イ    次の客来るまで飲むや冬のバー      萬浪  



ロ    雀らはいずこで聞くぞもがり笛       おとりや 



ハ    初春や結ぶ御籤の枝たわわ        新人



二    耳遠き母のラジオや冬座敷         なつめ 



ホ    念仏の泡沫人か冬苺             けら 



へ    春まぢか凛一文字をなぞるゆび       サ行 



ト    米粒をついばむふくら雀かな         珠緒  



チ    立ち読みの地図を閉じるや暮早し     犬鈴  





こちらもよろし句です 

          










1   キコキコとツナ缶開けし雪の夕      サ行 




2   残雪や力道山の夢のあと          けら 




3   薄き葉に咲くやふわりと雪の華       珠緒 




4   初雪に耳を澄まして寝入りけり       犬鈴 




5   雪の峰方丈の破風覆いけり        おとりや 




6    降る雪や古本の句に印しあり       萬浪 




7    浪犬の深き寝息や雪積もる        新人 




8    足跡のついて来るかな雪の庭      けら 




    


ご意見いただけたら幸いです 


いつもありがとう 

 





イ    じんわりと曇る眼鏡も初湯かな      新人 



ロ    髪の知る夫の笑顔や去年今年      サ行      夫。。。つま  



ハ    年玉を競ふ三人姉妹かな         犬鈴  



二    駅伝も三区に入るや寝正月        おとりや 



ホ    初春や金魚草の苗を買ふ         けら 



へ    子規居士の楽しむ力初茜         萬浪 



ト    誰一人言へぬ七草二十代         珠緒 



チ   うつろひて貰う身となりお年玉        なつめ 





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