この3日間、東京に来ておりました。
岩手県民になってから、どんどん東京が遠くなって行く様な感覚だったのだけれど、
偶然、学生時代の通学路とか、サラリーマン時代の通勤路を通る機会があって、当時考えていた事や気づいた事がフラッシュバックしてきました。
自分が体験して悩んで学んだ気づきですら本当にすっかり忘れてしまうものなのだと怖くなりました。
また、町の景色が雰囲気が思い出せてくれた事にも感動しました。

、、同時に3年前に今住んでいる町で起こった事が、どれほどの人の記憶を気づきを学びを貯蔵していて、消え去ってしまったのだろう。なんて考えてしまいながら、、
これから岩手に福島に東北に帰ります。

長らくブログご無沙汰しておりました。

本格的に水事業をはじめてこの半年、凄まじくキツかったです。
周辺環境も滅茶苦茶の中、よくもまぁこんなタイミングで立ち上げたなぁと思います。
心ある友人からは「馬鹿じゃないの?」等と言われました。

実際、馬鹿だと思います。

到底合理性とはかけ離れた不確実性の巣窟の様な環境での起業は中々に苦しいものです。

今までコンサルタントとして沢山の起業支援をしてきましたが、やはり自分で体験するのとしないのでは見える世界が全く異なると実感せざるを得ない程、苦しかったです。

そして、私が冷静さを失い、もがいている時に、手を差し伸べてくれた人達への例えようの無い感謝の気持ちもこれまたとんでもなく大きいものだと思います。

ほとんどの人が悪気無く否定し拒否し去っていく中、(リスクを理解して)手を差し伸べられる人間は素晴らしいと思いました。

そんな人間になりたいし、そうしてくれた人達をずっと大事にしていきたいと思います。

と、同時に長い事そうし続けてくれていた人達とは、この苦しい時期を超えて更に強い絆が出来たと勝手に思っています。


大晦日、初心に還り、新年から信念を貫けるように。

過疎化や国内全体の少子高齢化、経済の衰退の中において
地方インフラのダウンサイジング(小規模化)がすすまない一つの要因として、
企業の力に地域が頼らざるを得ない仕組みになっている事があると思う。

企業が自社の売上、シェアetc..を下げる施策を考えるというのは相応に特殊な状況でないとありえない。

地方自治体もインフラだからという名目でじゃぶじゃぶ予算を取れる時代出ない事は解っている。


それでもインフラはインフラなわけで。

街にとっては、住民にとっては重要すぎるわけで。


街の安心、安全と環境、そして経済的にも時間的にも効率の良い仕組みとは何か?


どちらにしても解らない物を知ろうとする意志と受け入れる勇気は、企業にも自治体にも住民にも必要なのだろうと思う。


その意味で東北沿岸地域はまとな危機感を持っている自治体、住民が多いと感じる。


ここから一つでも日本の地方問題を根本的に解決するような施策が生れて広がっていけばいいと思う。