<TOKIKO NOW>『明日、11日夜8時から登紀子の「土の日」ライブVol.44です。』
「ジブリをうたう」というアルバムで渋谷くんが「時には昔の話を」をカバーしてくださったことが全ての始まりでした。彼の、伸び伸びと胸に響く声に感動し、それから偶然のように彼らの世界に触れる機会があり、すっかりハマってしまいました。
2月22日の武道館ライブにも行き、ノリノリ!本当にいいライブでした。こういう出会いもあるんだなあ、と嬉しくて、彼らにとって大忙しのこの時期に、ゲストに来ていただきました。
2009年にソニーからメジャーデビューし、でもその後、インディーズになって10年、独力でゼロから武道館コンサート、国立代々木競技場第一体育館のアリーナコンサートまでやり遂げて、再びソニーから再デビューという、とんでもないキャリア。それがSUPER BEAVERというロックバンドです。
今回の土の日では、私のSUPER BEAVER論を熱く語ります。
今年の2月に発売されたアルバム「音楽」は何度も聞き、歌詞を徹底分析させていただきました。渋谷龍太さんの書いた本「都会のラクダ」も、2回読んだよ。面白かったぁ!
言葉がいいし、シツコイ理屈も好きだった!Youtubeでたっぷり語ります。お楽しみに!
さて先週いっぱいで終わった京都での登紀子倶楽部展には、たくさんの人にご来場いただき、本当にありがとうございました。コンサートとは違って、直接お話ができ、大事な出会いがいっぱいありました。親戚の人もいっぱいね!
私の家系はとにかく子沢山で、遠い親戚となれば、どこまでもという感じです。親戚となれば、近くても、遠くても普通じゃない関係なわけで、その特別感がやっぱり嬉しいですね。
小学校から中学1年まで京都で育った私にとって、京都は本当に故郷だなあ、と深く感じ入りました。
明後日は横須賀に行きます。今「鈴木敏夫とジブリ展」が開かれている横須賀美術館で、今年のメインコンサート、「加藤登紀子百万本のバラコンサート2024」の記者会見を開きます。
「君たちはどう生きるか」でアカデミー賞を受賞された宮崎駿さんへのお祝いも込めて、「紅の豚」の時代からの100年を語るようなコンサートにしたいな、と思っています。
横須賀芸術劇場のコンサートは5月12日、ちょうど母の日です。これも何かの縁。母への思いも込めたいです。
東京国際フォーラム ホールC公演は6月2日でしたが、完売となったため、6月5日(水)に追加公演が決まりました。
是非スケジュールを調整して、ご来場いただけることを、期待しています。
「百万本のバラ」という歌も、今や嵐の中という感じですが、近況では、この歌を歌ったロシアの歌手、アーラ・プガチョアさんが、ロシアのウクライナ侵攻に抗議して国外に出ていましたが、ついに「外国の代理人」、つまりスパイに指定されてしまいました。
おととしの夏、ゴルバチョフ元大統領の死去の時にはモスクワの葬儀に参列し、そのモスクワでも戦争反対の立場を主張。
「私を『外国の代理人』に指定したらいいじゃないの」と、挑戦的な発言をしていましたが、プーチンは無視していました。大頭領選挙に不利になるから、でしょうか?
選挙が終わったから、この決定を下したのでしょうか?
私には直接の関係は何もないのですが、去年ジョージアで、この「百万本のバラ」がロシアの歌だから、戦争に抗議する意味で今は歌わない、といった人がいて、心からショックを受けたのでしたが、今後、ロシアでこの歌はどうなっていくのでしょうか。
私は日本はあらゆる国と戦争をしない、と決めた国だから、どの国も仮想敵にしてはならない、と強く思っています。
そして、どんな歌も政治的な理由や、戦争で禁止されるようなことがあってはならない、と。
ましてこの歌はいくつもの国境を越えて愛されて来た歌、自由と愛を求める人々が広場いっぱいに声をあげる勇気を与えて来た歌。国を超えて心をつなぐ歌だと信じています。
今は、「百万本のバラ」を歌うことで、戦争に抗議したいと思います。
今週末は代々木公園でアースデイのステージに立ちます。
https://earthday-tokyo.org/earthday2024/yoyogi/
私は13日(土)の夕方にライブ。Yaeは13、14の両日、司会進行を担当。14日にはライブもあるようです。
是非、お会いしましょう!
登紀子
<TOKIKO NOW>『 4月2日から京都のギャラリーヒルゲートで登紀子倶楽部ギャラリー展』
京都の寺町通、三条上る。古いアーケードの街、寺町のギャラリーで、私のファンクラブ会報誌、登紀子倶楽部通信の中で紹介して来たアーティストの皆さんと私の作品を合わせて展示即販する展覧会です。
私が去年80歳になったのを機に、何か楽しいイベントをと考えているうちに、この企画になりました。
それというのも、テレビ番組「プレバト」で絵を描く機会をいただいた時に、「才能なし最下位」を突きつけられてしまい、ちょっとメゲていたのだけど、それを観た方々からの応援の声に押され、再チャレンジ、3枚の絵画作品が出来上がりました。採点はいつも悪いけれど、評判は良くて(?)、その絵を広く見ていただこうというのがきっかけでした。とは言っても更なる作品を作る余裕もなくて、今回は、私の書の作品を合わせて展示します。絵はお売りできませんが、書は販売しますので、是非、お家に持って帰って飾っていただければ、と思っております。
出展してくださるのは、京都在住の大御所、小西煕画伯、田中直子さん、漆、着物作家の中島紫都さん、パリ在住の山崎修さん、兵庫県在住の兵丹一雄さん、ほかに、ロコ・サトシさん、中川妙子さん、鳥海太郎さん。そして七宝作家の長谷川淑子さん、万華鏡の川野香さんなど、私の敬愛するアーティストの作品が並びます!
とっても貴重なグループ展になると思いますので、是非お越し下さい。作家来店日は4月5日(金)と決めています。午後から5時まで。私は初日、と最終日7日もいる予定です。是非お越しください。
お会いできるのを楽しみにしています。
ところで、24日(日)は兵庫県立芸術文化センターでYaeのコンサートが開かれました。たくさんの方にいらしていただき、コンサートを成功させることができましたこと、本当にありがとうございました。
アンコールの最後の「土に帰る」に、私も参加させて頂いたのです。というのも、この曲は1976年、Yaeの誕生後に制作したアルバム「回帰船」の中で発表した曲。今、Yaeが「土の上に生きる」をテーマに歌うコンサートでこの曲をテーマにしている事に、何だか大きな感慨があります。
今年のコンサートでは新曲「80億の祈り」「FOR YOU」など、心に響く歌が生まれたことが心に残りました。
ゲスト出演してくださった三味線、笛の奏者、木村俊介さんに、大感謝です。本当に素晴らしかったです!
4月1日からNHKラジオ深夜便で流れるYae作詞作曲の歌「HOME」でも素晴らしい笛の演奏を聞かせてくださっています。是非楽しみにしていてください。
4月の訪れとともに、本格的な春がやって来そうです。京都の桜も見られそう!すごく楽しみにしています!
どうぞ皆様も、素晴らしい春を堪能してください!
登紀子
<TOKIKO NOW>『今週末24日、西宮の兵庫県⽴芸術⽂化センターでYaeコンサートです。』
今週末24日、西宮の兵庫県⽴芸術⽂化センターでYaeコンサートです。 いよいよ近づきました。
西宮は夫、藤本敏夫の故郷だけに、感慨深く、楽しみにしています。
去年も同じ時期にありましたが、私は見ることができませんでした。
今年は客席にいます。
コンサートのテーマは「土の上に生きる〜80億の祈り」。
2020年のアルバム「On The Border」、去年のアルバム「80億の祈り」を中心に、これまでの大事な曲を歌う予定です。大関さんのCMソング「酒は大関」も!
夫が遺した千葉県の農場を受け継ぎ、農的生活を続けながら歌手活動をしている彼女の根性に脱帽です。
奇しくも彼女のデビューは夫の他界した前年。それからもう23年。必死で乗り越えてきた歳月でした。
40代後半といえば、人生のピーク、十分楽しんでほしいです。
さて先週は、いくつも素敵なライブがありました。
13日のビルボードライブ大阪、本当に楽しかった!
ワクワクするような充実したコンサートになりました。今年のメインコンサートに向けての一歩が始まった感じです。
去年出版した「加藤登紀子詩集ー美しき20 歳」からの加藤登紀子オリジナルソング、久しぶりの歌の弾き語りに今とっても気合いを入れています。もう何だか、今こそ歌いたい歌がいっぱいです。
関東では5月12日のよこすか芸術劇場、東京の6月2日の東京国際フォーラムC、そして同じ国際フォーラムCで6月5日の追加公演が決まりました。
その間に九州でもコンサートがあり、そのキャンペーンに18、19日と福岡へ行きました。
19日の朝の生テレビTNCの「ももち浜ストア」に出演、ギターで「百万本のバラ」を歌わせていただきました。TNC「記者のチカラ」にも出演。午後には二日市温泉にある済生会病院の一角にある水子地蔵さんを訪ねました。戦後満州から引き揚げた女性たちの旅立ちを応援した保養所があったところです。新しい人生を始められるように、ここに身を寄せた女性の気持ちに寄り添う、大切な時間でした。いくつかのメデイアも報道してくれましたので見ていただけたと思います。
5月18日の筑紫野市文化会館のコンサートは、私にとって特別のコンサートになりそうです。ぜひ歌を聴きにきてください。
翌日5月19日には唐津市肥前文化会館でも歌います。とっても久しぶりなので楽しみです。
もう一つ、先週日曜日、横浜の関内ホールで「GOPPA」のコンサートを観に行きました。たくさんの人が踊ったり、歌ったり、コンサートでもありミュージカルでもある、不思議なスタイルでとっても新鮮でした。そのプロデューサーでもありデザイナーでもあり、パフォーマーでもあるGOPPAさん、その存在感は本当に感動的でした。心に残りました!ありがとう。
3月20日お彼岸の日は、中国大使館で国際女性デーの祝賀パーティーにお招きただき、在日中国大使ご夫妻にお目にかかり、たくさんの逞しい女性たちと語り合うことができ、とってもいい日でした。
3月は何かと忙しいですが、その中で、4月2日から7日まで京都のギャラリーヒルゲートで開かれる「登紀子倶楽部ギャラリー展」の準備を進めています。