「東京」 やえす初藤
東京駅で飲み会、大阪からクライアントがやってきた。この日は千葉で宿泊するということで、東京駅が便利でしょう、そんな具合でヤエチカの「やえす初藤」に予約をとった。きっと話し込むだろうから、料理はコースで、結構飲む方なので、飲み放題も追加した。キンキンに冷えた生ビール、最近、こうした生ビールを飲むのは珍しい。少しシャーベットのような具合になっていて、苦味はほとんど感じず、さっぱりとした具合になっている。お通しはサツマイモの煮っころがし。レーズンも入っていたから、ほのかに甘味があった。お刺身、個別に盛り付けで用意してくれる。四種盛り、マグロの厚み。これで二切れ。赤身は、これくらいの厚切りで食べるのがいいと思う。サラダも個別盛り付け、取り分けの手間がなくていい。カリカリとクリスプなトッピング、生ハムと葉物野菜が数種類。トマト入っているのがポイント高い。照り焼き。とろりと甘い味付けに、身がほどけていく。こちらも肉厚なので、よりしっかりと旨味が感じられる。はじかみと大根おろし、木の芽のアクセントがよいね。なんと牡蠣豆腐がコースに含まれていた。プリっとした大粒の牡蠣、ほどけていくような食感だった。牡蠣を受け止めた豆腐もいい感じ。ビールも進んでいたので、これで腹を温めつつ、熱燗に移行した。続いてホッキ貝かな。みょうが、カイワレ、わかめ、酢味噌で食べる。ヌタのようでもあり、幾分上質な感じがある。貝が続いたけれど、むしろ東京ぽい、とクライアントは喜んでいた。コースとはいえ、何が出てくるのかの説明や、それぞれの料理の説明もない。パッと皿が出される。もちろん、質問すれば教えてくれる。つかず離れずのサービスもいい感じ。食事はシラスおろしの茶碗。大根おろしとごはんに味がつけられている。シラスは白できれいだなと思った。追加のおしんこ盛り合わせ。彩いろいろ。オオバコであるけれど、店員がよく目が届く。料理とお酒で、リズム感よく時間を過ごすことができた。お店:やえす初藤住所:東京都中央区八重洲2丁目1 八重洲地下街北1号