曽根賢(Pissken)のBurst&Ballsコラム

曽根賢(Pissken)のBurst&Ballsコラム

元『BURST』、『BURST HIGH』編集長の曽根賢(Pissken)のコラム

 

[七曲り荘日記]

 

巻頭連載[第126回]
「我らの時代の墓碑銘を描く画家――その淫蕩する光線」

 

先輩、原衛さん」    
佐藤ブライアン勝彦●作品&文

 

●神楽坂カナルカフェ料理長の原衛氏

 

 

 

昨日、ギャラリーさんから作品の展示のお誘いメールがあった。

5月の後半らしいので、遅くとも5月10日頃まで描かないとまずいかも。

前回のブログに書いた通り、最近、描く時間がなさすぎて、それがストレスとなり円パゲになってるくらいなので焦るわ〜。

 

[今週のブライアンのおすすめレストラン/カナルカフェ」

 

●東京は神楽坂のお堀にあるレストラン。

ロケーションも味も最高!

料理の修行時代の先輩、原衛さんが料理長をやってます。

個展で上京した際に何十年ぶりにお会いし、お店へ伺いました。

さすが先輩、料理が最高に美味しかった!!

 

ちなみに当時(修業時代)の思い出話をジュン(キャンドルジュン)としてた時、

「カツさん、皆んなに噛みついてましたよね〜(笑)」

そうなんです……。

下っ端にも関わらず生意気で、先輩だろうと噛みつきまくって、今思い出しても恥ずかしい事ばかり。

 

そんな俺に、

「カツ、絵で成功して良かったな!」

と抱きしめてくれた原衛さん。

また、カナルカフェ行こ!!

やば……書いてて泣けてきた。

 

 

 

 

4月16日(火)鬼子母神は晴れ。

 

午後2時、河出書房の編集者である西口さんと2年ぶりに呑んだ。

場所は、近所のコンビニの前に設置されたテーブル。

つまり酒もつまみも原価である。

この時間に呑める店がないからだ。

2年前もここで呑んだが、そのときは店のトイレが使えず、だいぶ離れた公衆便所まで歩いたけれど、今回は店のトイレが使えて、すべてはALRIGHTby RCサクセション)

なにせ天気もいいし。

 

西口さんは、25年前、私に小説を書かせてくれた恩人で、今回も『スピン』の編集長へ私を勧めてくれた、現在私を作家あつかいしてくれる唯一の文藝編集者だ。

2年前には、西口さんが企画したキャンプ・エッセイのアンソロジー『キャンプ日和』でも、私の小説(小説は私だけ)をトリに選んでくれたりもした。

(『キャンプ日和』は絶賛発売中)

 

「曽根さんも、もう60になるのかあ」

確かに、5歳上の西口さんと初めて会ったとき、私は35歳だったものな。

作家として期待してくれたのだが、その後、私が勝手に書けなくなってしまいホント申し訳無いが、それでもこうして気にかけて誘ってくれるのが嬉しい。

 

缶ビールを吞みながら、西口さんが自費出版した小説『相思樹の歌』の感想から、丸谷才一の『笹まくら』の話に流れ、そこから吉行淳之介と三島由紀夫の対比、更にそこから飛んで、詩人の田村隆一の名前を私が口にすると、西口さんがいきなり、こんなことを言い出した。

 

「あのひとは、自分で冗談を言っては、ガハハハッってひとりで笑うんだけど、その笑い声が、このひとホントにバカなんじゃないかって思う笑い声なんですよ」

「えっ、会ったことあるんですか?」

25歳くらいのとき、鎌倉まで、ユリイカ用の原稿取りにいってたんですよ」

ああ、そうだった、西口さんて河出の前、青土社の『ユリイカ』編集者だったんだっけ。

(インテリ編集者のエリートコース)

 

「いつもベッドに寝ころんだままで、ときどき上体だけ起こしてはウイスキーを呑むって応対でしたよ」

「ああ、ホントにベッドに寝ころんだままなんだ」

「でね、あるとき、ぼくのセーターが気に入ったらしく、自分のと交換しようって、何度も脱ぎ掛けるんですよ」

「えっ、まさか断った?」

「ええ、それがもったいないことだって、そのころ思わなかったんだよな」

 

そうだよな、私だって交換しないだろ。

しかし、田村のセーターは上等品に決まってるし、もし私が手に入れていたら、毎冬、自慢して着たおしてただろうなあ。

 

 

4時ちかくにお開きにした。

久しぶりの昼酒(缶ビール3本)で、部屋へ着くなり、布団へ倒れこみ、そのまま眠った。

(ちなみに、つまみはチーカマと魚肉ソーセージと鳥から揚げ、柿の種)

 

お開きにする直前、

「もっと面白いもん書きますんで、編集長によろしくお伝えください」

と、ようやく口にすることができた。

それで十分、満足である。

 

 

[今週の曽根のお勧め作品/川端康成『千羽鶴』新潮文庫]

 

●川端康成の「凄さ」を身に染みて理解したのは、39歳にもなってからだ。ちょうど同時期、同い年の林文浩(ハイクラス・ファッション誌『DUNE』編集長)も、まったく同じことを酒席で口にし、朝まで話が盛り上がった夕もあった。

 

●「凄さ」とは、その「変態性」のそれである。傑作短編「眠れる美女」や「片腕」もいいが、この中編『千羽鶴』のそれはふくよかでたっぷりとし、たいがいの一般人にも楽しめるエロ小説となっている。その淫靡なエロはバタイユに対抗できる、唯一の日本人作家であろう。

(谷崎潤一郎の変態性も世界レベルだが、川端のそれは狂人のそれであり、鋭さが上だ)

 

●ぜひ日曜日にでも読んで楽しんでほしい。そうすれば、世界が川端文学に認めた「日本美」は、実は、彼の密閉された「変態性欲」の発露であったことが理解でき、我らのように「凄い」と膝を打つであろう。

 

 

 

[NMIXXつれづれ草]

2022年デビュー5カ月あたりにライブ配信したカラオケ大会の一幕。2時間半、ぶっ続けで歌い踊る彼女らを観ていただけで、私はその後3日ほど寝込んだ。他のメンバーが歌っている背後で、メンバー誰彼かまわず(わざと)キスをねだるジウ(右/当時16歳)に、やはりわざと平気でキスをし、ねだったジウを驚かすソリュン(中央/当時17歳)。それを見て(本気で)ジウに嫉妬するジニ(左/当時17歳)。ソリュンとジニは同部屋で、眠り姫ソリュンを起こすのはジニの役目であった。

 

 

●この5カ月後の12月、突然理由も明かされずジウはメンバーを脱退し、7年も練習生活したJYPを退所する。その後、去年ジウはソロデビューを果たし、そろそろ2枚目のカムバックを迎える。

 

●先日20日のライブ配信で、ソリュンは練習室から「1人で」2時間半のカラオケ大会を開催。なんとリクエストされるまま47曲を歌った。

(むろん1曲まるまるではなく)

 

●なんと半日で50万以上も視聴され、切り取りがわんさか出、Xでは多くの賞賛と少数のアンチがちんけな寝言をほざいた。

●が、47曲の1曲「COOL」(NMIXX)で、ジニのパートが始まったところで音源を消し、突然「うん!」と思い切るような声を上げた。

その横顔はシリアスで、私の眼には泣き虫が「泣くな!」と自分へ叱咤した姿に映った。

 

●だけどソリュンよ、ジニも同じ海で1人歌っているのだ。死に別れはどうしようもないが、すべての生き別れは正しく、その選択は未来で幸いとなって再会を約束するのだから。根拠? あと30年もすればわかるよ。

(孫へのなし崩し流訓示)

 

 

●現在のジニ(20歳)、セカンド・カムバックに期待したい。

 

 

 

4月日21(木)鬼子母神は曇りのち小雨。

 

雑司ヶ谷「みちくさ市」(古本市)が再開された。

(午前11時より午後4時まで)

で、現在、部屋へ帰ってきて3時間が経っている。

このブログを書くために、昼間もビールを呑まず、打ち上げをする釣崎清隆やキララ社の小林さん、また砂丘さんや他の友人たちを振り切ってきたのだが、布団に落ち着いたら、疲れがどっときて呆然となったまま3時間が過ぎていた。

 

今日も多くの仲間や知人や初対面のひとが遊びに来てくれたが、中でも18歳と21歳の大学生の男子が来てくれたのは嬉しかった。

18歳の大学生は、去年の秋に『BURST公開会議』へ単身乗り込んできてくれた〇〇くん(ありゃ、疲れすぎて名前が出てこない。当時のブログに写真も名前も載せているので、ざっと探してみたが見つからない。あとで探すことにして、ひとまずこのまま書き進めよう)で、そのときは高校生だったが、結局進学したとのこと。

今回もわざわざ国立から出向いてくれたのだった。

 

もう一人の21歳大学生も、横浜の近くから遠出してきたという。

彼もまた、そんな齢なのに、『BURST』や私に興味をもってくれた奇特な御仁だ。

瀧坪(たきつぼ)とういう聞いたこともない苗字で、現在、日本で彼の一族のみらしく、家名を絶やすなと、彼はおじいさんからプレッシャーを受けているそうな。

 

二人とも痩せており、ミュージシャンによく見る長い手足と、地味だがオシャレなカッコと雰囲気をまとった男子だ。

(やはり2人とも音楽をやっているそうな)

私からすれば、NMIXXメンバー同様、孫の世代であるからにして、たいそう可愛く思えてしようがない。

 

午後3時半ごろ、雨のせいで早じまいをし、重い雑誌を2人に七曲り荘まで運んでもらった。

で、彼らは、そのまま古書店「往来座」へ行き、そこにしかないファースト・シングル小説(ジャケットは原節子)を買って、またブースへ戻ってきた。

最後の2枚だったそうな。

(これで「往来座」にも顔が立つな)

 

●うちらのブース。右がキララ社の小林さん、真ん中が死体写真家の釣崎清隆、で、おれ。

釣さんは来月、久しぶりにメキシコへ立つそうだ。もちろん「死体」を撮りに行くのだ。

 

 

4時にテーブルや椅子を本部へ返し、会長さんにも挨拶して、解散となった。

で、へとへとで部屋に帰ってき、その後3時間、呆然と天井を眺めていたのである。

コンビニで買ってきたサンドイッチと焼き芋を食べながら。

(なにも食べてなかったので、午後になって何度か低血糖症状をおぼえ、慌てて差し入れのクッキーやキャンディーや甘い缶コーヒーでしのいでいたのだ)

 

 

うう、もうやばい、なんか耳が遠くなり、後頭部のほとんどが機能してないように感じる。

何を書いていいのやら、いや、1センテンスさえ怪しい。

ここらへんで勘弁してもらおう。

多くのひとと会い、言葉を交わしたせいで、もともととぼしい言語能力が、すっかり肉離れしてしまったようだ。

(この調子で、自分でも何を言いたいのかわからん)

 

実は今週は、ホント体調がひどく、特に睡眠がめちゃくちゃで、気が狂いそうだった。

他人と比べて、実はめちゃくちゃ我慢強い人間なんじゃないかとさえ思えるほどだった。

だが、しかし、今日のように、バカな話をしあえる野郎どもと会うと、ああ、もう少し我慢しようかとしみじみしちゃうのであった。

しかし――我らのブースは1番賑わっていたらしいが、女子はまったく寄ってこず、相変わらずチンピラだけがたむろし、盛大に笑っているのが、なんともはやではあるが。

 

 

おやすみなさい。

私ひとりなら、昼酒呑んで、打ち上げもしただろうが、なにせかっちゃんがいる。

円形脱毛になってまで、この毎週連載をつづけてくれているのだ。

ブログの毎週アップを始めて、そろそろ1年が経とうとしているはずだ。

あなたからすれば、だからどうしたって話だが、私にとっては、このブログを毎週アップすることだけが、今や「使命」のように思えてならない。

嗚呼、どうにも、かなり頭がヤバそうだ。

さっき飲んだ薬が効いてきたので、とにかく眠ります。

(まだかっちゃんから原稿届いてないけど、ひとまずこのままアップしちゃおう)

疲れた。

けど、ホント今日は楽しかった。

よい夢を。

 

 

 

[処女詩集販売中]

『火舌(かぜつ)詩集 Ⅰ ハードボイルド・ムーン』

著者:曽根 賢(PISSKEN

ドローイング:佐藤ブライアン勝彦

 

判型A5/平綴じ/96ページ

部数:300

税込み価格1320

 

さて、販売方法だが、以下の2つの書店で、通信販売、また店頭発売します。

2書店のサイトを検索してもらって注文してください。

ネット注文できない私のようなひとは、誰かに頼んで注文しましょう。

 

詩集には私のサインが入っています。

 

「タコシェ」

http://tacoche.comには、遊離型テストステロン11.8 pg/ml以上であ要注意(ボーダーライン)8.5pg/ml以下の場合は明らか

(シングル小説もセカンド&サードも注文できます)

 

 

「模索舎」

http://www.mosakusha.com/

 

「阿佐ヶ谷ネオ書房」

書店販売のみ

 

尚、くどいようだが、この処女詩集は、あくまで『火舌詩集』のⅠであって、今後あと2冊を発行します。

3冊合わせて『火舌詩集』となるので、ぜひコンプリートしましょう。

「火舌」とは中国語で、火事の際、窓から吹き出し、壁を舐める炎をいう。

 

[サード&セカンド・シングル通販中]

A面「PISSINTOMY HEROES
B面「七曲荘二〇三号室」

 

セカンドシングルのジャケット。被写体は細菌学者の志賀潔。撮影は土門拳。

 

アドレス:budroll.shelvis.sy3@gmail.com

――以上へ以下のことをメールしてから、お金を振り込んでください。

郵便番号と住所
名前(口座のカタカナ読み振りも)
電話番号
サード、セカンドのどれを希望するか

(ファーストは売り切れ)

●1,600円(発送代込み)
振込先――ゆうちょ銀行

BUDROLL(バドロール)
普通口座:店番908
口座番号:5133817

 

 

『キャンプ日和』(河出書房新社)

キャンプ小説&エッセイのアンソロジー。トリに曽根 賢の短編「二つの心臓を持つ川の縁で」が掲載されています。

 

 

『点線面』5号(ポンプラボ)

曽根 賢の特集と、論評風の新作エッセイが載ってます。詳しいことはネットで検索してください。

 



 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[鬼子母神みちくさ市(古本市)開催]

 

●ピスケン(曽根 賢)&東京キララ社ブース出店

●4月21日(日)11001400

●雨天中止

●ブース場所は鬼子母神通り『いち川』前

 

 

●曽根は『BURST』『BURST HIGH』バック・ナンバー&詩集&シングル小説を販売します。

(サイン入りで『BURST』は定価で)

●死体写真家の釣崎清隆も参戦。

(石丸元章氏は来るかな?)

 

 

●コロナのせいで長いあいだ中断していた「みちくさ市」がようやく解禁される。

(年2回、4月と11月開催)

めでたい。

なにせ私は、この「みちくさ市」だけが人生の楽しみであったのだから。

私にはテキヤ稼業が似合っているし、気が楽だ。

健康にもよい。

ぜひ、散歩がてら、北は北海道から南は沖縄より、遊びに来ていただきたい。

差し入れ大歓迎。

(曽根)

 

 

 

 

 

 

 

[七曲り荘日記]

 

巻頭連載[第125回]
「我らの時代の墓碑銘を描く画家――その淫蕩する光線」

 

「円形脱毛」
佐藤ブライアン勝彦●作品&文

 

エルマロの柚木さん(右)と渋谷で叫ぶ

 

 

 

髪が伸びて邪魔なので、そろそろ友達の美容院を予約しなきゃな。

と後ろ髪をかきあげたら違和感。

あれっ? 人差し指にツルッとした感覚が!!

 

確認すると、また円形脱毛になってた。

何年か前のブログでも、たしか円パゲの事を書いたような気がする。

原因は、店が忙しくて絵を描けないのがストレスで、ハゲたんだと思う。

 

ん〜、ショック。

頭皮は嘘つかないな(笑)。

週休2日にするしかハゲは治らなそうです。

 

 

[今週のブライアンのお勧め小説/パウロ・コエーリョアルケミスト』角川文庫]

羊使いのサンチャゴは、彼を待つ宝が隠されているという夢を信じ、アフリカの砂漠を越えピラミッドを目指す。様々な出会いと別れを経験し、少年は人生の知恵を学んでゆく――。

 

最初に読んだのは、もう20年以上前だと思う。表紙もこの絵じゃなかった気がする。

友人のアメリカ人がブラジルへ旅行した時、メールをよこした。

「今、サンパウロの図書館にいるんだけど、ブライアンが好きそうな本があった。アルケミストを読んでみて」

その時点で、すでに10回以上は読んでいたんじゃないかな。

 

この本は10代〜20代の若い時に読むといいかもしれない。

信じる心の大切さを教えてくれる一冊。

 

 

 

美白アプリで撮ったら韓流スターぽくなったやつ

「こういう人、韓流映画にいますよね 」(かっちゃん)

「真面目な狂人役」(曽根)

「そんな感じ。女騙したり、食べ物に毒いれたり、車に偽装工作して人殺してそう。あと会社のっとり」

「そこまでは言ってない

 

 

 

411日(木)鬼子母神は晴れ。

 

午後2時、大家さんへの和菓子(草餅・求肥・桜饅頭×2人分)を買い、隣りの不動産屋へ寄る。

ようやくである。

(たったこれだけのことを、2カ月以上? も躊躇していたのだ)

 

応対したのは以前も何度か面倒をかけた女性である。

電話番号を訊かれ、慌てて、うろ覚えを伝える。

(ケイタイは部屋に置いとくクセがある)

物件が見つかり次第、連絡をくれるという。

さて、どうだろう?

私の素性は彼女に知られている。

 

ま、なるようになるさ。

あがいたところで、こういうことは運命だもの。

不動産屋だって、そこだけじゃないのだ――けれど、不思議と彼女へ好意を持っている自分もいる。

59年間、自分のした決定に満足したことがない私だ。

七曲り荘だってボスYが決めてくれたおかげだし。

 

10日間大阪へ行っていた大家さんと娘さんへ、和菓子と家賃を渡す。

その後、部屋で確かめたらケイタイ番号が間違えていたので、あらためて不動産屋へ電話して伝えた。

電話を切ると、なにやら、あしらわれた気分をおぼえた。

 

 

[夕食]

●赤魚粕漬(半額品)

●納豆2パック(包丁で叩いてネギと大葉を刻み)

●海苔

●作り置きの煮豚3切れ(酢醤油にラー油と辛子)

●カブとキュウリの糠漬け

●ごはん

●ほうじ茶

(暖かくなってきたので、味噌汁の作り置きは中止とした)

 

歯がダメになってから大粒納豆が苦手となった。

とはいえ、今さら小粒に替える気もない。

手間はかかるが、叩いてひきわりにすると、うん、旨い。

俎板には、折りたたんだラップを敷いて叩いた。

 

作り置きの煮豚(バラ肉ブロック)は、1,000円ほどのものを常に「半額」で。

塩で煮て、あとはこうして食べるか、チャーハンやラーメンに入れたりする。

魚同様、スライスしたものよりブロック肉のほうが味がいいのはもちろん、実はかなりリーズナブルだ。

ほら、豚コマは半額にならないからね。

 

すでに何度も書いたが、ヒモ暮らしをしていた下石神井時代、なじみのスーパーの店員たちから、陰で、

「半額くん」

と、呼ばれていた(インサイダー情報)私だもの。

三つ子の魂百までだ。

 

 

 

4月12日(金)鬼子母神は曇り。

 

午後1時、生活保護課の担当ケースワーカーが、新しい担当(女性)を連れて部屋へ来る。

とはいえ、寝たきりなので布団が敷きっぱなしだ。

座卓で調理をしているので、その上だって乱雑だし、煙草のヤニで黄色くなったヨレヨレのカーテンも恥ずかしい。

 

そのため(断って同意を得て)部屋へは入れず、流し前の半畳に3人が立ち、引き継ぎをする。

いつもは廊下と流しからの対面となるのだが、今回は中に入ってきたのだ。

わざわざ扉まで閉めて。

(さすがに流しと部屋の境の暖簾を背に、私は半歩部屋へ後ずさった)

 

20センチ面前の2人の視線がいたたまれず、墓穴があったらミミズやモグラの餌になりたいと身をすくませた。

彼らは職業上か、決して笑みを漏らさない。

私はわたしで何もかもが恥ずかしい。

この間、2分。

扉を閉めた途端、一心にわかに[シアン100%+マゼンタ80%+ブラック100%]と搔き曇り、慌てて薬をざらざらと飲みこむ。

 

で、疲れ果て、たちまち眠りに落ちた。

緊張から、2時間ほどしか眠れなかったからだ。

眠る寸前に身もだえした。

「くそっ、なんであんなにペコペコ頭を下げちゃうんだろ」

 

「生活保護受給者の忸怩たる思い」4000字感想文レースで、大賞を獲れるんじゃないかしら。

別名「引かれ者の小唄」大賞を。

しかし、眠りは私をきれいにしてくれるはずだ――と信じて眠る。

 

 

[今週の曽根のお勧め作品/    ]

NMIXXつれづれ草]

 

●容姿は「姫」だが、低い声とデカいくしゃみと男子高校生みたいな態度が「将軍」と(公式からさえ)呼ばれるソリュン(20歳)。

 

すみません。

今週はどちらも

休載します。

 

 

4月13日(土)鬼子母神は曇り。

 

私は以前、某女子スタッフから「曽根さんは女の不幸を撮るよね」とお褒めの言葉を頂いたこともあるカメラマンであった。

 

――とここまで書いて、便所へ立ち、戻って座ったら、何を書く気だったのか、一切を忘れてしまった。

やばい。

あれ?

これがアルツハイマー型認知症の始まり?

いや、これくらいなら、もう10年前から始まっていたような?

 

気を取り直して、食事をしよう。

 

[朝食兼昼食]

●インスタント喜多方ラーメン(煮豚、卵、メンマ、ワカメ、三つ葉)

 

 

喜多方ラーメンが全国区で有名になったのは80年代後半らしいが、近県では70年代から有名だったのだと思う。

なぜなら、小学生か中学生(70年代半ば)のころに、宮城から喜多方市まで食べにいったことがあるからだ。

(毎年夏に親父の幼なじみ5家族と、2泊旅行に行くのが恒例で、そのスケジュールに入っていたのだ)

 

親父の提案であったらしく、店は憶えていないが、2階の広い座敷で、私たち総勢20人(大人10人子ども10人)で食べた様子が今も頭に浮かぶ。

「こっちじゃ、こうして座敷で喰うのが普通らしい」

親父は味にうるさく(オフクロは正反対)、ラーメン好きで、観光バス運転手であったから、北海道から京都までの各所を知っており、喜多方ラーメンの評判もまた聞きつけたのであろう。

 

少年の私の感想は「うちの(古川市)のラーメンと変わらないな」であった。

どちらも、鶏&豚骨&魚介出汁のあっさり醤油味で、具は煮豚、メンマ、茹で卵スライス、ネギが定番。

食後の息が、煮干し&サバ節臭くなるのも同じ。

ただし、うちの町いちばんの店の若旦那は、90年代にフランスでも有名だったハードコア雑誌『お尻クラブ』の愛読者という、隠し味が効いていたが。

 

あれ?

この話も、書いたことがあるな。

それも何度も。

 

10年以上も書いていると、やはり話がだいぶダブるな。

若いころ、好きな作家のエッセイで、以前も読んだエピソードに出くわすと、

「ネタが尽きたのか?」

「健忘症?」

「原稿の2度売りじゃないか」

と、悪態をついたもんだが、自分には優しい私だ、この際、眼をつぶろう。

で、このまま瞑目したまま灰になりたいもんだ。

 

気を取り直して、月曜日の昼が〆切の連載詩をまとめよう。

ここ数日、幾つかの数行フレーズをメモしてきたので、それを「呆然」と眺める。

うう、眠い。

季節の変わり目は、いつも以上に体調最悪、気分は落下傘、で、眠気ばかりがつのる。

そんな身で、読者を「勇気づける詩」を書くのは、職業倫理が欠如していると思われてもしようがない。

 

ううダメだ、ギブアップ、今日は眠っちまおう。

こんな頭じゃどうしようもない。

おやすみなさい。

 

やはり、引っ越しが終えるまで、気が落ち着くことはないな。

でも、新しい場所に移れば、体調ともども活性化するかもしれない。

しかし、それまで、こんなヨレヨレのブログがつづくかもしれない。

が、ま、あなたも眼をつぶってちょうだい。

せめて我らだけでも、許しあおうじゃないか、こんな世界なんだから。

じゃ、瞑目します。

ところで、来世は「女の不幸」まで撮るカメラマンにはなりたくないな。

自分の不幸は悟れず、他人様の不幸を引き出すなんて、ヒモのすることだもの。

じゃ、よい夢を。

 

 

 

[処女詩集販売中]

『火舌(かぜつ)詩集 Ⅰ ハードボイルド・ムーン』

著者:曽根 賢(PISSKEN

ドローイング:佐藤ブライアン勝彦

 

判型A5/平綴じ/96ページ

部数:300

税込み価格1320

 

さて、販売方法だが、以下の2つの書店で、通信販売、また店頭発売します。

2書店のサイトを検索してもらって注文してください。

ネット注文できない私のようなひとは、誰かに頼んで注文しましょう。

 

詩集には私のサインが入っています。

 

「タコシェ」

http://tacoche.comには、遊離型テストステロン11.8 pg/ml以上であればあれば要注意(ボーダー)8.5pg/ml以下の場合は明らかに(シングル小説もセカンド&サードも注文できます)

 

「模索舎」

http://www.mosakusha.com/

 

「阿佐ヶ谷ネオ書房」

書店販売のみ

 

尚、くどいようだが、この処女詩集は、あくまで『火舌詩集』のⅠであって、今後あと2冊を発行します。

3冊合わせて『火舌詩集』となるので、ぜひコンプリートしましょう。

「火舌」とは中国語で、火事の際、窓から吹き出し、壁を舐める炎をいう。

 

[サード&セカンド・シングル通販中]

A面「PISSINTOMY HEROES
B面「七曲荘二〇三号室」

 

セカンドシングルのジャケット。被写体は細菌学者の志賀潔。撮影は土門拳。

 

アドレス:budroll.shelvis.sy3@gmail.com

――以上へ以下のことをメールしてから、お金を振り込んでください。

郵便番号と住所
名前(口座のカタカナ読み振りも)
電話番号
サード、セカンドのどれを希望するか

(ファーストは売り切れ)

●1,600円(発送代込み)
振込先――ゆうちょ銀行

BUDROLL(バドロール)
普通口座:店番908
口座番号:5133817

 

 

『キャンプ日和』(河出書房新社)

キャンプ小説&エッセイのアンソロジー。トリに曽根 賢の短編「二つの心臓を持つ川の縁で」が掲載されています。

 

 

『点線面』5号(ポンプラボ)

曽根 賢の特集と、論評風の新作エッセイが載ってます。詳しいことはネットで検索してください。

 
P.S.

原稿仕事の依頼は下記まで。
●pissken420@gmail.com

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

[七曲り荘日記]

 

巻頭連載[第124回]
「我らの時代の墓碑銘を描く画家――その淫蕩する光線」

 

「黄金町」
佐藤ブライアン勝彦●作品&文

 

 

 

先日、黄金町(こがねちょう)のYouTubeを見た。

20代前半、この写真の横浜日劇へ行った。

1953年に開館なのでリアル50s

看板のシネマスコープも、内装も固い椅子も最高だった。

 

当時の黄金町の写真、探したけど見つからない。

ストリップの黄金劇場の写真とか、どこかにあるはずなんだけどなあ。

見つかったらブログに載せます。

 

YouTubeを見ると、昔の「ちょんの間」だった所は、空き家が多く寂しい感じになってた。

現在は、アートで街を盛り上げようとしてるみたい。

 

歌舞伎町も、黄金町も変わっちゃって寂しいかぎり。

綺麗なだけが街じゃないよな。

雑多で怪しくピリピリした感じを味わいたいわ。

 

 

[今週のブライアンのお勧め画家/フランシス・ピカビア]

 

フランシス(18791953)のの作品は、印象派からキュビズム、ダダ、具象、透明絵画と頻繁にスタイルが変わって面白い。

●生涯に車を127台も変えたというから、ただの飽き性なのか凝り性なのか、貪欲なのか謎。

80年代のニューペインティングのデビッドサーレやクレメンテは、明らかにピカビアの影響を受けてそう。

 

 

 

 

 

 

4月3日(水)鬼子母神は雨。

 

午後、友人が高校1年生の息子を連れて遊びに来たので、近くの「煙草の吸える」喫茶店で駄弁る。

(もう「煙草の吸えない」珈琲専門店キアズマが休みだったため)

私という存在自体、15歳の息子の教育上、問題がありそうだが、かまわず喋りまくった。

ほら、何度もいうが、普段誰とも会話をしてないからさ。

寝だめ食いだめ、喋りだめってやつだ。

 

「オレって実は、おしゃべりだったんだなあ」

「何をいまさら、もともと凄いおしゃべりでしたよ」

このやり取りも何回目か。

 

友人が息子へ向かっていう。

「このオジサン、高校生のころは、お母さんにソックスはかせてたんだよ」

友人はこの話が好きらしい。

「いや、ソックスだけじゃなく、シャツやズボンもだけど」

 

毎朝、学校へ行きなさいとうるさいオフクロに、じゃあ、制服着せろと無茶を言っていたのだ。

で、ぶつくさ言いながらもオフクロ富ちゃんは、荒っぽく布団の私にシャツを着せ、ズボンやソックスまではかせていたのである。

「相棒のユージが、よくオレのことマザコンだって言ってたけど、やっぱオレってマザコンかなあ?」

「そりゃあマザコンでしょう」

このやり取りも千回目か。

 

「でも、20歳のときに同棲を始めたころは、やっぱりソックスとかはかせてもらってたけどな」

「そもそも曽根さんて、男尊女卑なんですよ」

「まあ、東北の八つ墓村みたいとこが曽根の本家でさ、冠婚葬祭のときは、男は酒を呑むだけ、女は老いも若きも割烹着を着て台所に溜まってて、畳に座れなかったからね。同じ宮城県生まれのカミさんが、曽根家って異常だよってビックリしてたっけ」

 

友人へあげようと持ってきた『スピン』を、友人のいうままに息子へあげた。

その場でサインまでして。

実は以前、息子は私の部屋に入ったことがある。

『スピン』に書いた作品は、この六畳での話なので、彼にも雰囲気は理解できるだろう。

しかし、私に会わせること以上に、その10枚を読ませることは、はっきりと教育上問題であるな。

まあ、少年よ、ボーイズ、ビー、シド・ヴィシャスだ。

 

文芸誌『スピン』7月号

(河出書房新社)

掌編「雑司ヶ谷鬼子母神『七曲りの路地』奥の七曲り荘二〇二号室よりずっと」

曽根 賢(PISSKEN

 

 

 

4月5日(金)鬼子母神は曇り。

 

午後3時、男性ホルモン注射を受けに池袋のクリニックへ。

向かっている途中、某寺の門前道を通るのだが、そこの桜並木が、なんともう7分咲きとなっており、昼間からけっこうな花見客で賑わっていた。

(ド派手なゴスロリの外人たちが地面にシートを敷いて缶酎ハイを呑んでたり)

しかし、先日いた若い女の猿回しと猿の姿はなかった。

残念、あの可愛い女子と猿を観たかったな。

 

 

[今週の曽根のお勧め作品/詩人田村隆一の横顔]

 

●若いころ舎弟だったKから10年ほど前「日本の詩人で誰を読めばいいの?」と訊かれたことがある。

しかし、当のKは詩人体質で、中原中也とか好きだったはずだ。

「ああ、戦後の詩人なら田村隆一ひとりだよ」

私は即答した。

 

●処女詩集『四千の日と夜』(1956年)は日本文学史に残る「ハードコア」な詩集であり、その後の「柔らかい」作品もまたチャーミングだ。

酒を愛し、眠りを愛した詩人の横顔は、厳しくもアイドル性が高く、男らしい。

 

 

 

――帰り、スーパーへ寄ると、サツマイモが安売りされていた。

細いが、短いのもふくめて6本ほどが入って、なんと130円だという。

興奮して、袋をひっつかむと、つぎつぎと籠に入れ、4つ目を掴んだとき、我に返った。

で、4つ目は箱へ戻した。

3袋でも、かなり重いし。

 

部屋へ戻ると、さっそく芋を1袋煮た。

鍋じゃなく、いつものように湯沸かしポットにたたきこむ。

ポットいっぱいになった。

そのまま1時間、芋はよく煮たほうが、柔らく甘くなるので。

 

 

NMIXXつれづれ草]

●暗黒の瞳の狂人ヘウォンの腹筋をめでる。

 

●YouTube番組『ウォークドル2ㅣNMIXXのへウォン』のサムネ(瞳に光があるヴァージョン)。

 

 

●リーダーのヘウォン(21歳)が今回、YouTube番組のホステスに抜擢され、その1回目で「内装工事屋」でバイトする企画が公開された。

現役アイドルが挑戦するバラエティ企画としては破格だが、ソリュンにして「世の中にこんな面白いひとがいるとは思わなかった」と言わしめたヘウォンであるからにして、ここは通常営業であると言えよう。

 

●私の20代前半の「土方時代」、22歳前後に1年半、某内装工事屋に務めていたことがあった。

その時代のことを、私はほとんど書いていないが、もちろんあまりいい思い出がないからだ。

なにせ私は、釘をまっすぐに打つことさえできない男である。

「立体工事」の才能が皆無で、同僚の先輩たちのお荷物となっていたのだ。

 

●そもそもやる気がまったくない。

当時はバンド活動だけが全てであった。

それでも1年半つづいたのは、会社の先輩たちが皆、善人であったからだ。

(先輩は皆、大学出で、そのうちひとりは敬虔なクリスチャンだった)

現場仕事にも「才能と知性」が必要という、当たり前のことを知れたのは、いい勉強になったが。

 

●で、今回ヘウォンの番組を観たらば、私がやっていたことを、そのままやっていることに懐かしさを覚えた。

天上のボード張りがメインであったが、使っている道具や、石膏ボード等も、おそらくそれほど品質は(35年前と)変わってないように見えた。

あのころは1枚9キロと12キロの石膏ボードを、一度にあ4,5枚、計200枚運ぶなんてざらだったが、ヘウォンも、背中にかつぐかたちであったが、1度に4枚運ぶ姿に、やはり日々体幹を鍛えているだけあるなあと感心した。

 

●彼女のダンスは、メインダンサーであるキュジン(17歳)ジウ(18歳)の陰に隠れているが、その無駄のない、女性らしいしなやかな、それでいて男性アイドルと踊ってもまったく遜色のない力強さを見せることでファンが多い。

 

 

 

4月6日(土)鬼子母神は曇り、夜になって小雨降る。

 

体調のいい日などないことは諦めているが、それでも季節の変わり目はひどい。

ここ3週間の記憶が、ほとんどないほどだ。

(このブログに書いてないことは、もはや雲散霧消している)

 

[朝食兼昼食]

●細サツマイモ3本

●小さなリンゴ

●茹で卵

●三角チーズ

●ミルクティー

 

 

しかし、ちょいちょい怒っていたことは憶えている。

YouTubeの政治ニュース番組を観てだ。

吉田拓郎の「ペニーレインでバーボン」では、

 

「~気持ちの悪い政治家どもが、勝手なことばかり言いあって、

時には無関心なこの僕でさえが、腹を立てたり怒ったり~

そんな時、僕はバーボンを抱いてる、

どうせ力などないなら、酒の力を借りるのもいいさ~」

 

と歌っているが、いまの私にはバーボンを抱く体力はない。

あったのは26歳から10年ほどで、毎晩、そいつのソーダ割りの力を借りていたもんだ。

あのころのワイルド・ターキー(8年だか16年とか)は、8,000円以上もしてたっけ。

いつからか、バーボンは焼酎並みに安くなったが、その恩恵にあずかってないな。

 

酒の力を借りることができなければ、あの政治家どもの無礼千万に対し、どうやって気持ちをなだめればいいのだろう。

あなたは、どうしてる?

あの知性の欠けらもない、ひとを舐め腐った、厚顔無恥の薄らはげどもの言動に対して。

 

ひとの気持ちを「合理性」で切り捨てるのは、小学1年生の足し算で、答えを間違えてるバカボンのパパの愛嬌さえないボンクラだ。

なのに当人は知的なエリートを自尊していやがる。

オレがプーチンであったなら、片っ端から「放射性物質」を、腹一杯飲ませてやるのになあ(しみじみ)。

 

「だからこそ投票にいかなければならない」

が、それもやはり初歩的な足し算でしかないのでは?

「それでも歯を食いしばって投票にいかなければならないんだよ」

確かに、その通り、ザッツ・ライ。

なのか?

 

私はこれまで1度も投票したことはないし、これからもない。

理由は言わない。

薄汚い口調になってしまったな、申し訳ない。

やはり酒の力を借りようか?

季節の変わり目は、気持ちも土砂降りのどぶだ。

 

 

[夕食]

●赤魚粕漬け(半額だったので2パック買った)

●たらこ

●海苔

●カブとキュウリの糠漬け

●昨夜の残りの味噌汁(ナス、油揚げ、三つ葉)

●ごはん

(うう、相変わらず塩分過多だな)

 

 

春になってきて、今年また異常発汗が始まりかけているような。

食後、ぐっしょり重くなったTシャツを替える。

クスリを飲んで、布団に横になる。

 

おやすみなさい。

酒の力を借りることができなければ、眠りに逃げ込むしかない。

お茶の1杯目は苦く、2杯目は甘く、3杯目は渋い。

それが人生だと、昔のひとは言った。

私に甘い人生などあったか?

あなたに甘い人生があったかどうか。

眠りもまた人生なのだから、甘い夢を見たいものだ。

良い夢を。

 

 

[処女詩集販売中]

『火舌(かぜつ)詩集 Ⅰ ハードボイルド・ムーン』

著者:曽根 賢(PISSKEN

ドローイング:佐藤ブライアン勝彦

 

判型A5/平綴じ/96ページ

部数:300

税込み価格1320

 

さて、販売方法だが、以下の2つの書店で、通信販売、また店頭発売します。

2書店のサイトを検索してもらって注文してください。

ネット注文できない私のようなひとは、誰かに頼んで注文しましょう。

 

詩集には私のサインが入っています。

 

「タコシェ」

http://tacoche.comには、遊離型テストステロン11.8 pg/ml要注意(ボーダーライン)8.5pg/ml以下の場合は明らかに

(シングル小説もセカンド&サードも注文できます)

 

「模索舎」

http://www.mosakusha.com/

 

「阿佐ヶ谷ネオ書房」

書店販売のみ

 

尚、くどいようだが、この処女詩集は、あくまで『火舌詩集』のⅠであって、今後あと2冊を発行します。

3冊合わせて『火舌詩集』となるので、ぜひコンプリートしましょう。

「火舌」とは中国語で、火事の際、窓から吹き出し、壁を舐める炎をいう。

 

[サード&セカンド・シングル通販中]

A面「PISSINTOMY HEROES
B面「七曲荘二〇三号室」

 

セカンドシングルのジャケット。被写体は細菌学者の志賀潔。撮影は土門拳。

 

アドレス:budroll.shelvis.sy3@gmail.com

――以上へ以下のことをメールしてから、お金を振り込んでください。

郵便番号と住所
名前(口座のカタカナ読み振りも)
電話番号
サード、セカンドのどれを希望するか

(ファーストは売り切れ)

●1,600円(発送代込み)
振込先――ゆうちょ銀行

BUDROLL(バドロール)
普通口座:店番908
口座番号:5133817

 

 

『キャンプ日和』(河出書房新社)

キャンプ小説&エッセイのアンソロジー。トリに曽根 賢の短編「二つの心臓を持つ川の縁で」が掲載されています。

 

 

『点線面』5号(ポンプラボ)

曽根 賢の特集と、論評風の新作エッセイが載ってます。詳しいことはネットで検索してください。

 
P.S.

以下の作品を買ってくれる方、また、仕事をくれる方、メール下さい。
「詩作品」(手書きした原稿用紙――1万円)
宅配便着払い

原稿仕事。

●pissken420@gmail.com

 

 

 

 

 

 

  

 

 

[七曲り荘日記]

 

巻頭連載[第203回]
「我らの時代の墓碑銘を描く画家――その淫蕩する光線」

 

「レクター博士の部屋」
佐藤ブライアン勝彦●作品&文

 

●この写真はネットから拝借。レクターのフェルという名前や先輩の名前も。この呼び鈴を押すと中から門番さんが出てきて、扉を開けてくれます。

 

 

[今週のブライアンのお勧め映画/『パペットマスター ナチス大決闘』]

●楽しいハッピーエンドの映画も好きだけど、ホラーっぽいのも大好き。シリーズの中ではこれが一番面白かった。パペットマスターはキャラクターも良くて、フィギュアをコンプリートしたっけ。この映画面白いぞ! と小学生の頃の弘和と2人で見てた思い出がある。

 

 

ホラー繋がりの話です。

昔、アムステルダムのギャラリーと契約していた事があった。

震災後にグループ展の話がり、オランダへまた訪れる事に。

ちょうどその頃、仙台に仕事で訪れた先輩がいて、

「今度オランダ行くんです」と話すと、

「ブライアン、ハンニバルとか好き?」

「大好きで、おとといも見たばかりですよ」

と言うと、

「友人が、レクターが司書として潜んでた、カッポーニ宮というお城に住んでいるんだよ。紹介するから行って見なよ」

となり、急遽滞在期間を伸ばし、イタリアへ足を伸ばす事になった。

 

俺の中で、旅のメインが絵の展示ではなくハンニバルになった。

カッポーニ宮には、門番さんもいたりして驚く事ばかり。

お城の中はメディアに公開された事がないらしいので、ほんと貴重な体験をさせてもらった。

お城の中は重厚な感じで、歴史の重みを感じたなあ。

イタリアで何番目かのエレベーターや、カッポーニ家の当主が国王に謁見している絵画が飾れていてたり、歴史好きな俺は写真を撮りまくりでした。

 

レクター博士が住んでいるという設定の部屋は、残念ながら工事中で入れず…Mさんの部屋から窓越しに少し見えたくらい。

それでも甲冑や剣は見えて大興奮。

 

一昨年の個展の時に工事後の部屋の写真を見せてもらえた。

 

●お城の裏側。扉には鋲が打ってあるのは過去に、戦争で使われた事があるという事なんだそうです。

 

●カッポーニ宮からの眺め。

 

 

 

 

3月27日(水)鬼子母神は晴れ。

 

文芸誌『スピン』が届いていた。

この中に私は、掌編を書いている。

[雑司ヶ谷鬼子母神「七曲りの路地」奥の七曲り荘二〇二号室からずっと]

という、長い題を選んだ。

ほら、題を読めば、

「ああ、私小説なんだろうな、じゃあ、読まなくていいや」

と、余計な時間がとられる心配がないからね。

 

『スピン』7月号

河出書房新社刊/330

 

 

PM10時、部屋の戸が叩かれた。

隣室の兵庫くんであった。

もうかなり酔っている。

「今日で、引っ越しが終わったんで」

これまでの礼と、ロングピースを2箱くれて、さあ、呑みにいきましょうという。

 

明日、朗読する詩がまだまとまっていないこと、今夜中に、それをデザイナーと相棒ケロッピーに送らなきゃいけないことを理由に、頭を下げて断った。

それに、もう兵庫くんはベロベロだったし。

 

それにしても、以前の私なら、決して断りはしないのになあ、と我ながら呆れた。

明日が雑誌の校了だろうが、原稿の締め切りだろうが、誘われたら断ることなんてありえなかった。

高校時代、明日から試験が始まるという夕方でも、ダチから「女に振られた」と電話があれば、酒を買ってダチの部屋へ走り、結局、翌日は二日酔いで休んだりもしたっけ。

 

「おまえは、マジメか!」

と、ぶつくさいいながら、その後もまた、朗読用の詩を推敲した。

終えて原稿を送り、遅い夕食のしたくをする。

 

[夕食]

●目玉焼きのせ焼きそば(豚肉、キャベツ、人参、紅ショウガ、青のり)

●ほうじ茶

 

めんどうになり、明日の昼食用に買っておいた焼きそばですます。

しかし、久しぶりのソース味が身に染み、満足する。

で、クスリを飲み、さっさと眠る。

1時間後、悪夢に苦しんで目覚める。

便所に立ち、また眠る。

2時間後、悪夢に苦しんで目覚める。

便所に立ち、また眠る。

2時間後、悪夢に苦しんで目覚める。

煙草を吸い、また眠る。

 

 

NMIXXつれづれ草]

●左がキュジン(17歳)、右がジウ(18歳)、双子みたいな2人だが、KPOP界のトップ・ダンサー。3年後のアーティスト覚醒が見ものであり、同時に爺さんはいらぬ心配をしてしまう。

 

●私がNMIXXに「ポップスの未来を見た」のは、何度も書くが、彼女たちがケチなアーティスト面せず、アイドルを満喫している姿にだった。

●シリアスさと可愛いを一緒に体現できる彼女たちの才能が、数年先、どうしたって本格的なアーティストになるのは必然である。

●そのときこそ、私が見た「ポップスの未来」を、あなたも見るだろう。

●しかし、そのときもまだ、彼女たちはアイドルの笑顔を、私に見せてくれるだろうか?

 

 

[今週の曽根のお勧め作品/坂口安吾『信長』宝島社文庫] 

  

●エッセイは上手いが小説はヘタと散々言われた安吾だが、なに、確かに安吾が目指した、ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』のような本格小説は間に合わなかったけれど(享年48は早すぎた)、この時代小説において、ドストエフスキーに負けない筆力とサービス精神で、信長という「魅力像」を創り出し、凡百の時代小説家をかすませ、ついでに「純文学」なんてケチな寝言も吹き飛ばし、あの本格小説しか認めない立場にいた丸谷才一にして「面白過ぎて、びっくりした」と言わしめた、この傑作長編を残していたのだ。周りから「尾張の大タワケ」と嗤われた少年信長こそ、実は知力でもって権謀術数渦巻く戦国の世を戦い抜く英雄であったことが語られる、無頼派安吾の知性が爆発した歴史ロマン、ぜひあなたもガツンとくらってほしい。

(名古屋生まれのボスYも推薦)

 

 

 

 

3月28日(木)鬼子母神は晴れ。

 

東北人の私にとって、春は嬉しい季節だ。

まあ、この時期、宮城はまだ寒いかもしれないが、雑司ヶ谷の某寺の門前の桜並木には、花も咲いていないのに、ずらりと屋台が並び、なんと若い女の「猿回し」まで客待ちをしていた。

さすがに歩くものも少なく、手持ち無沙汰の猿の「おすまし顔」が、たいそうキュートであった。

 

夜の「BURST公開会議」で朗読する詩のプリントを、先日の朗読会同様、客へ配ろうと、ボスYにデザインしてもらった。

(あ、無論ノーギャラでね)

それを10枚コピーして、阿佐ヶ谷タバサへ着いたのが、夜7時過ぎ。

 

今回のトークライブのお題は、釣さんが選んだ「死体映画ベスト10」で、久しぶりに釣さんと映画の話ができて楽しかった。

釣さんと365日、毎晩毎朝、呑んでいた10数年年、映画の話はベスト5に入る話題であった。

 

で、今回朗読した作品のテーマも、そのベスト5に入るだろう。

それは「美」についてだ。

釣さんは「死体写真家」として、多くのバッシングを受ける立場だったためか、最初からかなり「美」についての理論武装が構築されており、そんな形而上学的話題が、酒の肴にぴったりだったのだ。

 

毎夜、そんなことでくだをまいていた2人が懐かしい。

お互い30代であったが、まるで大学生の青春であった。

彼は慶應を卒業しているが、

(パンクスであったそうだ。が、春はテニス、夏はサーフィン、秋は適当、冬はスキーというサークルに所属していたという)

私は大学へいかず、そのころは土方時代であるからにして、答えの出ない命題について、哲学めいた会話をするのが楽しくてしようがなかったのである。

 

あれから15年ほどが経ったが、あの頃を思い出して、以下の作品を書き上げ、推敲し、朗読した。

とはいっても、釣さんとの総意ではなく、あくまで私の考える「美」についてだ。

あの頃だって今だって、お互いの考えは違う。

が、まったく同じな部分、同じ土台、同じ流れが、今だってあるはずだ。

4千日を超える夜、お互いの言葉にはしゃいでは、飽きずに26時間もぶっ続けで呑んだくれていたのだから。

 

尚、今のところ、次の詩を、次回詩集『BALLS』の巻頭に置きたいなあと、まだ編集のりっちゃんへお願いしていないが、考えている。

詩人曽根 賢としての、立脚点であるテーマだと、思うからである。

処女詩集『ハードボイルド・ムーン』の作品とは、あえてスタイルも言葉遣いも大幅に変えた作品群になるので、乞うご期待。

 

 

BALLS用 新作詩(第2稿)]

 

 

「美は欲情する」

 

  1

 

あまたの百科全書と、天草・島原の地図、いくたの世紀と帝国、西欧(ヨーロッパ)と極東、家のない母親たち、絶滅収容所の下水溝に佇むヘラクレイトス、ラウドな捕鯨船、破れた網、ほとばしる民衆の体液、盲目の図書館のちりの積もった本棚、太腿まであるグレーのソックスのほつれ……嗚呼、

美は欲情する。ありきたりな戦地へ赴き、砂時計の砂漠で輪廻転生を繰り返す青年たちよ、

美は欲情する。美は人が見つけるものでも、ましてや、芸術家が造りだすものでも、あなたが見つけたり造りだすものではない、美は駱駝の眼のように実存する、雨音をすくうバケツのように、部屋の隅で凝っと立ち尽くす。美はカラヴァッジョの罪やレンブラントの沈黙に潜み、ある刹那の偶然に、あなたを見そめ、あらがうことなく発情し、いきなりあなたへむしゃぶりつくのだ。

一生、美と無縁であるものこそ幸いである。

切断された男根にまとわりつく、邪推のわだかまりから生まれた、アフロディテの丸い腹をしとねにして、美は淫らな預言者となって、あなたの市民権を剥奪する、美はあまりにあこぎな債権者ゆえに。

 

  2

 

清澄(きよくすんだ)な大気に溶け込む夕日、暗い台所にたたずむ金色の酒、岩牡蠣へ絞るレモン、農道へ転がった自転車の影、かえでの葉むらに映える外灯、雨の最後のしずくと一緒に桃の実から漂ってくる香り、わら束が煙る庭で、あなたは胸に抱き寄せる、日陰で熟れ、陽光のじゃれつく、彼女の乳房を……嗚呼、

美は欲情する。糸ひく不遜な言葉を誇り、他国の子どもたちの指を食い散らかす若き愛国者たちよ、美にはルールもモラルもポエジーもない、ただひたすらに美は欲情する。神秘を礼賛する俗なるものに、美は喉を鳴らし腰を浮かせはしない。勇気のない画家やジャーナリストや中学教師へ、美ははだけた胸を弾ませはしない。ぐずぐず弱音を吐く料理人や外科医や牛飼いの腰へ、美は毛を剃った脚を絡めてはこない。

一生、美と無縁であるものこそ幸いである。

美の「不在」とは、最も確かな、最も生き生きとした、最も破壊しがたい、最も忠実な「存在」なのだから、美と無縁なるものよ、今夜も安眠すればいい、天変地異を予言する件(くだん)を冷蔵庫へしまい、靴紐が燃えるにまかせ、アイヒマンの集う善人面した街で、市民生活という硬質なまやかしに、一生をついやせばいい、ひとりの死は悲劇だが、数百万人の死は統計上の数字でしかないと日記に記し、献身的に命令を待ちながら、おまえの子どもをつくればいい。その子どももまた子どもつくるように。

 

  3

 

さだかならぬ美徳のよろめき、路地という路地に手足を伸ばしてくつろぐ黄昏、薄れゆくインパールの記憶、ものうく乾いた内ももには溢れ流れた恋人の名残、ぼんやりとしたものが優しくなり、身近なものが遠くなる、さりげない別れの背後に、永遠の別離が潜んでいるように……嗚呼、

美は欲情する。あなたが女であればあなたを孕ませ、あなたが男であればあなたの子を孕む、戦況を左右する山場の司令官へまたがり、三十センチの死を孕むように。

美は欲情する。美はパレスチナ人の入れ歯のように実存する。美はそこらの街角に待ち伏せ、少女を羽交い絞めし、少年を絞め殺す。同時に、美と共に彼女は生まれ、美と共に彼女は死に。美と共に彼は生まれ、美と共に彼は死ぬのだ。

一生、美と無縁であるものこそ幸いである。

マルキシズムは哲学ではなく運命であり、宗教が人類の詩であるならば、美の欲情こそが人間の原罪なのだ――神は沈黙の言葉だが、言葉が愛を形作れないように、言葉巧みなものが美を引き寄せはしない、欲望の血のたぎりだけが美を引き寄せるのだ、美の歓びは、人間の単純な心にとって余りに複雑ゆえに、マスタード・グリーンで包んだコック・サッカーの知性と、あなたの性器にみあった形の美だけが世界を彩るのだ。

 

  4

 

蜘蛛の糸にすがった、憂国の政治家、徳を積んだ官僚、実直な警察官と自衛官、謀略を説く経営者、淫猥な契約を紐解く聖職者、差別と虚言のブローカー、血族を誇るトラック運転手、労働者階級の英雄、生活保護受給者の詩人、掟を破る漁民、捏造された幸せに魅入った市民、ちんけな寝言をほざく少年少女、日本の魂と花々の腹心の友、歴史の荷役人たち……嗚呼、

呪われたものたちよ、一生、美と無縁なおまえら民衆こそ、世界にとって幸いである。

けれど、夜の明け切らぬうちに彼は死に、その彼とともに、笑いながら死んだゼウクシスの老いた

女神像や、アペレスの引いた地平線も一緒に死んで、甦ることはないだろう。

彼が息絶えるとき美もまた心中し、ほんの少し世界は貧しくなるのだ……嗚呼、

美が欲情するとき、あなたはどこへ向かっているのか?

美が欲情するとき、あなたは何を求めているのか?

美が欲情するとき、あなたは誰を許しているのか?

その視線の先にこそ幸いあれ。

 

 

 

(第2稿20240327

 

 

 

3月30日(土)鬼子母神は雨のち晴れ。

 

[夕食]

●グリーンピースごはん

●カツオの刺身(生姜、ニンニク)

●カブとナスの糠漬け

●ほうじ茶

 

さやえんどうが半額だったので、昆布出汁と酒と塩を足して炊いてみた。

けっこう上出来に炊けた。

カツオの刺身もぴったりだ。

 

 

おやすみなさい。

今週はずっとブルーだった。

季節の変わり目は病人には辛い。

それに、どうしても不動産屋へ足が向かない。

それといっしょに引っ越しのことを考えるせいか、今週は連日の悪夢に苦しめられた。

 

この七曲り荘だって、ボスYが決めて、気がつけば突っ込まれていたようなもんだし、自分ひとりで部屋を借りるなんて、上京以来なのだ。

ほんと、何にもひとりじゃ出来ないんだよなあ。

地図は読めないし、運転免許証は持ってないし、そもそも運転が下手だし、泳げないし、釘が真っすぐ打てないし、ゴキブリが怖いし――どうすりゃいいんだオレ?

良い夢を。

 

 

 

[処女詩集販売中]

『火舌(かぜつ)詩集 Ⅰ ハードボイルド・ムーン』

著者:曽根 賢(PISSKEN

ドローイング:佐藤ブライアン勝彦

 

判型A5/平綴じ/96ページ

部数:300

税込み価格1320

 

さて、販売方法だが、以下の2つの書店で、通信販売、また店頭発売します。

2書店のサイトを検索してもらって注文してください。

ネット注文できない私のようなひとは、誰かに頼んで注文しましょう。

 

詩集には私のサインが入っています。

 

「タコシェ」

http://tacoche.comには、遊離型テストステロン11.8 pg/あれば要注意(ボーダーライン)8.5pg/ml以下の場合は明らかに(シング(シンル小説もセカンド&サードも注文できます)

 

「模索舎」

http://www.mosakusha.com/

 

「阿佐ヶ谷ネオ書房」

書店販売のみ

 

尚、くどいようだが、この処女詩集は、あくまで『火舌詩集』のⅠであって、今後あと2冊を発行します。

3冊合わせて『火舌詩集』となるので、ぜひコンプリートしましょう。

「火舌」とは中国語で、火事の際、窓から吹き出し、壁を舐める炎をいう。

 

[サード&セカンド・シングル通販中]

A面「PISSINTOMY HEROES
B面「七曲荘二〇三号室」

 

セカンドシングルのジャケット。被写体は細菌学者の志賀潔。撮影は土門拳。

 

アドレス:budroll.shelvis.sy3@gmail.com

――以上へ以下のことをメールしてから、お金を振り込んでください。

郵便番号と住所
名前(口座のカタカナ読み振りも)
電話番号
サード、セカンドのどれを希望するか

(ファーストは売り切れ)

●1,600円(発送代込み)
振込先――ゆうちょ銀行

BUDROLL(バドロール)
普通口座:店番908
口座番号:5133817

 

 

『キャンプ日和』(河出書房新社)

キャンプ小説&エッセイのアンソロジー。トリに曽根 賢の短編「二つの心臓を持つ川の縁で」が掲載されています。

 

 

『点線面』5号(ポンプラボ)

曽根 賢の特集と、論評風の新作エッセイが載ってます。詳しいことはネットで検索してください。

P.S.

以下の作品を買ってくれる方、また、仕事をくれる方、メール下さい。
「詩作品」(手書きした原稿用紙――1万円)
宅配便着払い

原稿仕事。

●pissken420@gmail.com