NGOピースウィンズ・ジャパン スーダン駐在スタッフのブログ ナイルでまいる!南スーダン“こにょこにょ”レポート


ピース ウィンズ・ジャパン
は日本に本部を置く国際支援NGOです。このブログではピースウィンズ・ジャパンの支援地のひとつ、スーダンに駐在するスタッフが、日々の生活で見たこと、聞いたこと、感じたことをご紹介します。


ピースウィンズ・ジャパンの活動はこちらをご覧ください⇒ピースウィンズ・ジャパンHP


【ブログ執筆者紹介】

$NGOピースウィンズ・ジャパン スーダン駐在スタッフのブログ ナイルでまいる!南スーダン“こにょこにょ”レポート NGOピースウィンズ・ジャパン スーダン駐在スタッフのブログ ナイルでまいる!南スーダン“こにょこにょ”レポート NGOピースウィンズ・ジャパン スーダン駐在スタッフのブログ ナイルでまいる!南スーダン“こにょこにょ”レポート NGOピースウィンズ・ジャパン スーダン駐在スタッフのブログ ナイルでまいる!南スーダン“こにょこにょ”レポート
   たけし        かげ           あき                 さとし
Amebaでブログを始めよう!
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

新スタッフ

皆様、

初めまして。

私、この11月から駐在員としてここ南スーダンに赴任したダイです。
つい先日、約2年半のスリランカ駐在を終え、転任してまいりました。

まだ、赴任して1か月ということで、南スーダンに関しては、右も左も
わからない新人ですが、まだ慣れていないということで、現スタッフとは
違う視点で南スーダンに関する情報をアップできればと思います。

いろいろと至らぬところはあるかと思いますが、これからも宜しくお願いいたします。

ダイ

がんばれ ひこね

現在 南スーダン事業は、日本人4人とローカルスタッフ17名の体制となっています。

が、メインオフィスであるボーオフィスには、もう1名重要なメンバーがいます。

それは、南スーダンの両耳の無いネコ「ひこね」です。
彼は1年ほど前から事務所に駐在するようになり、
基本的には日本人スタッフと同じく24時間事務所敷地に滞在しています。

とても人間に馴れており、遠くから走ってきては
日本人スタッフ達の足に頭と体を擦りつけ、
ギャーギャーと喚き立てます。
ただ、食事を取った後でお腹が膨れている際には、
その限りではありません。

NGOピースウィンズ・ジャパン スーダン駐在スタッフのブログ ナイルでまいる!南スーダン“こにょこにょ”レポート-あっぷ
南スーダンの両耳が無いネコ「ひこね」(左耳は少しある)


食事は、スタッフが食堂から持ち帰った
チキンの骨やお肉のかけらが主です。
野生的に骨までバリバリと食べてしまいます。
生肉などを与えると、野生動物のように前足で抑えつけながら、
肉を食いちぎりつつ食べます。
南スーダンのネコは、野生なので上品な物は気に召さないようです。
一度、喜ばせようと思って日本からキャットフードなどを買ってきましたが、
全く食べようともしませんでした。

NGOピースウィンズ・ジャパン スーダン駐在スタッフのブログ ナイルでまいる!南スーダン“こにょこにょ”レポート-キャットフードたべません
キャットフードを無視して寝るひこね

$NGOピースウィンズ・ジャパン スーダン駐在スタッフのブログ ナイルでまいる!南スーダン“こにょこにょ”レポート-したなめずり
好物のチキンを食べて舌なめずり

こういう野生的な「ひこね」ですが、ケンカには滅法弱いようです。
我々(主にカゲ)は猫のケンカの声を聞くと、
すぐに外に様子を見に行きます。
すると、相手の猫が逃げて行ってしまってから、
スルスルと逃げていた木の上から降りてきて、
まったく気まずそうな感じもなくギャーギャーとエサをくれと足元に迫って来ます。
しかし、たまには応戦もしているようで、鼻のてっぺんを含め、体中に生傷が絶えません。

NGOピースウィンズ・ジャパン スーダン駐在スタッフのブログ ナイルでまいる!南スーダン“こにょこにょ”レポート-テントで寝ている
ケンカに負けて 拗ねてテントの上で寝ているひこね

彼の役目は日本人スタッフを和ませるだけではありません。
かつては事務所・住居に沢山いたネズミを追い払うことが一番の任務です。

NGOピースウィンズ・ジャパン スーダン駐在スタッフのブログ ナイルでまいる!南スーダン“こにょこにょ”レポート  NGOピースウィンズ・ジャパン スーダン駐在スタッフのブログ ナイルでまいる!南スーダン“こにょこにょ”レポート-ねころんであくび
   任務遂行中(寝てるだけ)            任務遂行中(寝ころんであくび)

夜中に部屋の中にネズミが忍び込んできて走り回ると、
気になって寝ることができません。
電気をつけると、ネズミはどこかに隠れてしまい、
また諦めて寝ようとするとまた走り回り、キリがありません。
何度もこのネズミとの「ダルマさんが転んだ」状態のせいで
翌日に寝不足になったことがありました。

そして、仮にそのネズミ姿を見つけたとしても、
動きが素早くそう簡単に追い出したり、
やっつけたりは難しい(唯一カゲだけはやっつけることができます)のです。

しかし、「ひこね」がやってきてから、
ネズミはすっかり何処かに行ってしまいました。
そして、以前のようにキッチンに置いてあったおコメやお菓子等が、
被害に遭う事も全く無くなりました。

NGOピースウィンズ・ジャパン スーダン駐在スタッフのブログ ナイルでまいる!南スーダン“こにょこにょ”レポート-服の上で昼寝   NGOピースウィンズ・ジャパン スーダン駐在スタッフのブログ ナイルでまいる!南スーダン“こにょこにょ”レポート-大体寝ている
   スタッフの服の上で昼寝              基本的にはずっと寝ているひこね

古代エジプトでネコが飼い始められたのは、
やはりネズミによる食料被害を防ぐためでした。
現在の南スーダンでも、ネコは同じ任務を目的として飼われているのです。

毎日「ひこね」は、その任務をこなし(ただ居るだけ)ながら、
今日も日本人スタッフの足の間をうろちょろしているのです。
ということで、今回はうちの重要なメンバー「ひこね」の紹介でした。
ではではー。


え。まだ説明が足りない??え?あ、あれ?
はい了解しました!

えー。さて、皆さんがきっとすごく気にされているだろう疑問について
説明したいと思います。

「なんで、ひこねには両耳がないの??」という疑問です。

NGOピースウィンズ・ジャパン スーダン駐在スタッフのブログ ナイルでまいる!南スーダン“こにょこにょ”レポート-おきあがってボーっと
        耳なし「ひこね」

1年前にここに現れたときは、もう既に両耳がありませんでした。
なので、理由ははっきりしませんが、
この辺りではヤギなどの家畜の耳を切り落としたり、
特殊な傷をつけたりすることで、
その所有の証にする慣わしがあるそうです。

そういう風に、子猫の時に誰かに切られちゃったのかもしれません。
他に聞いたのは、ある人達はネコの耳を切ると、
その家に居ついて離れないようになると信じているそうで、
そういう意味もあったのかもしれません。

ただ、「ひこね」は耳が無くても頑張って任務を果たし(ただ居るだけ)、
頑張って生きて(ただ居るだけ)います。
そしてその姿(ただ居るだけ)に、
厳しい環境下で事業を行っているスタッフ一同は毎日癒され続けています。

今日も明日も明後日も
ガンバレ ヒコネ!

NGOピースウィンズ・ジャパン スーダン駐在スタッフのブログ ナイルでまいる!南スーダン“こにょこにょ”レポート-生肉を食べる
生肉を野生的に食べて頑張っているひこね

ジョングレイ州、最近の治安動向

こんにちは。


治安状況が非常に不安定な南スーダン、

非常に残念なことに、毎年乾季になると部族間紛争が起きてしまうジョングレイ州ですが、

乾季の到来(11月末くらい)を前に、最近治安動向の悪化が懸念されています。


先日の記事にて「ヤウヤウ軍団」という反政府組織についてご紹介しましたが、

ヤウヤウ軍団は着々と勢力を増し、支配地域では緊張状態が続いています。


例年乾季になり、道が乾いてから始まるといわれる、

牛強奪事件も最近徐々に増えています。

毎日のように国連が共有するセキュリティ情報では、連日ジョングレイ州での事件が挙げられています。


先日は我々の滞在地ボータウンから一時間以内のところでも牛強奪事件が起こり、

強奪側、守備側の双方に一名ずつ死者がでています。


今年の雨季の始まり位に、ジョングレイ州では州知事の指示の元

大規模な武装解除、軍による半強制的な武器回収が実施されました。

結果民間に存在する武器は大分減ったとされていましたが、

こうした牛強奪事件は今もあとを絶ちません。


ヤウヤウ軍団の背景も非常に複雑です。

ヤウヤウ軍団が本拠地を構えるピボールは、ムルレ族という部族が中心の地ですが、

こちらは南スーダンの主要部族の一つであるディンカ族との関係が非常に悪く、

毎年のように牛強奪や抗争を繰り返しています。


一部報道機関や援助機関の報告では、上述した軍による武装解除も、

ピボールでは軍の暴力や襲撃を伴った形で行われたという話もあり、

地域の若者や人々の軍や、政府への抵抗感は日に日に高まっているという話です。


部族間の抗争に関していえることは、「どの部族が悪い」

ということでなく、代々歴史的に牛の奪い合いや抗争が続いてるため、

非常に複雑です。


さらに治安の悪化と共に、その地域から逃げようとしている人々が

旅路の途中で洪水につかまり移動が出来ない状態になっているという

話も聞きます。


国連PKOはこうした紛争地域に平和維持部隊を派遣し、

パトロール等を行っておりますが、

残念ながら我々や多くの援助機関にこうした部族間紛争を止める力はありません。


治安動向が悪いところですと、

我々NGOも入っていくことが出来ません。


治安の問題や、物資調達の問題、デリケートな部族間の問題、

諸々問題は積み重なりますが、我々は我々の出来ることを模索していきたいと思います。


PWJは日々備えを続けていきたいと思います。




コンテナ事務所!

今日は南スーダン首都ジュバの住宅事情についてお話したいと思います。


ピースウィンズジャパンは、
現在中国大使館に隣接する北京ホテルというところの一室に事務所を構えています。


ホテルの一室?というと不思議に聞こえるかもしれませんが、
おそらくイメージされるような”ビルの何階の何号室”という形式ではなく、
敷地内にコンテナがたくさんたっていて、その一室に我々が事務所を構えている状態です。



NGOピースウィンズ・ジャパン スーダン駐在スタッフのブログ ナイルでまいる!南スーダン“こにょこにょ”レポート



こちらコンテナではありますが、電気水道完備で、
全て自家発電、井戸水使用のボー事務所とは大きく環境が異なります。


このコンテナですが、
実は援助機関等の単身赴任者の多くがこうした簡易住宅に住んでいます。
さらに、こうしたコンテナを部屋として利用しているホテルも多く存在しています。


北スーダンとの国交断絶や、道路等劣悪なインフラ状況から、
南スーダンでは多くの物資が不足しています。


そして同時に、
北のスーダンを筆頭に、周辺アフリカ諸国から多くの帰還民が帰ってきており、
援助機関も多くの人間を送り込んできています。



こうした状況の中、
手軽で設置しやすいコンテナの需要がどんどん高まっているそうです。
(国連機関で調達を担当している某知人談)


実際に利用してみると、
ボーや前線の住居環境と比べると
このコンテナも天国のように感じます。


これぞモバイルハウスといえるのではないでしょうか。

快適な?空の旅を!

こんにちは。

今日は先日のランドクルーザーとは別に
我々の移動に欠かせないものを紹介します。



それは飛行機です。
南スーダンでは、道路の治安上の問題や、未舗装なため生じる雨季の道路の泥沼化等から
特に外国人には都市間移動には飛行機が推奨されています。


国内移動のためには、
ウガンダの会社が運営する民間航空会社や、
民間企業が運営するセスナ機のチャーター会社等もありますが、
私たち援助機関関係者が最も利用するのが国連の飛行機です。


正確に言うと、WFP世界食糧計画の下部組織の
UNHAS "United Nations Humanitarian Air Service"という機関が
人道支援者向けの航空サービスを運営してくれているのです。


我々PWJも、首都のジュバから、滞在地のボーまで、
そして滞在地ボーから、前線基地のアユッドまで、
UNHASの飛行機を頻繁に利用しています。



NGOピースウィンズ・ジャパン スーダン駐在スタッフのブログ ナイルでまいる!南スーダン“こにょこにょ”レポート


通常はこのようなセスナ機で移動することがほとんどですが、
路線によっては30人乗り位の中型機もあります。


UNHASは、都市間の定期便を運行してくれていますが、
その他にもPKO、UNMISS(国連南スーダンミッション)やWFP世界食糧計画も
自前の航空機、そしてヘリコプターをもっており、
緊急人道支援が必要な状況において、出動してくれることもあります。


先日もご紹介しましたが、
洪水のような現場の場合、固定された滑走路がないと着陸できないような状況もあり、
その場合はヘリコプターが出動する場合もあります。

先日の洪水支援ではWFP世界食糧計画のヘリコプターに乗せてもらいました。


ちなみにこうしたUNHASやPKO、WFPが運営する飛行機やヘリコプターは、
民間の航空会社に運営を委託しており、南スーダンの場合はウクライナのヘリコプター会社や、
近隣アフリカ諸国の航空会社が中身を運営していると聞きます。


国際機関が運営するこれら航空サービスは、セキュリティの条件や、運行条件が厳しかったり、
悪天候等の気候条件によって、
時にフライトがキャンセルになったりすることも多々ありますが、

インフラがなく道路が舗装されていない南スーダンのような国で
我々人道支援者が活動するためには
この航空サービスがなければそもそも活動することも難しい状況です。


私たちが現場で活動できるのも、
こうした様々なサポートがあるからに他なりません。
感謝の気持ちを持って、今後とも精進していきたいと思います。

遠隔事業地での苦労

NGOピースウィンズ・ジャパン スーダン駐在スタッフのブログ ナイルでまいる!南スーダン“こにょこにょ”レポート-P1030757.jpg

ピースウィンズ・ジャパンが拠点を置くアユッド郡では、連日の大雨により洪水
被害が深刻化しています。

これまで、被害者の方々に支援をしてきましたが、とうとうピースウィンズのオ
フィスも洪水の被害をうけ、
支援をする側の生活環境も劣悪なものになってしまいました。

写真は、私達のオフィスです。洪水の影響で水浸しになっています。
この様な状況ですので、当然、オフィストイレも使用不可になっており、
その日の夜は仕方なく、オフィスの外に出ました。。。。

今日は月がきれいだなと思っていると、足に20匹くらいの蚊が止まっている事に
気が付きました。
ギョッとして、すぐにテントに戻ったのですが、至る所に水たまりがある為に、
蚊が大量発生しているのですね。
「夜は外に出ないようにしよう」と決心しました。

また、大雨が降り出すと色々な動物や虫がテントに雨宿りに来ます。
先週は、2M前後のトカゲが「ひょこ」っと顔をだしてきました。
少し時間が経つと、「カサカサ」と、カエルやヘビまでも入ってきます。
人間だけでなく、彼らも必死に雨季を耐え忍んでいます。

もし、このブログを見て、知りたい事や質問がありましたら、是非、コメントを
頂ければと思います。
出来る限り、このブログを通じてお伝えしていきたいと思います。

ジャスト・ギビングでチャレンジ「南スーダン共和国をもっと多くの人に知って
ほしい!」を始めました。
↓↓良かったら、みてみてください↓↓ 
http://justgiving.jp/c/8412

報告:景山













アユッド郡にて水洗浄タブレットを配布

NGOピースウィンズ・ジャパン スーダン駐在スタッフのブログ ナイルでまいる!南スーダン“こにょこにょ”レポート-P1030729.jpg

ピースウィンズ・ジャパンが拠点を置くアユッド郡では、連日の大雨により洪水
被害が続いています。
これまで、私達は洪水の影響で家を追い出されてしまった人達などに、IOMと
協力しビニールシート、バケツ、蚊やなどを提供してきました。

町が浸水している状態が一カ月以上続いており、衛生状態が劣悪なために、ユニ
セフ・COSV(イタリアのNGO)と協力し、
水洗浄タブレット(28,000錠)をアユッドタウンの中、主に教会、市場、小学校で
配布することになりました。

COSVからの話によれば、アユッドの一部のレストランでは、洪水の水を使用
し、食事を調理していたりすることもあるようで、
水に関する衛生ワークショップを行い、一緒に水洗浄タブレットを配布してもら
うことになりました。

できるのであれば、地方の人にも安全な水を飲んで欲しいと思っていました。
しかしながら、地方では水洗浄タブレットの使用方法が分からず、食べてしまっ
たり、
分量を間違えてしまう可能性が高いことから、配布を断念しました。
今後は、薬剤のタブレットではなく、キャンプに使われるフィルターの方が使い
勝手がいいなと感じました。

どこかで安く調達できなものでしょうか。。。。。。

もし、このブログを見て、知りたい事や質問がありましたら、是非、コメントを
頂ければと思います。
出来る限り、このブログを通じてお伝えしていきたいと思います。

ジャスト・ギビングでチャレンジ「南スーダン共和国をもっと多くの人に知って
ほしい!」を始めました。
↓↓良かったら、みてみてください↓↓ 
http://justgiving.jp/c/8412

報告:景山


動物ばんざい⑦ さまざまな鳥たち

我々が活動しているのは、南スーダンの奥地です。しかし、アフリカの奥地といっても、そんなに色々な動物がそこらにしょっちゅういる訳ではありません。飼われている牛やヤギはそこら中を歩き回っていますが、それ以外の動物を余り見かけることがありません。自分としては、来る前に抱いていたイメージと違って、結構動物と出会う機会が少ないなぁと思います。


確かにキリンやゾウ等の、いかにもアフリカ、というような動物たちが棲息している地域もありますが、人間が集まって村ができているような場所には、そういう動物は近づいて来ません。我々の活動である井戸建設では、全く人が居ないところには行く理由もありません。


ただ、そんな町や村でも様々な鳥たちを見ることができます。驚くほど様々な形・色をした鳥たちが人間の住みか近くにもやって来ます。朝は変わった鳥の鳴き声で起こされ、夜中も寝ているテントの近くで鳴くフクロウの鳴き声がうるさくて寝られなかったりもします。


鳥を写真に収めるのはとても難しく、美しい鳥たちを何度も逃してしまい残念な思いをしてきました。ここで紹介するのは、なんとか撮ることに成功した数少ない写真です。


一番下の左の写真の鳥ですが、地元のスタッフも非常に珍しい鳥だとかなり興奮していたので、ちょっと遠いですが撮ってみました。
何という鳥かわからないので、どなたかご存知でしたらお教えください。

$NGOピースウィンズ・ジャパン スーダン駐在スタッフのブログ ナイルでまいる!南スーダン“こにょこにょ”レポート-とり①NGOピースウィンズ・ジャパン スーダン駐在スタッフのブログ ナイルでまいる!南スーダン“こにょこにょ”レポート-とり②NGOピースウィンズ・ジャパン スーダン駐在スタッフのブログ ナイルでまいる!南スーダン“こにょこにょ”レポート-とり③NGOピースウィンズ・ジャパン スーダン駐在スタッフのブログ ナイルでまいる!南スーダン“こにょこにょ”レポート-とり⑥NGOピースウィンズ・ジャパン スーダン駐在スタッフのブログ ナイルでまいる!南スーダン“こにょこにょ”レポート-とり⑤NGOピースウィンズ・ジャパン スーダン駐在スタッフのブログ ナイルでまいる!南スーダン“こにょこにょ”レポート-とり④
NGOピースウィンズ・ジャパン スーダン駐在スタッフのブログ ナイルでまいる!南スーダン“こにょこにょ”レポートNGOピースウィンズ・ジャパン スーダン駐在スタッフのブログ ナイルでまいる!南スーダン“こにょこにょ”レポート

ヤウヤウという名前に注意!

現在ここジョングレイ州ではよくヤウヤウという名前を耳にします。
正式な名前はDavid Yauyauという名前です。


このヤウヤウ氏は、ジョングレイ州のピボール周辺で
反政府組織を率いている人物だといわれています。


四ヶ月程前からこの名前を耳にするようになりましたが、
そこからここまでヤウヤウ軍団は着々と力を伸ばしています。


最初は
「どうも、ヤウヤウという反政府的扇動者がいるらしい」といううわさから始まり、
「ヤウヤウが自分の軍団に若者をリクルーティングしているらしい」
「ヤウヤウが戦闘の準備を始めたらしい」
「ヤウヤウが政府軍に攻撃を仕掛けたぞ」

とヤウヤウ軍団は着々と勢力を拡大し、
ついに最近政府軍と衝突し、政府軍に20数名の犠牲者がでるところに達してしまいました。


南スーダンの人々は、
「ヤウヤウは北スーダンから援助を受けているんだ」とも噂していますが、
真偽の程は定かではありません。


ヤウヤウという人物がいることは確認されていますが、
そもそも彼自身が何か声明を出しているわけではないので、
彼自体がどういう人物かも政府側の情報しか伝わってこないのが実情です。


ヤウヤウ軍団が活動拠点としている地域は、元々部族間紛争が盛んな地域であり、
政府からの抑圧も強い地域である為、人々の支持を受けやすいという意見もあります。


いずれにせよ、状況はおさまることを知らず、
ヤウヤウ軍団が出没する地域では今も政府軍が多く派遣されており、
緊張状態が続いています。


ヤウヤウ軍団がいる地域からは、
多くの住民が避難しているという情報があり、
我々としても状況を注視しているところです。


地域の早期安定化を祈念すると共に、
PWJはあらゆる可能性に備えを続けていきたいと思います。

ランクルばんざい。

こんにちは。


今日は私たちの生活で最も欠かせないものの一つ

ランドクルーザー(以下ランクル)についてご紹介したいと思います。


現在私たちは、首都、ここボーそして遠隔事務所のアユッドと
三つの事務所を構えていますが、全事務所合わせて4台のランクルが活躍しています。


首都以外の道路がほぼ整備されていない南スーダンでは、
四輪駆動で丈夫なランクルではないと動き回ることが難しいのです。


ここボー事務所では二台のランクルが活躍しています。
旗を立てて二台コンボイでフィールドを駆け巡るのはちょっとした男のロマンです。


読者の方の中で車が「スタック」したことがある方はいらっしゃいますでしょうか。
「スタック」というのはタイヤが泥や雪につかまり、滑って前に進まない状態のことを言います。

つまり、こういう状態です。


NGOピースウィンズ・ジャパン スーダン駐在スタッフのブログ ナイルでまいる!南スーダン“こにょこにょ”レポート


注:我々の車です。


ジョングレイ州の土壌は”黒綿土”といわれる
非常に柔らかくて水分を吸いやすく、乾くとひび割れるような柔らかい土壌です。
雨季になると水分が土壌に多く吸収されどろどろ水浸しになります。


以前洪水の状態をお伝えしましたが、洪水にならずとも道は水浸しになってしまいます。
状態が悪化するとこんな風にもなります。


NGOピースウィンズ・ジャパン スーダン駐在スタッフのブログ ナイルでまいる!南スーダン“こにょこにょ”レポート

注:我々の車ではありません。


運転中スタックして動けなくなった時は、
どれだけアクセルを踏んだり、バックしようとしたりしても
動かないときは本当に動きません。



どうしても動かなくなった時は、
この手を使います。


NGOピースウィンズ・ジャパン スーダン駐在スタッフのブログ ナイルでまいる!南スーダン“こにょこにょ”レポート


もう一台の車とスタックしている車をワイヤーでつなぎ、
ひっぱりだすのです。
まさに力技です。
これで引っ張り出すしかありません。

雨季にはしばしば起こる光景です。


このように、南スーダンの活動や生活において、
ランドクルーザーは必要不可欠なのです。

道の状態がとても悪いので、いかに丈夫なランドクルーザーでも故障したり、
頻繁に部品を変えなければならないときもありますすが、
メンテナンスは欠かすことが出来ません。


今後も大切に使っていきたいと思います。

1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>