水戸へ
今日は久しぶりに水戸へ。
あれ?横になっちゃった。笑
3時間程しか滞在できなかったのでこんな写真ですみません。
僕の大好きな街、思い出の地、水戸。
自分をプロサッカー選手として再起させてくれた人生において本当に大切な場所です。
今日は葬儀に参列するためにとんぼ返りで水戸に。
水戸ホーリーホックを心から愛してくれたFさんの葬儀でした。
Fさんとの出会いは、スポーツジム。
お互い毎日通いつめていたので、頻繁に顔を合わせていました。
最初は「岡本選手」だったのが、「岡本くん」になり、最後は「岡本」と呼んでくれるようになり、どんどん親しみを覚えてくれているそんな変化に小さな幸せを感じていたことを今でも覚えています。
ジムで僕を見つけると「岡本〜今週は試合出るのか〜?」
試合に出てない時はいつも励ましてくれ、勝った時やゴールを決めた時は僕を見つけると子供のような屈託のない笑顔で、自分の事のように「やったぁー!!」と喜んでくれました。
ケーズデンキスタジアムにもほぼ毎試合足を運んでくれて、試合後のメインスタンドへの挨拶の時には「お〜い!岡本〜!」と小学生のように最前列まで降りてきて、大きな声で手を振って存在をアピール。笑
そんなFさんの喜ぶ姿をジムで見るのがいつの間にかものすごく楽しみになっている自分がいたし、試合に出れない時や勝てなくて辛い時、悔しい時にものすごく支えられていたんだと、振り返って強く感じます。
最近、僕のすごくいいなと思っている言葉があります。
「自分の命を生かして誰かを喜ばせ、社会を良くする生き方」
みんながそんな意識で生きていけたら、世の中ってもっともっと素敵になる気がしてます。
それが自分自身の幸せや生きる意味にもきっと繋がる。
戦争だってなくなるかもしれない。
それはきっと難しいことではない。
お金を稼いだ人とか、一流のスポーツ選手とか、有名人しかそんな生き方ができないなんて頃は決してない。
ビルゲイツさんみたいに大金を寄付したり、野球選手のように投げた球数だけワクチンを寄付したり、(言わずもがなそれはとってもとっても素敵な事です)何かとてつもなく大きな事をしなければならないわけじゃない。
Fさんが僕にしてくれたように、声をかけてくれたり、一緒に喜んでくれたり、きっとFさんにとっては何でもない言動だったと思う。
でも、そんな何気ない一言や、表情や、行動が僕の人生に間違いなく大きな影響を与えてくれた。
自分の何気ない行動や何気ない一言、表情が世界に作用している。
大げさかもしれないけど僕はそう思っている。
今、電車に乗っているけれど、満員電車の時、舌打ちしている人を見たり、言い合っているのを見ると周囲の人はものすごく嫌な気持ちになる。
席を譲り合っているのを見ると、ものすごく温かい気持ちになる。
そしてその出来事は、その場だけでなく、その場にいた人たちのその後言動にもきっと影響を与えるし、またその言動がその人の周囲の人達の言動に影響していく。
世界は、きっと、そんな風に作用しあい、影響し合っている。
自分の人生で、自分だけでなく自分以外の人たちを幸せにできるってものすごく素敵な事だと思う。
Fさんの人生が僕の人生にそうしてくれたように、僕もできるだけたくさんのいい連鎖を生み出していきたいと思う。
「岡本〜、頑張ってるかぁ〜?」
そんな少し高い声が久々に聞こえた気がした、久々の水戸。
笑顔で「頑張ってるよ!」といつでも胸を張って応えられる人生を歩んでいこうと思います。
Fさん、ありがとう!!