ずっと、武道館に行きたいと公言していて、
行って欲しいと何年も心から思い続けている「推し」がいて、

他方、武道館には縁遠そうな…ジャンル的に恐らく
さほど目指していた訳でもない「推し」もいるんだけど、

思いがけず後者が(サポートとはいえ)先に武道館に立つことになって、




そっちかーーーーーーい!!!!!!( ´∀`)Σ⊂(゚Д゚ )

と心の中で盛大にツッコミを入れてしまった。笑

でも嬉しいもんだね、推しが武道館に立つ、って。
(愛おしき)ボクの時代。

結果的に7公演観ましたが、それでも全然足りないぐらい。
叶うものなら3日に一回ぐらい観たかった!!!


本格的なスウィング制度の導入、作品のブラッシュアップのために
観客の意見を最大限汲み取る方針、観るたびに違う作品の構成や台詞、
どれを取っても前代未聞で、
公式に読まれる前提で感想や意見を書くためには
もうかつてないほど五感をフル稼働させての観劇だったので、
観客としても鍛えられたなーっていうか、色々な意味で貴重な体験でした。


作者の西川大貴さん、桑原あいさんのファンなので通った作品ですが、
役者さんたちのこともめちゃくちゃ好きになりました。


音楽、歌、ダンスが素晴らしいのは言うまでもありませんが、

一見突拍子もないキャラクターがたくさん出て来るけど、
彼らの抱える悩みやコンプレックスは、私の中にもたくさん存在していて。
プライドに縛られていたり、考えることから逃げたり、引き込もって泣いてたり
自信がなかったり、愛が何なのかわからなかったり。

そういう、物語として伝えたい部分が回を重ねるごとに
見違えるように明確になっていって、
最初は「面白いけどよくわかんない作品」だったのが、
「すごく刺さるし沁みる面白い大好きな作品」に変わって行きました。
刺さるって言うのも矢のようにグサッと来るんじゃなくて、
ハンコ注射みたいに一見小さい針なんだけど何年も痕が残って効いてる感じの。笑




終わってしまったのが猛烈に寂しいし、頭のなかで楽曲がぐるぐるしてます。
カメラ入ってたからDVD期待したいな…音源も欲しいな…。



生きてる間に、もしかすると日本からトニー賞作品が生まれるといいな
そんな希望が少しだけ、見えた気がします。
「あの人気作品、初演の小さな劇場で観たよ!」ってドヤ顔出来る未来を信じて。



楽しい楽しい伊豆の旅、またいつか。