ども、久しぶりにチヂミを焼いた岡田達也です。
時間があるとき、近所の体育館の中にあるトレーニングジムに通っている。
たいてい同じ時間帯に行くのだけど、そうすると見かける顔ぶれはほぼ同じだ。
本格的なジムと違って利用料も安価なので、ゴリゴリのマッチョよりも、近所のおじちゃんおばちゃんみたいな人の方が圧倒的に多い。
だからだろう。
ストイックな空気感は薄く、どこかのんびりしたムードが流れているのも好きな点だ。
そんな中、ここ最近見かけるようになった若い女性がいる。
おそらくは30代。
体つきも締まっていて、パッと見はスポーツ選手にも見える。
「はて、何の種目なんだろう?」
ジロジロ見るのは失礼なのだけど、かなりハードに追い込んでいる姿につい目が行ってしまう。
あからさまに他の人とは空気感が違う。
只者じゃない雰囲気を醸しながら、黙々とメニューをこなす姿がカッコイイなと思っていた。
彼女は昨日もジムに来ていた。
トレーナーの左腕に、小さく文字が刺繍してあるのが見えた。
学校名か、所属チームか?
どうしても気になったので、チラ見してみた。
そこにはーー
「鳥取消防署」
とあった。
おおおっっっ!!!
あなた、救急隊員なんですね!!!
なるほどなるほどっ!!!
「なんでこんなに追い込んでるんだろう?」と思ってましたがめっちゃ納得しました!!!
えらいっす!!!
頭が下がります!!!
いつ訪れるかわからない有事の際に備えて!!!
日々鍛錬しているんですね!!!
なんか感動しました!!!
*
正直に言うと「今日はジムに行くのやめようかな」って思うときがある。
理由はただ一つ、めんどくさいから。
だけど、
おじちゃんおばちゃんだって毎日のように通っているし、
(まぁ、彼らはそれが楽しみのようではあるんだけど)
救急隊員のお姉さんのような人が頑張っている姿を見ると、
「自分もやらなきゃな」と思える。
そう
おじちゃんおばちゃんを勝手にライバルに仕立て上げ、
彼女を心の師匠にして励みにさせてもらっている。
僕のようなすぐに怠け心が顔を出す人間は、このように勝手に他人を利用して自分を奮い立たせる。
なんだってそうだけど、継続するのには「心」と「体」その両方に「何かしらの力」が必要だと思う。
そうでなければ何事も続かない。
おじちゃん、おばちゃん、お姉さん
こんな僕のためにもこれからも元気な姿を見せてください
それが原動力になるんで。
……少し謝礼を払った方がいいんじゃないか?
では、また。
追伸
オンライントークショー『東京砂漠』
次回は4月29日20時30分スタートです!