これでも元私立高校教員

これでも元私立高校教員

30年以上の教員指導を通じて、未来を担う子供たち、また大人の思考などをテーマに書き綴っています。
日本史と小論文の塾を主宰し、小学生から大学生、院生、保護者の指導をしています。

2017年12月1日 日本テレビ「スッキリ」

今日、用事があり、昼間の銀行の窓口にいくととても混雑している
待っている方もストレスだし、行員さんも大変だ

そんな中、銀行の窓口をスマホで撮影する女性がいた



すかさず守衛さんが駆け寄り、

「撮影は禁止です」

「撮影したものを削除してくさい」 

「えー孫に見せたいだけ」 

「いえ、防犯上の決まりですから削除してください」 

「そんなの私の勝手でしょ」

女性は削除しない
周囲のお客さんも呆れたであろう

やがて仕方なく守衛さんは、女性の支店長らしき方を呼んできた
支店長さんは声を荒げれることもなく、穏やかな笑顔で説得をした

やがて女性は

「やり方がわからないから、あなたが削除して」

すると支店長さんらしき人は笑顔で削除して

「ありがとうございました」

と、深々とお礼

すると女性は

「どういたしまして」

と言ったが、最後まで謝罪をする事はなかった

銀行にとってセキュリティーを守るのは最重要事項であり、そもそも銀行の窓口の中を撮影するなんて、普通は思いつきもしない

それでも銀行の冷静な対応に心の中で思わず拍手👏

守衛さんも支店長さんもとってもかっこよかった

例年だと総合型や学校推薦型の小論文の指導の依頼は、7月くらいから急増する。


ただ、総合型は9月から、学校推薦型も10月から出願が始まることを考えると、2,3か月前からの取り組みなんて、受験を考えたらなんとものんきな話だ。

 

ところが今年は、この4月からすでに小論文、志望理由書の依頼が増えている。

さすがに、こうした入試の認知度も高まり、7月、8月のスタートはまずいと気が付き始めたのかもしれない。


もちろん行う指導は、


添削ではなく対話

テンプレートではなくクリティカル

描写ではなく論理


そして

仮説を立てて証明する。


これをいかにできるようにするか、そんな指導をしている。


すると保護者の方からこんなメッセージをいただく


「娘は授業がすごく面白かった、こんな思考はできるようになりたい文章が伝えられるようになりたいと興奮して帰りました。私自身もワクワクして集中してしまい、最後まで座って聞いてしまいました」


もちろん、こういった指導は受験対策のためだけにやっているのではない。

これからのAI社会を生きていくために、必要なスキルを身に付けるためでもある。


「先生は本を出さないのですか?」


先日、お子さんを連れてお見えになっていただいた学校の先生は、そんなふうにお話をしていただいた。

もちろんそれは需要がないので、残念ながらないお話ではあるが、そんなふうに学校の先生に評価していただけると言うのは、この指導に未来があると言うことだ。


今年は小論文指導だけではなく、小学生から高校生まで4月からたくさんの問い合わせをいただいている。

そして、次から次へ入塾をしていただいている。


それは、進路実績や合格実績の話ではなく、このクリティカルシンキングの学びが未来につながると、そんなふうにご理解していただく方が増えているからではないだろうか。


そんなことで、私の塾は、小論文の専門塾であるが、同時に、クリティカルシンキング専門塾でもある。

もちろん日本で1つしかない。

 

 

釣りに行かなくなって、2年が経つ。
1年に1回か2回、釣りに行ってしまうことを30年以上続けた「釣り依存症」。
癒しを求めて釣りに行くとなると、どうしても仕事を休むことになる。
そんなふうに自分のことばかり考えて優先するのはやっぱりあんまり良くない。



そんなことで、時々こんな景色を見たくなるし、いつまでもつかわからないけけど釣り断ちを頑張ろう!
10年前に新しい学校に就職、2年目に女子バスケの顧問になった
いまなおトラベリングを見て判断できない、こんな顧問は部員さんには迷惑だっただろうけど、サーキットトレーニングに参加し、フリースローを一緒に競ったりした
「ピエン」なんて流行の言葉までバスケ部員たちは教えてくれた
 
1年間の関りだったが顧問をやめるときに、部員全員に感謝の手紙を送った

 なかに中学2年生の女子がいた
背の高い無口な女の子だ

それから3年後、高校のクラスで、彼女に日本史を教え、2年後に彼女は卒業していった
コロナで卒業式はなく別れの話もできなかった

その彼女が、卒業後にふらっと塾を訪ねてくれた
 
彼女が中学入は私が勤務校に就職した年であり、彼女が高校卒業した年に私は退職した
6年間を同じ学校で過ごした彼女がひとりで塾まで来てくれた
 
彼女は手紙をくれた
その手紙には、私の授業中の話、私が忘れてしまった話までたくさん書いてあり最後に
「先生からもらった手紙は私の宝物」
大切にしてくれていた

彼氏ができた時、大学院進学が決まった時、スタバを持参してふらっと彼女は塾に現れる

そんな時はいつも「ピエン」だ

桜の季節が終わり日に日に暖かくなる。

こんな時は海に行きたくなる。

桜の季節が終わり、日に日に暖かくなる。

こんな時は海に行きたくなる。

 

この10年間位、思い起こせば春に海に行ったことがない。

なんだか山ばっかりに行ってた気がする。

 

確かに吉野の桜は綺麗だし、愛知県の香嵐渓の紅葉は素晴らしい。

郡上八幡の山並みは美しく、多度大社の苔は心癒される

 

でも考えてみると海って行ってないなと思う。

昔、浜名湖にうなぎを食べに行ったことがある。

その途中で車をぶつけて、結構心が凹んでしまったけど、海の景色がなんとなく心を穏やかにしてくれた。

 

今日は4月12日。

いろいろなことを考えて思い出す大切な日だ。

去年は、秋から色々と調子が悪くて、ひどい抜け毛になったり、体調が悪くなったりもした。

でも、こうしてまた今年も4月12日がやってくる。

 

くよくよしたりするのは簡単だし、悲観的になるのも逃げ道としては悪くない。

でもそんな時は空を見上げて、海に続く道を思う。

そしたらきっとそこに希望が有るような気がする。