パワポ部
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パワポ年賀状2017!

あけましておめでとうございます~!

 

いきなりですが、今年からパワポ部復活します( ̄^ ̄)ゞオス!

 

とりあえず、2017年のパワポ年賀状です!

 

 

2016年は、最新版パワポにたくさんの新機能が加わりました!

 

●ズーム

●画面切り替え:変形

●アイコンの挿入

 

などなど。

 

いままでPreziとか、MacのKeynoteなんかでしかできなかった見せ方が、

パワポでも簡単にできるようになりました!

 

いやー、すごい!

 

今回のパワポ年賀状は、「画面切り替え:変形」を駆使しております!

 

これに「ズーム」を絡めれば、ますますおもしろい魅せ方ができそうです^^

 

てことで、本年はいろいろとがんばりますっ!

 

引き続きよろしくお願いいたします^^

 

【出版裏話その3】『スライドを極めればプレゼンは100%成功する』

ゆるゆると今年発売された拙著の裏話をご紹介するコーナー。



スライドを極めればプレゼンは100%成功する!/技術評論社
¥2,138
Amazon.co.jp


まずは簡単に本書のご紹介。

この本は、『スライドプレゼン』のメソッドに特化した内容となっています。

スライドプレゼンとはどういうものか?

ストーリーはどのように組み立てるか?

スライドはどう考えてつくればいいか?

プレゼン本番での立ち居振る舞いは?


なんてところまで、「スライドプレゼン」のすべてを網羅しております。

スライドプレゼンの本自体、非常に珍しいのですが、

実際のPowerPointの操作法まで踏み込んでいる本は、

本書以外に見当たらないでしょう。

ある意味、……とゆーか、ぶっちゃけ、

僕の集大成

な本になっています。


さてさて、では裏話を。

この本、めっちゃいかついタイトルがついていますが、

実は出版直前まで、

『スライドプレゼン(再)入門』

とゆー、温厚なタイトルだったのですw

『スライドプレゼン(再)入門』というタイトルは、

僕が本書を書き始めてからずっとタイトルに据えていたものです。

これからスライドプレゼンをはじめる人も、

すでに幾度となくスライドプレゼンをしている人も、

この本を読んで、あらためてここからスタートしてください!

みたいな意味合いのタイトルでした。


が、しかし!


編集者さんが、

「もっとビジネス書っぽいタイトルにしたい」

とゆーことで、紆余曲折を経て、このタイトルになりました。

ちなみに、僕が出したタイトル案は以下のものです。


スライドプレゼンテーション・バイブル

スライドプレゼン・パーフェクトメソッド

スライド力 
~魅せるプレゼンの表現術~

Slide Presentation
~魅せるスライドプレゼンの技術~

スライドプレゼン・シークレット

プレゼンテーション 3.0
~伝わるスライドプレゼンテーションの“新表現”メソッド~

クリエイティブプレゼンテーション
~スライドプレゼンテーションの“新表現”メソッド~

新・プレゼンテーション
~これからのスライドプレゼンテーション作法~

超絶プレゼンテーション入門
~魅せるスライドプレゼンテーションの教科書~

だれにでもできるすごいプレゼン
~魅せるスライドプレゼンテーションの教科書~

プレゼンテーション新表現メソッド
~新しいスライドプレゼンテーションの教科書~


……てことで、まあ、いろんな案はあったのですが、

最終、このタイトルになりました。

いつか自分でタイトルを決められる人間になりたいものです^^


ともあれ、本書は現時点での僕の集大成となっています。

個人的には、もっと爆発的に売れてもいい内容だと思っていますw

でもまあ、こっそりと、「知る人ぞ知る」的マニアックな本になるのもまたヨシ^^

この本のとおりにしたら、僕と同じことができちゃいますしw


とゆーことで、ひっそりと宣伝してみました^^

なんかヘン! だけど印象に残って効果絶大!

なプレゼンがしたい方は、こっそりとお読みくださいませ^^



【出版裏話その2】『いきなり差がつく!PowerPoint』


ゆるゆると今年発売された拙著の裏話をご紹介するコーナー。

第1回めの『いちばんやさしい資料作りの教科書』に続きまして、

今回は『いきなり差がつく!PowerPoint』です。


いきなり差がつく! PowerPoint (DVD-ROM付き) (100%ムックシリーズ)/河合 浩之
¥1,490
Amazon.co.jp


まずは本書について。

この本は、2011年に発売された『いきなりスゴイ!PowerPoint』の増補改訂版です。


いきなりスゴイ! PowerPoint【超実践! これ一冊で完全マスター】 (100%ムックシ.../河合 浩之
¥1,317
Amazon.co.jp

旧版はすでに絶版となっており、今日現在で4,500円~11,594円のプレミア価格がついております(笑)

新版の『いきなり差がつく~』は、PowerPoint 2013に対応し、「スライドプレゼン編」はほぼ新原稿、「企画書・紙ツール編」はやや新原稿、という、新旧入り乱れた内容となっています。

(ちなみに、旧版のCD-ROMに入っていたデータは、すべてDVDに収録されています)


さてさて、本書のいちばんの買いどころは、

『市川真樹先生の模範プレゼン』で使用されているスライドが、全編まるごとつくれるようになること!




スライドづくりだけでなく、プレゼンの仕方も一緒に学べてしまいます!

市川真樹先生のブログは↓こちら。

『PowerPointでいこう♪』



てことで、そろそろ裏話を。

本書のいちばん衝撃的な裏話は、やはりこれでしょう。


著者が知らないあいだに書店に並んでいた(笑)


通常の出版では、原稿を入稿したあと、デザインが上がってきて、幾度も校正を重ね、印刷所に送られてからはゲラを確認し、最後、著者の責了、出版社の校了を経て本印刷に入る……というプロセスを経るのですが、なななんと本書は、

初校をアップしてしばらくしたら、書店で売られていた!

という世にも珍しい本なのでございます(笑)

ムック本というのは、スピード命!なところがあるのでしょうね。

編集者さん、お疲れさまでした&ありがとうございました^^


もうひとつ裏話。というか、表話を。

なぜか本書は、旧版も新版も、

本当のタイトルを憶えてもらえない

のです。

旧版は『超実践パワポ』

新版は『魅せるパワポ』

と呼ばれています。

やはり決め手は「字のデカさ」

これは良い勉強になりますw

みなさんも印象づけたいことはデッカい文字で書きましょう。


てことで、次回は(いつになるかわかりませんが)僕の集大成本である

『スライドを極めればプレゼンは100%成功する』

というイカツいタイトルの本の裏話をご紹介します^^





【プレゼン】オーディエンスの視点

『スライドを極めればプレゼンは100%成功する』(技術評論社)

本書でご提案しているプレゼンのテクニックを、具体的にちらりとご紹介します^^

今回は、「オーディエンスの視点」について。

まずは、こちらの動画をご覧ください。15秒。無音です。




ご覧いただけましたか?

さて。

この動画を観て、あなたの「視点」はどのように動いたでしょうか?

それを意識して、もう一度ご覧くださいませ。


いかがだったでしょう?

おそらく、

「動いているプレゼンター」

と、

「プレゼンターが指し示した場所」

に目がいったのではないかと思います。

そう、人は、動いているもの、そして、動きから読み取れる指示に反応するのです。

これこそが、スライドプレゼンの極意!

つまり、

「なにを動かすか?」

を意識して、スライドを考える必要がある、ということです。

陥りがちなのは、「スライドだけに囚われる」こと。

スライドをつくっているときに、

スライドだけを意識していませんか?

スライドプレゼンの場合は、

スライド+プレゼンター+オーディエンス

が三位一体となってプレゼンが成り立ちます。

スライドだけで完結しては伝わらないのです。


プレゼンの現場を想像しながら、プレゼンのシナリオ、トーク、スライドを考える。

オーディエンスの視点でプレゼンを組み立てていくことが、

プレゼンの唯一の成功法則です。

そう考えると、プレゼンに「おもしろみ」が必要なことも自然とわかるはず。


ってことで、「プレゼン+おもしろみ」については、本書でご確認くださいw

スライドを極めればプレゼンは100%成功する!/河合 浩之
¥2,138
Amazon.co.jp

【出版裏話その1】『いちばんやさしい資料作りの教科書』

気がつけば2015年も4月。

相変わらずドタバタしております( ̄^ ̄)ゞオス!

2月から3月にかけては、schoo × よしもとさんのコラボ企画、

よしもと芸人と学ぶ自己紹介プレゼンスキルアップ特訓(全5回)

の先生を務めさせていただきました。

よしもとの若手芸人さんに「自己紹介プレゼン」を教える、という授業。

これは自分でも勉強になりましたし、なにより楽しかったです^^

プレゼンもビジネスビジネスするより、こんなふうに楽しんだほうが、気づきが多くて身につきやすいかもしれませんね^^

プレゼンと言えば、第3回を担当してくださった人気大爆発MC・丸山久美子先生

『秘技! キンチョー隠し!』

は必見! プレゼンで緊張しない人なんていませんからねー^^



さてさて。schooも忙しかったのですが、さらに忙しかったのが、出版。

3月31日発売 『いちばんやさしい資料作りの教科書』(笠倉出版)

4月2日発売 『いきなり差がつく! PowerPoint』(晋遊舎)

4月23日発売 『スライドを極めればプレゼンは100%成功する!』(技術評論社)

この3冊がほぼ同時進行でした(´◉◞౪◟◉)!


ということで、今回から3冊分、3回に分けて、出版の裏話をちょろっとお伝えしますね。

第1回めは、『いちばんやさしい資料作りの教科書』について。

いちばんやさしい資料作りの教科書
¥648
Amazon.co.jp

裏話、ということですので、あまり表で書かない話をw


この本、僕は「監修」という位置づけになっています。

監修というと、「書き上がったものをチェックする」みたいなイメージがありますが、本書はもっと踏み込んで携わらせていただきました。

●編集者さん、ライターさんと一緒に、内容についての企画会議をする
●コンテンツの参考となる素材(パワポデータ)を提供する
●使用する画像(パワポデータ)を制作~提供する
●「はじめに」や「コラム」、一部本文を執筆する
●全体を校正する


こんな感じです。

自分の名前で出る以上、ちゃんとお役に立てる内容にしたいですからねー^^

本書は、編集者さんとライターさんが優秀な方でしたので、とてもステキな仕上がりになりました^^

新入社員の方や、PowerPointを使い始めた方におすすめの一冊です
(。・ω・。)

あ、そうそう!

schooの授業でご一緒した丸山久美子先生による「緊張を“隠す”技術」も写真入りで載ってます^^

資料をつくってプレゼンされる方には、とっても役に立つ本になってます。

おっと。フツーの宣伝みたいになってしまったw

では最後に、とっておきの裏話。

こーゆー出版の依頼って、どんなふうに来ると思います?

知り合いの編集者さんから電話で連絡が来る、とか?
突然、Eメールで依頼が来る、とか?

もちろん、こんなふうに依頼が来ることもあります。

が、本書の場合、


Facebookメッセージでぽろーん!


と編集者さんから依頼が来ました(笑)


「初めまして!」って感じでw

いやー、便利な世の中です^^

Facebookメッセージだとやりとりが早いので、制作過程もスムーズでした。

てことで、全国の編集者さん、お気軽にFBでメッセージくださいませ^^

■河合浩之Facebook
https://www.facebook.com/hiroyuki.kawai1


では次回、かなり曰く付きの本の裏話を書きますねw


よしもと芸人と学ぼう! 世界一面白い「自己紹介プレゼンテーション」の授業



2015年2月18(水)から、YOSHIMOTO x schooさんのコラボ授業に登壇します!
みなさん、特設ページから授業の「受けたい!」ボタンをポチッとお願いします!

■ よしもと芸人と学ぼう!世界一面白いプレゼンテーションの授業
今回のカリキュラムは、2015年2月18日(水)より、毎週水曜19時、全5週にわたって開講される。MCの「ぜんじろう」をはじめ、若手芸人の「鬼越トマホーク」「サンシャイン」「横澤夏子」が生徒役として登場。ビジネススキルとして欠かせない、またビジネスだけではなく、プライベートでも試される「自己紹介プレゼンテーション」のスキルを、先生が全5週にわたってレクチャーする。先生として登壇するのは、PowerPointプレゼンテーション専門家の河合浩之、MC・司会の丸山久美子

若手芸人たちは、プレゼンテーションを構成する際に必要な考え方や、聞き手を引きつけるPowerPointの小技、緊張しているように見せないしゃべり方などを、オンラインの受講生とともに学び、最終回授業では、実際にPowerPointを使った「自己紹介プレゼンテーション」に挑戦する。

スクーではこれまで、先生がレクチャーを行う授業が多く、今回のように「生徒役」が授業に登場するケースは少なかった。今回は、ビジネスシーンとは一見関わりのないお笑い芸人たちが、プレゼンスキルを身につけて変わっていくビフォーアフターを見せることで、受講生にもより実用的な学びを持ち帰ってもらうことが狙い。

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よしもと芸人と学ぶ、自己紹介プレゼンスキルUP特訓
【1限目】発表の心得編(2月18日(水)19:00~20:00)
【2限目】プレゼンテーション構成編(2月25日(水)19:00~20:00)
【3限目】立居振舞い編(3月4日(水)19:00~20:00)
【4限目】PowerPoint制作編(3月11日(水)19:00~20:00)
【5限目】最終回発表編(3月18日(水)19:00~20:00)

《カリキュラム特設ページ》
 https://schoo.jp/campaign/2015/yoshimoto_presen

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※ 生放送授業の受講には「スクー」への登録(無料)が必要です

プレゼンテーションといえば、面接や企画提案などのビジネスシーンはもちろん、飲み会の席など、コミュニケーションでは絶対に外せないスキル。これまで本やセミナー等ではマスター出来なかった人にも、若手芸人と一緒に楽しんで学んでもらえるよう、授業を設計している。

■ オンラインだからこそできる、ラーニング・エンタテイメント
スクーではこれまでにも、松竹芸能と提携した「落語入門」や、音楽アーティストと一緒に曲をつくる授業、女優と一緒にパソコンを自作する授業など、エンターテインメントと学習を掛けあわせたコンテンツを多数提供してきた。過去には、漫才コンビ「キングコング」の西野亮廣が先生として登壇し、60分間の生放送で受講生からの質問に答えるという授業も開講している(https://schoo.jp/class/1295 )。

 今回のカリキュラムでも、「オンラインだからこそ出来るラーニングエンターテインメント」を追求し、生放送中に受講生たちが投稿するチャット利用して、芸人たちに「ステージ上での緊張を克服する方法」などを質問したり、芸人たちのプレゼンテーションを受講生からの投票で最優秀コンビを決めるなど、「双方向のコミュニケーション」で授業を盛り上げる予定。

2015年 パワポ年賀状

みなさま、新年あけましておめでとうございます。

毎年恒例のパワポ年賀状をお届けします。

あ、説明するまでもありませんが、パワポですべてつくっています。


ちなみにこの元ネタは、↓マイクロソフトさんのCMです。

http://youtu.be/OKbO32Axfy4


さて。

過ぎ去った2014年。みなさんにとってはどんな一年でしたでしょうか?

実りのある、もしくは、種をまき、耕した一年となりましたでしょうか?


僕はもうドタバタと畑の上を走り回って過ぎた一年でした。

あまりにドタバタしていたので、前半はほとんど憶えていませんw

4月に4冊目の本が出た、ということだけでしょうかw

今すぐ使えるかんたん文庫 パワーポイントPowerPointあっ! と驚く快速ワザ/技術評論社
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7月には長年勤めた会社を辞め、晴れてフリーランスに。

さーて、事業計画でも立てるか~!……と思う間もなく、

7月21日から8月11日までの3週間、

オーストリアは「グラーツ」という街でeラーニングコンテンツ収録のお仕事。

帰ってからすぐ、日本のeラーニングコンテンツの収録、

そして、セミナーとメインクライアントさまのお仕事が目白押し。

気がつけば、2014年の年末を迎えていました。

いまは、1年前に出版が決まっていた本を必死で書いております^^;;;


と、まあ、こんな状態で言うのもなんですが、

2015年の抱負を。

【2015年の抱負】

プレゼンをもっとカジュアルに・序章


「プレゼンをおもしろく、カジュアルに」というのが

僕の大きなテーマです。

せっかくフリーランスになったので、

2015年はもっと自由に動いて、おもしろいことができれば、

と思っています。

好きなものを好きでいられることって、とても幸せなんじゃないかな、

と思います。


てことで、2015年は果敢に「ヘン」なものにチャレンジしたいと思います。

引き続きおもしろがっていただけますとうれしいです^^

2015年。

みなさまにとってステキな一年となりますように。


【読むパワーポイント(10)】 「プレゼンター」を活かす方法


前に書いた
『読むパワーポイント(8)』では、「配付資料」をスライドプレゼンに

活かす方法をご紹介しました。

今回は、「プレゼンター」を活かしたスライドプレゼンの方法をお話しします。


 

スライドプレゼンの場合、オーディエンスの多くはプレゼンターではなく

スライドを観ています。

そして、スライド内の要素が多いほど、オーディエンスはプレゼンターの

話から耳を遠ざけ、目でスライドの要素を好き勝手に読んだり眺めたりします。

 

では、逆にプレゼンターに注目させ、かつ、プレゼンターを引き立たせ、

印象に残るプレゼンにするにはどうすればよいか?

答えはこちら。

 

『スライドには「キーワード」か「ビジュアル」しか使わない』

 

たとえば、こんな感じです。

 

スライド197%」の文字

スライド2「椅子」の写真

スライド3「ゾウの群れ」の写真

スライド4「三島と太宰」の文字

スライド5700年前」の文字

スライド6「空っぽの冷蔵庫」の写真

……

 

いかがでしょうか?

スライドだけでは何のことかさっぱりわからないでしょう?

そう、そういうことです。

オーディエンスはプレゼンターの話を聴くしかないのです。

そして、スピーカーだけで行われる講演とは違い、

スライドを使うことでオーディエンスに強烈な「印象」を与えることができます。

まずはオーディエンスの頭のなかに「?」をつくる。

オーディエンスはその答えが知りたくて、まるで謎解きに参加するような

ワクワクした気持ちで、プレゼンターのスピーチに聴き入るでしょう。

 

プレゼンの具体的なつくりかたは、以下のとおりです。

 

1)スピーチ原稿をつくる

 「口語」で書くことがポイント

2)セクションごとのキーワードを決める

 キーワードは、セクションの終わりあたりに登場する言葉を選ぶ

3)キーワードを「文字」として使うか「ビジュアル」にするかを決める

 「どちらが相手にとって印象的か?」を画策

4)スライドをつくる

 アニメーション効果は不要。画面切り替え効果は「フェード」にする

5)ひたすら練習してブラッシュアップ

 キーワードやビジュアルの変更も考える

 

注意すべきは、「キーワード≠答え」であること。

まずはオーディエンスに「なんだろう?」と思わせる。

そのキーワードに結びつく答えは、口頭で述べるだけで焼き付きます。

また、ビジュアルに「写真」を使う場合は、トリミングをして

スライド全面に表示させると、よりインパクトが出ます。

すべてを「キーワードだけ」「ビジュアルだけ」で組み立てても

おもしろいかもしれませんね。

みなさん、ぜひお試しください。

 

河合浩之

【読むパワーポイント(9)】 スライドプレゼンテーションの3つのスタイル


4
5年前から、ここ日本でもプレゼンへの関心が高まってきたように感じます。

 

『プレゼンテーションzen』のヒット。

ジョブズのプレゼンへの熱狂。

TED』のテレビ放映。

その間、草の根で増殖するライトニングトーク。

これらのムーブメントを経て、全国民が注目した「五輪招致プレゼン」。

 

まさにいま、日本はプレゼンの黎明期を迎えています。


それに伴い、プレゼンの方法論があふれかえることになりました。


ネットの記事。

雑誌の特集。

プレゼン本。

テレビ番組の企画。

 

この状況自体は、個人的には大歓迎。

プレゼンに関するいろんな考え方・テクニックに触れられて、

それはそれは勉強になります。

 

世にあまたあふれるプレゼンの方法論。

個人的には大歓迎なのですが、幾ばくか危惧する部分もあります。

 

それは、「方法論」が「べき論」になること。

 

まだプレゼン黎明期にさしかかったばかりの日本。

「べき論」で戦い、プレゼンの可能性を画一化しまってはモッタイナイ。

「べき論」で思考を狭めてしまうのではなく、

いろんなプレゼンの可能性を拡げ、新しい手法を試してみること。

それが結果にアプローチし、改善にチャレンジする姿勢をつくります。

 

ですから、みなさんは「べき論」に囚われず、

いろんなプレゼン手法に刺激を受け、取り入れてほしいと思います。

 

さて。

あらためてプレゼンを見渡してみたところ、

こういう分類の仕方もあるのではないかと考えます。

 

【プレゼンテーションのスタイル】

 

A.スライドを使わないプレゼン

B.スライドを使うプレゼン

1) プレゼンターがメイン

2) スライドがメイン

3) 1と2を合わせたもの

 

まず、プレゼンには「スライドを使わないプレゼン」と「スライドを使うプレゼン」があります。

スライドを使わないプレゼンは、「演説」や「講演」のように、

話術のみ、あるいは話術+板書+小道具的な要素で成り立ちます。

このスタイルでは、「スピーチ」のチカラ(構成含む)が求められます。

歴史に残るプレゼンは、このスタイルが多いですね。

 

一方、スライドを使うプレゼンには、「3つのスタイル」があります。

 

1) プレゼンターがメイン

2) スライドがメイン

3) 1と2を合わせたもの

 

3つそれぞれ、スライドのつくりかたが変わってきます。

簡単に説明しましょう。

 

まず、「1)プレゼンターがメイン」のプレゼン。

この場合、スライドはプレゼンターのスピーチをサポートし、

場を演出する背景となります。

たとえば、プレゼンの流れに即した「フレーズ(キーワード)」

のみがスライドに表示されているとか、

オーディエンスのイメージを助けるビジュアル(写真・図式)

だけが表示されているとか。

このタイプのプレゼンは、企業のトップ、業界のエキスパートなど、

“個”が際立つプレゼンに適しています。

 

次に、「2) スライドがメイン」のプレゼン。

この場合、プレゼンターはスライドの良きナビゲーターとなる必要があります。

また、スライドは見やすく、わかりやすく、そして、

オーディエンスの興味や想像をかき立てるものでなければなりません。

一般的に行われているビジネスプレゼンにはこのタイプのものが多いですが、

スライドは詰め込み型”“文章・箇条書き型のものがほとんどで、

必ずしも魅力的なスライドになっていないのが現状です。

 

最後に、上記の「1)と2)を合わせた」プレゼン。

あるときはスピーチを中心に、あるときはスライドを中心に、

そしてまたあるときはプレゼンターとスライドがコラボレーションし、

起伏に富んだエキサイティングなプレゼンテーションが可能となります。

プレゼンにエンターテインメントを取り入れた、強く印象に焼き付くプレゼン、

と言えるでしょう。

 

これら3つのスライドプレゼンのタイプは、

プレゼンの内容によって使い分けることが大切。

スライドのつくりかたがそれぞれ異なってくるので、

あらかじめプレゼンのタイプを明確にしておく必要があります。

 

いずれにせよ、スライドが魅力的でないと、

スライドを使う意味がなくなります。

オーディエンスが身を乗り出すプレゼンのために、

スライドの見せ方を工夫してみましょう。

 

河合浩之

【読むパワーポイント(8)】 「配付資料」を説明会に活かす方法


プレゼンテーションソフトとして多くの人に知られているパワーポイント。

しかし、パワーポイントは「プレゼン」だけに使われているのではありません。

実際、パワーポイントがもっとも使われているシーンは、

スクリーンを用いたスライドプレゼンではなく、説明資料や営業資料として

――つまり「紙」として使用する場面です。

企画書、提案書、商品案内、調査資料などなど、パワーポイントを紙出力して

相手と共有する。そんな使われ方が圧倒的に多いのです。

 

「プレゼン」ではなく、「説明」にも使われるパワーポイント。

「スライド」ではなく、「紙資料」としても使われるパワーポイント。

これが間違った組み合わせになったとき、悲劇は起きます。

 

それは、「配付資料をスクリーンに投影した説明会」

 

これは残念ながら、まったく伝わりません。

伝わる伝わらない以前に、スクリーンの文字が読めないでしょう。

オーディエンスは見えないスクリーンと説明者の話に意識を向けることなく、

手元の配付資料をパラパラと好き勝手に眺めます。

これでは、せっかく組み立てたストーリーも台無し。

オーディエンスも「資料だけもらえば十分」ということになります。

 

このような「配付資料プレゼン」を成功させるには、どうすればよいか?

 

それはズバリ、「スライドの役割を変える」ことです。

具体的には、「スライドを配付資料のナビゲーションとして使う」ことになります。

 

メインのツールは、手元に配られた配付資料。

スライドは、それをサポートする情報の提示に使用します。

勝手に配付資料をめくられないよう、説明をコントロールし、

主導権を取るためにスライドを使います。

 

スライドの役割は、主に以下の4つ。

 

1)参照すべき「位置」を示す

2)強調したい部分を「拡大」する

3)印象的なメッセージを「提示」する

4)紙では観せられない「映像」を観せる

 

あくまでも手元の資料が主役。

説明の流れをコントロールし、補佐していくためにスライドを使う。

このような使い方も、工夫次第で効果的なアプローチになります。

 

「配付資料をそのままスクリーンに映す」だけのプレゼンはいただけませんが、

少し工夫をすれば「伝わるプレゼン」に変わります。

「べき論」ではなく、いかにオーディエンスの立場に立てるか。

プレゼンはそこに尽きるのではないでしょうか。

 

河合浩之

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