ともさかりえ オフィシャルブログ Powered by Ameba

ともさかりえ オフィシャルブログ Powered by Ameba

ともさかりえ本人によるオフィシャルブログ



                   音譜好評発売中!音譜
                『オトナ時間。オンナ時間。』

                (ともさかりえ著、行正り香著)



 



久々のブログ更新になってしまいました。以下、途中まで書いて更新できていなかったもの。


↓↓↓


 こんな新年の幕開けあるだろうか。能登半島地震、そして羽田での事故…ニュースを見るたびに胸が締め付けられる。被害に遭われた方、救助や様々な対応に追われる方々に心よりお見舞い申し上げます。そしてこの震災や羽田での事故で命を落とされた方々のご冥福をお祈りします。1分でも1秒でも早く、あたたかく安全な場所で、安心して眠ることができますように。


 全国高校サッカーの大会で、石川の星稜高校のために、他高校の生徒や関係者が自発的に応援団をつくって応援したというニュースがあった。黄色のポリ袋で作った星稜カラーのユニホームをまとっている。そして相手チームである市立船橋が、星稜カラーの緑色を使っている同校野球部に連絡をとり急遽350本のメガホンを調達したそう。いま自分たちにできることを考えて行動した、彼らの気持ちを想像すると涙が出た。スポーツマンシップの素晴らしさ。


 こうやってSNSで何かを更新すると、殺伐としたコメントが吹き荒れたりするが、こういう非常時こそ、言霊を大切に、優しい気持ちを繋げていきたいものです。被災していない私たちにできることは、復興先に心を寄せながら適切に支援していくこと。なんでもかんでも自粛自粛ではなく、しっかり元気に自分たちの日常を生きることだと思う。そして被災地の食材やアイテム、体験できること含めて、応援していきたい。


 しかし、大晦日の夜から既に随分と時間がたったように感じる。それくらいに景色がガラリと変わった。31日の夜、大晦日関係なく通常営業で夫は早寝したので、私は息子と年越し蕎麦を食べた。長ネギと豚肉で作ったつけ汁が美味い美味いと頬張る息子を眺めながら、その平和な時間を噛み締めた。元旦はお雑煮をたべ、お節をつまみ、午後は初詣へ。いつものように軽く喧嘩したりしつつ、息子と参拝の長い列に並んだ。神様にご挨拶をして、帰り道はコンビニでロイヤルミルクティーを買って、冷えた身体をあたためた。そして夕飯の支度をしようと台所に立ったら、下げてあるワイングラスが小さくカチャカチャと鳴り始めた。気持ちの悪い長い揺れ、地震だ。テレビをつけたら、NHKのアナウンサーが今すぐ逃げろと叫んでいた。


 …と、ここまで書いたまま、ずっと下書き保存状態になっていた。被災地の状況を報道で目にするたび、本当に胸が痛くなる。あれから1ヶ月たって、まだ水が止まっている地域もあるのだ。被災していない我々は元気にしっかり働いて、経済をまわしていこう。私達が滅入っている場合じゃない。


 年明けから、NHKドラマ「作りたい女と食べたい女」の撮影があり、ギュッと濃密な日々。今時珍しい穏やかな現場に心癒された。昨今、予算もない〜時間もない〜という現場ばかりだけど、そうなると、とにかく現場が殺伐としてくるので、みんなが息苦しくなりがち。「つくたべ」の現場は、常にポジティブな空気に溢れていて、いいものだなと、しみじみ思った。想像力って必要不可欠だよね。パート2からの途中参加ということで緊張していたけれど、あたたかく迎え入れてもらって感謝しています。私は「矢子さん」を演じています。みなさんにも楽しんでいただけますように。