評価経済社会という言葉があります。
「お金<評価」という社会になるという岡田斗司夫さんの提言ですね。
例えば、影響力のあるAさんが「今ハンバーガーが食べたい」というと、
そこに乗っかろうと「ハンバーガー持っていきます!」というXさんが出てくるとしますよね。
Xさんは「ハンバーガー持ってきました!」とAさんと写真を撮影し、SNSにアップしますよね。
したがって、Aさんはその影響力から
「お金が無くてもゴハンが食べられる」
という状況にあるという事になります。
これが「お金<評価」という状況です。
こういう状況になるとAさんのフォロワーがXさんもフォローしだすという現象が起きます。
仮に、Aさんは歌手だったとします。
Aさんの実力はそれなりに本物だったとして、そこに乗っかったXさんは歌手ではありません。
ただの飲食店のアルバイトです。
ところが、AさんとXさんが一緒に写っている写真を見ると、多くの人々は「Xさんも音楽関係の人だ。」と思い込んでしまいます。
その状態で、Xさんが「あのZというアーティストはクソだ」と投稿します。
そうすると「Aさんと繋がっているXさんがいうならZはクソだ」という世論が巻き起こります。
これが今の状態です。
そして困ってしまうのが、Xのような人間が多いという事です。
影響力だけはあるが、実力はない。
ただ「影響を及ぼす人間と繋がっているだけ」の人間です。
今、こういう人間がもてはやされていて、
経済・エンタメ・アートなど様々なところに跋扈しています。
ただ私はこれから先、Xのような人間は淘汰されていくと思います。
FacebookもGoogleも、偽物を徹底的に排除する傾向にありますし、
ソーシャルメディアがさらに発展した時に、
「こいつが言っている事は説得力がない」
「この人は声が大きいだけで実力はない」
とWeb上でわかる時代がすぐそこに来ていると思っています。
だからこそ、今からやるべきことは、
「本質的かつ誠実で、ユーザー中心のビジネス・サービス・発言」
なのだと思います。
徒然なるままに書いてみました。