◎MONSTER MARK1 2BA
全長37mm×7.0mm×バレル重量16.2g 90%タングステン

モンスターダーツプレーヤーMARK C ARABISモデル
このバレルの最大の特徴は、ショートバレルでバランスが非常に良い点です。
フラットカットしたシャークカットを採用することによりスムーズなリリースが可能です。
バーティカルカットを加えることによりデザイン性、機能性を兼ね備えた完成度の高いバレルです。




D-CROWNで活躍中のマーク・アラビス選手の使用モデルとなるMONSTER MARK1。
最近のMONSTERらしく、2BA、SLEEK、STEELの3モデル同時発売。

SLEEKは同サイズで重量が0.3g重くなり16.5gに、STEELはポイントとのつなぎの形状で1mm長くなり、19.6gの重量となっています。

2BAとSLEEKモデルを投げましたがどちらも好印象でした。
持ってみてすぐに思い浮かんだのはタングステン80%シリーズのLIGHTNING。
一時期メインとしてして使用していましたが、スパッと表現できるような飛び味が気持ちの良いモデルでした。また、後端まで刻みがないので自然と重心持ちになる形状でしたね。

当然タングステン90%との違いは最大径に現れておりこちらの方が明らかに細さを感じさせますが、3連のウィングカットにグリップポイントの全てが集約されたオーソドックスなトーピード形状は好印象です。

投げてみると、非常にコントローラブルで飛ばしやすく、重心持ちで投げた時の気持ちよさを思い出すモデルでした。

出始めた頃は懐疑的だった縦溝(バーティカルカット)は、デザイン上のアクセントのみならずやはり直進性の面でもメリットがあるのではないかと感じています。

SLEEKの方が重量があるのですが、重心バランスが2BAの方が自分好みで気持ちよく投げられる印象です。
SLEEKはややスローイングの中でリリースポイントに厳しくなる傾向があるように感じました。

重心持ちできるオーソドックスなバレルって最近はなかなか出てきませんので、重心持ちの方に是非オススメしたいバレルですね。
2BA★★★★
SLEEK★★★
発売からはずいぶん経ってしまいましたが、ダーツショップmoAのオリジナルダーツ「神ダーツ」の第三弾、拾参号機から弐拾号機までをやっと試投してきました。

今回は奇抜な形やノスタルジックな形状など、今までの割とスタンダードな形状から一気に変態ダーツまでをリリースとバラエティに富んだ内容になっていますね。

価格は全て5,800円です。



◎拾参号機

「自在にバランス変更」
中央・やや後方・後方と3箇所にグリップゾーンを配置、コンディションによってバランスを変えてもGOOD!

全長37mm×最大径7.8mm×バレル重量18g タングステン90%

神ダーツも最近のトレンド同様に重量級の18~20gのバレルをリリースです。

そしてその中で一番ユニークなのが18gのこのバレル。
普通に最前端のふくらみからテーパーしてくれば素直な37mmの前重心バレルなんですが、最前端から3連シャーク、5連シャークの大きなくぼみを設け、最後端はオーソドックスなリングカットとテーパーを配しているというバレルです。

オーソドックスに最高端を持つとかなり重心の後ろを持つことになり、プッシュのおもしろさを味わえます。
さらに重心ぴったりの前の3連シャーク部を持ったり、重心少し後ろの4連シャークを持って投げてみてもそれぞれの癖を楽しめる。まさに癖の塊。
非常にユニークなダーツだと思いました。
★★★




◎拾四号機

「新と旧の融合」
「ねじ回し」などに使われるローレット加工を施したダーツ。国内ブランドでは見かけなくなったが、あえて復活!現在の流行との融合!

全長38mm×最大径7.5mm×バレル重量18g タングステン90%

18gの重量級バレルですが、グリップのカットを除けば非常にスタンダードなバレルになっています。
なつかしのローレット加工が単なるノスタルジーではなく、グリップ感が良く前重心、そして太めのグリップ、そして18gのバレル重量とのバランスも良く、とても投げ易いバレルになっています。
オススメです。
★★★★




◎拾五号機

「リノベーション」
日常生活でもある、「ねじ回し」などに使われるローレット加工を施したダーツ。現在の流行デザインに馴染みのある滑り止め感を!

全長40mm×最大径7.2mm×バレル重量18g タングステン90%

これもろーれっと加工がとても効果的に配されているバレルです。
ウィングカットとリングカットとの複合カットの表面に配されたローレットがよりしっかりしたグリップ感を作り出しており、細身のバレルを感じさせません。

さらに18gの重量が作り出す重心バランスも素晴らしい投げやすく楽に鋭い飛びを生み出す、ぶっ飛びダーツでありながらコントローラブルなバレルを作り出しています。
これは欲しいと思ったバレルです。
ま、買うでしょう。
★★★★★




◎拾六号機

「シンプルで強力な引っ掛かり」
耐久性が高く、強いグリップ力となると、この幅広めのスクエアカットとなります。グルーピング力UPを意識した前方絞りの菱形形状!

全長42mm×最大径7.3mm×バレル重量18g タングステン90%

神ダーツ、というか乱れ雪月花からの伝統である全長42mm×最大径7.3mmというサイズに18gの重量を与えたバレルです。
黄金比は採用していないようです(^^;

前方を絞った流行のシェイプで重心を後ろ側に持ってきていますが、そこは僕の苦手な42mm。
残念ながら、シェイプ、サイズ、カットとも僕にはなじまず…。
人気のサイズですから、きっと合う人にはガッツリ来るバレルなんだと思います。
★★★




◎拾七号機

「数値ギリギリのトルピード」
女性スタッフ考案モデル。簡単に飛距離が出るように数値を限界まで重く設計。太い形状がお好みの方にオススメ!

全長43mm×最大径6.6mm×バレル重量20g タングステン90%

なんと単体20gのバレルです。
全長43mmとやや長さは感じますが、今回のバレルの中では一番バランスが良いように感じます。
まさに飛ばしやすく、すっと投げるだけで、ターゲットにグルーピングする感じです。
★★★



◎拾八号機

「安心のストレート」
既成品でありそうでない、「重・太ストレート」とにかく1セットは持ってて欲しい飽きの来ないストレート!

全長44mm×最大径6.6mm×バレル重量6.6mm タングステン90%

コチラはバレル重量19g!
先に紹介したLILLYダーツのEDDIEと非常にかぶるバレルになっています。
コチラの方が1g重く、太さもある分だけさらに投げやすさがありますね。
★★★




◎拾九号機

「ROCK魂」
エレキギターをイメージした奇抜なデザイン。6mmから8mmへの急激なテーパーでグリップすると◎!後方グリップの方にオススメですが、逆付けにして前方バランスにしてもOK!
全長44mm×最大径8mm×バレル重量19g タングステン90%

バレル最後端に8mmの鍔を持ちそこから一気に6mmにテーパーする異形の完全プッシュダーツ。
逆付けするとmoAんざいさんお好みの前持ちバレルになります。
もうこれはコメント不要で(^^;
おこのみでどうぞ
★★




◎弐拾号機

「THE CHALLENGE」
乱れ雪月花でお馴染みのこのマルチカットの進化系。ネジ内径よりも細い中央部分のくびれ。こちらも刻みのお好みによって逆付けが可能!!逆に付けると強めのグリップ感になります。

全長47mm×最大径7.2mm×バレル重量20g タングステン90%

これも個性の塊。
前方はダブルリングカットでガッツリしたグリップ感を、中央部はティップの内径よりも細くなっており、後方は乱れ雪月花のマルチカットの後方をカットしたややかかりの良いカットを配しています。
そして重量は20g。
実際に投げる場合は、マルチカット部、逆付けしてダブりリングカット部、そして変わり種として中央のくぼみの3種類になるでしょう。

しかし自分の場合長さが災いして通常のカット部分は順付け、逆付けともしっくりしたグリップは取れず、窪みは細すぎてまともに投げられませんでした。
長めのバレルをお好みの方、グリップがしっくりする方にはとても面白いバレルだと思いますが、主観ではNGでした。



と言うわけで、拾五号機、、、ホスィ。


◎DYNASTY A-FLOW GOLD LINE <TITAN>
全長35mm×最大径7.6mm×バレル重量16g 90%タングステン

-DYNASTYプレイヤーにてスローテストを行い、微調整を繰り返し完成したタングステン90%バレルシリーズ-
自信のショートバレル

重量感を損なわず、垂れが少ない直進性のあるショートバレルをコンセプトに完成したモデル。

さらに後部テーパー角とカットの調整により、確かな掛かりと抜けの良さを持たせ安定してグリップを決めることができる。

機能性を維持しつつ、カットデザインにこだわり抜いたバレル。

■選手スロー総評 Impression that player used.
『飛びはまっすぐ素直。重みのある飛びで、回転力が増している感じがする。』
『ショートバレルだが最後部のテーパー&段差がグリップの安定感を増してくれている。フロント部分が膨らみ過ぎていないため2フィンガーから3フィンガーまで対応できるバレル。』


全長35mmという短さの中に、飛びにターボをかける段差の付いたウィングカット、縦溝を配しており、見た目のとおり気持ちよくぶっ飛んでくれるダーツです。
でありながら、コントローラブルで暴れるところが少ないのは縦溝の効果でしょうか?
ショートバレル好きのワタクシではありますが、これの飛びのすばらしさと扱いやすさには太鼓判を押したいですね。

自然にグリップできる長さも絶妙でカットを包み込むようにグリップしてスローイングしてあげれば、どのようなスローイングタイプのプレイヤーでも鋭い飛びを感じることができると思います。

軽いバレルは苦手なのですが、このバレルに限っては16gという軽さを全く感じさせませんでした。
★★★★★


◎DYNASTY AFLOW BLACK LINE GLADIATOR DASH
全長39mm×最大径7.8mm×バレル重量17g 95%タングステン

強靭なプレースタイルを支えるGLADIATOR DASH

前端からウィングカットに至るまでのアールを調整し、球感を得られるバレルに仕上げ、見た目、飛びともに前作よりもシャープな印象を持たせた。

バレル後部のリングカットをVカットに変え、グリップ時の気になる細さを緩和し、最後部には前作とは違ったテーパーを入れ、マイクロカットを施した為、グリップがより安定し、軌道が読みやすくスローの精度を向上させている。

GLADIATORで実証済みの攻撃的な飛びと,抜群の直進性プラス、今作ではスローの精度を飛躍的に向上させることに成功している。


後方が間隔の広いリングカットだったGLADIATOR、大胆に刻みを廃し、窪みを配したBURNING
このバレルはGLADIATORと同じプロファイルながら、重量を0.5g重くしており、カットに頼らずに飛ばすことができると感じました。

と、いいながら、カットは間隔の広いVカットという耐摩耗性と掛かりを両立させたカットで、自然にグリップできて、自然にスローイングできるのは、GLADIATOR以上だと感じました。

当然ながらシャーク部分の重心部を持ってスローするのもGLADIATOR同様に素晴らしい飛びも見せてくれます。

スローイングの幅が広がる。そんな気持ちにさせてくれるモデルですね。
★★★☆
先週木曜日にBAT" DARTSで、そして金曜日にmoA吉祥寺でダーツを諸々試投してきました。

3本ほどむむっ、とくるダーツを見つけましたが、ゆっくり紹介していくとして、まずはむむっ、その1のLilly Dartsの新作4種を。

◎LILLY DARTS <Jesse>
全長38mm×最大径7.5mm×バレル重量17.5g 90%タングステン センター重心

マイクロダブルリングとリングカットを組み合わせて、しっかりとしたグリップ感を感じながら、伸びのある飛びを戴冠できるスタンダードなバレル


バレル重量を17.5gや18g以上で設計するのが最近のトレンドですね。
それだけボードの性能も上がってきたんでしょうが、重い分飛ばしやすくなるのでとても良いことだと思います。

スタンダードなトーピード形状のフォルムをセンター重心に仕上げ、中心部にスクエアカット、後方のグリップ分ダブルリングカットを配したバレルですね。
非常に素直バレルだと感じました。
どんなセッティングでも誰にでも投げ易いと思われる反面、至って普通で癖がなさ過ぎるようにも感じました。
★★★


◎LILLY DARTS <Danny>
全長39mm×最大径7.4mm×バレル重量17.5g 90%タングステン ミッドリア重心

プレイヤーのフィードバックを元に、後部の括れに、リングカットとマイクロダブルリングを採用し、安定感と押し出しやすさのバランスがとれたバレル

最近流行のフォルムをバッチリ押さえつつ、これも17.5gと重めに設計することで、飛ばしやすさを追求していることが分かります。

ただし、この後ろ重心もでるはやや癖が強く出過ぎているフィーリングがありました。
ミッドリアというよりリア重心の挙動に近く、テークバックから腕の振り出し、フォロースルーまでをラインに乗せる意識を持ちながら、しっかり飛ばしてあげる必要があるバレルだと感じました。
★★


◎LILLY DARTS <Eric>
全長39mm×最大径7.4mm×バレル重量17.5g 90%タングステン センター重心

グリップしやすく押し出しやすいシンメトリーな形状、さらに重量感を持たせた、センター重心でコントロールしやすいニュースタンダードなバレル


さて、クラプトン、もといエリック。

39mmというショートバレルに分類される全長の中で、シンメトリックなテーパー時計錠を実現し、テーパー部までのリングカットを後方のストレート部で1本のシャークカットで明確に分けて後方に細身のスクエアカットを設けてグリップ感を大変良好なものに仕上げています。

白眉なのはなんと言ってもこのシャークカットによる、「最後の一押し」。
センター重心で、セッティングではテーパー部に来る重心に17.5gの重さを感じながら、スイングし、シャークカットによる最後の一押しで的確にスローイングパワーをバレルに伝えてくれるイメージで、とても気持ち良く投げられるバレルです。

久々に自分で欲しいと思うバレルに出会いましたね。

残念なのは前方のテーパーの形状がやや荒々しいストレート形状であること。ここをなめらかに仕上げることが出来れば、もう少し細さを感じることが出来て、繊細な形状なのに、飛ばしやすいという完璧なバレルになったのではないか、と思います。
★★★★☆


◎LILLY DARTS <Eddie>
全長45mm×最大径6.4mm×バレル重量18g 90%タングステン センター重心

余分なものをそぎ落とし、適度なリングカットと重量感で飛ばす、無駄の無いストレートバレル
シンプルにバレルを飛ばしたい人へ


みなさん苦手意識を持たれていると思われるストレートバレル。
このバレルも45mmの全長に対して最大径6.4mmと細身のスタンダードなストレートバレルです。
フォルムやカット形状から推測すると、DMC SIDEWINDERに近いような印象を受けると思います。

しかし、このバレルは他の3種よりもさらに重い18gのバレル重量。
そしてカットは間隔の広い細身のリングカットによってストレートを飛ばす時に感じるすっぽ抜け感を可能な限り排除しています。
重心ポイントの感じにくさ、そしてすっぽ抜けやすさ、という2つのストレートの欠点をしっかり補って、意外に投げ易い細身のストレートというダーツを作り上げていて、大変ユニークだと思いました。
★★★
久々の更新です。ちょこちょこっとは投げているのでぼちぼち更新していきます。

まずは、発売前からヘッドロックさんからサンプルを頂いてしっかりと投げ込んできたDOS GRAMOSの凸式ラ・マヒストラル

◎凸式ラ・マヒストラル
発売と同時に即完売という伝説を生みだした『ラ・マヒストラル』が凸式(4BAモデル)となって登場!!

全長・最大径はそのままに2BAモデルでは実現できない程、前方部を極限まで絞り込み、より精度の高いグルーピングが可能な形状に。

後方部のカットは2BAモデル同様、バレルに無駄なく力を伝えられる設計となっていて、重量も16.5gから17gに変更したことによって更にしっかりスローできるように進化しました。


全長39.5㎜×最大径7.5㎜×バレル重量17g


まずはその構造から。
前孔は4BAのため不明ですが、後孔は17mmと2BAモデルの前孔14.5mm-コア14.1mm-後孔10.9mmに比べても重心バランスを取るために後孔が深くなっています。
バランスの良いセンター重心モデルだった2BAとの重心バランスを取るために後孔が深くなっていますね。

ただし重心はセッティング状態でマイクロカットの中心部分となり、マイクロカットの後ろが重心だった2BAより3mmほど重心が前に来ています。

2BAでも印象的だった前方のテーパーは4BA化によりさらに細さを感じさせるものとなっておりティップとのつなぎも非常に素直な形状となっています。
重心が前に来たことによりほぼ固定されたグリップポイントは重心の後ろ部分となり、グリップすると前方に2BAより0.5g重くなった重量を感じさせます。

利き手をたたんで、伸ばす基本のフォームで気持ちよく投げられた2BAと比べると明らかに飛びが鋭くなっていますが、反面ドロップする前重心の傾向が素直に出ていると感じます。
バレル前方に重量を感じながら、ラインに乗せてあげれば、しっかりと飛んでいってくれるバレルになっています。

今メインでこれを使っています。セッティングはミディアムシャフトにロケットフライトです。
★5つあげられるモデルです。