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4/18 プエラの絶対値 定期開催無料ライブ!@汐留シオサイト地下歩道

今回は4/18に行われたプエラの絶対値 定期開催無料ライブ!@汐留シオサイト地下歩道の模様をレポートしていきたいと思います。

 

 
○イベント概要

今回の主役プエラの絶対値は”絶対プラスになる女の子”をコンセプトに活動しているアイドルグループです。結成は2023年4月ですので活動歴1年ですが、2024年のNEXT IDOL GRANDPRIXの準グランプリを受賞するなど新進気鋭のグループです。メンバーは公式サイトでのアーティスト写真に拠ると8人ですが猫田あしゅちゃんが親善大使に就任されているようで普段のライブには参加されていないようです。すると現行は7人かと思うのですが、今回のイベントは6人でパフォーマンスが行われていました。このメンバーの内の一人、楠茉夏ちゃんがプロデュースを行い、誕生したのがプエラの絶対値です。アイドルがプロデュースするアイドルグループはまれにありますが、所属する事務所の代表も楠茉夏ちゃんが務めています。現役アイドルかつ自ら所属するグループの事務所代表というのはなかなか珍しいですね。

 

今回会場となったのは汐留シオサイト地下歩道。最近はほぼ毎日なにかしらのアイドルイベントが行われている会場です。周辺は通りがかりのお客さんも多くフリー観覧も可だったため、この日も固定ファンに加え一般のお客さんも参加されていました。なお人通りが多いのですがコールはOK。撮影も可となっていました。イベントの開始時刻は19:00。ミニライブ終了後は特典会も実施されました。まだCDはリリースされていないのか、この日の特典会参加にはチェキ券を購入する必要がありました。またご新規の方は3回まで写メ会に参加される特典も用意されており、ふらっと立ち寄っても楽しめるイベントだったかなと思います。

○ミニライブについて

イベントに先立ち、18:50からリハーサルが行われました。リハーサルで歌われたのは「プエランドパレード」。本番と同じくフルコーラス歌われましたが、タオルは持たれていませんでした。リハーサルは1曲のみ歌い終了。メンバーは一旦控えに戻りすぐにイベントは開始されます。予定時刻ぴったりにイベントはスタート、オーバーチュアにのって6人が再登場します。今回の衣装は公式サイトのトップ画に表示されているもの。シースルー素材を多用し、メンバ―カラーが襟、袖、袖口に入っているもの。振袖のようにゆったりとした袖口で優雅な感じですね。それだはまずセットリストから。

 

4/18 プエラの絶対値 定期開催無料ライブ!

@汐留シオサイト地下歩道
01.ビビデラビぴょん

MC

02.平行線の恋

03.アイドルヒーロー

04.絶対運命Q.E.D.

05.プエランドパレード

 

ミニライブ終了は19:25でした。約25分のミニライブで5曲ですと平均的な構成かなと思います。以降は特典会が行われました。特典会参加にはチェキ券を購入する必要がありますが購入時にメンバーを指定する必要があります。メンバーごとの人気には偏りがあるため、初めて参加する際には列の長さを見極めてから買ったほうが良いかも知れませんね。

◯個々の感想

今回初めてプエラの絶対値を見て、曲を聞くのも初めてだったのですが第一印象としてすべてが可愛らしく仕上げれている、そんな感じを受けました。それは1曲目「ビビデラビぴょん」からして顕著だったのですが、可愛い曲、可愛い歌詞を少し鼻にかかる声で可愛く歌う、といった感じで徹底されています。それは徹底的でメンバーにはほぼ偏りなくソロパートが与えられておりますが、全員可愛い声で可愛く歌われていました。若干音程があやしいかなと思う場面もありましたが、それも込みでとても可愛いパフォーマンスだったと思います。またクラップの誘導や簡単な振り付けなどファン側からすると取っ付きやすい部分もしっかりあって、1曲目から会場はとても盛り上がっていました。可愛く仕上げられたパフォーマンス、盛り上がる仕掛け等々含めて、ファンからどう見られているかをしっかり考えられているんだろうなと思いました。このあたりはアイドル歴の長い楠茉夏ちゃんプロデュースだからこそなのでしょう。

 

一方で完全に可愛いでパッケージされている分、メンバーの個性があまり立っていないように思います。パフォーマンスで言えば今回5曲を見た限り、特別誰の声がいい、ダンスが凄いという印象は受けませんでした。悪く言うと横ならび。その点ちょっと暗めでしっとりとした雰囲気の2曲目「平行線の恋」だけが、若干メンバーの違いが出ていたかなと思います。良いなと思ったのは黄色の高嶋乃愛ちゃんで、低めの声もしっかりコントロールされ曲調に合った歌い方をされているなと思いました。他ダンスではやはり身長もあり、手足の長い楠茉夏ちゃんが目立つかなと言った感じ。ただそれも3曲目「アイドルヒーロー」の時のみで、それ以外の場面については他のメンバーと差があるようには思えませんでした。もう少し繰り返しライブを見ると印象が変わってくるかなと思いますが、初見ではメンバーそれぞれの個性を感じとるというところまでは難しいのではないかなと思います。

 

 曲を聞いて一番良いなと思ったのは4曲目「絶対運命Q.E.D.」です。曲の流れがとてもゆっくりで彼女たちの甘い声がとても合っているように思いました。またサビは一度気いただけで覚えてしまうほどキャッチーです。このイベントの後、ふと口ずさんでいたのがこの曲のサビでした。もう1曲耳に残ったのはリハーサル、5曲目として歌われた「プエランドパレード」です。こちらは歌詞が面白く覚えやすいですね。実際のパフォーマンスでもタオルを使い見た目も派手で、見ているだけでも楽しいですし、タオルを持っていれば一緒に踊っても楽しいと思います。

◯まとめ

はっきり言ってしまうと飛び抜けて歌が上手いわけではありませんし、ダンスも他を圧倒するほどではありませんが、そういった部分も含めて可愛らしく、誰からも愛されるアイドルグループかなと思います。まだ結成されて1年ほどですが、ち密に計算されているように思います。上では触れていませんが、それを感じたのは途中1曲目のあとに挟まれたMC、自己紹介の場面です。一通りメンバー自己紹介の後、グループのコンセプトを伝えられていましたが、短く的確な言葉で聞けばなるほどだからこういうグループ名なんだと思う内容でした。あわせてNEXT IDOL GRANDPRIXの準グランプリであることをさらりと付け足し、普通そうに見えて普通じゃないんですよという部分もアピール。今回イベントを行ったのが、一般の人も多い汐留という立地を考えればとても効果的だったのではないかなと思います。またそういった自己アピールを1曲目のすぐ後に行うというのも、非常に理にかなっていたと思います。たまに自己紹介を5曲ほど歌った後に行ったり、省略したりするグループがありますが、それではなかなか一般の方から興味は持たれないのではないかなと思うのですが、その点プエラの絶対値はしっかり考えられていると思います。初回特典も3回まで無料で写メが撮れるとされていますが、写メ券を行使できるのは1日に1回のみ。どういったシステムで実現されているのか詳細は分かりませんが、システムの作り込みも実にしっかりされています。そういった諸々含めて、実に抜け目のないグループだと思います。あまりに抜け目が無さすぎて、私などは正直ひいてしまいそうですが、シンプルにライブは楽しいですしメンバーも可愛いので、5/16に予定されている1周年Anniversaryワンマン 絶対Zeppuellaパーティー!のチケットを買ってしまいました。一般手売りチケットは1000円と安いので興味がありましたら、ぜひ参加されてはいかがかなと思います。以上です。

4/14 SW!CH 4thシングル「アルタイル」リリースイベントファイナル@ららぽーと柏の葉

今回は4/14に行われたSW!CH 4thシングル「アルタイル」リリースイベントファイナル@ららぽーと柏の葉の模様をレポートしていきたいと思います。

 

◯イベント概要

今回イベントを行ったSW!CHは5人組のアイドルグループ。ちなみに「スイッチ」と読むそうですが、任天堂のゲーム機と同じなのでXで検索する時は苦労しました。他のアイドルグループと異なるのが出自で、CD、レコードの販売を手掛けるディスクユニオンの自社制作・マネージメント部門である「DIW PRODUCTS GROUP」初のアイドルグループとしてデビューし、現在も所属しているという経緯をもっています。同じくCD・レコード小売が手掛けるレーベルといえばT-Palette Recordsが挙げられますが、こちらはアイドルグループの起ち上げまではされていないので、より踏み込んだ形になっています。デビューは2018年でリリースされたシングルは6作品となっています。うち2作目までは会場限定のためか今年3/26に発売されたシングル「アルタイル」は4thとアナウンスされています。今回はこちらのシングルのリリースイベント、そしてファイナルでした。

 

会場となったのはららぽーと柏の葉。ミニライブは13:30スタートの1回のみ。屋外でのイベントでしたが天気も良く、暑いくらいの日差し。千葉県出身のメンバーが二人いるそうですが、二人とも晴れ女だということが証明されたとMCで話されていました。会場には優先観覧エリアが設定されており、こちらへ入場されたのは30人ほど。その後フリー開放され最終的には100人くらいのお客さんに囲まれてのイベントとなっておりました。ただしCDは完売。購入を希望していたにも関わらず購入出来なかったお客さんには特典会とは別途グリーティングタイムを設けるとのこと。このあたりの対応は柔軟ですね。他ミニライブ中は動画静止画ともに撮影可能。コールも特に禁止されていなかったですが、コールが入る場面は少なかったように思います。とても穏やかな雰囲気の現場かなと思います。

◯ミニライブ

ミニライブに先立ち開始1時間前にリハーサルが行われていましたが、こちらは私の都合で見れませんでした。その後予定の2分遅れでミニライブはスタート。今回は黒みがかかったとても大人な雰囲気の赤の衣装。メンバーカラーが設定されているようですが、この衣装には取り入れられていないように思いました。オーバーチュアにのって5人が登場し、1曲目へと入っていきます。それではまずセットリストから。

 

4/14 SW!CH 4thシングル「アルタイル」リリースイベントファイナル

@ららぽーと柏の葉

01.Shiny☆rain
02.ラヴゴナ
03.Pinky Bandage

MC
04."熱(アッツ)"all right!
05.プレグラ
06.I'm Here 4 U -太陽の下で-
07.アルタイル

終了は14:05まででしたので約30分のミニライブでした。上の通り合計7曲の構成。約30分のミニライブで7曲というのはボリュームがありますね。普段も7曲くらい歌われているのかも知れませんがイベントファイナルというだけに気合が入っているなという印象です。また2曲目なら3曲目、4曲目から5曲目へはアウトロとイントロを直結させ軽いあおりを入れながら次の曲へと入っていく構成となっていました。このあたりは大人っぽい雰囲気の衣装と合わせ、ステージング巧者な印象を受けました。

ただ歌については見た目のイメージと少し外れる感じがしました。まずもってメンバー全員、声がとても可愛いです。大人のどろどろしたような恋愛ソングには不向きかなと思いました。また声量も不足気味。1曲目「Shiny☆rain」の前半はソロで歌われるのですが歌詞がよく聞き取れず、サビをユニゾンで歌われてようやく歌詞が聞き取れるようになる、そんな感じです。音響の問題でもあるのでしょうが、そもそもお腹の底から大きな声を出して歌うというグループではないように思いました。曲自体もこの1曲目についていえば当たり障りのない歌詞で、彼女たちに合わせてこのグループでしか出来ない何かを追い求めたこだわりはあまり感じなかったです。2曲目「ラヴゴナ」は振り付けも含めていわゆるちょっと古めのディスコ調で楽しい曲ではありますが、ところどころに含まれる「ナイスバディ」という言葉など時代錯誤感がありました。3曲目はA・Bメロを低い声で歌われてましたが、この辺りはちょっと歌いにくそうでした。音程のコントロールが出来ていなかったように思います。以上ここまでの3曲は総じて彼女たちの個性を見据えて作られているという感じは受けませんでした。

 

MC自己紹介を挟んで4曲目以降は今回のシングル「アルタイル」収録曲による構成。ここからの4曲は段違いに良い曲だなと思いました。特に4曲目「"熱(アッツ)"all right!」は急ぎすぎず、ゆるすぎないスピード感がとても良いなと思いました。2番のサビから大サビが直結されているなど、聞いていてとても心地よかったです。5曲目「プレグラ」はまた少し異なる雰囲気でとても軽快な曲でこちらも良い曲だなと思いました。ただし歌いこなされているかというと微妙な印象です。やはり音程があやしいところがところどころにあります。またハモリが入る部分があるのですがメンバーによって声の大きさにバラつきがあるので、効果はいま一つな気がしました。それは格好いい雰囲気の7曲目「アルタイル」も同様です。曲の作り手がイメージするものとちょっと違う仕上がりになっているような気がしました。ただほのぼのとした雰囲気のある「I'm Here 4 U -太陽の下で-」は音程が外れる等々はあまり気にならず、彼女たちの雰囲気に一番あっているかなと思いました。

○まとめ

今回初めてSW!CHさんを見させていただいての感想を書いたのですが、この辺りはぜひご自分の目と耳でご確認いただきたいかなと思います。正直、私は曲と彼女たちが微妙にずれているかなと感じました。しかしこれは現時点での感想なので、時間をおいてみればまた違った印象を受けるかも知れません。また今回リリースされた「アルタイル」は収録された4曲とも良い曲だと思いますので、こちらもチェックされることをお勧めします。僕は買って損はないシングルだと思います。いきなり買うまでには至らなくても、ぜひ聞いてみてはいかがかなと思います。なおこのイベントでも触れられていましたがMVの撮影をされたそうなので、youtube等で近々確認可能になると思われます。またライブ映像は公式youtubeチャンネルにてすでに公開されているので、こちらもチェックされることをお勧めします。以上です。

4/13 道重さゆみ SAYUMINGLANDOLL~マインとパンゴー~発売記念ミニライブ@越谷

今回は4/13に行われた道重さゆみ「SAYUMINGLANDOLL~マインとパンゴー~」 発売記念ミニライブ&お見送り会イベント@越谷レイクタウンについてレポートを書いていきたいと思います。

○イベント概要

今回のイベントの主役、道重さゆみちゃんは現在ソロで活動中のアイドルです。元モーニング娘。として活動されていたことは多くの方がご存知かと思います。その端緒は2003年にモーニング娘。に6期として加入したところから始まります。その後2012年にモーニング娘。8代目リーダーに就任。この頃テレビでの活躍を目にした方も多いと思います。この少し前は元メンバーが何か事件を起こすたびに「モーニング娘。ってまだ活動していたんだ」なんて言う人も多かったのですが、さすがに今そんなことを言う人も少なくなったのは、彼女の活躍によるところが大きいと私は思っております。しかし2014年モーニング娘。を卒業。モーニング娘。メンバーとしての活動はかなり長かったのですが、リーダーとしての活躍はわずか2年ほどだったんですね。卒業後はしばらくのお休みを挟み、2017年より活動を再開し今に至ります。作品としてはアルバムを2021年1枚目、2023年に2枚目をリリース、そして通算3枚目「SAYUMINGLANDOLL〜マインとパンゴー〜」が2024/4/3に発売されました。今回はこのアルバムのリリース記念イベントとなっております。

 

イベントの会場となったのはイオンレイクタウンmoriの中でも最も規模の大きな木の広場。14時からの1回のみで、CDの販売開始は11:30からでした。私は都合により会場到着は開演ぎりぎりになる予定で、果たして優先観覧エリア券が確保できるか不安だったのですが、イベントスタート10分前でも購入することが出来ました。結果的には売り切れとはならなかったようで、優先観覧エリアに入ったお客さんの数はざっと数えて200人くらい、オールスタンディングでおおよそ6割くらいの入りと言ったところでした。優先観覧エリアは女性限定エリアもあり、一般との面積比はおおよそ6対4くらい。女性のお客さんの多さが目立ちました。面白いのは男性客がメインの一般優先観覧エリアは「道重○○」と書かれたピンク色のシャツを着た方がほとんどなのに対し、女性限定エリアの方はピンク率がかなり低かったです。男性と女性の姿勢がここまではっきり違うというのも面白いですね。優先観覧エリアはそんな状況でしたが、その外側にもお客さんはたくさん詰めかけていました。2・3階にもたくさんいたので優先観覧エリアのお客さんとほぼ同じ数がいたのではないかなと思います。知名度の高さを感じますね。なお会場は室内のためコール、ジャンプは禁止でした。

 

○イベントスタート

イベントは予定時間通りにスタートします。なお背面に大型のモニターがありイベント開始前には道重さゆみちゃんのアーティスト写真が表示されていましたが、本番では使用されませんでした。それではまずセットリストから。

 

4/13 道重さゆみ「SAYUMINGLANDOLL~マインとパンゴー~」

 発売記念ミニライブ&お見送り会イベント@越谷レイクタウン

01.青空09

02.へゔんな人たちに捧げる歌

MC

03.白いbeautiful

04.マインとパンゴー

MC

05.SAMSALA

 

全体では5曲の構成、中間にMCを2回挟み、終了は14:28でしたので約30分のミニライブでした。ハロプロ系のリリースイベントミニライブはMCを長めに取ってミニ企画を挟んだりするイメージがあったのですが、今回はそういったものも無く、一般的な構成でした。セットリストに含まれる5曲中4曲は今回発売された3枚目のアルバム「SAYUMINGLANDOLL~マインとパンゴー~」から、5曲目のみ2枚目の「SAYUMINGLANDOLL〜サユミミライ〜」からとなっています。

 

ミニライブ終了後は特典会が行われました。特典会はお見送り会のみ。アルバムは3,300円でお見送りのみとは一般的なアイドルイベントの特典会としては強気な値段設定をされてますね。ただお見送りと言ってもしっかりお話が出来る時間もあるので、道重さゆみちゃんのファンには楽しい特典会だと思います。なおCDを購入すると優先観覧エリア入場券1枚+特典券1枚か、特典券2枚の配布を選べるようで、これはなかなか良い配布方法だなと思いました。ファン心理としてはなるべく良い番号の優先観覧エリア入場券が欲しいでしょうが特典券も魅力的なわけで、ある程度納得の出来る番号が得られれば、以降はCDを購入しても特典券2枚を選択されることと思います。おかげで優先観覧エリア入場券が早々に枯れることも無く、ギリギリに到着した私も優先観覧エリアで見ることが出来たのだと思います。

 

○個別の感想

モーニング娘。としての道重さゆみちゃんは何度か見たこともあったのですが、ソロとしてライブを見たのは今回が初めてとなります。道重さゆみちゃんの楽曲を聞いたのも初めてです。という状況で今回5曲を聞いたのですが、アップテンポでノリの良い曲が多いなという第一印象を受けました。イメージとしてはもっとメルヘンっぽい感じかなと思ったのですが、そういった味付けは抑えめというか、ほとんど無いように思いました。5曲ともそんな感じで、5曲目が2枚目のアルバムの収録曲ということを考えると、今回のアルバムがというよりも道重さゆみちゃんの楽曲群は全体的にそういう方向に向いているのだろうなと思いました。また最近はイントロが短めでサビまで一気にいく感じの曲が多めですが、今回聞いた5曲ともAメロBメロをしっかり聞かせてサビへと言う構成で、その点も特徴的かなと思いました。総じて言えば明るい感じで、奇をてらわず聞きやすく、多くの人に好まれる曲じゃないでしょうか。アルバムの曲を全部聞いたわけではありませんが、買って損はないアルバムだと思います。

 

こういった印象を強く受けたのはやはり1曲目「青空09」ですね。アップテンポでノリがとても良いです。今回はコールが禁止されていたのですが、前奏・間奏にクラップが入り会場は盛り上がっていました。2曲目「へゔんな人たちに捧げる歌」も「青空09」と同じ感じですが、こちらの方がより歌詞が聞き取りやすかったです。曲の世界観がよく分かる分、「へゔんな人たちに捧げる歌」の方が好きですね。またどちらも曲の最初から最後まで高い声で歌われているのが特徴的ですね。ハイテンションな感じがずっと続き、圧倒されます。ただ「へゔんな人たちに捧げる歌」はコーラスも道重さんの声になっており、メリハリがありませんね。どこまで生で歌っているのかはっきりせず、ライブ感に欠けるように思います。2曲目の後のMC、自己紹介は息切れ気味で行われていたので、生で歌われていたと思いますが、そういう部分がなかなか見えてこない曲だと思います。ちなみにこのMCではレイクタウンが広くて歩いても歩いてもなかなか控え室につかなかったこと、今はまっているスイカゲームとモスバーガーのコラボシールがどうしても欲しくて、スタッフさんに買ってきて貰ったことなどを話されていました。「シールが欲しい」なんて話を聞くと、変わらないなと思いますね。

 

そういった点も含めて、今回聞いた中で最もいい曲だなと思ったのが3曲目の「白いbeautiful」です。1・2曲目とは異なりA・Bメロは低めの声で歌われていて、サビの高い声がとても引き立ちます。広い音域でしっかり歌えることがアピールされていると共に低めは鼻にかかる声で、ハロプロ仕込みであることを感じます。彼女の実力、バックボーンを引き出しているという点ではこの曲が一番だったと思います。また1番と2番のサビはアレンジがガラッと変わっていて変化もあり飽きがこず、曲そのものも良いなと思いました。4曲目はアルバムのリード曲である「マインとパンゴー」。この曲は1曲目と似てアップテンポでちょっと歌詞も聞き取りにくかったです。一方でダンスは止める動くがはっきりしていて、とてもきびきびしている印象を受けました。このあたりもハロプロ仕込みな感じを受けますね。やはりソロのため、ターンなどは抑え目で見た目の派手さよりも常にお客さんと向き合うことを重視されている、その上で他との違いをどう見せるか、そのあたりしっかり考えられているなと思いました。

○まとめ

今回はソロとして初めて道重さゆみちゃんを見たのですが、見せ方や楽曲のこだわり、歌やダンスと言ったパフォーマンス面は変わらず、変わっているところもしっかりあってとても楽しかったです。それをわずか30分5曲のミニライブでも感じられるというのはやはり道重さゆみちゃんだな、さすがだなと思いました。今もずっとファンだという人は勿論のこと、しばらく見てないよという人も間違いなく楽しめると思いました。そして初めてと言う人も楽しめるのではないかなと思います。一つ心配だったのは早めに行かないと優先エリア観覧券が確保できないということも、特典券配布の妙もあって何とかなりました。ただイベントは残すところ名古屋と池袋サンシャインシティで開催されるのみで、池袋の方はかなりの混雑になるのではないかなと思います。気軽に行ってみてはとはなかなか言えないと思いますが、チャンスがあればぜひお出かけされることをお勧めします。以上です。

1/14 COMIQ ON! 1stシングル 発売記念イベント@イオンレイクタウンkaze

今回は1/14に行われたCOMIQ ON! 1stシングル 発売記念イベント@イオンレイクタウンkazeについてレポートしていきたいと思います。



◯イベント概要 

COMIQ ON!は2022年結成のアイドルグループ。ちなみにコミッキュオンと読みます。所属はDevil ANTHEM.、Malcolm Mask McLarenも属するエイジアプロモーション。COMIQ ON!は3組目に当たるのですがデビアンDevil ANTHEMが2014年、Malcolm Mask McLarenが2015年結成、そこを踏まえてかなり時間をおいてのスタートということで、満を持しての期待のグループといったところでしょうか。また先行する2グルーブも現在活動中であり、しっかりとした運営体制あってのことかと思います。長く一つのグループを推していきたいという方にはぴったりだと思います。グループのコンセプトは「続きが読みたい! しゅうかん少女」とはっきりしており、COMIQがコミックの掛詞になっています。作品としては2022年にEPアルバム1枚、2023年にアルバム1枚をリリース。そして2024年1月16日にシングル「グッドナイトワールド」がリリースされました。今回はこの「グッドナイトワールド」の発売記念イベントとして開催されました。

 

会場となったのはイオンレイクタウンkaze。開演は15:00からの1回のみ。観覧エリアには前方に椅子席が30席ほど設けられてありました。シングル予約をした方を対象に優先観覧券が配布されましたがフリー観覧も可となっていました。全体では100人弱ほどのお客さんが詰めかけていました。観覧のルールとしてはイベント中のコール・ジャンプが不可でしたが、撮影は可となっていました。ただしイベント当日SNSでの告知によって解禁とされていたので、毎回撮影可というわけではなさそうです。この辺りは直前までSNS等よくチェックされたほうが良いと思います。

◯ミニライブ

15:00からのイベントに先立ち14:12からリハーサルが行われました。早い時間帯から衣装を着込んでしっかりとしたリハーサルといった雰囲気で「グッドモーニングコール」をフルコーラス、「たちこぎペダル」を 1コーラス歌い14:19に終了しました。その後ミニライブはオンタイムスタート、オーバーチュアに乗って5人が登場します。それではまずセットリストから。

 

1/14 COMIQ ON! 1stシングル 発売記念イベント

@イオンレイクタウンkaze

01.リボン:Reborn

02.たちこぎペダル

MC

03.グッドナイトワールド

04.グッドモーニングコール

05.左ききのメイビーU

 

ミニライブの終了は15:22でしたので時間だけでみるとちょっと短めでした。しかしセットリストは5曲の構成で標準的。その分MCは中間の1回のみで自己紹介、告知、特典会のレギュレーション説明などをぎゅっと詰め込み、反対にミニライブ終了後は告知も無くあっさり終了しました。進行もスムーズで全般的に締まったイベントだった印象です。ミニライブ終了後は特典会があり、今回は私服衣装に着替えての開催となっていました。ちょっと変わっているのが写メながら全員との6ショット撮影に特典券1枚で参加できること。COMIQ ON!を見るのは初めて、まだ誰を推しと決められないという方には参加しやすいレギュレーションかなと思います。同じく1枚で全員との握手会にも参加可能です。お話会ではなく握手会ということで、コロナ禍より接触のある特典会は全て無くなってしまったのですが、段々と元通りになってきましたね。



◯個別の感想

私自身COMIQ ON!を見るのは今回で2回目です。その時とメンバーの変更は無いようです。前回を見た時の印象としてはアップテンポで明るい曲が多く、見ているだけでも楽しいグループといった感じでした。今回も全体的な印象は変わりませんが、個々の特徴が見えてきました。歌唱面では緑の松永すみなちゃん、オレンジの公野舞華ちゃんが中心のように思いました。松永すみなちゃんは声がきれいで安定しています。特に2曲目「たちこぎペダル」のAメロは声の張りもよくつややかで抜群に良かったです。同じく「たちこぎペダル」では公野舞華ちゃんが落ちサビを担当。この落ちサビ、前半と後半に分けメンバー2人で担当するということがよくありますが、ここは舞華ちゃんが一人で歌い切ります。結構長めなのでちょっと驚きました。曲の大きな見せ場なので、メンバーの立ち場を思えば均等に分けてあげるとしたいところでしょうが、COMIQ ON!はメンバーの特徴に合わせ、任せるべきところは任せるという傾向があるのかなと思いました。

 

また水色の彩瀬ゆるちゃんは可愛い声が特徴的ですね。存在感が強く、2回目ですが彼女が歌っているパートはすぐに分かりました。多少音程があやしかったりするものの、その分彼女らしさを感じます。4曲目「グッドモーニングコール」では頑張っている感じが伝わってきてとても良かったです。今回は2回目、5曲のみということで浅くしか把握出来ていませんが、もう少し繰り返し見ていくと花咲みゆちゃんや四宮るなちゃんの良さも掴めてくるんじゃないかなと思いました。全体的にもパフォーマンスはとても安定した印象です。3曲目「グッドナイトワールド」は裏声を多用する曲のようですが、高い声を綺麗に出せるメンバーが多いためか、無理をしている感が皆無で、仕上がりがとても良い印象を受けました。メンバーの実力の高さもさることながら、メンバーの特徴にも合ったつくりなのでしょうし、スピード感もあってとても良い曲だなと思いました。

 

ビジュアルも優れていますね。特に花咲みゆちゃんは身長もありとても目立ちますね。皆さんスタイルも良く、長い手足を活かした直線的なダンスは格好いいと可愛いのバランスが取れていて秀逸に思いました。

◯まとめ

今回はリリースイベントでしたが、短い中でもグループの良さや特徴が多く詰まっていたと思います。中でも一番大きな印象を受けたのは、各曲のパート割りですね。一見すると楽しく明るめな曲が多く、メンバーも可愛いのでそこに目が行きがちですが、各メンバーの特徴を踏まえパフォーマンスがしっかり構成されているという印象を受けました。可愛いメンバーを適当にぽんぽんと配置して、のようないい加減さはないグループだと思います。この1曲とあげるならば、今回のシングル表題曲「グッドナイトワールド」ですね。こちらは表題曲らしくキャッチーで、メンバーの特徴がよく出ていて、COMIQ ON!ならではの曲になっていると思います。まだ聞いたことがないという方にはおすすめな1曲だと思います。リリースイベントは残念ながらそろそろ終わってしまいますが、今後も対バンなど活動は積極的で見る機会も多いかと思います。是非どこかのタイミングで見ていただければと思います。おすすめです。

1/7 あけおめにきちゃん!フリーライブ!@越谷イオンレイクタウンmori 1部

今回は1/7に行われたアップアップガールズ(2)あけおめにきちゃん!フリーライブ!@越谷イオンレイクタウンmoriについてレポートしたいと思います。

○イベント概要

アップアップガールズ(2)はアップアップガールズ(仮)の妹分として2017年結成されました。当初メンバーは4人でスタート、最大9人までになりましたが、現在は5人で活動されています。 作品としてはアルバムを1枚、シングルは12枚リリース、EPアルバムを3枚リリースされています。今回はリリース記念イベントと銘打たれていませんが、2023年11月に発売されたEPアルバム「2回目の青春」が販売されており、購入者を対象に優先観覧券・特典券が配布されていました。会場となったのはイオンレイクタウンmori木の広場。大変大きなショッピングモールで店内にはいくつかのイベントスペースがありますが最大かと思われます。そのため集客力の高い演者がここを使用するイメージがあります。ただしコール、ジャンプは禁止。周囲に配慮し音量は抑えめな感じがしました。また撮影も不可でしたが実際には6曲目のみ撮影可となっていました。イベントは13:00からと16:00からの二部構成。私は一部のみ参加してきました。優先観覧券はおそらく100番まで配布されていましたが実際の入場は37人。フリー観覧も可能でそのお客さんも含め開始直前に数えたがざっと60人ほどでした。おかげでかなりゆったりとした状態で見ることができました。

◯イベントの流れ

イベントに先立ち12:53頃からリハーサルがスタートしました。リハーサルでは「2回目の青春」をフルコーラス歌って終了。メンバーが登場する以前に相当入念に音響のチェックをされていたので、リハーサルでは特に何かを変更することもなく、どちらと言えば周囲に対するイベント開催の告知の意味合いが強そうなリハーサルでした。一旦メンバーは退場し、予定より若干遅れ13:03よりミニライブスタートしました。オーバーチュアに乗って登場する5人。今回着用されたメンバーカラーを大胆に使った衣装は、派手で目立ちますね。発色の良さからそれとなくメジャー感が漂います。それではまずセットリストから。

 

1/7 あけおめにきちゃん!フリーライブ!

@越谷イオンレイクタウンmori 1部

01.君と僕の軌跡

mc

02.U(2)Zone LINE

03.正解ですっ!

04.Life Is Beautiful

mc

05.2回目の青春

06.HIGH COLOR NEW COLOR

 

上記のとおり6曲のセットリスト。終了は13:28なので約25分間で6曲という構成は、一般的なイベントとしては曲数が多めな印象です。先に述べましたが6曲目は撮影可となっていました。ミニライブ終了後は特典会となります。参加には特典券が必要ですが、はじめまして券が設けられており初見の方は無料で全員ショットや全員とのお話が出来るようになっていました。特典券は2000円のEPアルバム「2回目の青春」を買うことで2枚貰えるのですが、この2枚で全員ショットの写メかチェキを選択出来ます。指名をしての2ショットは3枚となっており、全員より個別指定の方が高く設定されているというのは独特なレギュレーションですね。この点注意書きをよく読んだ方が良いと思います。

◯個別の感想

1曲目「君と僕の軌跡」は緑の島崎友莉亜ちゃんからの歌いだしですが、声が小さく歌詞がはっきり聞き取れませんでした。原色を使った衣装で派手めなビジュアルに対して、押し出しが弱いですね。コールが不可な会場なので音量も抑えめということを差し引いても、これはどうかなといった感じ。喉の調子があまり良くなかったのかもしれません。全体を通してみると赤の佐々木ほのかちゃんは声が鋭く存在感があり、グループの歌唱力の軸といった感じがしました。もう一人、青の鍛治島彩ちゃんも音程もリズムもぶれない、手堅い印象を受けました。歌の面では二人が抜けているように思いました。

 

2曲めを終えたところで自己紹介が入りましたが、あれっと思ったのは第一声に略称である「にきちゃん」を使ったこと。正式名称であるアップアップガール(2)をほとんど言いませんでした。実際ステージ背面にはモニターがあったのですが、大体的に表示されていたのは「あけおめにきちゃん!」の文字で、アップアップガール(2)は上の隅に小さく書かれているだけ。通りがかりの買い物客は「あけおめにきちゃん!」がグループ名のように捉えている人が結構いました。そんなアイドルファン以外も多いショッピングモールのイベントですから、アップアップガールズの2期と言ってもあまりピンとこないだろうという判断なのか、アップアップガールズ(仮)の二期であるというグループのアイデンティティからの脱却を図るのか、何らかの意図あってのことなんでしょうかね。このあたりは少し気になりました。

 

2曲目「U(2)Zone LINE」はサビ頭から。タイトルにある通りユニゾンで歌われるのですが、足並みが揃っていてとてもきれいでした。ただ2番で歌詞が一部飛んだり、フォーメーション移動もぎこちなく、バタバタした印象でした。合計6曲歌われましたが、パフォーマンスが落ち着かなかったのはこの曲だけでした。3曲目正解ですっ!」はわちゃわちゃした曲。シンプルな振りを繰り返し、お客さんと一緒に踊り楽しもうという狙いがはっきりした曲ですね。4曲目「Life Is Beautiful」は明るめな応援ソングといった感じ。平易な言葉でシンプルな歌詞が構成されており、それだけに応援歌らしい背中を押してくれる力強さがありますね。MC、お知らせの後は「2回目の青春」、そして最後は「HIGH COLOR NEW COLOR」。サビがあるようでないような曲がとても印象に残りました。順番からするとここがサビなのかな、いやでも違うよな、なんて思っていると2番になっている、そんな感じですね。昨今はキャッチーなサビまで早く到達する傾向を強く感じますが、それとは真逆をいく曲ですね。とても面白かったです。

○まとめの感想

今回アップアップガールズ(2)のライブを久々に見たのですが、5人となっていたもののパフォーマンスは全般的に安定しており、パワーダウンした感じは全くありませんでした。むしろぎゅっとまとまった強みを感じました。特に「U(2)Zone LINE」の歌い出しのところは5人だからこそなのかなと思いました。一方でこれは以前からも感じていたのですが、アップアップガールズ(仮)の二期であるという意外にあまり特徴がないかなという印象です。もしアップアップガールズ(2)だけしか見ないという方ならば、様々なジャンルの歌を持ち歌にしていますし、「HIGH COLOR NEW COLOR」のよう逆の意味で流行を意識した曲作りもされていてバラエティーに富んでおり、なかなか飽きがこないかなと思います。一方で私のようにあっちこっちのアイドル現場に行くようなものにとっては、ここだけでしか見れない何かに欠ける印象を受けます。ただあるのは、ふらっと出かけて行っても3列目で見られる、手ごろなメジャー感くらいかなと。ただ上にも書いた通り、正式名称をほとんど使わず「にきちゃん」をグループ名のように使用していることからも、新しい何かが始まりそうな雰囲気もありますね。2024年は注目かと思います。

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