今日は日本の祝日で仕事が休みだったから、今朝子どもを幼稚園バスまで送っていった。嫁は来月から仕事を始めるらしく、幼稚園バスの時間変更を来月からお願いしたら早速今週から適用されてしまったから、今日から帰りのバスの時間が変更になるからね!と三回くらい念を押された。

わかったわかったと思いながら、いつもの時間に子どもをコンドの下に連れていくと、いつもと同じ時間に見慣れぬ幼稚園バスが来た。幼稚園バスのドアが開き、うちの子どもの名前を呼んでいる。

は?と思いながら近づくと、ハーイ〇〇、今日からこのバスになったからね。バスの番号はA‐20だ。よろしくな。と言ってくる。

中に乗っていた幼稚園児2人のうちの1人がうちの息子の名前を呼んだ。なんだ友達かよと思って、安心して子どもを乗せた。帰りだけじゃなくて行きのバスも変わるのかよーと思いながら家に戻ろうとすると、ふとチェックの服を着た男の子を連れた親子を見かけた。

ちょっと待てよ、今のバスに乗ってた子、同じ服着てなかったか…?

という気持ちが込み上げてきて、ちょっとすいません、その子の名前って○○ですか…?と聞いたら、えっ、そうですよ。と言われてしまった。

 

やっちまった。完全にやっちまった。と目の前が真っ白になって、今の一部始終を簡潔に説明して、間違えてうちの子をあなたの子どもが乗るバスに乗せてしまいました。って説明したら、

いや、うちは来週からバスをお願いしてるので、今日は来ないですよ。だから私は今からこの子を送らなきゃいけないんです。ちょっとタクシー待たせてるので失礼します。と言われてしまった。

違う違う違う、ちょっとまって!とは言えずに口をパクパクしてたら、うちの子の幼稚園は○○で、フルネームは○○なので、何かあれば連絡ください。と言って颯爽と行ってしまった。

 

その30秒後にいつものバスが迎えに来た。ちょっとあれだからおれが後から送ってくね!とバスに行ってもらい、やばいやばいやばいと思いながら家に帰った。

嫁ガチギレ。わかる。

 

とりあえずその幼稚園ググったらシンガポールにブランチが10件以上出てきた。天を仰いだ。

とりあえず全部電話しろとキレてる嫁から逃げて、大きそうなところ一軒だけ電話して探してもらうことにした。

絶望的な気持ちで待つこと15分、さっき子どものフルネーム教えてくれた母親から電話がかかってきて、なんとか無事に家まで送り届けてくれた。

 

あり得ないほどの偶然というのが、もし今日バスの時間変更でドライバーが変わるという日じゃなかったらそもそもそのバスの呼びかけに応じないし、その母親に聞いたら先週シンガポールに引っ越してきたらしく、今日が子どもの初登園の日だったらしい。そりゃバスのドライバーは子どもの顔知らないわけだし、、だけどなんで今日バスいらないっていう日に迎えに来るのよ。なんで中に乗ってる子どもは知らない子の事を知ってる風に名前呼びかけるのよ。。

あとその幼稚園の方針なのか、バスに幼稚園名入れてないっていうのも重なるし、何か1個でもなければそうしてないだろうことが全部揃って、寿命が縮まったという日でした。

これ誘拐とかだったらマジで人生終わるところだった

こんにちは。ふと前のブログを見返したら約一年が経っていました。せっかくブログもツイッターもアカウントを持ってるのでたまには何か書きたいという気持ちはありますが、何も書かない、アウトプットしない生活を送っているとどんどん退化していきますね。言語の不自由化が進んでおります。

 

慌ただしい仕事と子育ての合間にたまに本を読んだりしていますが、今年読んだ本で、とても胸に刺さった一節があります。

 

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トレードには困るところがある。それではキャリアが形成できないということです。

トレーダーは最後のトレードで判断される。それだけです。何も築き上げない。

ただ、トレードをするだけです。トレードをやめた日に、それは消えてしまう。

だから、人生でX時間の勤務時間にていたことを終えると、お金を除いて、それを示すものは何も残らない。

立ち止まって振り返りたくないので、トレードを続けるしかしかない。

何もしていないからです。僕は何も築いていない。何も達成していない。

終わりまできて振り返り、何を達成したのだろうかと思う。

僕は非常に虚無的な見方をしているけど、それが僕の感じ方なんです。

僕は今でも、自分が何をしたいか決めようとしている十七歳に戻ってしまうんです。

 

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これ、本当にその通りだと思い、胸に刺さりました。これを言ったのはヘッジファンドを立ち上げて大成功したスティーブクラークという人物なんですけど、一般的に見て大成功した人がこれを言っています。ぼくは職業トレーダーで、自分のやりたい職業に就き、自分のやりたいことをやってると思っていますが、一方でこの人と同じ感じ方もしています。

思うに、この仕事って目的よりも手段に寄っているんですよね。無償でもこの仕事ができるかと言われればそれはノーで、トレーダーという職業はとても手段的です。ぼくは大学の頃から、少し極端な言い方をするとほとんどの時間をトレードに費やしてきました。そしてトレードで形に残るのは資産と知識だけなので、自分の本当に好きなことを見つけないとまずいな、と常々思っています。まずいなという認識は持っているのでいつも頭の片隅に置いて探しているのですが、これがなかなか見つかりません。例えば子育てなんかはとても楽しく、ライフワークといってもいいくらいの気持ちですが、子どもはぼくではなく、いずれ手が離れていくことが決まってしまっているので、これに拠り過ぎるのも良くない。(元?)専業投資家のbibiさんや元ディーラーのHはトレイル、山登りにハマっていて、歩くという行為を楽しんでいます。ツイッターやブログを見て、好きなものに没頭しているしている姿がとても羨ましいです。イメージとしてはこのかわんごブログの本分のようなものを想像しているのですが、ぼくのやらざるを得ないもの、を今年に続き、来年も探したいと思います。新しく楽器を始めて、死ぬまでに死ぬほどカッコイイ曲を一つ作曲する、みたいなものがいま頭に思い浮かんでいますが、心から湧き上がる何かが来年は見つかるといいな。

 

好きなことに没頭したいと言っても、人生上がるにはまだ早く、仕事で来年から新しい試みも始めるので、さらに本気出して職業トレーダーも全うします。大人になると性格は変えられないと言いますが、常に最大効率で取りたいと願っても、株のあらゆる局面で100でいうところの1くらいずつしか改善できません。自分の下手さに頭を抱える日々ですが、まだまだやるべき事があるとポジティブに捉えて向き合っていこうと思います。

年末にボラティリティの高い相場環境になっていますが、みんなが損してもぼくだけは稼げますよう、心よりお祈り申し上げます。

 

それでは皆様、よいお年をお迎えくださいー。

 

 

 

 

ツイッターにゆうじゅが帰ってきたと聞いた。彼はいま、タクシーの運転手をしているそうだ。

 

ツイッターの株クラなら彼を知ってる人も多いだろう。ゲーム株で頭角を現し、持ち前の度胸で果敢にリスクを取り、2014年6月の資産約100万円から、わずか1年ちょっとで1億円台まで資産を膨らませた。その後、彼は仕事を辞め、大好きな相場に好きなだけ張り付けると、嬉々として専業投資家になった。

ぼくがなぜゆうじゅに注目し、わざわざブログに書いてるかといえば、当時の彼は筆舌し難いほどに調子に乗り、相場のホーリーグレイルを手に入れたかのように振舞っていたからだ。個人的な関わりや怨念はないが、見ていて気持ちのいいものではなかった。ある意味では嫉妬をし、臍を噛む気持ちでツイートを眺めていた。

彼は、この規模の資産になると流動性に苦しむことになるからと、日経平均先物に手を出し始め、それから為替や外国株指数、商品先物など、ありとあらゆる投資商品の売買を始めた。ゲーム株で上手くいったから、同様に上手くいくだろうと考えたことだと思う。

専業投資家になり、資産1億円から1000万円を割るまでにかかった期間はわずか8ヶ月だった。元の100万円付近に逆戻りしたのも、それから同様に8ヶ月だった。一年ちょっとで1億円以上稼ぎ、一年半で全てを失う。テキストにすればそれだけの話だが、本人からすれば、想像を絶する痛みを伴ってることだろう。

 

ある尊敬する投資家が、「相場は、我に返るまでにどれだけ稼げるかが全てだよ。」と言った。この言葉には思わず膝を打った。

 

もしゆうじゅがどこかのタイミングで我に返っていたら、嫌いな労働に1日10時間も使う必要もなく、海辺のカフェでコーヒーでも飲みながらゆっくり過ごすことができた。贅沢は出来ないが、好きなところに、好きな時間に旅行にも行ける。1億という金は現実の世界ではとてつもなく大きい。

何らかの商品に自分にとって大きなお金を入れているということは、誰でもどこかのタイミングで我に返る必要があると思う。今ある株価が、値段が、流動性が、明日もあるなんて誰が保証してくれるだろう。ファンダメンタルもテクニカルもバリュエーションも、全てが幻想で全てが水物。

 

今日、我に返る必要があるか?と、いつでも自分のポートフォリオと相談する用意をしておかなければいけない。

 

 

 

 

ところで、今年からなるべく脱SNSを目指そうと、出来る限りのSNS断ちをしています。特に何かあったわけではなく、何となくです。

何となく、得るものより失う時間の方が大きいなあと。世の中の動きがわかりやすいので、見てはいるんですけどね。

そんなわけで、私は元気です。

 

 

もうひとつ、ゆうじゅさん悪い例みたいに名前出してごめんなさい。

彼がこの記事を読まない事を祈ると同時に、もう一度、ガッツリ稼げるようお祈りします。