賽德克巴莱 セデックバレ
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ブログ一時更新休止のお知らせ。

いつも見に来ていただいている皆様いつもありがとうございます!
さて制作会社の諸事情によりブログの更新を一時休止する形となりましたので
取り急ぎお知らせ致します。

再開時期等に関しては現在未定ですがなんらかの形で台湾のニュースが配信できるのを
楽しみにしています。

セデック・バレ制作一同
敬具

時空を超えて霧社街へ、動画版

先日ブログに投稿した時空を超えて霧社街への動画版をご紹介します。
スライドで見るよりも雰囲気が伝わってくるかと思います。


霧社街の保存に関してはまだまだ難問がありますが引き続き皆さんが見に来れるように努力をしていきますのでご支援のほどよろしくお願い致します!

ひとだんらく

長い間やってきた吹き替え作業がやっと終わりました。
あとはシンガポールからの音楽や効果音の微調節が終われば音の部分はほぼ完成です。
スタジオに入る度に臨場感が強くなって行くので最終的な出来上がりがとても楽しみです。


時空を超えて霧社街へ

 今回は中国語版のブログから霧社街のスライドを紹介したいと思います。


 種田陽平氏により手がけられたセデック・バレのオープンセットの一つ霧社街、公学校。東京ドームとほぼ同じ面積の敷地内に8000万元(2億2千万円ほど)2009年9月に着工し2010年2月に竣工しました。度重なる悪天候と長く続く雨の影響で美術部は大変な苦労をされたようです。後日動画を公開しますのでそちらも楽しみにしていて下さいね。

キーワード?

 今回は余り映画の内容とはあまり関係内ないですが最近気になったことがあったのでちょっとご報告。

 アメバーブログには標準でアクセス解析機能がついているのですがその検索語句が気になったものがあったのでいくつか紹介してみたいと思います。

 まずは映画のタイトル。正式には「セデック・バレ」ですが「セデックバレ」で検索されているかたが多いようです。発音的には同じなので特に問題はありませんが、タイトルで多かったのは「セダッカバレ」、「セディックバレ」、「セデックバレイ」など。

 タイトルになっている「セデック・バレ」は原住民の言葉で「真の人」の意です。セデック族の男性は首を刈る事で一人前の男「セデック・バレ」になることができその証として顔に入れ墨をいれる習慣がありました。彼らは虹を信仰の象徴としていて死後虹の橋を渡り先祖の家(天国)に帰るのですがその際に額の入れ墨が橋を渡る資格になるとのこと。また女性は男性の着物を織れるようになると顔に入れ墨を入れていたそうです。こちらのほうが明らかにハードルが低いですが…。

 また名前の表記については諸説ありますが当時現地の原住民はセーダッカ、セーデャックのような発音を用いていたようです。最終的には日本の研究資料には「セデック」での発音表記が多かったため「セデック・バレ」となったそうです。
ちなみに中国語では「賽德克・巴萊」と表記し「サイダーカ・バーライ」と発音します(実際には中国語なのでもう少し難しいのですがカタカナで表記するとこれが一番近いと思います。)また英語では「seediq bale」です。

 日本の方も台湾の方も基本的にも発音が良くわからないと言われますがこれを機会に是非覚えて下さいね!



次に多かったのは「顔面 刺青」、「入れ墨 画像」等入れ墨の画像を探しているうちにうっかりたどり着いてしまったような感じですね。その他には「なぜ台湾映画セデックバレ製作した」や「中国語 映画 バイト」、「ゲートル巻き方」、「谷底 落ちそう 支える」といったものもありました。試しにそのキーワードで検索してみましたがgoogleでもアメーバーブログ内で検索してもセデック・バレの情報は見つかりませんでした。みなさんがいったいどうやってたどり着いたのかちょっと気になる所です。




ポストプロダクション途中経過報告

今日はセデック・バレのポストプロダクションの進行状況をお知らせします。
「スパイダーマン」「メン・イン・ブラック」などに参加し台湾盛大の金馬賞受賞歴を持つ胡陞忠(フーシェンジョン)氏をCG統括に起用し「レッドクリフ」、「剣雨」などの対策を手がけた北京水晶石公司にて1800を超すVFXの制作が順調に進んでおります。また音楽はシンガポールのRicky Ho氏により作曲が進んでいます。
氏は金馬賞で二度ノミネートされており、本作で初の受賞が期待されています。

様々な国で制作が進んでいますが映画公開後も様々な国で公開し
沢山の人に見てもらえるよう引き続き制作を続けて行きます!
日本での公開はまだ未定ですが日本の皆様に会える機会を楽しみにしています。

カンヌでセデック・バレのお披露目

 7億台湾元(約20億円)をかけ制作されたセデック・バレのお披露目が5月11日カンヌで行われました。この日モーナルダオのイメージを用いた映画ポスター等が公開され、ポストプロダクションで忙しくしている監督の代わりに十分な仕事を果たしてくれたようです。現在中国語、英語のみですが是非一度オフィシャルサイトを覗いてみて下さい。そしてこれを持って9月の上映に向けての宣伝が本格的に始まります。

 今回カンヌに出品したことでセデック・バレはHollywood reporter, Screen Daily,variety,FILM BUSINESS ASIAなどで紹介されました。英語版のポスターには"A Real Man Can Sacrifice His Body, But He Must Win His Soul"と書かれています。日本語訳すると「真の男よ、肉体は負けても、魂は負けるな」といった所でしょうか。映画の題名である「セデック・バレ」はセデック語で真の人という意味があります。映画で描かれているセデック族が失った生命や信仰などのイメージがポスターを通じでカンヌに来ていたメディアやバイヤーにも伝わったことでしょう。

 エグゼクプロデューサーの黃志明氏はカンヌに出発する前、各国のディストリビューターとアポイントをとり続けていました。監督は笑いながら「カンヌに行く事のできなかった自分とジョンウー氏の代わりに黃志明氏とモーナルダオの二人が台湾原住民の魅力を世界に伝えてきてくれればそれが宣伝開始の合図だな」と言っていました。今回初めて一般に公開されたモーナルダオ役の若者は制作スタッフがあつめた数百人の役者候補者の中から監督が写真を見た瞬間に彼のもつ潜在的な狩人のような眼力、身長185cmなど身体的な条件を見て「彼だ!」と言いました。その後数ヶ月におよぶ訓練を経て演技未経験のタイヤル族出身の若者は見事モーナルダオとなったのです。$賽德克巴莱 セデックバレ-オフィシャルサイト

映画の作り手

前回は映画にもっとも重要な要素をお話ししましたが
実際に映画の作り手はどうでしょうか?

映画作りと言えばまず名前が出てくるのが監督です。
普段映画に関わる事の無い方にとって監督以外の名前を目にするのは少ないのではないでしょうか。

映画のチーム構成は題材によって変わってきます。アクションものであればスタント部があったりしますがまずは一般的な構成からお話して行きたいと思います。
長編映画であれば少なくとも以下のように分かれます。短編映画だと監督兼、プロデューサーというケースも見受けられますし大規模な製作でも役職を兼任する事はありますが実際にはその部署の決定権をもっているだけで実務は別の担当者が行っている事がありますし、撮影の直前まで美術部が決まらないとい行ったケースもあります。

演出部(監督)
制作部(プロデューサー)
撮影部(撮影監督)
照明部(照明技師)
録音部(録音技師)
美術部(美術監督)
衣装部(スタイリスト、メイク)

字面だけでなんとなく仕事が伝わるでしょうか?
既に完成度の高い台本が出来上がっていると仮定しましょう。
台本を元に実際にどのように撮影をすべきかを検討して行きます。

監督の意向をもとに美術部が絵コンテや図面等を製作し映画の世界感を創造していきます。
時には撮影監督の意見が実際のレイアウトに反映されたり、衣装部の要望により衣装とセットの色を近づけたり、またわざと違う世界観を演出したりと様々なやり取りが行われます。
クリエイターにとって最も能力の問われる瞬間です。

アルバイトの募集!

もちろん台湾です。

中国語の話せる方限定ですがデザインのアシスタント2名を以下の内容で募集しています。
台湾の方も沢山見られているようなのでもし心当たりの方がいたら是非教えて上げて下さい。

1.誠徵:設計助理2名
2.工作內容:協助《賽德克‧巴萊》相關宣傳品設計製作,
 需進行大量去背和完稿工作;並協助相關紀念品設計製作
3.專案時間:即日起至今年九月
4.薪資待遇:面議
5.工作地點:台北市南京東路四段
6.條件:熱情、有活力、機動性高、配合度高、有耐心、喜歡討論
7聯繫方式:請同時將「履歷表+作品集」至以下信箱realgutscreativity@gmail.com,
 並靜候面試通知,謝謝。

また衣装部で洗濯のアルバイトも募集しています。

1.誠徵:工讀生6人(至少需2位壯丁)
2.工作內容:
* 布類清洗 (例-服裝.配件)
* 皮質類整理
* 數量清點、分類
3.工作時間:上午十點至下午五點(於林口長庚醫院集合一起搭車進服裝道具倉庫)
4.條件:熱情、有活力、不怕辛苦、機動性高、配合度高、有耐心
5.供應午餐.日薪八佰(估計兩個星期)
6.聯絡方式:李雅婷 0933-394-543
7.若有交通工具可自行前往林口,可特別說明。

映画のストーリーができるまで 後半

実際のストーリー構成ですが一般的にハリウッド映画では2年以上の時間をシナリオ作成にあてるようです。例えば第二次世界大戦の時代背景を持った映画を製作するとします。先ずはどこに焦点をあててストーリー構成をするのか、どれだけの要素を取り入れるかに寄ってまったく映画の内容が変わってきます。蛍の墓のように広島や原爆をキーワードにしたものや硫黄島からの手紙のようにアメリカ製作だが9割以上日本語の映画等多岐に及びます。歴史物の映画にとって重要なのはストーリーの面白さと共に、史実にどれだけ忠実に製作するのかが肝になります。

関係者や歴史研究者を探したり資料を本に調査を進めたりするわけですがその事実を元に骨格を作り、史実に記されていない会話や物語を肉付けして行くのです。
真実と想像、現実と虚像の狭間にあるのが映画のストーリーでありそれを如何に見せて行くかが映画製作の醍醐味でありそれぞれ各部署の力の発揮どころなのです。

セデック・バレは監督の草案から12年もの月日を掛け映画化されました。
台湾映画市場最大の興行収益を上げ、そして台湾史上最大の予算を投じたセデック・バレ、台湾映画史に大きな礎を築きそして台湾映画史にまた新たな歴史が刻まれようとしています。

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