(移行中)現代ポピュラー音楽作曲思考と音楽教育/不定調性論のブログ

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ポジションに結構間違いがありました。

これはナチュラルテンション系の7thコードのフォームポジションです。











sus4です。一応Xsus4、X7sus4、X7sus4(9,13)などを想定しております。
楽譜にXsus4とか出てきたら、各チャートから適当にポジション拾ってコードを作ってみてください。














dim系というのはファンクショナル・ディミニッシュスケールがベースになっています。
つまりトニックディミニッシュとかで用いる、M7を持つ全音半音の並びのディミニッッシュスケールです。
このコードには、9th,11th,b13thがあります。
で13thというのが♭♭7th=減七度です。
紛らわしいですね。

でM7thがテンションとして使われます。
島岡譲先生命名のクリスタル和音=I,IIIb,Vb,VIIなどに使われているとおりですが、ジャズ理論だと「理論上使えるM7」というぐらいしか一般では認識されていないかもしれません。
でもクラシックではベートーヴェンの時代から使われていますから、響きのバリエーションやその深さへのミュージシャンの造詣は西洋クラシック音楽ははるかにジャズより深いなぁ、と感じたこともあります。

もしコード進行の中にXdim7とかが出てきたら、M7thのテンション使ってみてください=たぶん合いません。が、抽象的アレンジの際は、結構インスピレーションをくれることでしょう。

ただし、厳密な話をしてしまえば。
基本dim系コードに対するコードスケールというのは、そのキーの音を用いて一個一個本来は作ります。

たとえば、
C |C#dim |Dm |
みたいな進行時の、C#dimのコードスケールは、

c#,e,g,a#+Cメジャースケールです。
つまり、
c#,e,g,a#+c,d,e,f,g,a,b=c,c#,d,e,f,g,a,a#,bとなります。

でコードスケールというのは、半音の連続を許しませんから、コードトーンの半音鵺の音を省略します。
なぜなら、コードトーンが背景で長い音価で鳴っているのに、その半音上の音がスケール音として鳴ってしまっては、不協和になる、という他のコードでもおなじみのルールをここで採用するからです。よって、
c,c#,e,f,g,a,a#という音階ができます。

これはミクソリディアンm2スケール(不定調性論風呼び名)です。ディミニッシュスケールじゃないんですね。

でもこんなふうにコードスケール決めてる人いないと思います。
さくっとディミニッシュスケール使うのが普通です。別に何でも良いんですから、コードスケールなんて本当は(小声。)

これは予備知識として、で。
で、こうなるとテンションだって変わってくるじゃないですか??
だから、本来dimコードは様々なテンションを載せてみてどうか??という試行錯誤が可能なコードなんですね。

でもdimコードのテンションが有効な時は、ほとんどないと思います。
このdimコードはわざと外した感じのコードなのに、それに外れていない音を追加してもあまり意味がないからです。
別途コンビネーション・オブ・ディミニッシュというのがありますが、これは、7thコードのテンションを持っているので、7thコードのフォームの時にそれらは含有されることになりますので、このコードフォームでの話では考えません。

た、と、え、ば、Cdimのフォームで、五弦3フレ、四弦0フレ、三弦2フレ、二弦4フレ
みたいなコード(Cdim(9))、綺麗じゃないですか???

でもこのコードをC C#dim Dmみたいな時に使うと、いろいろとヴォイシングが工夫できて、おもしろかったりします。
開放弦が何の音に当たるか、なんて覚えていないと思うので、活用頂ければ嬉しいです。