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第74回NHK杯将棋トーナメント/1回戦「孤高の天才・丸山九段登場」

第74回NHK杯将棋トーナメント

第74回決勝トーナメント表

 

慌ただしい年度初め、

本日は早くも4月最後の日曜日となりました。。

日曜午前のお楽しみNHK杯は74回大会がスタートし

今回は「羽生世代」の大物が姿を現します。。

 

<第74回NHK杯将棋トーナメント/1回戦>

 

丸山忠久九段-佐々木慎七段

 

 

「羽生世代」が誇る4人の名人に名を連ねる

孤高の天才・丸山九段が全国放送の晴れ舞台に登場。

中堅棋士の佐々木七段を相手に1回戦に臨みます。

 

丸山九段の前期成績は

41戦24勝17敗(.585)。順位戦はB級2組で4勝6敗。

銀河戦/決勝で無敵の神童・藤井聡太八冠を下し見事優勝

あらためてその実力と存在感を示しました。

 

長年に渡り愛用する「角換わり」に代表されるように

強い拘りと深い研究で、自らの美学に殉ずることも厭わない

孤高の天才が果たして、どのような将棋を披露してくれるのか。。

全国の将棋ファンから大きな期待と注目が集まります。。

 

対します、佐々木七段の前期成績は

32戦18勝14敗(.562)。順位戦はB級2組で5勝5敗。

NHK杯は予選を勝ち抜き、本戦出場を決めました。。

 

事前研究でほぼ勝負の決まる現代の将棋界にあって

結果を残し、自らの個性や存在感をアピールすることは

並大抵ではなりませんが、その中で掴んだ本日の舞台は

佐々木七段にとっては大きな大きなチャンス。。

 

ぜひとも実力を存分に発揮に、

爪痕を残してほしいところであります。。

 

気になる両者の対戦成績は

ここまで9戦して、丸山九段が8勝1敗と圧倒。。

本局は3年ぶりの顔合わせとなりました。

 

放送時間はEテレにて

午前10時30分から正午12時まで。

 

日曜の一時

NHK杯の熱戦をどうぞご堪能ください☆

 

 

 

 

 

 

 

 

第72期王座戦・本戦/1回戦「渡辺九段元気なく、佐々木七段が2回戦進出」

第71期王座戦中継サイト

第72期挑戦者決定トーナメント表

 

【 投了図・124手目△2七銀 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲渡辺九段: 飛、金、桂、香、歩4

△佐々木七段: 歩3

 

昨日行われました

第72期王座戦挑戦者決定トーナメント/1回戦に

注目の渡辺明九段が登場。東京・将棋会館にて

佐々木大地七段と対戦しました。

 

結果は、上図124手までで後手番の佐々木七段が勝利。

渡辺九段は先手の利を活かせぬ完敗で早くも敗退となりました。

 

 

 

79手目▲6五桂。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺九段: 歩4

△佐々木七段: 歩

 

戦型は現代調の「矢倉」の出だしから

重厚な駒組みの末に、後手の1筋からの仕掛けを手抜いて

渡辺九段が拠点に据えた6筋から反発、そのまま開戦となりますが。。

 

 

【 投了図・124手目△2七銀 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲渡辺九段: 飛、金、桂、香、歩4

△佐々木七段: 歩3

 

渡辺九段は本局も終盤戦で手が伸びず。。

逆に、精彩を欠く先手に対して佐々木七段は伸び伸びと

「右玉」へ襲い掛かり、寄せに入った上図の局面をみて

渡辺九段は為す術なく、無念の投了を告げました。。

 

強豪相手に快勝を飾った佐々木七段は2回戦進出。。

一方、元気なく敗れた渡辺九段はこれで今期開幕から

勝ち星なしの3連敗と不振に喘ぎます。。

 

 

 

 

 

 

 

迫力の終盤戦。。第72期王座戦・本戦/1回戦「羽生九段、逆転勝利でベスト8進出」

第71期王座戦中継サイト

第72期挑戦者決定トーナメント表

 

【 投了図・103手目▲2四桂 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲羽生九段: 飛、金、銀3

△佐藤九段: 桂、歩7

 

藤井聡太王座への挑戦権獲得を目指す

第72期王座戦はいよいよ本戦トーナメントが開幕。。

昨日行われました1回戦で、現代将棋界が誇る黄金カード

「羽生善治九段-佐藤康光九段」がいきなり実現しました。

 

結果は、上図103手までで先手・羽生九段が勝利。

永遠のライバルを逆転で下し、ベスト8進出を決めました。。

 

 

 

33手目▲3五歩。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生九段: 歩

△佐藤九段: 歩

 

戦型は現代将棋の華「相掛かり」

互いに飛車先の歩を切った後、上図の局面で

羽生九段が3筋から仕掛けを開始します。。

 

 

 

78手目△2八銀。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生九段: 飛、金、銀、歩

△佐藤九段: 角、金、銀、桂2、歩7

 

軽快に駒を捌く羽生九段に対して

佐藤九段も負けじとすぐに反撃に転じ、アクセル全開。。

飛車・角の大駒を立て続けに敵陣へ成り込みますが

羽生九段も構わず踏み込み、攻め合いへ。。

 

互いに一歩も譲らぬ迫力ある攻防戦は

佐藤九段が一足お先に抜け出し、渾身の寄せに入ります。。

 

が、しかし。。

 

【 投了図・103手目▲2四桂 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲羽生九段: 飛、金、銀3

△佐藤九段: 桂、歩7

 

羽生玉の生命力は逞しく。。

後手の猛攻をかわしながらスルスルと上部脱出に成功。。

佐藤九段は最後まで攻め続けますが、先手玉が安全を確保した

上図の局面をみて、ついに万策尽き果て無念の投了を告げました。。

 

終盤で勝負強さをみせつけた

羽生九段は見事な逆転勝利で2回戦へ駒を進めました。。

 

 

 

 

 

 

 

 

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