いつ頃からでしょうか。
簡単に人を紹介できなくなったのは。
昔は気軽に人を紹介していました。
若いわたしは当時、あまり深く考えずに人と人をつないでいたんですよね。
ただ、紹介した後、紹介した二人が仲良くなるのならいいのですが。
たまに、どちらかから苦情が入ってきたりします。
「るみちゃんが紹介してくれた人、呼んでもいない場所に現れ、まるで長年の友だちみたいに振舞ってみんなに名刺を配っていたわよ」
「るみちゃんが紹介してくれた人、いきなりアポイントメントもなしに上司と営業にきたわよ」
「るみちゃんが紹介してくれた人、その場にいたわたしの大切な人にいきなり連絡をとって、何かわたしのこと悪く言ったらしいの。あなたのことも悪く言っていたらしいわ」
目上のとても大切な方に紹介し
「ご紹介くださった方、30分以上遅れていらしたわ」
というのもありました。
ああ〜。。。
もうこちらが謝罪するしかありません。
そんな嫌な思いや痛い目にあって、だんだん簡単に人を紹介できなくなっていきました。
かなりよく知っている人同士で、しかもきっと合うと思える場合だけ引き合わせるようになりました。
そう、お見合いやブラインドデートのセットアップみたいなものですものね。
ただ、簡単に人を紹介しなくなって、劇的に減ったのが人間関係のトラブルです。
半面、この人のためなら、と思う人には思い切って紹介します。
先週も「紹介」でとてもいいことがありました。
それほど親しくはないけれど、
信頼に値すると感じていた人が
ニューヨークで通訳を探していると連絡してきました。
どうやら彼女の長年の大切な友人が通訳を探しているようです。
「るみちゃん、どうですか?」
と。
名前は聞いたことがある監督が
ニューヨークでドキュメンタリーを作るらしく
その際の通訳を探しているとのこと。
その監督自身英語は堪能だけど
インタビューに際し微妙な
ニュアンスを逃したくないから
念の為通訳をつけたいと。
わたしがする可能性はまずないと思ったのですが、だれか適材適所につなげられるかもしれないと思ったのです。
するとスティーブは
「できれば英語のほうがネイティブの人がいい」とのこと。
ああ、それならわたしじゃない。
これはどう考えても通訳を職業にしている人で、できれば同じ業界でお仕事をしてきた人がいい。
そう判断し、それで浮かんだのが、
日本をベースに映画やドラマ作りに
プロデューサーとして関わっているMさん。
かつてニューヨークに住んでいて
まだたくさんコンタクトもありそうです。
Mさんの知り合いにきっといい人がいる。
スティーブはどうやら日本が長く、映画業界でかなりの大物だということがわかりました。
そんな人がわざわざ自分からコンタクトしてくるということに誠意を感じました。
だからこそ、Mさんに紹介すればきっと彼女にとっても今後、いいつながりとして発展するだろう。
そう思ったのです。
案の定、Mさんは、アニメ映画の字幕の数々を担当し、業界で多くの仕事をしてきた「ぴったりの人」がいるとお返事をくれました。
候補者のレジメを拝見すると、まさに適役です。
その後はトントンと紹介ができ、最終的には、監督本人が実際に候補たちと話してみて決めるとのことです。
いずれにしても、お互いに同じ業界同士、これまではコンタクトがなかった両者をつなげられて本当に良かったと思いました。
最後に。。。
インスタグラムで見つけたのですが。
これは言い得て妙! と思ったのでこちらに貼っておきますね。
わたしもかつてこんな人が近づいてきて嫌な思いをした経験があります。
こんな人たちにはいくら頼まれても「紹介」は御法度です。
また、できれば近づかない方がいいかもしれませんね。
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