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佐藤対決。。第72期王座戦・二次予選/決勝「康光九段、振り飛車を一蹴し本戦入り」

第71期王座戦中継サイト

第72期二次予選トーナメント表

 

【 投了図・97手目▲7二金 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲佐藤康九段: なし

△佐藤天九段: 桂、歩6

 

年度末を目前に控え、将棋界では今

第72期王座戦の本戦入りをかけた二次予選が大詰め。。

昨日は「佐藤康光九段-佐藤天彦九段」の佐藤対決が

総本山の東京・将棋会館にて行われました。。

 

結果は、上図97手までで先手・康光九段が勝利。

バリバリのA級棋士を下し、堂々の本戦入りを決めました。

 

 

 

34手目△3六歩。

 

上図での持ち駒

 

▲佐藤康九段: なし

△佐藤天九段: なし

 

後手番の天彦九段は飛車を振り「三間飛車」を投入。。

康光九段は居飛車で迎え撃ち、戦型は「対抗形」となりました。

互いに「穴熊」の堅陣を敷くと、天彦九段は上図の局面で

飛車先の歩を突き合わせ、先に仕掛けを開始します。。

 

 

 

55手目▲2一飛成。

 

上図での持ち駒

 

▲佐藤康九段: 角、歩

△佐藤天九段: 銀、桂、歩5

 

軽快に駒を捌きながら

天彦九段は龍を起点に敵陣突破を狙いますが、しかし

後手の仕掛けを受け止めた康光九段は、上図で鋭く

お返しの龍を作り、終盤戦の幕を開きます。。

 

すると。。

 

 

 

79手目▲5三馬。

 

上図での持ち駒

 

▲佐藤康九段: 銀、桂

△佐藤天九段: 歩6

 

いつになく好戦的な天彦九段の攻めを

康光九段は手厚い受けで凌ぎ、十分に間合いを図ってから

上図で銀との交換で馬を切り、勝負を決めに出ました。。

 

【 投了図・97手目▲7二金 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲佐藤康九段: なし

△佐藤天九段: 桂、歩6

 

天彦九段は最終盤戦で受けに回るも

康光九段の厳しい寄せの前に防戦一方となり

上図で万策尽き果て無念の投了を告げました。。

 

振り飛車を一蹴し見事な快勝を飾った

康光九段が決勝トーナメントへ駒を進めました。。

 

 

 

 

 

 

 

現代のトップ棋士の底力。。第72期王座戦・二次予選/決勝「菅井八段、切れ味鋭く本戦進出」

第71期王座戦中継サイト

第72期二次予選トーナメント表

 

【 投了図・86手目△6六桂 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲谷川十八世名人: 金、歩2

△菅井八段: 飛2、金、銀、歩3

 

昨日の将棋界には振り飛車党の若き旗頭・菅井竜也八段が登場。

関西将棋の大先輩・谷川浩司十八世名人を相手に関西将棋会館にて

第72期王座戦の本戦入りをかけた二次予選決勝に臨みました。。

 

結果は、上図86手までで菅井八段が勝利。

終盤で形勢を覆し、決勝トーナメント進出を決めました。

 

 

 

22手目△7一玉。

 

上図での持ち駒

 

▲谷川十八世名人: なし

△菅井八段: なし

 

後手番で得意の「ゴキゲン中飛車」を採用した菅井八段に対し

谷川十八世名人は居飛車で迎え撃ち、戦型は「対抗形」となると

菅井八段は上図で振り飛車の相棒「美濃囲い」に玉を納めます。。

 

 

 

35手目▲4五銀。

 

上図での持ち駒

 

▲谷川十八世名人: なし

△菅井八段: 歩

 

先に仕掛けたのは、谷川十八世名人でした。。

流れの中で争点の中央5筋に飛車を合わせると

戦場で銀をぶつけていざ開戦をけしかけます。。

 

 

 

63手目▲3一飛。

 

上図での持ち駒

 

▲谷川十八世名人: 角

△菅井八段: 角、銀、歩2

 

争点の5筋で火の手が上がると

永世名人が華麗な捌きで攻防の主導権を握り

盤上は一気に終盤戦へと突入しますが。。

 

【 投了図・86手目△6六桂 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲谷川十八世名人: 金、歩2

△菅井八段: 飛2、金、銀、歩3

 

菅井八段は土壇場で現在のトップ棋士の実力を発揮。。

谷川十八世名人渾身の攻めをギリギリまで引き付けてから

上図でズバリと切り返し、天下の永世名人を一刀両断。。

振り飛車の底力をみせつけ、本戦入りを果たしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

まさかの短手数。。第65期王位戦リーグ・白組/4回戦「羽生九段快勝、渡辺九段は痛恨の初黒星」

伊藤園お~いお茶杯王位戦中継サイト

第65期挑戦者決定リーグ対戦表

 

【 投了図・68手目△4六歩 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲渡辺九段: 金、歩3

△羽生九段: 飛、角、桂2

 

将棋界では藤井聡太王位への挑戦権を獲得を目指す

お~いお茶杯第65期王位戦挑戦者決定リーグが進行中。。

昨日は「羽生善治九段-渡辺明九段」の黄金カードが

白組の4回戦として実現しました。。

 

結果は、上図68手までで後手番の羽生九段が勝利。

両者の対戦では珍しい短手数でのあっけない決着となりました。

 

 

 

30手目△8八角成。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺九段: 歩2

△羽生九段: 角、歩2

 

戦型は定跡手順の進行で「横歩取り」に決定。

▲6八玉型の先手に対して「中住まい」に構えた羽生九段は

上図で角交換を敢行し、まずは大駒を捌くと。。

 

 

 

40手目△3七桂成。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺九段: 歩2

△羽生九段: 角、銀、歩

 

戦場に構えた飛車を2筋に合わせてから

軽快な連続跳躍で桂馬を敵陣へと飛び込ませ

一切の迷いなく、一気呵成にいざ開戦を告げました。。

 

【 投了図・68手目△4六歩 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲渡辺九段: 金、歩3

△羽生九段: 飛、角、桂2

 

先手番にも関わらず後手を踏んだ形となった

渡辺九段は何とか攻め合いに活路を求めますが、しかし

終盤戦も事前研究万全の羽生九段が主導権を握ったまま。。

 

最後は先手の銀の突き出しを(67手目▲3二銀)

あっさり手抜いた羽生九段が4筋の歩を突き出した

上図の局面をみて、渡辺九段は反撃の余地なしと

無念の投了を告げました。。

 

 

かつてはタイトル戦で歴史的名勝負を幾度も展開した

世代間闘争最大のライバルから完勝を飾った羽生九段は

リーグ戦成績を2勝1敗としました。

 

一方、精彩を欠く指し回しで完敗を喫した

渡辺九段はリーグ戦初黒星で同じく2勝1敗となりました。

 

 

 

 

 

 

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