吉岡正晴のソウル・サーチン

吉岡正晴のソウル・サーチン

ソウルを日々サーチンしている人のために~Daily since 2002

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2024ロックンロール殿堂入り決定

 

【Rock ‘n Roll Hall Of Fame Inducties 】

 

 

決定。

 

レコード・デビューしてから25年以上を経たアーティストでロック史に残るアーティストを表彰する意味で殿堂入りを認定する「ロックン・ロール・ホール・オブ・フェイム」(ロックンロール殿堂)の2024年分が決まった。

 

メアリーJブライジ、デイヴ・マシューズ・バンドが2回目の候補から殿堂入り。ア・トライヴ・コールド・クエストが3回目の候補から殿堂入り。他にシェール、クール&ザ・ギャング、フォーリナー、ピーター・フランプトン、オジー・オズボーンが初の候補で見事に殿堂入りを果たした。また、ヴェテラン、ディオンヌ・ワーウィックは「ミュージカル・エクセレンス」部門で、「ミュージカル・インフルエンス」部門でブルーズのビッグ・ママ・ソーントンらが殿堂入りした。

 

候補だったマライア・キャリー、シャーデー、レニー・クラヴィッツ、シニ―ド・オコーナーらは殿堂入りを逃した。

 

ユニークなのは、「アーメット・アーティガン・アワード」を受賞したスザンヌ・ドゥ・パッセ。この賞は主にレコード会社の重役などが受賞しているが、彼女は、モータウン・レコードのエグゼクティヴ、ベリー・ゴーディーの腹心で、1983年に『モータウン25』を実質プロデュースした人物。

 

パフォーマーズ部門は、約1200人の会員投票とインターネット投票を参考にして決める。その他のアワードは、十数人のボード・メンバーで決めているようだ。

 

フル・リスト

https://rockhall.com/

 

こちらにも、見やすくフル・リスト

https://edition.cnn.com/2024/04/21/entertainment/rock-n-roll-hall-fame-2024-inductees/index.html

 

今回殿堂入りしたのは次のアーティスト

 

【Performer Category:】

 

Mary J. Blige

Cher

Dave Matthews Band

Foreigner

Peter Frampton

Kool & The Gang

Ozzy Osbourne

A Tribe Called Quest

 

パフォーマンス部門の候補、殿堂入りは次の通り。

 

(2)は二度目のノミネート。(3)は3度目のノミネート、無印は、今回初ノミネート。

 

殿堂入り Mary J. Blige (2)

Mariah Carey

殿堂入り Cher

殿堂入り Dave Matthews Band (2)

Eric B. & Rakim (2)

殿堂入り Foreigner

殿堂入り Peter Frampton

Jane's Addiction (2)

殿堂入り Kool & the Gang

Lenny Kravitz

Oasis

Sinéad O'Connor

殿堂入り Ozzy Osbourne

Sade

殿堂入り A Tribe Called Quest (3)

 

その他の部門の殿堂入りは次の通り。

 

【Musical Influence Award】(音楽業界人、プロデューサーなどで音楽的に影響を与えた人物)

 

Alexis Korner

John Mayall

Big Mama Thornton

 

【Musical Excellence Award】(音楽業界人、プロデューサーなどで音楽的に優れた人物)

 

Jimmy Buffett

MC5

Dionne Warwick

Norman Whitfield

 

【Ahmet Ertegun Award】(音楽業界人、プロデューサー、マネージャーなど実際には演奏はしない比較的裏方)

 

Suzanne de Passe

 

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ロック殿堂は、初レコード発売から25年以上経ったアーティストが有資格者となる。今年だと1999年以前のデビュー・アーティストということになる。約30人の候補選別委員会が候補を決め、この中から、ロック殿堂の会員(約1200名)の投票で決まる。

 

ロック殿堂は、1983年、アトランティック・レコーズ創始者のひとり、アーメット・アーティガンの発案でローリング・ストーン誌発行人、レコード会社のエグゼクティヴなどが賛同し企画が進んだ。1986年から殿堂入りアーティストを発表するようになり、現在まで続く。ロック殿堂はオハイオ州クリーヴランドに博物館を持ち、ロックの歴史を彩るものなどを展示している。

 

25年以上の歴史のあるアーティストは、今では多数にのぼっており、ノミネートされないでしかも歴史的なアーティストも多数いる。

 

ただし会員が1200人と少なく、また白人メンバーが多いことから、黒人アーティストへの評価は常に低く、全体的に保守的な色彩を持つ。

 

今年で39回目。来年(2025年)は40回目の節目となる。

 

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■ソウル・サーチン過去関連記事

 

第38回ロック殿堂2023決定~スピナーズ4回目で、シャカ・カーン、クール・ハークらは特別枠で

2023年5月8日

https://note.com/ebs/n/n374bcfba00d8

 

 

ロックンロール殿堂、クラス・オブ・2022殿堂入り発表

2022年05月10日(火)

https://note.com/ebs/n/ncdbd00689165

 

ロック殿堂「クラス・オブ・2020」授賞式HBOで放映

2020/11/09

https://note.com/ebs/n/na0911dda9a73

 

ロック殿堂「クラス・オブ・2020」ノミネート発表~5月2日に授賞式

2019年10月27日(日)

https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12537327846.html

 

ロック殿堂2019、7組が殿堂入り

2018年12月15日(土)

https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12425783276.html

前回殿堂入りの記事。ここに過去記事一覧。

 

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ENT>AWARDS>Rock N Roll Hall Of Fame>Class of 2024

 

 

 

 

 

プリンス・ドキュメンタリー映画『プリンス ビューティフル・ストレンジ』、世界に先駆けて日本の劇場で2024年6月7日(誕生日)からロードショー公開へ
 
【Prince Documentary Movie “Mr. Nelson On The North Side” Will Hit Movie Theater June 7th, 2024 In Japan】
 
劇場公開。
 
プリンス周辺を丁寧に取材したプリンスについてのドキュメンタリー映画『Mr. Nelson On The North Side』に邦題『プリンス ビューティフル・ストレンジ』がつけられ、2024年6月7日、プリンスが生きていれば66歳になる誕生日に、日本の映画館で公開されることが、プリンスの命日4月21日に発表された。映画祭、配信などではほんの数日公開されたが、一般劇場公開されるのは、日本が世界で初めてとなる。
 
彼は天国で伝えただろう。
「神よ、与えられたすべてをステージに置いてきた」とーーーー
 
というキャッチコピーで日本での公開が宣伝されている。
 
本作の原題は、『ノースサイドのネルソン氏』で、ミネアポリスのノースサイドに住んでいたプリンス・ロジャース・ネルソンということで、彼がデビューする前、アマチュア・ミュージシャン時代の彼の動向を、関係者に取材したものをまとめている。

 

 


 
特にこの中でおもしろいのは、ミネアポリスは黒人の人口比率は10パーセント以下と少ないが、少ないながらも、ノースサイド(北側)は黒人が多く住むちょっとした黒人街だったということ。そこで、そのエリアの子供たちにいろいろなチャンスを与えようと「ウェイ」というコミュニティー・センターを立ち上げる人物が出てくる。楽器と場所を揃え、無料で地元の子供たちにそれを使わせ、音楽を自由にやらせ、ときには指導したりした。若き無名の高校生だったプリンスやその親友、アンドレ・シモーンらもここの楽器で遊んでいた。
 
先日(2024年4月20日)朝霞市の「ニュー・パワー・スタジオ」で行われた『プリンス大学』のイヴェントでも、この映画の話、その関連で初代マネージャー、オウエン・ハズニーの話、ミネアポリスにブラック・ラジオ局がなかったことなどの話をした。
 
本作ではプリンスのデビュー前の話などが実におもしろく語られる。
 
チャカ・カーンが語る想い出話もなかなかなものだ。少しネタバレになるが、中身を知りたくない人はここの一段は飛ばしてほしい。
 
ある日、チャカのところにスライ・ストーンから電話がかかってきた。あなたに会いたいから、どこそこのスタジオに来てくれ、と。チャカがそこに出向くと、若くて細身の男の子がギターを一人で弾いていた。「あなたは、誰? あなたの名前は?」と聞くと、そのキッド(子供)は、「僕の名前はプリンスです」と答えた。人の声色を真似るのが得意なプリンスが、スライの声色でチャカを呼び出したのだ。そして、1978年、『フォー・ユー』のアルバムでプリンスが世に出たとき、そのジャケットを見た瞬間、「あ、あのときの子だった」とわかったという。以来、彼らは連絡を取り合うようになり、最終的には共演したり、「アイ・フィール・フォー・ユー」を録音してヒットさせたりするようになる。
 
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■公開までの紆余曲折
 
 
映画が全米で2021年ほんの少し公開されたときに記事
 
■プリンスのドキュメンタリー『ミスター・ネルソン・オン・ザ・ノース・サイド』(ノースサイドのネルソン氏)2021年4月24日から全米配信公開~プリンス死後5年
2021年4月22日

 

 
この公開配信はほんの数日だったようだが、その後2022年カンヌ映画祭に出品された。
 
それから2年もかかったことには、さまざまな紆余曲折があった。一番の理由はこうだ。
 
今回日本での配給権を獲得した映画配給会社、アルバトロスとキュリオスコープによると、なんとこの映画が完成して映画祭に出品などしているうちに北米の配給を担う予定だった配給会社が倒産してしまったという。そのために、実際の配給のために必要となった映像使用料、著作権料などが支払えなくなってしまい、一度、配給がとん挫。しかし、熱心にこの作品の配給のために奔走した日本の配給元や、それに刺激を受け、再度北米配給の道を探った監督らの尽力で2年がかりでなんとか、この命日・情報解禁、誕生日・ロードショー公開というところにこぎつけたという。
 
今回の作品はいわゆる「プリンス・エステート」(過去作品を管理する財団)とは関係なく、プロジェクトが完結。そのために、プリンス本人の音源は入っていないが、プリンスの音楽をよく理解しているミュージシャンたちの音源などが使われている。プリンスのアーカイヴ映像は収録されている。
 
また監督は今回の日本での世界に先駆けての劇場公開に大変喜んでいるようで、公開時期の来日も検討されているという。
 
また今回は、映画の紙のチケットも用意する予定。
 
映画オフィシャル・サイト

 

 
新宿シネマカリテほか全国順次公開。
 
映画会社のプレスリリースは次の通り。
 
世界中が悲しみの雨に濡れた、突然の悲劇から8年…。
孤高の天才“プリンス”の真実に迫る傑作ドキュメンタリー!
 
2016年4月21日、57歳の若さで急死した天才ミュージシャン・プリンス。80年代、自伝的映画『パープル・レイン』、同映画サントラのメガヒットで、一躍世界的スーパースターに。公式発売されたアルバムのトータルセールスは1億5千万枚。12枚のプラチナアルバムと30曲のトップ40シングルを生み出し、7度のグラミー賞を受賞。2004年にはロックの殿堂入りを果たすなど、生涯ロック・ポップス界の頂点に君臨し続けた。ポール・マッカートニーが“クリエイティブの巨人”と称し、エリック・クラプトンが“世界で最高のギタリストの一人”と賞賛するなど、マニアを公言するビッグネームは数知れない。ロック~ポップス~ファンク…あらゆるジャンルの垣根を飛び越え、実験性と大衆性を同時に奏でる真の天才だった。
 
アメリカ・ミネアポリスで誕生したプリンス(本名:プリンス・ロジャーズ・ネルソン)は、住民の99%が白人という環境下で、多感な青春時代を過ごした。公民権運動の渦中、ジェームス・ブラウン等の黒人ミュージシャンも時折訪れた、地元のブラックコミュニティ“ザ・ウェイ”での音楽的な原体験、恩師や家族が語る幼少期のエピソードは、興味深いものばかりだ。チャカ・カーン、チャックⅮ、ビリー・ギボンズなど、プリンスを敬愛するミュージシャンの貴重なエピソードも多数収録。孤高の天才が、如何にして誕生したのか、そして突然の悲劇まで、プリンスを愛する全てのファンに贈る傑作ドキュメンタリー。
 
この度解禁されたポスタービジュアルでは、「世界中が悲しみの雨に濡れた突然の悲劇から8年 孤高の天才“プリンス”の真実に迫る傑作ドキュメンタリー」というコピーと共に、プリンスがチューインガムを膨らます正面の顔と、そのガムを指に絡めて怪しく微笑む横顔を映した、全体的に淡いパープルカラーのビジュアルとなっている。
 
本作をいち早くご覧いただいたピーター・バラカンさんからは「新発見の多い映画です」と絶賛のコメントが到着。プリンスの“真実”をぜひ本作でご覧ください!(コメント全文は下記参照)
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プリンスと共に、彼が育ったミネアポリスがある意味でこのドキュメンタリーの主役になっています。
デビュー前に拠点となっていたクラブ、ファンのために突然ライヴを開催したペイズリー・パークなど、新発見の多い映画です。
―ピーター・バラカン(ブロードキャスター)
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出演:プリンス、チャカ・カーン、チャックⅮ、ビリー・ギボンズ他/監督:ダニエル・ドール/原題:Mr. Nelson On The North Side
2021年/カナダ/英語/68分/16:9フル/ステレオ 提供:キュリオスコープ、ニューセレクト 配給:アルバトロス・フィルム
公式HP:

       ©PRINCE TRIBUTE PRODUCTIONS INC.
宣伝:ポイント・セット  TEL:03-6264-3261 info@pointset.co.jp
 
~~~~
 
 
ENT>MOVIE>PRINCE
ENT>PRINCE>MOVIE
 
 
 
 

 

ご来場感謝。「プリンス・ユニヴァーシティー」~プリンス三昧~イヴェント

 

【Thank You For Coming To Takuya Futaesaku’s Prince University Event】

 

 

ご来場感謝。

 

2024年4月20日、命日の一日前に行われた『プリンス・ユニヴァーシティ』、その12回。トークゲストで御呼ばれし、出向いて、自由にお話をしてきた。

 

特に打ち合わせもなく、主催者二重作さんに聞かれるがままにこたえていったのだが、思いのほか、話がプリンスから脱線してしまった。

 

■「ブラック・ラジオ・ステーション」

 

プリンスが生まれ育ったミネアポリスには、いわゆるブラック・ラジオ局がなかったという話から、ブラック・ラジオ局についての歴史をひとしきりしてしまった。はては、1960年代後期からラジオ局がAMから、徐々にFMになる話、FMは電波の到達距離は短いが、音質がいいことから、音楽番組が増えたという話。そうしたラジオ局が音楽ジャンルによってどんどん細分化されてきた話などをした。そんな中、ブラック・ステーションがなかったミネアポリスにも弱小ながらAMのソウル・ステーションが誕生した話などもした。そして、ジェームス・ブラウンがかつてはあらゆる音楽がひとつのステーションでかかっていたが、60年代後期70年代以降、ジャネルによって、音楽フォーマットが細分化したために、自分の曲は「ソウル・ステーション」でしかかかりにくくなった、といった話をした。このあたりのラジオ、ブラック・ラジオについてはいちど、ロバート・グラスパーのアルバム『ブラック・レディオ』がでたときに、少し歴史を含めてラジオ番組などでも話したが、思わぬ展開からこの話をすることになった。

 

■ラジオのDJという存在

 

そして、DJという存在がアメリカではアーティストにとって、評論家などよりはるかに大きな存在だという話から、新しいシングル盤が出ると、アーティストやレコード会社の人たちはなにがなんでもラジオでかけてもらうように動いたという話をした。そこで、ジェームス・ブラウンのエピソードも披露。

 

もうひとつ、1960年代から70年代、ソウルのレコードを売る上で重要だったのが、各地方にあるいわゆる「ポップ&ママ(父と母の)ストア」という夫婦でやっているような小さなコミュニティーのレコード店での店頭演奏という話をした。店頭でかけてもらえるように、レコード会社の宣伝担当が、働きかけるというわけだ。このあたりは、ここ10年くらいずっと気にかけていて、ちょっとした本などがあると、ちょくちょく入手したりしていたが、なかなかまとめるまで行ってないので、たまたま今回そういう話になって、そういう話ができたのはよかった。

 

■12インチの誕生

 

流れで、12インチ・シングルの話に飛び、12インチ誕生の歴史などを話して、ずいぶんとみなさんから喜ばれた。

 

■ミネアポリスのノースサイドの話

 

また、プリンスの生まれ育ったミネアポリスのノースサイド(北側)はブラックが多く、南側は白人が多かったが、初代マネージャーのオウエン・ハズニーは南側に住んでいたが、ノースサイドに住んでいたプリンスの家は、オウエンの部屋の10倍はあって、驚いた、という話をした。そこから初代マネージャー、オウエンが2作目からはずされてしまうが、その1枚目の売り込みの仕方などを、1986年、実際にインタヴューしたときの話からご紹介した。

 

■ブラック・ロック(黒人がプレイするロック)

 

そして、これも話の流れで、「ブラック・ロック」、つまり黒人がやるロックの話になり、1980年くらいから1982年秋にいたるわずか2年間の間のブラック・ミュージックを取り巻く状況の変化についての考察はみなさん、大変面白く思われたようだ。

 

ちなみに、ブラザース・ジョンソンのクインシーから離れた後のロックをやろうとした一曲。

 

Brothers Johnson – Hot Mama (1981/7)

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=Wn43B9-QmuQ&list=PLbYbMMjB8v-UBZbeA9TGLGQEKlI6zAHXk&index=8

 

Earth Wind & Fire – Back On The Road (1980/10)

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=wTvQq3AM9N4

 

アル・マッケイとモーリス・ホワイトの間が決定的に決裂することになった1曲。

 

ブラック・ロック・グループとしてでてきたバズ・ボーイズ

 

The Bus Boys – The Boys Are Back In Town (1980)

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=ltFdS0SJ41s

 

そして、ブラック・ロックをもっとも商業的に成功させた1曲

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=oRdxUFDoQe0

 

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トーク以外では、二重作さんが自分でも録画してきたプリンス関連のライヴ映像が圧巻だ。特にアフターパーティーで彼がかけてくれたブルー・レイ・ヴァージョンの『スーパーボウル』でのプリンスのパフォーマンスの映像は、ものすごくきれいで驚いた。

 

 

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=-WYYlRArn3g

 

アフターのトークで、二重作さんが、この「ハーフタイム・ショー」は、「ブラック・ロック」がひとつのテーマだったのではないかと指摘して、改めて見ると、確かにそうだったと思った。

 

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この項、明日以降につづく

 

 

ENT>EVENT>PRINCE UNIVERSITY

 

 

いよいよ今日(2024年4月20日)プリンス研究家二重作拓也氏主催の「プリンス・フェス」開催~吉岡正晴もトークゲストで登場~4月20日は「殿下三昧」

 

【Prince Scholar Takuya Futaesaku’s “Private Prince Festiva ・Prince University” To Held April 20,  2024 At New Power Studio】

 

 

研究家。

 

プリンス研究家として多くのプリンス関連ミュージシャンらとも接点を持ちつつ、スポーツ・ドクターとしても活躍する二重作拓也さんが定期的に主催するプリンスを勉強する「パープル・ユニヴァーシティー(Purple University=紫大学)」。4月21日がプリンスの命日であることから2024年4月20日(土)開催回は「プリンス・フェス」と題して、少し規模を大きくして行うことになった。吉岡正晴もトークゲストで登壇する。下記の要綱に沿って参加希望を出せば、誰でも参加可能に。当日集合時間に間に合わない人にはDMでスタジオまでの道のりを案内するという。

 

イヴェント概要、参加方法などは下記に。

 

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今回のイヴェントのために、かつてミネアポリスに1986年と1987年、2度取材に行き、インタヴューしたミネアポリス関連の関係者、アーティストなどのインタヴューのリストを作ってみたが、けっこうあった。だいたい1987年から1990年くらいが多いのだが、その中から、プリンス初代マネージャー、オウエン・ハズニーとジミー・ジャム&テリー・ルイスのフライト・タイム・スタジオでのインタヴュー、プリンスのいとこペピー・ウィリー、一時期居候していたアンドレ・シモーンのママ、バーバラ・アンダーソンのインタヴュー、最初にプリンスについて書いたミネアポリス・スター&トリビューン紙のジョン・ブリームとのインタヴューなどもあるので、そのあたりからいくつか紹介しようかと思っている。

 

また、2つ、未公開情報などもご紹介する予定。今回はネットでの配信などがないので、この会場に来た人だけのエクスクルーシヴな情報になる。お楽しみに。

 

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主催者二重作氏のあいさつ

 

【プリンス・フェス4月編】 

 

4月ーーー新しい年度の始まりなのに、気持ちが上がらない方も多数いらっしゃるかと思います。でも、この日はそんな人たちがプリンスの名の下に集います。Sound&Visionでは、大音量・大画面でプリンスを追体験。2ではミネアポリスで撮影の初公開映像も登場予定。

 

音楽ジャーナリスト・吉岡正晴氏をお迎えしてのプリンス・トークは盛り上がり必至。まだ日本発売されていなかったデビューアルバムからプリンスを聴いてきた時代の証言をお楽しみに。

 

ペイズリーパーク、ファーストアベニュー経験者たちによるミネアポリス・トークは、これからのみなさんにとって最高のガイドとなるでしょう。4/20、殿下三昧の1日を。

 

■イヴェント概要

 

【プリンス・フェス 2024年4月編】

【日時】2024/4/20(Sat) 12:00~17:45 @ New Power Studio

【集合】11:30 東武東上線 朝霞駅南口バーガーキング前集合

【タイムスケジュール】

ドアオープン 11:30

12:00―12:45 Sound & Vison1

13:00―14:30 プリンストーク 吉岡正晴氏

14:45―15:30 Sound & Vison2

15:45―16:45 ミネアポリス・トーク

17:00―17:45 Sound & Vision3

ーーーーー

18:00~ After Party

 

【参加費】本編3000JPY/After Party投げ銭制

 

【予約方法・問い合わせなど】

facebookグループPrince Love Japan、

https://www.facebook.com/groups/845582682161115

 

Twitter(X) @takuyafutaesaku

https://twitter.com/takuyafutaesaku

 

までコメントまたはDMを送ってください。確認の返信をお送りします。

 

【飲食について】飲食物、アルコール持ち込みOK

【その他】

・ニワカ、初プリンス歓迎

・スタジオ内土足禁止

・勧誘、営業行為、許可のない告知禁止

※本イベントの収益の一部を能登半島地震の義援金として日本赤十字社に寄付させていただきます。

・当日上記集合時間に間に合わない人には、個別でスタジオまでの道案内の動画リンクをDMで送ります。

 

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■過去関連記事

 

二重作さんは、2019年6月7日に日比谷のビルボード・カフェで行われた『プリンス・フォーエヴァー』に登壇していただいた。その時の模様。

 

『プリンス・フォーエヴァー』満員御礼ご来場感謝~セットリストなどレポート

2019年06月11日(火)

https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12477777352.html

 

この続編が2020年4月に企画されたが、コロナ禍のため中止になった。その後、2022年9月10日、ニール・カーレン著『プリンス・フォーエヴァー・イン・マイ・ライフ』の日本語版発刊にともなうトーク・イヴェントに古賀史健(こがふみたけ)さんら登壇。このアフター・パーティーに吉岡正晴が登壇した。そのときの模様。

 

プリンス『フォーエヴァー・イン・マイ・ライフ』刊行記念、プリンス・トーク・イヴェント 古賀史健

2022年10月23日(日)

https://note.com/ebs/n/nd760f557b007

 

2022年9月10日(土)のイヴェント。そのときのアフター・パーティーなどの様子は、動画に残されています。

 

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①   プリンスとバンドメンバー アフターショースペシャルトーク①吉岡正晴×二重作拓也2022/10/23 (約59分)

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=h3eEHLUrT_s&t=38s

 

②   ソウルミュージックとプリンス アフターショースペシャルトーク②吉岡正晴×二重作拓也 2022/11/12 (約53分)

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=5LzMluo_3fU

 

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二重作さんのエリア・ウォーカー・ウェッブの連載 第4回が彼の最初のコラム、第5回が2回目。

 

【推し活特集】みんなに推しがいる時代第4回

 

格闘技ドクター 二重作拓也のプリンスLOVE 4EVER

 

“かつてプリンスと呼ばれたアーティスト”を知っていますか?

2023年12月12日

https://lovewalker.jp/elem/000/004/174/4174264/

 

【推し活特集】みんなに推しがいる時代第5回

 

格闘技ドクター 二重作拓也のプリンスLOVE 4EVER

 

ファーストコンタクト、『When Doves Cry』の衝撃

2024年03月14日

https://lovewalker.jp/elem/000/004/188/4188471/

 

 

ENT>EVENT>PRINCE FES>Prince University

 

聴取感謝。2024年4月18日JFN各局+東京インターFMで『AOR/Soul To Soul #118』生放送~~ファレル、ニュー・アルバム、クローイ新曲、デュア・リパ新曲、サプリナ・カーペンター新曲、アルバート・トゥーティー・ヒースRIP

 

【AOR / Soul To Soul #118 :New Pharrell [Virginia] Album New Chloe, New Dua Lipa, New Sabrina Carpenter, RIP Albert Tootie Heath】

 

 

生放送。

 

ソウル・ミュージック、ブラック・カルチャーの過去現在未来を繋いでわかりやすく毎週生放送でご紹介しているブラック・ミュージック、ソウル・ミュージックの総合デパート『AOR/ソウル・トゥ・ソウル』(DJユキ・ラインハート、吉岡正晴)。その第118回が2024年4月18日午後8時からJFN各局、関東地区ではインターFM(89.7mhz)から生放送されました。今回も盛りだくさん、超充実の55分です。ラジオの前からDon’t Go Away!!  生放送を聞き逃しても、各局のラジコ・エリア・フリー、タイムフリーで1週間聴くことができます。「ソウル・ミュージック、ブラック・ミュージックの今」をお知りになりたい方、ぜひお聴きください。なお、この『AOR』という番組は、月曜から木曜まで毎日夜7時から9時までJFN各局で生放送されており、木曜の7時台もけっこうブラック、R&B系の作品が多くかかっていますので、7時台から9時まで通して聴いていただくと2時間たっぷりブラック・ミュージックにひたれます。

 

ツイッター(現X)をお使いの方は、ハッシュタグ #AORSTS をつけて、つぶやいてください。可能な限り、生放送中にも見ています。タイムフリーで聴かれても、ツイートはどうぞ。余裕があれば、リアルタイムでお返事いたします。(実際は生放送でかなりバタバタしており余裕はないのですが…w)

 

ラジコの各放送局直リンクは下記に。放送局一覧、ラジコ・プレミアムについては下記参照。

 

2024年4月12日に発売されたばかりのクローイの新曲、デュア・リパの新曲、サブリナ・カーペンターの新曲、3人の期待の女性アーティストが集まりました。

 

そして、ファレル・ウィリアムスが4月5日自らの誕生日に突然リリースしたミニ・アルバム『ヴァージニア』の特集。このアルバムの位置付けなど簡単に紹介しました。

 

追悼は、ヒース兄弟の1人、アルバート・トゥーティー・ヒースの名盤『カワイダ』から1曲。

 

ラジコ・タイムフリー、直リンク、期間限定同録は下記に。お聴きのがしなく!

 

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■セットリスト

 

AOR/Soul To Soul #118, April 18, 2024

 

TM  What’s Going On 4:57 – David T. Walker

 

<Topic 1 : New Chloe : released 4/12/2024>

 

M01  Boy Bye 3:23 cutout Chloe

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=QK1mAdqnJ1Q

 

amazon

https://amzn.to/3TXnPtn

 

<Topic 2 : New Dua Lipa  released 4/12/2024, album to be released 5/3/2024)

 

BGM  Training Season 3:29 Dua Lipa

M02 Illusion 4:22 cutout Dua Lipa

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=a9cyG_yfh1k

 

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https://amzn.to/3xEY21F

 

<<Topic 3 :  New Sabrina Carpenter  4/12/2024 released>

 

M03  Espresso 2:55 Sabrina Carpenter

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=eVli-tstM5E

 

https://youtu.be/3n-SDAxb_tQ?si=x9hd03e3ADcZOFFn

 

CM

 

<New Pharrelle [Virginia] Album released 04/05/2024   (From Black Yacht Rock Vol.1) >

 

BGM/TM [1] Richard Mille 2:48 Virginia

BGM 予備 [5] Caged Bird Free 3:04

 

M04  [4] Just For Fun 2:46

M05  [6] Ball 3:41

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=Y7jU8oDUy7U

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=JrTnueJUr4Q

 

Free download 

https://blackyachtrock.com/

 

BGM  [3]Come On Donna 3:01

 

M06 [2] Dandy Lying 2:54

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=TgrCz-h1pGE

 

BGM [8] Who Needs Rest 2:26

M07 [7] 11_11 2:32

(Inspired by Steely Dan’s Do It Again?)

BGM [9]  Cheryl  2:38

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=Cz4LihSFWPo

 

M08 [10] Going Back To Virginia 3:02

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=a0_mt3UARQM

 

CM3

 

Last Song : RIP Albert Tootie Heath 5/31/1935 -  by 4/4/2024, 88 year old

 

M09  Maulana 13:10 Albert Tootie Heath /  Kuumba – Toudie Heath From album “Kawaida” recorded 12/1969 with Herbie Hancock, James Mtume, Jimmy Heath, Don Cherry

 

Kuumba-Toudie Heath - Maulana

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=vQnbEJeBVT0

 

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Kawaida

Kuumba-Toudie Heath (Aka Albert Heath) (アーティスト)

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---end of the show

 

期間限定同録

https://soundcloud.com/soul_searcher/aorsoul-to-soul-118-20240418

 

 

ENT>RADIO>Soul To Soul