何年振りになるだろう・・・
今、過去を辿る事は、前を見ようとすることになるかも知れない。
そして、かつてひた向きに紡いでいた一筋の縦糸に、横糸を架けながら
自分の色に染め上げる「布」に仕上げる時が来たのかも知れない。
原初と根源を見ようとして「森」を彷徨う内に、深い海に誘われて行くような
気がする。
息を止めて、海の蒼の底へ深く、深く潜る・・・
強い水圧が肺と身体を締め付けて来る。
暗く深い海底で光を感じられ無くなくなると、私は全ての力を止めて静かに
ゆっくり浮き上げられて行く、、、光の筋がキラキラする「界面」を見上げて・・・