本日から新年度が始まります。


新年度になると、新たに教材を用意する必要が生じ、それなりの金額の負担が生じます。


例えば、私が個別指導教室を運営している埼玉県では「北辰テスト」というものが実施されており、この北辰テスト結果である「北辰偏差値」によって県内私立高校の「確約」が取れることになります。埼玉県で高校受験を経験した人で、知らない人はいないでしょう。(逆に言うと、埼玉県以外の方にはわからない、独特な仕組みです。)


その北辰テスト対策として、通常、「北辰のかこもん」と呼ばれる問題集を使います。生徒はもちろん、教える私も購入し、それを使って授業を行います。


同様に、中学生・高校生の使用する教科書・傍用ワークと同じものや教科書ガイド等を揃えたりもします。


3月には英検過去問の新年度版も出るので、これも、2級・準2級・3級・4級あたりは買い揃えることになります。


これらの費用について「諸経費」「維持管理費」等の名目で、授業料以外にも徴収している塾もありますが、余計な負担をかけたくない私の教室ではそのような費用を頂いていないため、新年度のスタートは、少し憂鬱な時期でもあります。


そこで度々申し訳ないのですが、教育に対する協力ならしてあげるという方がいらっしゃいましたら、メッセージを頂ければと思います。


「北辰のかこもん」はAmazonでも購入出来るので、こちらを購入し、現物による寄付という形でご協力頂くのも大変有難いです。


写真は、今年度小学4年生になる生徒からもらったメッセージです。真面目に授業をしているつもりだったので、伝わっていて良かったです(笑)


この生徒の授業料は、1時間当たりにすると、埼玉県の最低賃金を下回ります。担当する際に保護者の方から「経済的に厳しい」と懇願され、そのような授業料となりました。私は個人事業主のため、最低賃金法の適用を受けませんので。


「甘い」と言われればその通り。「違う仕事をした方がいい」と言われたこともあります。


それでも私は子ども達に関わる仕事を、営利目的ではなく続けていきたいと思っています。


色々思う方がいることは承知しています。しかし、私が入院していた病院も常に寄付を募っており、わが家も寄付をしたことがあります。


医療も教育も公益目的で行われるべきものであることに変わりはなく、私は「教育」に関わる仕事について寄付を募ることに、なんら恥じ入る気持ちはありません。


ご協力頂ける方がいらっしゃいましたら、ご連絡ください。