久しぶりのブログです。

変わりなく、作曲の毎日を過ごしていますおねがい

先日、私にとってとても大切な「塩屋俊監督」の
7回忌に行ってまいりました。


塩屋監督は、当時(12〜3年前)
映画音楽を作った経験がない私に
”テーマ曲を数パターン作って聞かせて”っと
チャンスを与えてくれた方です。


”念願の映画の音楽が作れるかもしれない!!”
っとすぐ楽器に向かってテーマ曲を作りました。

数日後、オーディションさながら、
監督の前にアップライトピアノが用意されていて
ものすごく緊張しながらピアノを弾いて
曲を聴いてもらっとことを
未だに鮮明に思い出します。

3パターン作り、
まず1曲めに監督に聴いていただいたのが
決定したテーマなのですが、

1曲めを聴き終わった時点で
監督は
「これだね!他のバージョンを聴いてもこれに決定だよ!!」
(でも念のため? 残りの2パターンのテーマも聞いてくださいました)

とおっしゃってくださり、
アッと言うまにメインテーマが決まり、
映画の劇伴も任せていただけることになったのです。



誰にとっても夢を叶える第一歩はすごく大変だと思いますが、
私は小学生の頃から映画の作曲家になりたい、
と思って過ごしてきたので
最初の映画まで長い長い道のりでした。

そしてその夢を叶えてくれたのが塩屋監督でした。

監督はその後ももう1作品ご一緒させて頂き、
監督との映画の作品があったからこそ、その後のお仕事につながっていると
思っています。

7回忌はなんと140名の方が
全国から集まり、中には監督が演技指導をされていた大河ドラマの主演俳優さんも
いらっしゃいました。


私はその中で、「ゼロからの風」のメインテーマを演奏しました。

監督に届いているといいな。

また会いたいな、
もっと色々教えてほしかったな、

いろんな想いが溢れて寂しくもなったけど
最後はとても穏やかな気持ちになりました。

監督が繋いでくれたご縁を大切に、
これからもじっくりと作曲と向き合っていこうと思います。

↓ゼロからの風、弾いてみました。