りょうとくブログ
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くう子の6,462日(闘病エピソード)

<闘病エピソード トップ5>

 

①多臓器不全 (2021年11月:17才) ※死因 

老衰ということもあり、昨年くらいから徐々に足腰が弱くなってトイレにたどり着けずにその辺でトイレをしてしまう失敗頻度が増えてきた。仕事から帰宅するとトイレ失敗や嘔吐した形跡があり、タオルやカーペットを洗うため1日2回くらい洗濯機を回すこともしばしば。くう子の体調が悪そうな時や、夜に自分の予定があって帰宅が遅くなるような日は、仕事の合間に様子を見に一度帰宅するようにしていた。

今夏、さすがに限界を感じたので満を持してオムツ常時着用を決断。オムツはウンチでお尻が汚れてしまうので汚れるたびにお尻を洗った。お尻だけ洗うというのが難しく、結局下半身全体を洗ったりした。

散歩時は、歩行スピードが年々遅くなるので「散歩は犬のペースでゆっくりと」を心がけていたので、散歩に要する時間が昔と比べると3倍くらいかかるようになっていた。

老犬ライフもすっかり安定していたので、このまま20才位まで生きるんだろうなぁと根拠もなく思っていた。

犬好きの母が毎年帰省を楽しみにしてくれているので、今年の年末も犬連れでの帰省をしたいと願っていたが、残念ながら叶わなかった。ここまで相当頑張って生きてくれたことが検査結果を見れば一目瞭然であったので、大往生してくれたことに心から感謝。幼少期からいつも留守番ばかりさせていたので、自分の腕の中で最期の瞬間を迎えられたことは本当に良かった。

 

②椎間板ヘルニア(2013年4月:9才)

結石の痛みも並行していた時期でもあったので排泄失敗が多くて薬の副作用で便が柔らかい、そのうえ頻度が多め。毎日のように帰宅してから洗濯と掃除。

そもそもその薬を飲ませるのが物凄く大変。昔から極小の錠剤でも口にしない超神経質なタチなので錠剤は断念、粉剤にして水で溶かして「スポイトを喉に押し込んで注入して口を掴んで飲み込ませる作戦」を獣医から教示してもらったが、手本で見せて貰ったようには全く上手くいかず、くう子の全力の抵抗に阻まれて泡を吹くように全て吐き出され、スポイトから薬液がアチコチ垂れるわ、ワイシャツに黄色のシミが派手に付着するわ、薬飲ませる格闘時間だけで朝夜30分以上は要した。目を離せない介護状態で家を空けることが出来ず仕事を3日間休んだ。その3日間は深夜も排泄サポートしなければならず、一睡も出来ないので、この介護生活がいつまで続くのか不安になって仕事を変えることを考えることもあった。

 

③ウイルス性脳炎(2020年1月~2月:15才)

突然の絶食、斜頸、歩行困難の症状発生。

血液検査をして頂いた結果、白血球数の数値が高く、症状的にも脳腫瘍の疑いあり、通常ならMRIで検査することで判別できるが、高齢のくう子はMRIが出来ず「もし脳腫瘍なら手術も出来ないので最悪の事態を覚悟してください」と主治医から宣告を受けた。そして投薬治療で炎症を抑えながら水平眼振が治まるかどうかの結果次第で判断することになった。翌日になっても眼振おさまらなかった。2日後も。3日目の朝、怖くて起床してからくう子の目を見ることが出来ず、心を落ち着かせてゆっくりとくう子の目を見てみるとやはり斜頸は治まっていなかった、もう祈るしかない。神社で神頼みもした。5日目、不安にかられながら目を見てみると、治療が効いてきたようで眼振が少し治まっていた。急いで通院して診察してもらった結果、脳腫瘍ではなくウイルス性脳炎との診断。その場で気を失いそうなくらい力が抜けた。その後、投薬治療と副作用による食欲減と嘔吐の介護生活は2週間くらい続いた。

 

④子宮蓄膿症(2014年11月:10才) 

いつも散歩時には全力疾走するはずが、走らなかったので通院。子宮全摘の緊急手術。

摘出した子宮を見せて頂いた。こんなものが体内にあったらそりゃ走れるわけがない、と思うほどの巨大サイズであった。通院するのがあと数日遅かったら間違いなく体内で破裂して手遅れになっていたそうです。なぜもっと早く気付けなかったのかと自責の念に駆られた。

 

⑤左前第1前臼歯の歯根膿瘍で抜歯。内歯瘻の再発。(2019年12月:15才)

何回もも立て続けにクシャミをし出した。クシャミの勢いで身体がずっこけたり、鼻から膿を出したりしていたので可哀想で見ていられなかった。アレルギーか花粉症かと思った。

もともと白くて奇麗な歯であったが、高齢になるに連れて歯石が溜まるようになってきた。ここまで重症化してから慌てて歯磨きしようにも、身体が慣れていないので歯磨きは拒絶される。抜歯の痛みがトラウマになったようで口を触るだけで全力で嫌がり、トリマーさんも顔回りのカットやひげカットの時には噛みつかれそうになったらしい。もしかするとウイルス性脳炎もこれが影響していたのかもしれない。

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