サンフレッチェ会
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2018年度 観客動員数について

首位攻防・川崎戦の観客動員数は少し寂しく14,211人。
今季の観客動員数が少ないと感じている方は多いかと思いますが、現時点では昨対で+2,956人となっています。(昨対+2,956人ですがピースマッチで小中学生が無料でしたので、実質的には昨年と変わりがないかもしれないことは頭に入れておきましょう)
W杯イヤーによる3度の平日開催は、いずれも8,000人程度に留まりました。
また、西日本豪雨の影響、駐車場有料化など、客商売としては非常に厳しい要因もあった中で、思った以上には下げてなかったことに安堵はしましたが、そもそも昨年の観客動員数はチーム成績がまるで奮わなかったことで近年で最も少ない数字でしたので、優勝争いしている今季との比較ではやはり寂しさがあります。
西日本豪雨の影響につきましては、心理的な面や、現在も公共交通機関が正常ではない地域があることで観戦を躊躇されている方もまだ一定数おられるかと思います。
JRが寸断されていることでシャトルバスを運行している広電バスが、サッカーに台数を回せないというアナウンスもありました。
広島はあらゆる面でまだまだ復興途上です。


ホームゲーム12試合終了時の観客動員数
2018年 164,965人
2017年 161,099人
2016年 186,542人(浦和戦、浅野移籍前ラスト)
2015年 174,187人(浦和戦)
2014年 183,064人(浦和戦)


ドル箱だった浦和戦は2012年から2016年までは25,000人近い動員がありました。
昨年から浦和に対する因縁色がだいぶ薄れ、今季も16,944人ということで、浦和は因縁の相手だというアングルが無くなったのは集客的には大変痛い。
浅野の移籍前ラストゲームでは25,845人。
いずれも平均より10,000人近く押し上げており、それを考えば集客の差は単純にそれらのイベントの有無の差と言えなくもないでしょう。
そういったイベントが無くなってしまった今、イニエスタとフェルナンド・トーレスという世界的ビッグネームのJ加入はアウェイチームも相当な恩恵を受けることが出来ますが、ご存知の通り残念ながらそれぞれのホームゲームは既に終了しております。。

今季1試合平均では13,747人。
以前、広島の試合収支における損益分岐点は15,000人で、これを下回ると赤字なんていう話もありました。
駐車場有料化によって収支がどのように改善されるのかは不透明ではありますが、では15,000人の損益分岐点が一気に10,000人になりますよというレベルの話ではありません。
取り分の問題もあるでしょうし、数百万かかっているというシャトルバスは相変わらず走らせなければなりません。

新スタジアムが出来ない限りはこの構造が変わることはありませんし、臨時駐車場について言えば悪くなくることはあっても良くなることは有り得ません。
クラブとしてはイベントなどのファンサービス強化をしていますし、我が家もその恩恵に授かって今年は嫁と子供がフェアプレーフラッグを持って入場させてもらいました。
にぎわいステージではSPL∞ASH・W浩司の見どころ解説はほぼ固定で、他に+αで毎回開催されています。(ここはもっと注目されていいかと思います)
こういう取り組みが実り、毎試合コンスタントにサポーターを集められるクラブなりたいですね。

残り5試合についてですが、これからは優勝ブースト・優勝争いブーストで数字を伸ばしていくしかかありません。
出来れば残り5試合、1試合平均20,000人のラインを目標にしたいところ。
過去のシーズンの動向から考えるとホーム最終戦は20,000人を超えてくると思いますが、残り4試合は優勝争いしていてもなお20,000人には届かず1万後半台で推移していくことが予想されます。
それならばホーム最終戦で大きな花火を上げれるよう、広島的にはここの名古屋戦で優勝を決められる展開に持っていくことがベストです。
自力で決められればそれに越したことはないですが、他力でも優勝が決まるような状況にさえいられれば、30,000人が見えてくるのかなと。

2012年からリーグ優勝3回。
中堅地方クラブの躍進は偉業中の偉業。
優勝すること、勝利することで集客を増やし、収入を増やし、それで何とかやりくりしてきたのが広島です。
2016年、2017年と苦しんだ中で、2018年思いがけずチーム一丸の頑張りでまた頂点に立てるチャンスがある。
DAZN参入により今までの優勝時と違って優勝賞金は3億・理念強化配分金の総額15億がある訳です。
何とか未来へ繋ぎたい、繋げていきたい。
だから今年は優勝したい、しなければならない。
合言葉は、『がんばろう広島!』です。

2017 J1リーグ 広島ホームの観客動員数について

久々のブログアップとなります。
このタイミングなら森保監督やチームについてのこと書くべきだろと思いますが、特に監督の解任についてはまだ自分の中で消化しきれておらず…というところです。
ですので、今回は観客動員数の話です。

■観客動員数 ホーム9試合終了時
2017 121,781人(平均13,531人)
2016 131,836人(平均14,648人)
2015 127,853人(平均14,206人)
2014 132,446人(平均14,716人)
2013 128,441人(平均14,271人)

J1リーグは前半戦を終了。
広島にとって厳しい戦いが続いており、ホームでは9戦0勝4分5敗。
暫く目の前で勝った広島を見ていない人の方が圧倒的に多いと思いますが、ホーム戦のリーグ戦績は去年から遡ってみても、8月6日名古屋に勝利して以降3連敗。
ホーム最終戦の福岡戦こそ勝利したものの、ホームではここ1年ほとんど勝てていません。

ホーム9試合終了時での比較では今年は過去5年で最も少なく、成績と観客動員数がリンクしていると言えるでしょうか。
ただ、例年前半戦で行われていたホーム浦和戦が現段階で未消化。
毎年25,000人近くの動員があるドル箱カードが仮に今年の前半戦であったなら、今年の動員数は例年並み、もしくはそれ以上であった可能性もあります。(今の広島と浦和の対戦で例年のように動員できるかは別として)
晴れとか雨とか平日開催とか色々あるにしても、今年だけ特別少ないとは思いません。

つまり厳しい戦いが続いても多くのサポーターはチームを見放さずスタジアムに足を運んでいます。
正直、目の前で繰り広げられるサッカーは見ててしんどい部分もあります。
それでも、このチームはたくさんの夢を叶えてくれたチーム。
人生良い時も、悪い時もある、それはチームにとってもそう。
2度の降格を目の当たりにしたけれど、一サポーターとして、ではこういう時に何をすればいいのかピンときてません。
出来ることはいつも通りスタジアムに通い、いつも通りチームの勝利を願うこと。
多くの人にとってもサンフレッチェ広島がどんな時でも共に在り続ける存在であってほしいと思っています。

さて、次のホーム戦から夏休みです。
多くの子供たちがスタジアムに駆けつけます。
新生・サンフレッチェ、盛り上げていきましょう。

2016明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第16節vs浦和レッズ ~君は佐藤寿人を見たか

6試合出場、出場時間220分、1ゴール。
リーグ戦15節を終えた時点での佐藤寿人の公式記録。
J1歴代最多得点を158点に更新したのを境に寿人の出場機会はめっきり減ってしまった。
それが不当な評価かと言われればそうではないと思う。
34歳を迎える中で当然昔のように出来ることもあれば、出来なくなってきていることもある。
特に今年は当初シャドーとして想定していたウタカを戦術的な理由で1トップで使わざるを得なくなっていましたし、得点ランキングトップをひた走っている以上、ポジションを奪い返すことは簡単なことではない。
序列的にはウタカ、浅野、寿人。
試合に出れないというだけでなく、ベンチ外も経験した。
『移籍』という言葉が現実に頭をよぎったという寿人の言葉に嘘は無いでしょう。

しかし、広島サポーターが佐藤寿人をそんなに簡単に諦められるだろうか。
この浦和戦では良い形で試合に入り先制するも、そこから浦和に主導権を握られ逆転を許す。
先制した試合の勝率の高い広島が4試合無得点の浦和に逆転された訳で、怪我人が続出しキャプテンの青山までもがピッチを去り、今日もチームが乗り切れて無いなという空気を誰もが感じていたと思う。
その空気が本当に一瞬で変わった。

ベンチから声が掛かり一人の男がビブスを脱いだ。
今までチームを数々の栄光に導き、苦境を救ってきた『11番』の背中を見た瞬間、サポーター達は大きな歓声を上げた。
まだピッチに立ってない、ピッチサイドに立っているだけ。
試合には負けているし、展開的には広島が3失点目を喫す可能性も非常に高かった。
それでも寿人なら何とかしてくれる、ここからだという雰囲気に確実に変わった。
そういう選手が広島にいてくれること、心から誇りに思う。
今、寿人より多くの点をとれる選手はJリーグでも何人もいるかもしれない。
でも、スタジアムをああいう空気に変えてくれるのは広島にとって佐藤寿人しか有り得ない。
サポーターと佐藤寿人が長い年月に渡って苦楽を共にし、良く分かりあえているからこそ生み出せた空気だ。

寿人がピッチに入り、寿人のチャントがエディオンスタジアムにこだまする。
寿人は身を投げ打って全力のスライディングで闘う姿勢を見せる。
広島のレジェンドがみせる120%のプレーに心を打たれかのように、ウタカのギアも上がった。
寿人の投入から僅か3分後に同点に追いつくと、そのままの勢いで8分後に逆転弾。
そして83分。
寿人は柏木へバックパスを選択させた上で、そこで一気にスピードを上げてボールをかっさらうと、周作との1対1を完璧な間合い・タイミング・重心移動の一瞬の駆け引き・シュートコースでゴールを仕留めるとエディオンスタジアムは大爆発。
広島史上最高のストライカー佐藤寿人、ここにあり。
この大一番でゴールも試合も決めてしまうんだから役者が違う。

少しずつ一つの時代が終わりに近づいているのかなと感じざるをえなかった。
これから寿人に課せらる役割はまた別の新たなものであり、今までとは違った形で広島を助けてくれるのかなとも。
でも、どうだろう。
涙のヒーローインタビューに寿人の苦悩と決意の色が滲む。
『俺はまだやれるぞと思ってピッチに立ちました』
まだまだ佐藤寿人の時代は終わらない。
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