ShinさんのPA工作室 (Shin's PA workshop)

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前回記事:2410から続く

 

 

   MEMSマイク 魔改造!後編(完全双指向性化+無指向性)

 

 

prologue

半年間、「MEMSマイク単一指向性化」をいろいろな方式で実現させながら試作してきました。

MEMSマイクの単一指向性化は音響構造の違いにより一般マイクとはかなり勝手がちがいます。

それでも「原理原則」を踏めば必ずゴールにたどりつく、それは決して裏切ることのない真理です。

 

 

 

 TODAY'S
 
100年前の技術がそれを実現させた

記事:2406で書いたWE-639(ALTEC)の例は大いに励まされた。

しかし、あとにも先にもこれ以外「双指向」+「無指向」による単一指向性マイクを筆者は知らない。

 

記事:2407 の方式を発展させ「完全双指向性」と「無指向性」による複合方式としました。

 

TOPカバーを外すことにより「完全双指向性」=(figure eight)となりました。

 

 

今回の方式(「完全双指向性+無指向性方式)

 

 

 

 

前回記事:2407の方式 (ドリル穴方式)

 

 

 

 

 

(回路図)

 
 
 
 

 

「双指向」側のHOT(+) COLD(-)はどうなる

「Figure eight」マイク単体では裏・表はありますが無指向性との複合構造ではウラもオモテもなく、どっちでもイイということになります。

マイクロホンとしての極性(「HOT」、「COLD」)は「無指向性」側で決めればよい、両者のベクトル合成で決まるファクターだからです。

あとは使いやすい側を使いやすい側に向けけて音作ります。

 
 

 

 

結果考察

オフマイク適正の追求がメイン課題です。

 

今まで試作してきた中で最も十分な「オフマイク適正」を得たと思います。

「ドリル穴」方式と比較し、「完全双指向性」方式の方が、単一指向性化しやすいと感じます。

 

改造したICS-40730はリボンマイクなどによる双指向性と同等の双指向パターン(figure eight)を見せ、大変キレイです。

 

問題は「複合単一指向性」とした完成度です。

「発想」とはクレイジーでいい、しかしこのレベルではマダマダ・・・

 

 

以上

 

 

 

 

 

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 TODAY'S
 
おばけくん MEMSマイクの魔改造

 

でも、お掃除ロボットが空を飛んだり、フルスピードで走り抜けたりすることはありませんけど・・・

 

かつての「クラシックプロ CM5を58の音に」や大ブレークした「激安中華コンデンサマイクの高級化改造」のようなShinさん流 「魔改造」はついに「MEMSマイク」本体に及びました。

 

 

 

 

 

 

パラドクスとオーソドクスの狭間で

ラドクスを深堀りすれば、それは対立関係にあるはずの「オーソドクス」の一部だったりする。

 

「MEMSマイクの単一指向性化」はいくつかの方式で進める中、質の高い「双指向性」の実現がきわめて重要なファクターであることが一層見えてきました。

 

MEMSマイクのケース背面に穴をあける方式は、そのイナータンス制御(速度成分〈逆相〉流入量制御)の難しさが特筆モノです。

原因はメンブレン(ダイアフラム)裏側と背電極を覆う「穴あき空気室」が速度成分を取り込むための障害となり、さらにこのレゾネーション」=「ヘルムホルツ共鳴」をどのように制するか、という「指向性上」、および「音色・音質上」の課題があまりにも大きく、デリケートだからです。

 

 

 

EQで好き勝手な特性のマイクなどゴメンです

 

「そんなモンEQでチョイチョイや」など論外、マイクロホンはそこまでイージーな技術ではありません。

 

マイク設計において、どんな優秀回路を使おうと、高級精密測定器を揃えようと、マイクロホン理論を踏まずにたどり着く先はやはり絶海の孤島でしかありません。

それ以前に、MEMSを含むコンデンサマイクに対してアクティブ電子回路がどこまで必要か、という問題もあります。

 

それは世界の名だたる名機ほど回路は単純である事実がすべてを物語っています。

 

 

マイクロホンを学ばずして、ひたすら回路と測定器に軸足を置くかぎり理想とする「単一指向性MEMSマイク」を実現することは不可能でしょう。

 

また熟練者との関わりでは、マイクロホン各メーカー、コンデンサマイクカプセル・ダイアフラムメーカーでは量産前、最終音決めは熟練した「人の耳」に頼ることが製品の成否を決めるファクターとなっていることは周知の事実です。

 

そして測定器はその量産、品質管理と品質保証に使うツールでしかありません。


 

 

 

 

 

発想の転換

 

 

「単一指向性」を得るなかで、これまで私の「音圧傾度型」=(圧力勾配型)ではMEMSマイクのケース背面にドリルやミニルーターで速度穴を開ける方法をとってきました。 

しかし調整の難しさから、MEMSマイクにおけるこの方法に疑問を感じながらその先を探っていました。

 

今回はじめて前号 2019で新更新したミニルーターの初仕事としてこの改造をおこないました。

 

すでにMEMSマイク単一指向性化は実現していますが、メンブレン背面の空気室、ここに穴をあけたレゾネーターの Q(キュー)のデカさに往生しながらのクリチカルなイナータンス制御・調整は地獄の沙汰、なんとかせねば、と詰まっていた。

 

 

チューリップ赤 ものごと、「詰まったら発想を変えろ!」は何事に対しても共通の合言葉。

 

 

 

手順

まずは何よりも正常動作を確認したICS-40730を使用する。

すなわち「プレヒート」工程の終えたICS-40730を使う。

 

 

 

 

 

TOP面をルーターでそぎ落とす

 

 

写真のように皮を剥ぐようにTOPの薄板が外れ、内部構造が顔を見せた

 

 

!切りクズの心配

ルーターの遠心力で常に外側に飛ばされるため切りくずが内部に入ることはまずないが、侵入した場合は「フッ」と吹き飛ばすことが許される。

その意味で加工前にヘッドホンモニターし、加工後にふたたびモニターすることが必須です。

 

前後両面から吹くだけでよい。(しかし強いエアブローは禁止)

 

大型ダイアフラムのように、腫れ物に触る感覚で接したり、息の湿気を気にする必要もない、この辺がMEMSマイクは浮世離れしています。

 

 

(後日追記)

このあと同一方法で3個改造をおこない,合計4個になりました。

上記手順により、切りクズによる異常は1件も発生していません。(2024.4.24)

 

 

 

 

 

これで次元の異なる双指向性化が実現した

フタが外れたICS-40730はこの品種独特の4つのメンブレンが現れます。

 

背面の空気室はなくなり、残った四角錐は可聴域でのレゾネーションはなく、さらに削って薄くする必要はない。

あまり薄くすると、構造上、指向性のアレンジが難しくなってしまうので

枠を残したこのレベルが使いやすい。

 

 

 

また、難易度は高くなりますが、MEMSマイクもう1つの名機 IM-73A135V01でも同一手順で「双指向性化」が実現しました。

 

 

 

 

単一指向性じゃなく、なぜ双指向性?

それは下図をごらんください

 

 

MEMSマイク(圧力型)の基本形は「無(全)指向性」である。

これに加え、完全な「双指向性」の実現は良質な単一指向性の合成を可能にする決定的要素となります。

 

理論図ですので、そのままでは正常動作することはなく、指向性はそのブレンド比で決定します。

 

 

!もう一つはRCA 77D(X)方式である「背面シャッター」方式ですが、

MEMSマイクでは相対的なサイズが小さすぎ、現実的ではない。

シャッターの代わりに脱脂綿・フェルトといった音響抵抗(rm)の密度、当て方でこれに代わることができ、結果的に「音圧傾度型」となります。

 

 

!また、MSステレオマイクが視野に入るかもしれませんが、現在の状況はかなり特異な双指向のスタート地点です。

 

 

 

 

 

無(全)指向性と双指向性は基本要素となる


無指向性~双指向性間のバリエーションの間には様々な「単一指向性」が合成される。

(ワイド単一指向性、単一指向性、ハイパー単一指向性」など。

 

その意味で今回の「完全双指向性」の実現はMEMSマイクの将来を決める決定的な意味を持ちます。

 

 

後編に続きます

 

 

 

 

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 TODAY'S
 
便利工具 ミニルーター(mini router)考

 

2010年の記事 1028:これはイイ!金属加工ツール「ミニルーター」 で一度書いたことがありますが、あれから14年、この小さな電動工具はすっかり私の相棒になっています。


 

 

 

それはMEMSマイクの単一指向性化で再び火が付いた

 

米粒なみのMEMSマイク、その内部構造 メンブレンなどに一切傷つけることなく、そのケース裏側に自由な大きさの小穴を開けるという必要に迫られた。

 

まったくはじめての難題だが、業界初のMEMSマイクによる「音圧傾度単一指向性マイク」を実現にこぎつけたのはこの小穴をきちんと設けられるかどうかにかかわっていた。

 

センターポンチなど使えないので僅かな「ためらい傷」は許容、

それでも穴径は自在で全部問題なく正常動作。

 

 

この魔改造は

ICS-40730 にリード線を付け、無改造での正常動作を確認後におこないました。

 

ミニルーターに0.8mmドリルを付けて一発で成功したが、2回目は内部破損した。

あきらめる必要はないがドリル刃ではとりあえず危険と判断した。

 

ここ一番は手に馴染むミニルーターに円錐ビット、微小ボールビットならより安全と見た。3個目、4個目は円錐ビットと微小ボールビットを使用、穴径はドリル刃をスケールにして確認、案外簡単に作業を終えた。

 

穴あけ後、試聴確認は必須事項である。

「全部出来てから試聴確認」というバカげたMEMSマイク自作手順などあり得ません。

前例のないことをおこなう研究開発者が現状を読み取りながら、次へと進む「音と向き合って安全に導く」という最低限のルールです。

 

 

この穴あけは、まかり間違っても切り粉がケース内部に落ちることは許されない。

ミニルーターのボールチップでは穴あけ部の材料は、常に外側に、外側と遠心力で飛ばされる、これがいい。

材料はリード線が付いたままの方が持ちやすい、手に持てば穴あけ部分を上に向ける必要もないから上写真のようなことが余裕をもって自在にできる。

 

 

3個目、4個目、そしてまさかの「IM-73A135V01」でも同様に、あの裏側に音穴を安全に開けるという超難問がクリアできた。

もちろん裸眼でなければできないので、高性能ミニルーターなしには成り立たない「夢を超越した現実」がその先へ、その先へとと進んでいます。

 

 

1028 :これはイイ!金属加工ツール「ミニルーター」の記事から14年、ミニルーターではずいぶんいろんなモノを加工してきました。

今回、当時と同一機種の在庫新品が入手でき、いよいよ近日持ち替えます。

 

 

 

ルーター それとも リューター?

ところでこの電動工具、「ミニルーター」=「mini router」ですよね

「リューター」とはどこから来た名前なんだろう、日本だけの呼び方らしいが、

各国の発音例からそれは見当たらないですね。

https://ja.forvo.com/word/router/#nl

 

日本ではどちらでも通じますが「ルーター」「rútər」が正しい呼び名です。

 

 

(ちなみにウィキペディアには次のような記載があります)

1938年に時計やカメラの精密部品のメーカーとして設立した日本精密機械工作株式会社が、1954年に開発したハンドグラインダーに「リューター2型」と名付けたのが始まりとされる。

リューターと言う名前は同社の創業者の名前伊藤「龍太郎」にちなんで命名された。

 

とあります。

 

 

 

 

マイクロ作業定番ツールであり続けてほしい

 

 

2010年から14年間使い続けたミニルーター

 

「Mr.Melster PT-α」

14年間使い続けてきたミニルーター「PT-α」今の姿

 

 

 

 

(朽ちたケースと中の様子)

割れたケースフタは強引な補修しながらでも現役としては原型に価値があることをしみじみと。

 

星 ACコードは「8の字巻」で収納しているためヨレヨレになることはありません。

 

 

 

 

 

「こんなモン普通に買い換えればいいじゃないか」とか?

 

 

第1には、後継機の「Mr.Melster PT-αⅡ」がずいぶん前に出たが、ACアダプター式のためガッカリして、選択肢から消えた。

 

ここから自分にとってのミニルーターは「どうあるべきか」探しが始まった。

 

 

 

2019年の記事  1913:のときの写真

 

ハンドツールの王道、PROXXSONのACタイプを購入、使い始めたが、2台目は「2代目」となることはなく、結局すぐ今までの「PT-α」に前戻らざるを得なかった、Proxxsonに持ち替えられない理由は「バカでかく、トルクが強すぎる怪物」という印象です。

 

PROXXONは力で切り裂くタイプ、自分の手の延長としては怖く、別次元の工具です。

 

中華モノはトルクバランスの点やわずかな芯ブレなど、自分の手には馴染めず使っていません、その為ケースを補修しながらでも初代PT-αを使い続けてきた。

 

 

 

 

私にとってミニルーターに必須な事項

 

1.AC100V式であること。ACアダプターは死ぬほど邪魔だ

 

2.手になじむ太さ、形状

 

3.回転数可変式、片手ですべての操作ができる

 

4.コンパクトな透明ケース付きであり、ビットを含めてすべてが収納できる

 

5.突撃型ではなく、ビットへの力のかけ方で回転が落ち、それでも止まらないバランス

 

6.精度の高い三爪チャックを使用、コレットとは無関係になれ、ビット軸径選択が広くなる

 

7.ルータービット(ダイアモンドビット)はスリ減るまで使わない

 

8.仲間である「充電ドリル・ドライバー」とシームレスになれる相互関係

 

9.さいごに、「過負荷で発熱の大きいの場合」のみ「PROXXON」を使うこともある

 

 

 

 

2代目ミニルーター

 

2代目は歯科用ルーター(マイクロモーター)に良いものがあるような気がする、と意識していたが・・・

そんなとき、15年くらい前の「Mr.Melster PT-α 在庫品」があるというニュースを受けた、これには1も2もなく飛びついた、この機種の良さは身に染みている。

 

 

 

先日、当時の新品在庫品が入手できた。

 

Mr.Melster「小型ペンタイプツール PT-α」

 

値段も2010年当時ほぼ同額の6,800円、PROXONの半額以下。

 

 

そしてニ代目は同一機種で引き継がれることになった。

 

 

 

強い回転力(高トルク)が良いわけじゃない

ミニルーターが充電ドリルと決定的にちがうのは、「チカラでぶち抜く」必要はなく「押し当てる力のかけ方でトルクも落ちる」という、弱さを兼ね備えて、それは回転数との関係できわめて微妙なバランスの上に成り立っているデリケートなハンドツールだということ。

 

PROXXONの突撃型や中華製品の偏心と読みづらいトルクバランスなど、その選択は簡単ではなくどちらも自分の手の延長工具としては成り立ちにくい製品でした。



 

結論

電動手工具は「作業者」にとって馴染むかどうかにかかわっている。

それは他人とは違うかもしれない、常識とは異なるかもしれない。

あまた存在するミニルーターでもこうして自分の手の延長となる工具は結局1つしかなかった。

 

これは他のどなたにもあてはまることではないですが、超微細作業を目的とする場合のミニルーターはどうあるべきか、判断される一助となれば幸いです。 (Shin)

 

 

 

 

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