キック・アス


発売日: 2011/03/18
製作年: 2010年
製作国: アメリカ/イギリス
収録時間: 117分
出演者: アーロン・ジョンソン ニコラス・ケイジ クリストファー・ミンツ=ブラッセ クロエー・モレッツ
監督: マシュー・ヴォーン
製作: ブラッド・ピット マシュー・ヴォーン クリス・サイキエル
脚本: ジェーン・ゴールドマン マシュー・ヴォーン



<ストーリー>

NYに住むデイヴ(アーロン・ジョンソン)は、コミックオタクでスーパーヒーローに憧れる平凡な高校生。
ある日、インターネットで買った自前のスーツとマスクで、自分もヒーローとして勝手に街で活動を開始。

何の特殊能力も持たない彼は、初出動のときにあっさり犯罪者にやられるが、その捨て身の活動がネットで話題になり‘キック・アス’の名で一躍有名に。
やがて高度な訓練を受けた美少女ヒーロー‘ヒット・ガール’(クロエ・グレース・モレッツ)とその父‘ビッグ・ダディ’(ニコラス・ケイジ)の力を借りて、犯罪組織に立ち向かう! 

<おすすめ理由>

いや~本当に面白かった!
正統派でもないが、スッキリ爽快なアクションが観てて気持ちがいい!ニコニコ

二時間通してロックンロールのノリを堪能してる感覚かな!(^O^)/

普通のオタク学生がヒーローに憧れて実際に街中の悪党と戦うのだが、
決して強くもなく、特殊な能力があるわけでもないところがとても共感できて面白いんだ!

冒頭の情けない主人公の描き方も男心をくすぐる青春っぽくて
最初から食いつき気味でみてました!(笑)

きっと、漫画の主人公や映画の主役にみなさんも一度は憧れたことであろう(^O^)

それを見事に実現した高校生がスーパーヒーローになりきって鏡の前で決めのポーズを決めたり
、ビルからジャンプしようとしたりととにかく笑えるところが随所に観られるよ!!チョキ

一方ニコラス・ケイジ扮する父親から厳しい特殊訓練を受けた少女は格別に強く格好よく
鮮やかなアクションで暴れまくるからこれまた凄い!!
(ちょっと芦田愛菜ちゃんみたいな幼さもある)


マトリックスのような身軽な動きで、敵を次々と刺したり、撃ったりでリアルな描写もあるが
とにかく少女とは思えないくらい激しい動きに注目だ!目

実際に強い完璧なヒーローというのは、色んなハリウッドスターが今までこなしてきたが、たとえ弱くてダサくても憧れの気持ちだけで、勇気をもってここまで戦う事ができるという格好よさもこの映画の素敵なメッセージでもあると思う!

ストーリーも分かりやすくシンプルで無駄がなく演技やアクションにドップリ集中できる2時間である!


なんせ悪役のボスがとにかく残忍で冷酷で分かりやす~い敵役を演じてくれてるので、(・Θ・;)
ヒーロー達が見事に際立ってるから観やすいよ!

<好きなシーン>


・悪党どもが口を割らない奴を巨大電子レンジに入れるシーン(チョイグロ!)

・キック・アスが3人組みの不良と一生懸命戦うシーン(諦めずない所がすごい!)

・ヒットガールのアクションシーン全般(これだけでも観る価値あり!)

・悪党のボスとヒットガールの一騎打ちのアクションシーン(子供と大人がガチバトル!)

・悪党のボスの末路(凄い豪快!)


続編がありそうなラストにも注目!!オススメです!!

イングロリアス・バスターズ



製作年: 2009年
製作国: アメリカ
収録時間: 153分
出演者: ブラッド・ピット マイク・マイヤーズ メラニー・ロラン ダイアン・クルーガー クリストフ・ヴァルツ
監督: クエンティン・タランティーノ
製作: クエンティン・タランティーノ ローレンス・ベンダー
脚本: クエンティン・タランティーノ


<ストーリー>

1941年、ナチス占領下のフランスの田舎町で、家族を虐殺されたユダヤ人のショシャナ(メラニー・ロラン)はランダ大佐(クリストフ・ヴァルツ)の追跡を逃れる。
一方、“イングロリアス・バスターズ”と呼ばれるレイン中尉(ブラッド・ピット)率いる連合軍の極秘部隊は、次々とナチス兵を血祭りにあげていた。やがて彼らはパリでの作戦を実行に移す。

<おすすめ理由>

ま~この映画は、大衆向けではないかもしれないが、タランティーノファンからすると
満足ができる一本であると思う!チョキ

かといって「キル・ビル」「レザボアドックス」とは違うニュアンスでもあるが、
どちらかというと「パルプ・フィクション」が一番近いと思っていただいて結構!

何が面白いかってやっぱり会話のセンスは健在だ!
世間話のような感じではあるのに、なぜか皮肉ストーリー展開を重視している
やりとりは全く飽きない。

しかし、強いて言えば内容はちょっと難しいがそんな事は気にならないほどの
脚本の出来!(≡^∇^≡)

ストーリーは、何章かのストーリーに分けられており、一章ずつにストーリーの重みと厚みがある
濃厚なシーン満載となっている。

イングロリアス・バスターズ

もちろん激しいドンパチシーンや凄い暴力シーンはあるので、
基本的にはエンターテイメントとなっているのけど、当時の時代背景を知らなくても
十分に楽しめる内容なのでバッチリだ!ニコニコ
しかし、いくつかの場面で生々しい残虐シーンやグロテスクシーンがあるので
そこら辺は了承してほしいかも!一応、要注意だよ!叫び

キャストはブラピ以外は知らない人ばっかりだけど、ランダ大佐役の
凄く狡猾でしたたかで意地汚い演技に注目だ!(完全にブラピを食ってる)

イングロリアス・バスターズ ランダ大佐

しかし、戦争映画だからといって生と死を強く訴える切ない映画と思ってはいけないぞ!

無残にもバットで殴り殺されたり、頭を剥がされたり、マシンガンで蜂の巣にされたり
で、もう残虐ぶりは健在そのもの!(ノ゚ο゚)ノ

やっぱ映画はおもしろい!そう思わせてくれる迫力と鬼気迫る凄みと
脚本はよくできてると思う!(上から目線ですみませんあせる
イングロリアス・バスターズ
要はチャップリンの「独裁者」やスピルバーグの「シンドラーのリスト」のような
戦争の悲しみや政権の話ではなく、あくまで娯楽作品としてご覧いただければ
傑作かと思います!

だってタランティーノですから・・・!o(^-^)o

余談だけど、なんでタランティーノ映画に出てくる食事シーンは
あんなにも美味しそうにみえるのだろうか!!

本作でもレストランでクリームを食べるシーンは、本当に美味そうだった(笑)

<好きなシーン>

・冒頭の小屋の下にかくまってるシーン(ランダ大佐にバレるんじゃないかとドキドキ)

・命乞いもせずバットで殴られるシーン(国のために生きる執着なし)

・酒場でのドンパチシーン(あっという間の戦場!)

ランダ大佐が女性にヒールを履かせ合わせるシーン(危機せまる!)

・劇場での派手な撃ち合いシーン(もうなにがなんだか!)

他にも見どころ満載!お勧めシーンがあれば教えてください

スイミング・プール


製作年: 2003年
製作国: フランス
収録時間: 102分
出演者: シャーロット・ランプリング リュディヴィーヌ・サニエ

チャールズ・ダンス マルク・ファヨール



<ストーリー>


作家のサラが執筆活動をしていた別荘にひとりの美女が訪ねる。

最初は彼女を嫌っていたサラだが、次第にその不思議な魅力に取り付かれ…。


<おすすめ理由>


コレほどまでに「妖艶」というのがピッタリハマる映画ってあっただろうか!


とにかくミステリアスで面白い!グッド!

かといって、よくあるサスペンス映画のような説明や解説も誰が犯人で誰が加害者なのか?

などという基本パターンは、度外視した新感覚ムービーと言っても過言ではない!(ノ゚ο゚)ノ


十人十色の捉え方ができるようなラストのオチが自分は大好きです!


単純にストーリーを話すと、大人で知的な女性サラと奔放でワイルドな女性ジュリーの

対極な二人が絶妙に絡み合う内容なのだが・・・



なんと言っても第一印象がお互い最悪な女性二人が徐々に打ち解けていく

様子が観てて優しい気持ちになれるし、作家役のサラが動揺しつつも若い女性に

興味を抱く演技は絶品なのだ!!(≡^∇^≡)

それとタイトル通り、プールがキーワードにもなっているのだが、

奔放な女性が泳いだり、日焼けをしているシーンがとにかく美しい!目

(ちなみにジュリー役の女性はちょっと板野友美に似てるよ!!)


エロティックという事ではなく、

光と青色と水をうま~く多用し夏と妖艶のイメージを決定づけている。(‐^▽^‐)

ストーリーもさることながら、この美しい映像美を観るだけでも価値のある作品とも言える!


この作品はラストシーンの不透明さに多少の賛否があるのも事実なのだ!

とはいえ、ちゃんとしたドンデン返しみたいな感じにはなっているのでちゃんとドキドキできますよ!


要は明確な答えを出してない作品ではあるが、それでも自分なりの解釈もできるし、

観た人同士で答え合わせもできるし、色んな意味でのワクワクゾクゾクできるのも魅力だ!((((((ノ゚⊿゚)ノ

映画のタイトルで検索するとなんとなく謎解きはできますが、にひひ

それでも何度か観るうちに新しい発見があるのがこの映画の面白いところだと思います!



掴みたいけど、なかなか掴めないフワっとした感じの2時間を堪能できる。

それなのにスリルと興奮があって、全く飽きない起承転結には仕上がっている!


観終わった後の謎解きは、みなさんにお任せします!!


<好きなシーン>


・ジュリーがプールで泳ぐシーン(夏の透明感を感じる!)



・ジュリーと男と作家サラの3人で踊るシーン(サラのぎこちなさに注目!)



・サラとジュリーの二人の食事シーン(探り合う二人・・・)



・ラストシーン(細かく書けないがとても喜びと悲しみがタップリと詰まった感じ!)



ヨーロッパ映画賞最優秀主演女優賞を受賞。