本国民全体が俺の誕生日を祝ってくれるぐらいの
壮大さ、華やかさ、豪快さ、愉快さ、驚愕さが欲しい。
　
そんな風に願いながら何も変わらない1日が過ぎて、
3月18日の夜、19日になるぐらいの時間は超ブルー。
何だこの普通でしかない1日は！と嘆く。
　
そんなもんさ。
それだから良いのかもしれないさ。良くないけどさ。
　
　　
もうすぐ桜も咲く。
もうすぐ春がやってくる。
　
これが今年の初投稿。
　
春を堪能している頃、
だんだんと暑くなってきた頃、
おおよそゴールデンウィーク前までには
次の投稿ができたらいい。
　
　
おそらく「言いたいこと」は沢山ある。
常に社会の出来事に何かしらを思っている。
　
でも誰かに「伝えたいこと」はそんなにない。
書いたら書いたで「書いた感」には満たされるかも知れないが
読んだ人が「なんだこれ」「こいつやばい」なんて思う可能性が高い。
　
何を書いたとしても、何かしらを書いたとしても、
書いた後に誰も何も思わない、反応しない、
いやむしろ不快になってしまうのなら、
俺の「自己満足つぶやきブログ」になるだけ。
　
それで自分が納得するのなら何だって書く。
　
だけど、それで良いわけじゃない。
　
記事を読むためにアクセスしてくれる人がいるのなら、
その人にひとつでもふたつでもプラスの何かがなくてはダメだ。
　
大笑いとか大きな気付きとか、そんな大それたものでなくていい。
ふっと笑ったりニヤッとしたり誰かとの話題の足しになったり。
そんなんでいい。マイナスじゃなければいい。
　
　
何かを誰かにプレゼントしなきゃ。
　
価値も新鮮さも特別感もなくても。
何かを渡して誰かがほわ〜っとなるのなら。
ほわ〜っとならなくても「お！」と思うのなら。
　
それが書く意味になる。
　
　
逆にそんなのも書けないのなら、
誰の感情も動かせない言葉の羅列しか作れないのなら、
そんな自分が嫌で仕方がなくなる。
　
そんな奴は「のがっちブログ」なんて書く資格はない。
そうなったら「のがっち」を使う権利もない。
　
　
「書きたいことは沢山ある」っていうのは
「俺の独り善がりの自己満足なら書ける」ってことだ。
　
それならX（Twitter）のサブ垢で充分だ。
　
でもここにあるのはブログだ。
読み物だ。これまで積み重ねてきたものだ。
　
俺にとっては「適当なことを書いていい場所」じゃないんだ。
「のがっちであることを示す場所」なんだ。
　
　
そう。そうなんだ。
　
伝えたいことが舞い降りないと書けないんだ。
伝えたいことが膨らむからこそ書けるんだ。
　
　
こんな感じで記事を投稿していなかった言い訳をしても、
こんな記事はやっぱり誰の気持ちも動かさないから、
ブログ記事としてアップしていいものじゃない。
　　
だけど、そろそろ何かしらアップしておかないと
「何も活動していない」「やる気がない」
「ついに消えたか？」「行方不明なのか？」とか思われてしまう。
　
「他人にどう思われようが関係ないね。
　俺は俺の道を行くんだ」って生き方を選んできたつもりだけど、
そんな風に思われるのは嫌だ。
ここに限っては他人にどう思われたか気になる。めちゃくちゃ気になる。
　
だって自分が築いた場所（のがっちブログ）で
自分の存在（のがっち）が薄っぺらくなったら
それは自滅だ。自己否定だ。
そんな道を嬉々として選べるか！あほ。
　
　
とて。とは言え。
　
実際の俺は平々凡々な「ただの人」に成り下がっている。
いや「ただの人」にもなれない「たの人」だ。
　
1日に最低15回は何かに文句を言っていて、
キラッと光る部分も鋭く尖った部分もなくて、
それでいて社会や世界の未来を憂いてしまう、
根本的に「なっていない」男だ。
　
進み続ける時間に抗う術を持っていないのに、
進み続ける時間に戸惑って困って、
自分で自分を袋小路に誘いながら
「進めない！」と袋小路に文句を言う男だ。
　
　
それでもなぜか生きている。
　
死にたくもない。死ぬ理由もない。
むしろ生きたいぜ。生きている理由はまだわからん。
　
何かをしたくて。何かになりたくて。
自分で自分を認めたくて。
　
今の自分はそこからは外れていて。
どうにかしなくちゃと藻掻いて足掻いて躊躇って。
　
そんな日々だ。そればかりの日々だ。
それ以外が欲しくて指を咥えながら唾吐いている日々だ。
　
　
どうせ明日も今日と同じ。
どうせ明後日も明日と同じ。
　
だけど明日、もしかしたら何かがあるかも。
明日か明後日か、いつかもわからないけど、
いずれは自分が報われる何かと出会えるかも。
　
確固たる根拠などない。
理想や妄想や希望でしかない。
　
それでもそうありたい。
そうでなくてはならない。
　
そのために生きているんだ。
　
だからきっと生きている。
今日も明日も生きていく。
　
　
あっという間に2024年も3月に入った。
　
まもなく俺の誕生日。
そのタイミングで東京の桜も開花らしい。
桜が俺を祝ってくれるらしい。
　
俺の誕生日、3月18日。
　
去年の俺と今年の俺。
同じ俺。だけど何か違う俺。
　
何が違うかなんてわからない。知りようもない。
プラスの違いなのかな。マイナスなのかな。
　
それはこれからの俺が決めることなんだろう。
違いをどう活かすかは自分次第でしかない。
　
　
何はともあれ、誕生日。
またひとつ年を取る日。年齢を重ねる日。
　
社会について少しは見えてきた今だから。
日本の正体が透けて見えてきた今だから。
　
いろんな生き方を知った今だから。
いろんな生き様を知った今だから。
　
　
恥じらいもなく言うのであれば。
自分を解き放って言うのであれば。
　
　
何かでっかいことをしたい。
何かでっかいことを起こさずに死ねない。
　
でっかい自分になってやる。
でっかい自分になってやる。
　
自分で自分を見つめた時。
自分で自分を俯瞰で見た時。
　
自分で自分を誇れるような。
自分で自分を頷けるような。
　
そんな自分になってやる。
そんな自分になってやる。
　
　
　
　　　　大人の階段踏み外す そしてまた昇ってくのさ　のがっち