1級技能士・成田の印刷技術

1級技能士・成田の印刷技術

1級技能士・成田が、オフセット印刷技術を解説します~。

ずっとOLYMPUSのカメラを使ってたんですが、
この度、Nikonに買い換えました~(^_^)v
我が家の近くの、森林公園の紅葉です。





3月末に大腸がんの手術をして、その後、

抗がん剤治療が、未だに続いています。

3週間1セットを8セット。約半年掛かる

治療なんですよ。今は6セット終わって、

後2セットを残すのみ。しかも、点滴が

無くなって、後2セットは錠剤のみの

治療と成りました~。(^_^)v


点滴が有る内は、手術をした大きな病院に

通ってたんですが、錠剤のみと成った今は

近くのクリニックで対応してもらえます。

そかも、そのクリニックの先生が、大きな

病院(手術をしてもらった)の、元部長さん

なんですわ。しかもしかも、この先生が

実は、私の手術をして下さった執刀医さん

なんですよ。これは安心ですよね~。


まぁしかし、自分のクリニックも有るので

常時、大病院に居る訳ではなく、当然、

大病院では、他の先生が私の主治医に成る

訳なんですが、これがねぇ~、まぁ非常に

イイ加減な、若いお兄ちゃんみたいな先生

なんですわ。この主治医のお陰で、どれだ

け振り回されたことか…。(タメ息)


今回もね、「三週間後に、元部長先生の

クリニックに行って下さい。その時には

全て分かるように、元部長の方へ報告を

入れておきますから」と言うので、安心

してクリニックに行ったら、何と!何も

報告が来てないとの事(怒)。あの若僧!


こっちはなぁ、おめぇに、自分の命を

預けてんだよ!もっとシッカリやれよ!

って怒鳴りたく成りますわ~。


医師は、我々、印刷技術者と同様の、

一人の技術者だと思います。私も国家

資格(一級技能士)を持った技術者ですが、

同じ一級技能士でも、上手い人も居れば、

首を捻りたく成るほど、下手な人も当然

います。医師も同じ。医師免許を持って

いても、当然、下手くそは居ますわね。


でもさぁ、事務手続きの不備とか報告の

不備とか、そんなもの技術以前の問題で

すわねぇ~。人間と言うが、社会人とし

て最悪ですよ~。あの主治医と縁が切れ

るかと思うと、ほっとしてたんですが、

最後の最後まで、アカン兄ちゃん先生

でしたですわ~。


とにかく、後少しの治療で終わります。

頑張りますわ~(^_^)v

手術が終わった次の日から、すぐに動け!
と言う指示が出るんですよ~。点滴とかを
ぶら下げて、ガラガラと歩行訓練ですわ。

もちろん、手術跡の痛みとかは有りますよ。
でも痛み止めを使ってでも歩く事を強要され
るんです。これね、やってみると分かるん
ですが、最初は必死の歩行だったのが次には
少し楽に成り、また次にはもっと楽に成る。
どんどん回復して行くのが実感出来てね、
とっても嬉しい運動に成るんですわ~。

んで、退院した今も、そのウォーキングが
クセに成ってしまっていまして、昨日は
天気も良かったので、愛知県下では有名な
森林公園って所を散策に行って来ました。
我が家から、すぐ近くなんですわ~。

趣味のカメラをぶら下げて行ったんですが、
なんかね、私の写真の作風が、すっかり
変わってしまいました~。まぁこんなのも
有りかなって感じですね。(^_^)v




無事に手術が終わって退院しました~。

腹腔鏡手術なので、傷痕も小さくて、

回復も早いですね。


手術当日と、次の日、三日目くらいまでは

まぁ辛くて苦しくて痛くて、地獄のような

日々でしたが、「日にち薬」ってヤツです

ねぇ~。日に日に、楽に成って行くのが

とっても嬉しくて。


手術後、初めて固形の食事を頂けた時には

その美味しさで涙が出ました。手術前には

何年も無かった「空腹感」がメチャクチャ

嬉しくて、「空腹は何にも勝るオカズ」と

言う言葉を実感しました。


良い事だらけですが、残念ながら手術中に

転移が一ヵ所、見付かってしまいまして。

それも手術で取って、今現在、私の身体の

中にガンは無いのですが、転移が1つでも

有れば、ステージ4なので、後日、再入院

して、抗がん剤治療が始まります。


完全復帰には、まだまだ時間が掛かりそう

ですね。頑張りますわ。

3年半ほど前、ひどい貧血に襲われ

倒れました。その当時と言えば丁度、

コロナが大流行し出した時で病院も

貧血ごときで、シッカリした対応は

してくれませんでした。


しかしまぁ、男性の貧血の場合は、

胃ガンか、大腸ガンを疑われます。

胃カメラは問題無かったんですが、

大腸カメラが、どうやっても半分

くらいしか、入りませんでした。


まぁ、半分までは大丈夫だったし、

大きな出血も認められなかったから

エエやろう。貧血は鉄分欠乏やから

持病のリウマチのせいやろうなぁ。

と言う話に成り、ずっと増血剤を

飲んで、ごまかして来ました。


あれから3年半、どんどん体調が

厳しく成り、仕事が出来るような

状態では無く成ってしまったので

単身赴任の京都の会社を辞めて、

名古屋に帰って来ました。


大腸カメラがダメだったので、

CTで大腸を診察して下さる医院を

探して診て頂いたところ、なんと

6cm以上も有る腫瘍が、あの時に

カメラが入らなかった大腸の先に

有るとの事。…身体中の血液が全て

逆流するようなショックでした。


私の大腸は長いらしく、CTでそれを

知っていなければ、大腸カメラは

入らなかっただろうとの事でした。

でもね、3年半前なら、もっと小さな

腫瘍だったかもですよね。5cm以下

なら大腸カメラで取れるそうです。


生検の結果、大腸ガンでした。

下血も有ったのですが、私は痔が

悪いので出血は痔のせいだと思って

いました。来週、入院して手術を

します。


大腸カメラは、医師の技量が大切な

ように思います。評判の良い医院で

検診を受けられる事をお勧めします。

早期発見なら本当に楽に終わります。


とりあえず、来週の手術、頑張って

来ます。

ブログを書こうとしたら、

「一度ログアウトして、再ログインして下さい」

って言う表示が出たんですよ。正直にログアウト

したら、もう、何をやってもログイン出来ない(汗)

 

あれこれ、やり過ぎてしまって、何とも成らなく

なってしまったので、アメブロのサポートさんに

ヘルプをお願いしました~。

 

三日掛かりで対応して頂き、やっとの思いで、

この自分のブログにログインする事が出来ました。

1年半も放置してしまったので、本当に大変な

思いをしてしまいました~。

おめでとうございます~!


昨年末で退職させて頂きまして、

今年からフリーに成ります。

ブログも復活させようと思って

おりますので、また宜しく

お願い致します。

ご無沙汰しております。


ど~したの、皆さん。

全く記事の更新していないのに、

昨日のアクセス数、945って異常でしょ(笑)。


過去のブログとか、ご覧に成って下さってる

のかな?   何か、お困り事で検索されてる?

もし何か有れば、遠慮なくコメント書き込ん

で下さいませ。私で、お役に立てるのなら、

ご協力させて頂きます~(^_^)v


5月15日を以て、4年半、お世話に成ったコスモテックを

退職致しました。日本全国で、印刷指導を行うと言う、私の

一番の夢を叶えて下さったコスモテックには、感謝以外の

何ものも有りませんが、印刷業界の不景気に伴い、業績も

思わしく無く、身を引かせて頂く事と成りました。

 

北は仙台から、南は熊本まで、日本全国の印刷会社様に

並々成らないお世話に成り、心より感謝申し上げます。

また、指導のお約束を遂行出来ずに、退職致します事、

心より、お詫び申し上げます。

 

とりあえず、京都の単身赴任から、名古屋の我が家へ

帰って参りましたが、今後に関しましては、何も決まって

おりません。また印刷関連へ就職する事が出来れば、

このブログも継続可能なのですが、何せ不景気な昨今で

私自身も、62歳と言う高齢に成りましたので、今後に

関しましては、全くの未知数です。

 

また、ブログの冒頭や名刺に掲載させて頂いておりました、

cosmotech の私のメールアドレスや、名刺に掲載しており

ました私の携帯番号は、既に有りませんのでご了承下さい。

 

最後にメールを下さった「京都のMさん」。Mさんのメルアドが

私のミスで分からなく成ってしまい、返信を差し上げる事が

出来ませんので、こちらで回答をさせて頂きます。

 

・高感度UV機での、咬の淡い汚れは、「散り汚れ」と呼ぶのが

 一般的な様ですが、これはローラーニップの不適正よりも、

 インキの出し過ぎ、エッチ液の適正不良が一番の原因です。

 ローラー上のインキをもっと少なくして、湿し水を絞る方向で

 調整してみて下さい。また、教えて下さったエッチ液、私は

 お勧めしません。同メーカーの他の物を使われるべきです。

 

・この散り汚れに対して、「消えるまで水を上げる」と言う対応は、

 最も最悪な方法だと考えて下さい。水を上げればインキ濃度が

 淡く成り、またインキを盛る、また汚れるの繰り返しに成ります。

 インキの量を少なくして水を絞る。それでも散り汚れが出る様

 ならば、エッチ液を替えてみる。と言うのが正解だと思います。

 

・インキの量を減らす。と言う中で最も大切なのは、印刷前の

 スタートインキの量だと解釈して下さい。この時にインキの量が

 多ければ、当然の様に湿し水の量も多く成ってしまいますので、

 スタートインキの量を少なくし、「まだ淡いけど、汚れる」と言う

 状態から始めるのが、最も初歩的な基本だと心得て下さい。

 

・ローラーを新品に変えたら、水目盛が上がったとの事ですが、

 ニップ調整が適正であるならば、その様な事は起きません。

 リョービ機の場合、水ローラーの、水着け対クロム、クロム対

 調量のニップが太い(強い)と、そこで水を絞ってしまい目盛が

 上がってしまう事が有るので、その点を確認してみて下さい。

 

・両端の濃度が淡く成るので、インキ壷、両端のゼロ点を開いて

 いる。との事ですが、こりゃシロウト丸出しの対処法ですわ(笑)。

 「淡ければインキを盛る。汚れれば水を上げる」これは絶対に

 やってはアカン、物理的な対応です。オフセット印刷は物理では

 なく、科学ですから、もっと科学的に考えて下さい。両端が淡く

 成ってしまう原因の多くは、両端の湿し水が出過ぎている事です。

 スキューをウマく使って、両端の湿し水を絞ってやって下さい。

 淡いから、ゼロ調整を開くなど、飛んでもない話ですよ。

 

それでは皆さん、また再開出来るかどうかは分かりませんが、

毎回、多くの方にご覧頂いた事、心よりお礼申し上げます。

 

当面は暇をしておりますので、お声掛け頂ければ、有償ですが、

ご指導に伺えるかと思います。こちらのブログの方へ、コメントや

メッセージを頂ければ幸いです。

 

では。

当社では、毎年5月頃に健康診断が有ります。健康診断を受診するに当たり、

問診表みたいなのに記入しますよねぇ。・・・問:あなたは食べるのが遅い方だと

思いますか?みたいな感じのヤツです。私は社内の男性陣とランチに行くと、

必ず最後まで食べてるので、遅い方か?と聞かれれば、完全に、Yesです。

 

普通に考えれば、こんな質問に答えるのなんて、スゴく簡単だと思うんですけど、

まぁ世の中には、いろんな人が居ますねぇ~。「ええっ?部長と比べたら速い方

だと思うけど、課長よりは遅いから、どう答えて良いのか分からん。」 なんてね。

 

基準値を、どこに置いたらいいのか、何を判断基準にしたらいいのかを決められ

ないから、ヘリクツをこね回して、まともな回答が出来ない。まぁ、冗談で言って

るんならねぇ、まだマシなんですが、こう言うヘリクツをマジで言う人も居ますね。

そう言うヘリクツ屋さんはね、印刷技術者には向かないんですよ。

 

印刷のオペレーションってね、比較 ⇒ 検討 ⇒ 判断 ⇒ 実行、の連続ですよね。

色合わせ作業なんて、この最たるもんですわ。色調見本と比較して、どうなのか

を検討し、ヨシ!少し紅を盛ろうと判断して、壺キーや元ローラー回転量の変更

を行う。これを繰り返して、色調を合わせると言う作業ですもんね。

 

出し難い用紙の給紙調整も、検討と判断の繰り返しだし、見当合わせ作業や、

様々なトラブルに対する対応にも、超迅速な検討と判断を求められますよね。

判断が遅ければ無駄な時間が過ぎて行くだけだし、印刷中の判断が少しでも

遅れれば、不良品を量産してしまう事に成ってしまいますよね。

 

印刷オペレータってのは、次から次に、瞬時の判断を求められる仕事なんですよ。

判断し、即座に実行し、実行前との比較をして、その違いを検討し、また判断する。

このルーティンの繰り返しが印刷オペレータの仕事ですわね。この時にヘリクツを

こね回してるヒマなんて無いんですよ。ヘリクツをこね回すどころか、迷っている暇

さえ無いってのが印刷の実務ですね。

 

判断が遅れる。判断出来ない。って言うのはね、一番大きいのが、経験値の差

なんですよ。・・・経験値って言っても、長い年月、オペレータをやっているって言う

意味ではないですよ。30年やってたって、出来ない人は出来ないんですわ。

 

技術屋の経験値ってのはね、どれだけ挑戦したか?どれだけ失敗したか?って

事が最も重要なんです。挑戦し、失敗した数が多ければ多い程、経験値が高い

んです。何も考えず漠然と過ごした30年よりも、必死に立ち向かった、たった2年

の方が、明らかに経験値が積めている!・・・それが技術屋の仕事なんですわ。

 

「食べるのが遅いか速いか?」 ボケ~ッと生きてる人間は、そんな簡単な質問

にすら即答する事が出来ないし、ヘリクツをこね回す。食べるスピードに関しても

挑戦をし失敗を重ねれば、その経験値から回答を導き出すのは簡単な事です。

 

「今日は大忙しで、昼休みも印刷機を止めたくないから、昼飯を3分で食べる!」

そんな挑戦をしてみたら、消化不良で苦しんでしまった。なら、5分ではどうか?

やっぱりダメだった~。オレは早食いしたら、簡単に胃がダウンしてしまうから、

忙しい時は、印刷機を回しながら、印刷機の前で、ゆっくり食べよう~。まぁこれ、

実際に、私の若い頃の話なんですけどね(笑)。

 

3分や5分で食べても平気な顔で印刷機を回してる人が居るのに、挑戦したけど

私にはそれが出来なかった。そこで私には、その経験から基準値が出来上がり、

「私は食べるのが遅い」と言う結論を出す。ってなワケなんですよ。

 

「そんな、3分で昼飯を完食するような、バケ者と比較したってアカンやろ~」等と

ヘリクツ屋さんは、きっと言いますわね。私に言わせればね、基準値を作る時に、

「下」を見てどうするのか。技術屋ならば、常に「上」を目指すのが当り前やろッ!

って言いたいですね(笑)。

 

正直なところ、私が印刷機オペレータだった頃は、比較も検討も判断も、意識して

やってはいませんでした。あえて考えなくても、理想の形は、すでに見えているし、

頭で判断する前に、自分の手が勝手に実行している。そんなオペレータさん達が

世の中には沢山おられます。

 

そう言う人達ってね、漫然とやってる人の何倍も挑戦し、何倍も失敗するってのを

若い頃に散々やって来た人達なんですよ。挑戦し失敗するってのはね、こりゃ~、

並々ならぬ苦労なんですわ。でもその苦労の一つ一つが技術屋として、非常に

尊い財産に成って行く。「若い頃の苦労は買ってでもせよ」なんて、メッチャ古い

言葉ですが、その苦労の全てが自分の為だと思って、どうか頑張って頂きたく、

心より思う次第です。