ども、赤い服が似合わない岡田達也です。

 

 

 

 

昨日の夕方

 

鳥取市内を車で走っていたら、やたらと赤いTシャツを着てる人を見かけた。

 

一人や二人じゃない、ゾロゾロいる。

 

よく見れば鳥取駅の構内も赤く染まっているではないか。

 

もう少し注意深く観察してみると、全員『浦和レッズ』サポーターの方々だった。

 

 

あぁ、そうだそうだ

 

今日はガイナーレ鳥取と浦和レッズの試合があるんだった……

 

 

これはルヴァン杯というJリーグの公式試合で、

 

これまではJ1のチームしか参加できなかったんだけど、今年からJ2J3のチームも参加可能となり、

 

オマケに下位チームのホームで試合が行われるという条件があるために実現した試合。

(ガイナーレ鳥取はJ3です)

 

ニュースによれば約1500人の浦和サポーターが鳥取にやってきたというのだから、そりゃ小さな街が赤く染まるってもんだ。

 

 

 *

 

 

Jリーグが創設されてすぐ、西川浩幸先輩と、今井義博くんと、僕とで浦和レッズのサポーターになった。

(数年でやめてしまいましたが)

 

で、たまにみんなで観戦に行ったりテレビで応援したりと、なんだかんだ盛り上がっていたのだけど、

 

それを見ていた加藤昌史製作総指揮(当時)が羨ましくなったらしく、

 

「キャラメルボックスでもサポーターを募ろう!」と言いだした。

 

 

加藤さん、スポーツには全く興味がない人だったけど、この辺りのアイディアの出し方は天才的な人だった。

 

「ファンクラブ」ではなく「サポーターズクラブ」ってのがいい。

 

正式名称は「キャラメルボックス・サポーターズクラブ」

 

略して「CSC」。

 

オマケにJリーグをそのままパクリ、キャラメルボックスのフラッグまで作ると言いだした。

 

「フラッグ? いやいやいや、サッカーは試合中に旗を振れるけど、芝居の最中に旗を振られても困るし。作らなくてもいいんじゃないですか?」

 

と、言ってみたものの、走り出した加藤さんを止められるはずもなく、あっという間に大量の赤いフラッグが完成した。

(劇団カラーが赤なんです)

 

 

結果、このキャラメルフラッグは、

 

カーテンコールで、トークショーで、ガレージセールで、など

 

事あるごとに振ってもらえた。

 

僕の想像以上に。

 

もう、加藤さんのアイディアに脱帽するしかない。

 

 

力いっぱい振ってくれる人もいれば、恥ずかしそうに小さく振る人もいたりして、

 

まぁ、それは人それぞれで良いんだけど、

 

舞台の上から見る、その“赤い景色”に、どれほど背中を押してもらえたことか。

 

いろんな事があって、CSCのみなさんには心配をかけたり、迷惑もかけたりしてしまったけど、

 

個人的にはずっと感謝しているし、

 

わがままなことを言わせてもらえるなら、これから先だって心の中だけでも旗を常備してもらえると嬉しい。

(……まずは応援したいと思われる人間になれよ)

 

 

 *

 

 

結果は5対2でレッズの勝利。

 

ガイナーレ、負けてしまったけど2点取れたのは素晴らしい。

 

試合は観てないけど、やはりスタジアムは真っ赤に染まったそうだ。

(ちなみにガイナーレのチームカラーは二十世紀梨の色です)

 

「すごい景色だったろうなぁ」と想像しつつ

 

「恥ずかしながら自分も旗を振ってもらった経験があるんだよなぁ」と思ったり。

 

 

ってことでCSCのみなさん

 

公式の活動はできていませんし、何の恩返しもできていませんが、

 

これからもよろしくお願いします。

 

 

 

 

では、また。

 

 

 

 

追伸

 

オンライントークショー『東京砂漠』

 

次回は4月29日20時30分スタートです!