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姉は、2019年11月17日にクモ膜下出血で倒れ、その後1日話せた後、脳梗塞で、元の姉ではなくなった。
父は7月15日優しい、それはそれは本当に穏やかで、父らしい、父の優しい性格が全面に出た顔で息をひきとった。
家族は5人からいっきに3人になって、
その後、弟が結婚して家族が増えて、さらにこの夏に甥なのか姪なのか、どちらか?が増える予定。
弟は、奥さんに性別を確認してないんだって。
なんか、とっても誇らしかった!!!
きっと父も母も姉も、そして私も、どちらでも嬉しいに変わりはないから。
性別なんてどうでもいいのだ。それを潔く態度にされると、やっぱり誇らしい。
私は恵まれている。
父が今いなくても、姉が今、元の姿でなくても私は、まだ2人に成長機会をもらっている。
私は恵まれている。
お父さん、お母さん、本当にありがとう。
お姉ちゃん、正太、姉弟で、本当にありがとう。
父が、死を眺めている。
末期癌と言われ、あと2ヶ月と言われてからも
父は生きることを選択し、私の、恐らく私たちの近くに生きていた。
姉が、私のことを、家族のことを、思い出せないだろうという時に、コロナがきた。
声をかけることすらできなくなった。
父は姉と会える時には会いに行って、父という存在を姉に伝えてた。
でも、コロナで伝えられなくなった。
父は、生きながら、私は末期です、と宣言をやっとできた。
私と母と、それと弟は、まいった。
今、父は、死を眺め始めた。多分。
その景色を、もう一度、私の方向に、変えたい。
もう一度でいいから、一緒に飲みたい。