野菜ソムリエコミュニティ滋賀のブログ

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野菜ソムリエ滋賀のブログです

2月17日(土)、長浜市早崎にて、鹿肉料理研修会を開催いたしました。

野菜ソムリエがなぜ肉?と思われるかもしれません。
滋賀県における令和4年度の主な野生獣による農作物被害は、被害面積役77ha、被害金額約4400万円となっています。被害拡大に伴い、防止対策として、野生獣の捕獲数も増加しています。そこで捕獲した野生獣を有効活用するために、ジビエを普及させる取り組みがあります。地域活性化も期待されています。

そこで、鹿肉を熟知されている松井賢一氏に、研修会を開催していただきました。

今日のためにたくさんの鹿、猪、鴨を準備していただきました。部位の説明から。料理に応じて、それぞれカットをします。


良質の脂のついた猪は薄くスライスして鍋に。


筋のないモモは、細切りにしてチンジャオロースや、チリソースに。それにしてもすごい肉の量!!


燻製作り。

2日前から松井さんがソミュール液に漬け込み、塩抜きしてくださっていました。柔らかく、上質な燻製ができました。


料理が出揃いました。

◯レバーパテ

◯燻製(鹿、チーズ、ささみ、たまご)

◯鹿モモカツ

◯内ロースカツ

◯モモ時雨煮

◯心臓時雨煮

◯モモチリ

◯モモチンジャオロースー

◯モモサラダドレッシング和え

◯鍋(鴨、鹿モモ、猪)

◯タン焼肉

◯タンシチュー

◯日野菜のポタージュ


そして、野生獣捕獲から、ブロックになるまでの説明をしていただきました。

包丁は研ぎながら捌かないとすぐに切れなくなる、味に差がつく止め刺し、そして、各部位の取り出し方、金属探知機による残弾検査など。特に、しっかりとした、技術、知識、徹底した処理が、品質の確保、お客様の信頼に繋がるというお話でした。

大手カレーチェーンで鹿肉カレー常時提供されているのは、こうしたしっかりとした品質が保たれているからこそなんですね。


松井さん、ありがとうございました。

今回は親子連れの方にもご参加いただきました。

たくさんのご参加ありがとうございました。


(広報:野菜ソムリエプロ・小川)


1月7日、GI取得した「近江日野産日野菜」を改めてしっかり学ぶ機会をいただきました。
お話していただいたのは、滋賀県職員(改良普及員)として18年前から12年間日野菜の栽培指導をしてこられた、松井賢一氏です。コミュニティ滋賀の副代表でもあります。

「日野菜」は、GI(地理的表示)取得に向けて6年間の歳月を掛け、令和4年10月にGI取得されました。GIとして登録されるためには、特徴のある産品というだけでなく、その品質管理体制が整備されていることも条件となります。その際の苦労話などもお聞きしました。6年という歳月がかかるのも頷けますね。

そして松井氏は普及員として、日野菜を広める活動をされてきました。滋賀のみならず、東京や大阪でも日野菜の営業活動、日野菜を知り尽くしている松井氏だからこそ、シェフも納得して日野菜を採用してくださっているようでした。

『近江日野産日野菜』は、地理的表示を取得しましたが、まだまだこれから課題も多いそうです。
松井氏は、
◯地域の食文化を継承したいくこと
◯加工法、調理法を記録すること
◯新たな利用方法を開拓すること
◯料理人、都市住民等への紹介・PRすること
を私たち野菜ソムリエに求められることとして
お話してくださいました。
一度たやすと二度と蘇らない伝統野菜、私たち野菜ソムリエには何ができるのか、またそれを実行していかなければなりませんね。

講義の後は、昨年オープンした

野菜ソムリエ仲間のお店、

『たみこさんちの発酵キッチン』


で、地元の旬野菜と発酵食品中心の日替わりランチをいただきました。今日は湖魚も入っていました💕身体に優しくて、美味しい食事に、皆さん大満足されていました。




松井さん、細居さん、お世話になりました。

ありがとうございました。


(広報:野菜ソムリエプロ・小川)


12月16日、何年振りでしょうか、忘年会をホテルニューオウミ 日本料理八万ぼりにて開催いたしました。

今年は5年半ぶりに日本に帰国された田淵ちかさんを囲んでの会となりました。

サンフランシスコの野菜事情をお聞きしたり、最近の近況や、これからの活動など、お話をお伺いして、食べて、飲んで、楽しい時間となりました。




今年もコミュニティ運営にご理解いただかありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。もっと野菜ソムリエが活躍できるコミュニティを目指して‼︎役員一同、頑張っていきたいと思っています。
皆様、良いお年を!!

広報:野菜ソムリエプロ・小川

11月14日(火)、タキイ研究農場秋季見学会が開催されました。大阪、福井、三重の野菜ソムリエさんにもご参加いただき、皆さんと一緒に見学会に参加いたしました。

研究農場のある滋賀県湖南市は琵琶湖の東南に位置し、豊かな緑にかこまれた広大な農場の中央を家棟川の清流が流れています。

路地での葉根菜品種展示、ハウスでの果菜類抑制栽培、広大な農場をバスで回ります。(写真撮影はNGです)

それぞれの野菜に担当の方がついていらっしゃるので、色々と説明してくださいました。生産者の野菜ソムリエさんもいらっしゃって、みなさん熱心に質問されていました。

ナーサリー、緑化、資材商品の展示、各メーカーさんからもお話を伺えました。

最後にトマト試食、ベジチェック、いろんなお話も飛び交い、有意義な時間となりました。

遠方よりご参加いただきました皆様、ありがとうございました。



広報:野菜ソムリエプロ・小川





11月12日、秋の収穫祭を高寺農園(ソムリエ農園)にて開催しました。

焼き芋や天ぷら、スイートポテトなどいろいろな調理法が楽しめて、ホクホクと甘くておいしいさつまいも。豊富な食物繊維により、腸の調子を整えてくれるのも魅力ですね。

今回は、定植した4品種の収穫です。

去年から人気のふくむらさき‼︎

形は紡錘型で皮は赤紫色、果肉はアントシアニンを含んだ紫色です。やや粉質で甘みがあり、蒸し芋や焼き芋に適しています。

そして、べにはるか‼︎

貯蔵したものは粘質でしっとりした肉質になります。

そして、安納芋‼︎

焼き芋ブームの火付け役になったと言われています。種子島の特産として広まった安納いもはその由来が不明でしたが、1930年代に石川県で選抜された『兼六』と、同一品種であることがわかりました。遠く離れた石川と種子島で約70年の時を経て、片や栽培が途絶えた幻の品種となり、片やその品質が高く評価されらブランド品種に育て上げられていたことになります。

そして、こちらも焼き芋ブームの常連、シルクスイート‼︎

名前にシルクとつくだけあって、なめらかな舌触りが特徴です。


さつまいもの肥大は品種間差が見られましたが、高温、乾燥にも耐えてくれた立派なさつまいもです。


最後の力を振り絞って、玉ねぎも3品種定殖しました。

さあ、体をいっぱい動かした後は、

さつまいもご飯、豚汁、蒸しさつまいもと、さつまいもチップスの食べ比べです。

収穫したてなのにしっかり味がのっているように感じます。

毎度のことですが、半日だけで本当にクタクタ。
感謝して残さず食べないといけませんね。


お疲れワン🐶でした!!


(広報:野菜ソムリエプロ・小川)