私事ですが読書は割りと好きな方かと思います
最近は読む量がとても減りましたが
それでも電子書籍で色々なジャンルの本を
時より楽しませていただいております
実は昨年私がどハマりした本がありまして
「アキレウスの歌」
と言う本なのですが原文は英語でして
私は日本語訳のものを読みましたが
この本を勧めてくれた19歳になる長女は
イタリア語訳のものを読んでおりました
簡単に説明しますとギリシャ神話の叙事詩
「イーリアス」が元になっております
主人公は少年時代を共に過ごす
アキレウスとパトロクロス
（アキレス腱の名の由来のアキレウスです）
彼らの出会いから始まり10年に渡る
トロイア戦争で2人が戦死する迄が
語られています
とにかく「ぼく」＝パトロクロスが語る
アキレウスとの愛に心を奪われますのと
ギリシャ神話を土台に描いた作者の想像力と
表現力が素晴らしい本でありましたが
ん？
と立ち止まって考えさせられた事が
ひとつありました
アキレウスは無敵の戦士となる身体能力を
持ち合わせた王子でありながらも
戦いには興味がなくトロイア戦への参戦を
拒んでいたのですがそんなアキレウスに人々は
「戦死して英雄になり伝説の男として
語り継がれる男になれ！」
という様な事を口を揃えて言うのです
私は本人が興味無いのに
戦争で英雄になれ！とか
伝説の男として語り継がれる男になれ！とか
バカバカしいと思った訳です
まず第一に名声がそれほど大切？と言う疑問
そしてその名声には自分の命を懸け
何より人も殺さなくてはならない
と言うハイレベルなバカバカしさ
愛するパトロクロスと幸せに時を刻んで
平和な人生を歩めばいいのではないかと
しかし結局アキレウスは戦いに行かず
平凡な余生を送る事を選んだ元王子である
老人の姿を見てあの様に成るのは耐え難い
と参戦を決意します
ここで名声の重要性について考えさせされました
名声を得たい、すなわち根本にあるのは
承認欲求でもあり一見薄っぺらいもの
の様な印象がありますが場合によっては
人々にエネルギーを与える作用がある
と言う事に気付きまして
実際に存在したか否かは定かではないものの
伝説の男となり名声を得たアキレウスなど
紀元後2000年以上経った今も
小説の主人公として生き生きと描かれて
いますから非常にいい例ではないでしょうか
まずアキレウスはその美しい肉体を使った
美しい動作で次々と敵を倒していく姿が
皆に感動を与える
その瞬間に立ち会った人間はその場で感動し
その感動を感動ながらに誰かに語る
語られた人もまた感動し誰かに感動ながらに
語り継ぐが繰り返され正に彼の存在は
エネルギーの循環そのものではないかと
そして皆に英雄として承認されたアキレウスの
自己肯定力は揺るぎないものであったはずだと
思うのです
（因みにこの場合の感動のベースが戦争で
あったのは個人的にはヘイト事項でありますが
伝説の英雄って戦士が多いですから戦場は
現代のエンタメに代わるものであったのかも
しれません）
世の中全ては陰と陽
何が陰で何が陽かと見なすのは
人それぞれですし
視点をかえれば陰は陽であり
陽は陰でもありますから
対義的な事が同意的である事も
多々あると思います
承認欲求と自己肯定力も一見対義的な感が
ありますが同じ事なのかもしれない
と思った次第です
承認欲求がある事も承認されて満ち足りる事も
とても良い事だと思いますし恐らくは
エネルギーの使い方の上手い人とは
その辺りを上手に変換しているなと
逆に感動も何も与えられないのに
ただ単に他に承認して欲しいと願うだけの
一方的な承認欲求はどうでもいいですが
何はともあれ他に感動を与えそれが
他より承認されるって相互のエネルギーが
循環してとても美しい事ではないですか？
感動って自分がしていないと
人に感動は伝えられませんから
日々感動する事の重要性はそんな事の中にも
あるのかもしれません
そして感動とはその瞬間瞬間の今を感じてこそ
起こる感情ですから良く言われる
その瞬間、今を生きる事の大切さは
そこにあるのだと私は思っています
みんな！
特に若者！
今この瞬間を生きて！
感じて！
感動しちゃって！
感動を与えて！
承認欲求もバリバリ持って！
ガツンと自己肯定力築いて！
人生どこまでも楽しく行っちゃなYO!
YOYO！ べいび
って話終わらないからラップってごまかす www
最後まで読んでいただいた方
ありがとう
みんな大好き♡愛してる
って最後まで真面目な話で草
次回は下ネタだな．．．
Love&Peace