わが愛犬アーシー

(黄色ラブラドール)の

お散歩仲間である

牧羊犬ちゃん

(モコモコ長毛犬)にとって

春は散髪の季節です。

 

人間はまだ帽子と手袋が必要、

でもそろそろマフラーは

いらないかな、くらいの陽気が

牧羊犬ちゃんにはすでに

「暑くてきつい」状態らしく、

散歩中やたら

水たまりに入り始めます。

 

というわけで先日

牧羊犬ちゃんは無事に

この春の散髪を

済ませたのですが。

 

・・・飼い主の毒舌奥様、

今回は結構

豪快に毛を刈りこんで、

牧羊犬ちゃんたら

ショートカット・

ベリーショートを飛び越えて

なんか角刈りとか

丸刈りの世界に突入。

 

これは先日

わが夫(英国人)が

丸刈りしたオレンジ

 

お腹とかほとんど

地肌が見えていて、

それに合わせたのか頭部も

きっちり毛足が短くなり

・・・牧羊犬ちゃん、

君のことを私はずっと

丸顔だと思っていたけど

こう見ると案外鼻が長いね、

見比べてもアーシーと

同じくらいだね、みたいな・・・

 

まあ可愛いは

可愛いんですけど。

 

毛を刈った日の夜、

牧羊犬ちゃんは毛布にくるまって

外に出てこなかったそうです。

 

「ほら夜はまだ冷えるでしょ」

 

「しかし思い切りましたね。

前回のヘアカットの時は

もう少し長めに毛を残して

いませんでしたっけ?

あれは冬用で今回は

夏用の短さなんですか?」

 

「違うのよ、ほらこの子、

この冬は体調が悪くて

寝て過ごすことが

多かったでしょ。

床にあたっていた部分に

毛玉がたくさんできちゃって、

美容師さんとも相談して

坊主にしちゃおうって

ことになったの」

 

顔にも(私はそれまでまったく

気づかなかったのですが)

いくつか毛玉が出来ていて、

それをすべて処理しようとしたら

顔の形が丸から三角に

変わる結果となったという。

 

ともあれ夏向けスタイルで

牧羊犬ちゃんは涼しさを大満喫、

散歩の足取りも軽くなっています。

 

何よりです。

 

 

ただ時々すれ違う人が

「・・・えっ?」みたいに

牧羊犬ちゃんを

二度見することもあります

 

尻尾だけはふさふさなんで

それだけに全体がこう

ファッションとして

最先端すぎるんですよね

 

でもね、可愛いの

の1クリックを


ヨーロッパランキング

愛犬アーシー(黄色雌犬)の

誕生日プレゼントは

山歩きだけではなくてですね。

 

この日のために前々から

用意していたんですよ我々は!

 

2024年

お誕生日プレゼント、

鹿の脚の骨、毛皮付き。

 

 

うちの犬の何が可愛いって

鹿の脚を突然もらって

嬉しいは嬉しいものの

「でもこんないいもの・・・

あの、すごく齧ってみたい

ニオイと食感なんですけど・・・

でもこんないいもの・・・」

みたいにしばらくは

ただただにおいを嗅いでいて、

で、私と夫(英国人)は

この後庭の隅っこで

芝刈りをしたり穴を

掘ったりしていたんですけど

アーシーはわざわざそこに

手つかずの鹿の骨を

口にくわえて持って来て

「・・・あの、これ、

この骨、私がさっきから

お預かりしたままですけど、

いいんですか・・・?

なんかこれ、たぶん

すごくいいものですよ・・・?」

 

 

そして散々私と夫の

反応を確かめた後に

「じゃあこれ、もう私の

ものなんですね?

それなら本気で

噛み応えを確かめますよ?」

 

 

で、まあその噛み応えと

味がたまらぬ素晴らしさ

あったらしく、

我々にお尻を向けて

座り込むと本腰を入れて

鹿の骨に没頭。

 

 

蹄部分が半分くらいに

なったところで

「よし、アーシー、

それ返して。残りは後日。

食べ過ぎるといけないし

夜ご飯は別にあるしね」

 

当年6歳賢い盛りの

わが名犬は我々の言葉が

聞こえないフリをして

ごくごくさりげなく

その場から立ち上がり

(勿論骨はしっかり咥えて)

「あっ、そうそう、庭の

あっちのほうにちょっと

行ってみようかしらね、

ほら、春ですからね」

 

「アーシー、

聞こえているのは

わかっているぞ、

こっちに来て

骨を渡しなさい」

 

アーシーは迷いのない目で

こちらを振り返ると

「ええ、確かに聞こえています、

でもその命令には従えません」

 

 

「いい度胸だ、ヘイ、

夫よ、我らが愛犬の

首根っこを捕まえてくれ」

 

鹿の骨は日々のおやつとして

1日15分ずつ

消費されていっております。

 

 

鹿がお好きなあなたも

犬がお好きなアナタも

お帰りの前に1クリックを


ヨーロッパランキング

3時間ばかり山道を

登ったり降りたりした結果

翌日見事に脚と腕に

筋肉痛が生じました。

 

普段それなりの距離を

歩いていても

高低差があると

使用される筋肉の

部位が異なるのだな、と。

 

腕も疲労したのは途中

登山用杖を使用したからで、

杖なしでも登れる

傾斜ではあったのですが

「こうなったら目指せ

全身運動だ」みたいな

合理主義というか

吝嗇主義が顔を出し・・・

 

だって勿体ないでしょう、

どうせ坂登トレーニングを

するなら脚だけではなく

腕の筋肉も鍛えたいでしょう!

 

まあ筋肉痛とはいっても

生活に支障ない程度なんですが、

筋肉に疲労感があるということは

すなわち『正しく運動できた』

つまり『筋力増量に成功した』

ということなわけで、

これを無駄にしては損、と

本日の犬散歩はあえて

坂道を選んでみました。

 

己のこの

『もったいない精神』に

最近は感動さえ覚えます。

 

私の行動原理の一つは

「損はしないぞ」なんだな、と。

 

でもせっかくついた筋肉は

なるべく長く

維持したいじゃないですか!

 

・・・これも一種の

『損して得取れ』でしょうか。

 

ともあれ一番

得をしているのは

漁夫の利ならぬ

犬の利を得た

愛犬アーシーであると

思われます。

 

 

さあ頑張れ私の筋肉!

 

 

お帰りの前に1クリックを


ヨーロッパランキング

愛犬アーシー(黄色大犬)、

本年めでたく

6歳の誕生日を迎えました。

 

 

お祝いの気持ちを込めて

週末登山をプレゼント。

 

 

アーシーが1歳になった時

登った山と同じ山です。

 

あの頃と、というか

あの時と比べると

わが愛犬はかなり

分別がついたというか・・・

 

あたりをむやみに

駆け回ることもなく、

出会う人と犬すべてに

異常に親し気な態度で

地響きとともに

走り寄ることもなく。

 

(『全速力で斜面を降り

停止に時間が

かかることを楽しむ』は

今回もやっておりましたが)

 

 

しかし山道は疲れますね。

 

「どうして上り坂では

自分の身体を

こんなに重く感じるんだ」

 

「妻ちゃん、それは

物理の基礎ですよ、

まず運動と言うのは・・・」

 

「黙れ。そういう話を

聞きたいんじゃない、こっちは」

 

(やつあたり)

 

なんとかたどり着いた

山頂は風が強くて

長居することは不可能だし

下り坂は下り坂で

気を抜いたら

転んで怪我をしそうだし

本当にね!

 

犬がいなかったら

私はこんな真似

絶対にしないんですよ!

 

でも犬が楽しそうなので

私はすべてを許すのです。

 

 

アーシー、6歳です。

 

 

登山路の横には

まだ雪が残っておりました

 

 

厚着をして行ってよかったです

 

夫はね、「長袖シャツ1枚で

大丈夫」とか言っていたんですよ

 

冬用帽子・マフラー・手袋・

冬用ジャケット・フリースで

大正解ですよまったくもう

 

山登りがお好きなあなたも

嫌いだけど犬のためなら

峰に挑むアナタも

お帰りの前に1クリックを


ヨーロッパランキング

 

 

 

夫(英国人)の実家から

スコットランドに

戻るにあたって

「カーライル(Carlisle)

経由で帰りませんか」

 

「カーライル?別にいいけど

寄りたい場所でもあるのか?」

 

「この道で帰ると途中に

美味しいポークパイを売っている

お肉屋さんがあるんです」

 

そのお肉屋さんは

ペンリス(Penrith)という

街にあるとの話で

「『ブーズ』という

スーパーマーケットも

その近くにありますから

覗いてみましょう」

 

「いいけど何故また

スーパーなんだ?」

 

「高級店という話で・・・

品揃えを見てみたいんです」

 

で、お肉屋さんに行ったあと

『ブーズ』に足をのばしまして、

高級スーパーの名に恥じない

明るく天井の高いきれいな店内と

チーズやパイの見事な展示ぶりに

感心しつつも

「・・・素敵なお店だとは

思うけど、何かね、ここで君は

今夜の食材を買いたいのかね」

 

 

「・・・妻ちゃん!

ここですよ!

ワシントン・ポー

買い物をしたのは!」

 

「・・・はい?」

 

「ワシントン・ポーが

ティリーに言われて

野菜を買いに来たでしょう」

 

「何の話?」

 

「第二作目、

『ブラックサマーの殺人

(Black Summer)』の話です」

 

 

 

 

 

「・・・そんな場面、あったか?」

 

「ありました。ティリーちゃんの

作った買い物リストを片手に

ワシントン・ポーはここで

野菜とか果物を買ったんです。

ほら、ここが

その野菜売り場ですよ!」

 

・・・えーと、何ですか、

つまりこれは

オタク用語でいうところの

『聖地巡礼』・・・?

 

わが夫はこんな気質の

持ち主だったのか・・・?

 

でもまあこちらの

清潔でお上品な

正統派『意識高い』系

スーパーの店内を見て、

ここでワシントン君が

野菜を買う場面の面白さは

なんとなく理解できました。

 

なおスーパーを出て

国道に戻りしばらく行くと

「・・・妻ちゃん!ほら!

ここを曲がると

『シャップ』です!」

 

(注:シャップとは作中で

ポー君が住んでいる場所)

 

「・・・シャップって

実在の地名だったのか・・・

夫よ、次回イングランドに

来る時はシャップで

一泊するか?このぶんだと

『シャップ・ウェルズ』

ホテルも本当に

存在するんじゃないか?」

 

悪乗りしている我々です。

 

 

で、調べたら、

『シャップ・ウェルズ』ホテル

 

ばっちり実在していましたよ

 

小説の通り

犬の同伴も可能ですって

 

これはビール瓶片手に

喧嘩をするしかない

 

(Norizoさんは『ストーン

サークルの殺人』から

瓶に関して教訓を得ていない)

 

ちなみに夫は

『シャップ・ウェルズ』よりも

『コーヒー・ジーニアス』

(1作目『ストーンサークルの

殺人』でポーとティリーが

お昼を食べるお店)に

行きたそうだったのですが

調べたらこちらは閉業

 

 

 

 

 

・・・やはり泊まるしかないか、

『シャップ・ウェルズ』に!

 

思いもよらない方向と動力で

オタク傾向を強める我々に

生ぬるい視線を送りつつ

1クリックを


ヨーロッパランキング