索引を意識し始めてから、本を手に取るときはまず索引から見る、という習慣が定着してきました。

数日前に図書館でふと手に取ったこの本。

繊維の百科事典/著者不明
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『繊維の百科事典』という本ですから、もちろん「繊維」に関することが載っていると想像して索引を見てみるわけです。

でも、自分の予想を超えるものといいますか、想像もつかないようなものを目にして驚かされました。(まあこのような驚きがあるのはどの本の索引を見ているときでも同じなのですが)

たとえば・・・・・

strings = ラケットのガット
toothbrush = 歯ブラシ
fishery material = 水産資材

などは、それぞれの画を思い浮かべると、「繊維つながり」であることがまあ想像できます。

そんな感じでさらに眺めていると、以下のようなものが目にとまりました。

artificial blood vessel = 人工血管
artificial bone = 人工骨
artificial kidney = 人工腎臓
artificial organs = 人工臓器

以下、ずらっと「人工○○」が続いています。

繊維と人工臓器に何の関係が?と思いましたが、少し調べてみると関係大ありで。材料にポリウレタンなどが使用されていたりするんですね。

これを目にするまでは繊維と臓器のつながりはわたしの中にはなかったものですから新鮮な驚きでした。そして、これでまたひとつ点と点がつながったような気がしました。

まあ、人工臓器は何でできているんだろう?とあらためて考えてみると、金属で作るわけにもいかないだろうし、となると繊維かな?という予想はできそうな感じもしますが・・・・・

こういうきっかけでもない限り、あらためて考えてみるということもなかったでしょう。

一度こうやって強烈な印象とともに覚えておくと、先々の調べもので何らかの役に立ちそうですよね。

いや~、索引っておもしろいです。