これでも元私立高校教員

これでも元私立高校教員

30年以上の教員指導を通じて、未来を担う子供たち、また大人の思考などをテーマに書き綴っています。
日本史と小論文の塾を主宰し、小学生から大学生、院生、保護者の指導をしています。

2017年12月1日 日本テレビ「スッキリ」

高校で使っている「情報」の教科書とは、4年前に作られているものである。

しかし、情報の世界では日進月歩であり、4年前とは大昔だ。

 

しかも、今年度の共通テストから必修科目として「情報」が加わる。

その問題は、誰しもが未知数であり、何ほど対策していいのか?、なかなか難しい。

 

そこで、5月20日(月)21時からから「オンライン共通テスト情報対策講座」がスタートします。

今日はそれに先駆けて、第一回共通テスト情報の分析講座でした

 

改めて模試の分析だけでも、対策を後回しにして何とかなるようなものでないことがよくわかります。

 

講師はNECでシステムエンジニアを務めてきた水野講師です。

 

5月20日以降、いつでも体験をすることができます。

今回の第一回共通テスト模試で、改めて「情報」対策の困難さを知った生徒も多いかと思います。

そんな人はぜひ一度お問い合わせください

 

 

高校3年生はこの時期、学校から#志望理由書
を書いてみろと宿題が出されることがある。
総合型選抜や学校推薦型で大学を受験することも増えているからだ。

こうした入試は一般入試とは大きく異なり、特に総合型選抜で最も重要視される事は「個性」や「人間性」だ。
当然ながら、志望理由書も「個性」や「人間性」が求められる。

ところが、

「テンプレート」で書け。
「添削」だけで指導。
大学のパンフレットやアドミッションポリシー見ながら書け。
「書き方本」の丸写し。
外部業者の講座に丸投げ。

するとどうなるか?
みんな同じようなものになってしまう。
同じ大学の同じ学部の同じ学科を受けるのである。
それをテンプレートで書けば同じものになるに決まっている。



厳しい言い方だが、こんな指導は教育ではない。

生徒はロボットではなく、生きている人間である。

なぜ、
生徒と「対話」し、
テンプレートに頼らず、
志望理由書の書き方本の教材なんかに頼らず、
一緒に考えてないのか?

忙しいのもわかるけど、そこまで手を抜いてしまったり、厳しい言い方だけど、もはや教育ではない。
ご批判覚悟でそう思う。

今日はゴールデンウィーク最終日、名古屋城での青空歴史教室だった。

朝から不穏な天気で、またまた雨になってしまうかと心配だったが、適度に曇りで良い1日となった。

青空歴史教室は、単なる歴史の知識を学ぶものではない。

名古屋城の中でいろんな疑問を持って考える機会を持つ講座である。

今日もたくさんの質問をたくさん考えてもらった。

小学生たちは、様々な自分の考えを披露してくれた。


そして、いつもの刻紋探しでは親子で一緒に楽しそうな時間を過ごしてもらった。


そして、いつものように、名古屋城がなぜこんなに素晴らしいのか、そのテーマを平和と接続して講座を終えた。


本来であれば、5月から小学生のクリティカルシンキング講座がスタートする予定だったが、塾で不慮の事態が起こっているため、6月スタートになりそうだ。

それでも既に参加したいとおっしゃっていただける小学生親子がいらっしゃる。


その講座で、学校では学ぶことがないクリティカルな思考をたくさんたくさん学んでもらえればと思っている。



娘のアルバイト先にひとりの韓国人女性が働いている。
日本語の勉強がしたくて来日し、アルバイトをしながら頑張っている。

そんな彼女がレジを担当する。
昔のように扱うのが現金だけなら簡単だが、今は多様な電子マネーがあって、日本独自のものを区別していくのは日本人だって大変だ。
彼女はわからないことは日本人スタッフに質問して一生懸命勉強していた。
みんな彼女の努力を知っていた。

ところがレジ対応でトラブルになった。

「日本語もろくにできないのに会計なんかできるはずないだろう」

日本人のお客さんが怒鳴る。
お客さんの勘違いが原因だった。
彼女は日本語で真摯にお詫びをするがお客さんは怒鳴り続ける。
すぐに日本人の店員が気づき彼女の助けに入り、彼女をお客さんの攻撃から守るためスタッフルームに避難させた。
彼女はスタッフルームでずっと泣いていたそうだ。

しかし、お客さんが帰った後、責任感の強い韓国人女性は、他のスタッフに感情的な素振りを見せず、謝った。

「私の勉強不足で迷惑をかけてすいません」

彼女に問題がないことを知っているスタッフはみんな笑顔だった。
そこには国籍などない仲間がいた。