この週末から、


★東京(中野)・「小さな秀實會」

★信州国際音楽村「シャンソンと昭和歌謡」

★長野市「シャンソン教室発表会」

★東京(中野)・「佐々木秀実コンサート2024」


と続きます。


ちょっと、詰めすぎている感は否めないけど、

それぞれに、場所も赴きも違うので、とても楽しみなの共に、随分と固まってはきたけれど、選曲には悩みます。いつもそうだけど笑


産みの苦しみというのでしょうか。。


選曲、構成を考えている時、気をつけていることは、自分だけで決めていないか。

聞いて下さる方が、ほんとに楽しめるか。そこが悩ましいところです。


この曲入れると、こちらの曲はお休みになる。


試行錯誤です。


自分がお金を出して、観てみたいと思う、選曲を考えます。

自己満足じゃ、つまらないでしょ!


今回は、それぞれコンセプトがだいぶ違うので、選曲もそれぞれに異なるのですが、


先日、このブログでも話題にしたフジコ・ヘミングさんの名言に。


「プログラムって殆ど変えないわ。私が大好きなジュリエット・グレコだったら(フジコさんはグレコが好きでした)毎回でも同じものを聴きたいし、同じ楽曲でも、その時によって生の演奏だもの違うでしょ。」とキッパリ仰っていた事に、頭ぶん殴られる思いです。


とかく、新しいレパートリーは入れがちですが、毎回でも、大事な曲は入れたいなと、、

選曲仕上がってきたところで、「そうだよな、私も大好きな歌手だったらそれ聴きたいもの。」と納得しちゃうのです。


新曲や、過去のオリジナルをどうやってはめ込むかが、悩みのタネなのだけれど。


しかし、今月は全然違う楽曲に挑んでみます。


少し自分のソロのコンサートが少なかったので、あえて、自分も勉強しまくりたいと思います!


ここのところ、それぞれのコンサートの夢を見ます。

きっと、楽しい事か出来るのではないか、、と。


ここに来て、フジコさんの言葉思い出し、揺らいでしまうけど。。


さてと、フル回転で行きますか!!




フジコ・ヘミングさんがお亡くなりになった。


コンサートには、何度か伺ったり、


何か、自分に情熱なモードが薄れている時、

CDでの音源をずっと聴いていました。


お目にかかったのは、2回ほど。


パリのマレにあるカフェで、友人が紹介して下さったのと、


あとは、テレビで1度。


フジコさんの事を思う事は、皆さまご存知。とても苦労をなさってきた人生であった事と、


同時に、


とても自由でいらした。


動物と、絵と、菜食と、タバコと、フジコさんにしか選べない服。


マレでお会いした時は、留袖をコートにしていたの。


肘をついて、お茶を飲みながら、ずっとタバコを吸っていて、


その時も、テレビの時も仰っていたのは、

(多分、フジコさんの中で、パリの時とテレビの時の私は🟰ではなかったのかも。)


独特な低くてまったりとした重たい声で、


「あのね、私が好きなシャンソンはね。

「聞かせてよ愛の言葉を」っていう曲なのよ」


と、ワクワクもしてない風だったけれど、


「parlez-moi  d’amour・・・」とモソッと歌われていたのを私は忘れない。


自由なフジコさんは、世界あちこちにアパルトマンをもっていたそうだけど、


やっと、これで、本当に自由に好きなところに行けるんだなと、、、


今、こうして私は文章を書きながら、フジコさんのCDを聴いていたら、


重めの赤ワインと、癖のつよいチーズと、バターをたくさんつけた固めのパンが食べたくなって、


今からスーパーにいこうか、今日はこのままゆっくりしようか、とてもとても迷ってる午後8時。


フジコさん、やすらかに、、、



今日は、アルゼンチン・タンゴ・バンド「チコス・デ・パンパ」の公演で歌わせて頂きました。


タンゴというリズム(というかジャンルですね)は、演奏を聴いているだけでも、心が躍ります!


そこには、もちろんメロディがあって、リズムがあって、和音があって。


音楽としては、当たり前な事なのでしょうが、袖で演奏だけ聴いていても、ソワソワしてしまうくらい。


そういう魅力があるのです!


チコス・デ・パンパの皆さまは、それぞれの楽器の演奏者として、私が話す限り、それは日本的に優しくて、物静かな方々。


でも、演奏となると、別世界をもっていらして、それがアレンジだったり。タンゴだったり。


何か、その。共通する術のところでとても情熱的。


あえて、日本人の底力を感じてしまうのです。


戦前からそうなのでしょうけど、日本には西洋への憧れというか、タダの憧れにすぎないというか、それ以上してしまう熱が根本的にある。


これは、タンゴだろうが、シャンソンだろうが、ジャズだろうが。


叶わない、なんて思う事はないんですよね。


そういう素敵な人に出逢えた時、とっても幸せを感じてしまう私がいます。


素晴らしい音楽で歌わせて下さった事に、感謝!感謝です!!


そして、これからもよろしくお願いいたします!!