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練馬区立美術館で「池上秀畝展 高精細画人」を観た!その2

「池上秀畝展」チラシ

 

「池上秀畝展」案内板

 

「池上秀畝展」垂れ幕

 

練馬区立美術館で「池上秀畝展 高精細画人」を観てきました。

 

池上秀畝(1874-1944)は、長野県上伊那郡高遠町(現在の伊那市)に生まれ、明治22年(1889)、本格的に絵を学ぶため上京し、当時まだ無名だった荒木寛畝の最初の門人・内弟子となりました。1916年から3年連続で文展特選を受賞、帝展で無鑑査、審査員を務めるなど官展内の旧派を代表する画家として活躍しました。

同じ長野県の出身で同い年の菱田春草(1874-1911)らが牽引した「新派」の日本画に比べ秀畝らの「旧派」と呼ばれる作品は近年展覧会等で取り上げられることはほとんどなく、その知名度は限られたものに過ぎませんでした。しかし、伝統に基ずく旧派の画家たちは、会場芸術として当時の展覧会で評価されたことのみならず、屏風や建具に描かれた作品は屋敷や御殿を飾る装飾美術としても認められていました。特に秀畝は徹底した写生に基ずく描写に、新派の画家たちが取り組んだ空気館なども取り入れ、伝統に固執しない日本画の表現を見せています。

生誕150年にあたり、秀畝の人生と代表作をたどり、画歴の検証を行うと共に、あらたなる視点で「旧派」と呼ばれた画家にスポットを当てるものです。

 

画像が多いので3回の分けて、前期、後期に関わりなく、載せることにします。

 

展覧会の構成は、以下の通りです。

 

PROLOGUE 池上秀畝と菱田春草

第1章 「國山」から「秀畝」へ

第2章 秀畝の精華

第3章 秀畝と写生

第4章 屏風と秀畝

EPILOGUE 晩年の秀畝

 

ここからはその2として、第2章 秀畝の精華を載せます。

 

第2章 秀畝の精華

 

「初冬」右隻、明治43年(1910)

 

「初冬」左隻、明治43年(1910)

 

「晴潭(紅葉谷川)」右隻、大正3年(1914)

 

「晴潭(紅葉谷川)」左隻、大正3年(1914)
 
「四季花鳥」大正7年(1918)
 

「翠禽紅珠」昭和4年(1929)

 

「秋日和」昭和9年(1934)

 

「松韻双鶴」大正3-5年頃(1914-1916頃)

 

「楊柳観音像」
大正3年(1914)

 

「高士観瀑」
大正15/昭和元年(1926)
 

「桃に青鸞・松に白鷹図」昭和3年(1928)

 

「時雨」昭和6年(1931)

 

「渓澖野雉・威震八荒」
昭和9年(1934)
 
以下、 その3として第3章 秀畝と写生、第4章 屏風と秀畝が続きます。
 

「池上秀畝 高精細画人」

発行日:2024年3月30日初版発行

編著:松浦千栄子(長野県立美術館学芸員)

    加藤陽介(練馬区立美術館学芸員)

    木内真由美(長野県伊那文化会館学芸員)

発行所:株式会社青玄舎

 

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練馬区立美術館で「池上秀畝展 高精細画人」を観た!その1

「池上秀畝展」チラシ

 

「池上秀畝展」案内板

 

「池上秀畝展」垂れ幕

 

練馬区立美術館で「池上秀畝展 高精細画人」を観てきました。

 

池上秀畝(1874-1944)は、長野県上伊那郡高遠町(現在の伊那市)に生まれ、明治22年(1889)、本格的に絵を学ぶため上京し、当時まだ無名だった荒木寛畝の最初の門人・内弟子となりました。1916年から3年連続で文展特選を受賞、帝展で無鑑査、審査員を務めるなど官展内の旧派を代表する画家として活躍しました。

同じ長野県の出身で同い年の菱田春草(1874-1911)らが牽引した「新派」の日本画に比べ秀畝らの「旧派」と呼ばれる作品は近年展覧会等で取り上げられることはほとんどなく、その知名度は限られたものに過ぎませんでした。しかし、伝統に基ずく旧派の画家たちは、会場芸術として当時の展覧会で評価されたことのみならず、屏風や建具に描かれた作品は屋敷や御殿を飾る装飾美術としても認められていました。特に秀畝は徹底した写生に基ずく描写に、新派の画家たちが取り組んだ空気館なども取り入れ、伝統に固執しない日本画の表現を見せています。

生誕150年にあたり、秀畝の人生と代表作をたどり、画歴の検証を行うと共に、あらたなる視点で「旧派」と呼ばれた画家にスポットを当てるものです。

 

画像が多いので3回の分けて、前期、後期に関わりなく、載せることにします。

 

展覧会の構成は、以下の通りです。

 

PROLOGUE 池上秀畝と菱田春草

第1章 「國山」から「秀畝」へ

第2章 秀畝の精華

第3章 秀畝と写生

第4章 屏風と秀畝

EPILOGUE 晩年の秀畝

 

ここからはその1としてPROLOGUE 池上秀畝と菱田春草と第1章 「國山」から「秀畝」へを載せます。

 

PROLOGUE 池上秀畝と菱田春草

 

「秋晴(秋色)」
明治40年(1907)

 

「劉女」大正4年(1915)

 

第1章 「國山」から「秀畝」へ

 

「がま仙人」
明治16年(1883)

 

池上秀畝・画、池上秀花・書「猩々」明治29年(1896)

 

「大江山鬼賊退治図」右隻、明治26年(1893)

 

「大江山鬼賊退治図」左隻、明治26年(1893)

 

「源為朝之図」
明治30年頃(1897頃)

 

「十六善神図」明治29年(1896)

 

「菊花闘鶏之図」
明治33年(1900)

 

「秋山帰樵」
明治41年(1908」

 

「日蓮上人避難之図」
明治44年(1911)

 

以下、 その2、その3と続きます。

 

「池上秀畝 高精細画人」

発行日:2024年3月30日初版発行

編著:松浦千栄子(長野県立美術館学芸員)

    加藤陽介(練馬区立美術館学芸員)

    木内真由美(長野県伊那文化会館学芸員)

発行所:株式会社青玄舎

 

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練馬区立美術館で「生誕130年 松岡映丘」展を観た!

 

「みんなの建築大賞」吹くか新風!

「みんなの建築大賞」という文字が!

 

本屋大賞を参考にして設立されたというこの賞、建築界に新しい風を吹かせることができるか、と述べている。

 

発案者は、日経アーキテクチュア編集長を務めた編集者の宮沢洋さん。日本建築学会賞をはじめ、国内に建築賞はいくつもあるが、「ほとんど一般の人には伝わっていない」と感じていたことが出発点だった。

 

朝日新聞:2024年4月21日

 

第1回「みんなの建築大賞」大賞および推薦委員会ベスト1決定1st “Japan Architecture Award—Architecture Awards for Everyone—” Announces Grand Prize and Nomination Committee’s Top Selection |COMPETITION & EVENT|TECTURE MAG(テクチャーマガジン)

みんなの建築大賞推薦委員会(委員⻑:五十嵐太郎)は2月15日、文化庁協力のもとで実施した「みんなの建築大賞2024」の大賞を〈学ぶ、学び舎〉(設計:VUILD)に、推薦委員会ベスト1を〈天神町place〉(設計:伊藤博之建築設計事務所)にそれぞれ授与することを発表しました。

 

〈学ぶ、学び舎〉(設計:VUILD)

 

〈天神町place〉(設計:伊藤博之建築設計事務所)

 

 

ファン・ボルムの「ようこそ、ヒュナム洞書店へ」を読んだ!

 

ファン・ボルムの「ようこそ、ヒュナム洞書店へ」(集英社:2023年9月30日第1刷発行、2024年2月7日第4刷発行)を読みました。

 

本屋のない町は、町ではない。

町だと名乗ることはできるだろうが

魂まで欺くことができないことを、

自身も知っているはずだ。

――ニール・ゲイマン(小説家)

 

「この小説にはわたしの好きなものが詰まっています。本、町の本屋さん、本で読んだ良いフレーズ、思考、省察、思いやりと親切。お互いの距離感を保てる人同士のゆるやかな連帯、成長、率直で深みのある対話、そっして、いい人たち」――著者

 

目次

書店はどんな姿であるべきか?

もう泣かなくてもいい

今日のコーヒーはどんな味ですか?

去ってきた人たちの物語

良い本を推薦できるだろうか?

沈黙する時間、対話する時間

書店主みずから司会を務めるトークイベント

コーヒーとヤギ

ボタンはあるのに穴がない

常連客たち

たわしイベントは無事に

ごくたまにはいい人

和音あるいは不協和音

あなたの文章はあなた自身とどれくらい似てますか?

下手な文章が良い声を隠す

心満たされる日曜日を過ごした夜には

なんでそんな顔してんの?

仕事に対するわたしたちの姿勢

書店が根を下ろすということ

きっぱり断りたかったけれど

受け入れられる感覚

怒りを鎮める能力が必要

ライティング講座スタート

あなたを応援します

オンマたちの読書クラブ

書店を開いて食べていけるだろうか?

今日はバリスタのいる月曜日

わたしが添削しましょう

率直に、心を込めて

コーヒーを淹れるときはコーヒーのことだけを考える

ヨンジュを訪ねてきた男性は誰なのか?

過去を解き放つ

なんどもないように

ただお互いに好きでいようということ

いい人が周りにたくさんいる人生

気持ちを確認するテスト

自分をもっといい人間にする空間

ベルリンで会いましょう

何が書店を存続させるのか?

 作者のことば

 訳者あとがき

 

ファン・ボルム:

小説家、エッセイスト。大学でコンピューター工学を専攻し、LG電子にソフトウェア開発者として勤務した。転職を繰り返しながら、「毎日読み、書く人間」としてのアイデンティティーを保っている。

著書に「毎日読みます」「生まれて初めてのキックボクシング」「このくらいの距離がちょうどいい」がある(いずれもエッセイ、未邦訳)。本書が初の長編小説となる。

 

牧野美加:

1968年、大阪生まれ。釜慶大学言語教育院で韓国語を学んだ後、新聞記事や広報誌の翻訳に携わる。

第1回「日本語で読みたい韓国の本翻訳コンクール」最優秀賞受賞。

チェ・ウニョン「ショウコの微笑」(共訳、クオン)、チャン・リュジン「仕事の喜びと哀しみ」(クオン)、ジェヨン「書籍修繕という仕事:刻まれた記憶、思い出、物語の守り手として生きる」(原書房)など訳書多数。

 

朝日新聞:2024年4月17日

 

朝日新聞:2024年4月20日

 

土門拳「祈りの風景――土門拳自選作品集より」写大ギャラリー・コレクション

「土門拳展」チラシ
 

「写大ギャラリー・エントランス」

 

土門拳展「祈りの風景〜土門拳自選作品集より」

〜写大ギャラリー・コレクション〜土門 拳

 

本展は、写大ギャラリーに収蔵されている1200点を超える土門拳コレクションの中から、『土門拳自選作品集』(世界文化社、1977年)に掲載された作品のうち、風景写真に焦点を当て、仏像や自然の作品を展示いたします。

 

 『土門拳自選作品集』の「構成−レイアウト・造本」(*1)は、亀倉雄策の手によるものです。亀倉は、日本を代表するグラフィックデザイナーで、東京オリンピック(1964年)や大阪万博(1970年)のポスター、ニコンやNTTのロゴマーク等を手掛けています。土門とは10代で出会い、義兄弟と呼ばれるほど深い信頼関係を築き、多くの仕事を共にしています。

 

この作品集のデザインを依頼された亀倉は、3分冊に仕立てられた1巻目をカラーの風景写真でスタートさせ、日本の伝統や仏像等が続きます。2巻目は初期の作品や「筑豊のこどもたち」、「ヒロシマ」等の写真でまとめ、3巻目は「風貌」や「文楽」等の名作の後、巻末はモノクロの仏像、風景で締めくくられています。

 

このように、土門の自信作の最初と最後はカラーとモノクロの風景写真で飾られています。亀倉は自著(*2)の中で、土門の写真について「彼の写真は強い。そして彼の写真は涙もろい」、「私は昔から彼の風景が好きだった」と評し、「風景写真をほめると、ひどくてれた」と土門本人のことにも言及しています。そうしたことから、亀倉は作品集の構成を考えたのでしょうか。ところが同じ著書の中で、土門は「全部自分の神経で目を通して納得するまでしつように食い下がる。それはテーマに対する態度もそうだが、造本にもそうだ。特にレイアウトは自分の意志通りでないと承知しない」とも述べており、土門の強い要望のもと構成された可能性も考えられます。ますます、土門拳の風景写真への興味が高まるのではないでしょうか。

 

今回の展覧会は、作品集の構成が誰の手によるものなのかを検証することが目的ではなく、日本を代表するデザイナーが認め、本人も「てれた」という土門拳の風景への眼差しをあらためて見てみようというものです。

なお、本展覧会は、毎日新聞社が主催する土門拳賞との連携企画として、同賞の発表にあわせて開催しています。

*1『土門拳自選作品集』の表記より

*2 『デザイン随想 離陸着陸』(美術出版社、1972年)

 

企画構成 菅沼比呂志

土門拳展「祈りの風景〜土門拳自選作品集より」

 〜写大ギャラリー・コレクション〜

 会 期:2024年4月15日(月)~2024年6月1日(土)10:00 ~ 19:00

 休館日:木曜日、日曜日、祝日

 入場料:無料

会 場:東京工芸大学 写大ギャラリー

〒164-8678 中野区本町2-4-7 5号館(芸術情報館)2F

TEL 03-3372-1321(代)

地下鉄丸ノ内線/大江戸線 中野坂上駅下車 1番出口・徒歩7分

 

東京工芸大学の写大ギャラリーでは、1200点を超える土門拳コレクションを収蔵しています。本展ではその中から、『土門拳自選作品集』(1977年) に掲載された作品のうち風景写真に焦点を当て、仏像や自然の作品を展示します。

 

『土門拳自選作品集』の構成−レイアウト・造本は、日本を代表するグラフィックデザイナー・亀倉雄策 (1915年〜1997年) の手によるもの。東京オリンピック (1964年) や大阪万博 (1970年) のポスター、ニコンやNTTのロゴマークなどを手がけた亀倉は、土門とも多くの仕事を共にしました。

 

昔から土門が撮る風景が好きだったという亀倉は、土門について「彼の写真は強い。そして彼の写真は涙もろい」「風景写真をほめると、ひどくてれた」と述べています。日本を代表するグラフィックデザイナーが認め、本人も「てれた」という土門拳の風景への眼差しを、あらためて見てみようというのが本展の趣旨です。毎日新聞社が主催する土門拳賞との連携企画として開催されます。

 

展示作品の一部(順不同)

 

「北山杉」1965年

 

「雪中石仏」1966年

 

「那智の滝」1963年

 

「紀三井寺の桜」1965年

 

「キリギリス」1959年

 

「浄瑠璃寺金堂吉祥天立像面相」1965年

 

「広隆寺弥勒菩薩半跏像」1939年

 

「室生寺金堂木像立像(末神)珊底羅大将頭部」
1942~43年

 

「石庭」1961年

 

「神護寺金堂薬師如来立像頭部」1964年

 

「延段」1966年

 

「羊歯」1967年

 

「藁ぼっち」1963年

 

「山里の秋」1965年

 

土門拳: 

1909年、山形県酒田市生まれ。中学時代より画家を志すが、家の事情で断念。1933年に営業写真館である宮内幸太郎写真場の内弟子となるが、報道写真家を目指し、1935年、ドイツから帰国した名取洋之助が設立した日本工房に入社。戦後は絶対非演出の「リアリズム写真」をカメラ雑誌などで提唱し、写真界に大きな影響を与えた。1958年に写真集『ヒロシマ』を刊行、国内外で高い評価を得る。筑豊炭鉱地帯の窮状を取材した1960年刊行の写真集『筑豊のこどもたち』は10万部を超えるベストセラーとなる。ライフワークとなった「古寺巡礼」シリーズでは、仏像や寺院の撮影を約40年にわたって続けるなど、一貫して日本を撮り続けた。1990年没。

 

過去の関連記事:

 

江國香織の「物語のなかとそと」を読んだ!

 

江國香織の「物語のなかとそと」(朝日新聞出版:2021年3月30日第1刷発行)を読みました。

 

田中みな実さん推薦

読み終えて確信する。私は作品にとどまらず、

江國さんという人物を丸ごと愛しているのだと。

 

書くこと、読むこと、その周辺。

豊かな物語を届ける著者の最新刊

 

読むことと、書くことにあけくれて暮らす著者の日常は、現実を生きている時間より、物語のなかにいる時間のほうがはるかにながい。散歩も、旅も、お風呂も、その延長のなかにある。創作と生活の「秘密」がひもとかれるスリリングな散文集。<解説・町屋良平>

 

すばらしい本を一冊読んだとき、いま自分のいる世界まで読む前とは違ってしまうあの力、架空の世界から現実にはみだしてくる、あの途方もない力。それについて、つまり私はこの散文集のなかで、言いたかったのだと思います。

(あとがきより)

 

目次

Ⅰ 書くこと

  無題

  秘密

  「飛ぶ教室」のこと

  パンのこと

Ⅱ 読むこと

  読書ノート

  模索と判断――私の人生を変えたこの小説

  自由

  マーガレット・ワイズ・ブラウンのこと

  奇妙な場所

  川上さんへの手紙

Ⅲ その周辺

  散歩がついてくる

  上海の雨

  外で遊ぶ

  所有する街

あとがき

解説 町屋良平

 

江國香織:

1964年東京都生まれ。87年「草之丞の話」で「小さな童話」大賞、89年「409ラドクリフ」でフェミナ賞、92年「きらきらひかる」で紫式部文学賞、2002年「泳ぐのに、安全でも適切でもありません」で山本周五郎賞、04年「号泣する準備はできていた」で直木賞、07年「がらくた」で島清恋愛文学賞、10年「真昼なのに昏い部屋」で中央公論文芸賞、12年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、15年「ヤモリ、カエル、シジミチョウ」で谷崎潤一郎賞を受賞。著書に「抱擁、あるいはライスに塩を」「なかなか暮れない夏の夕暮れ」「彼女たちの場合は」「去年の雪」など。

 

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江國香織の「とるにたらないもの」を読んだ!

江國香織の「川のある街」を読んだ!

江國香織の「シェニール織とか黄肉のメロンとか」を読んだ!

江國香織の「ちょうちんそで」を読んだ!

江國香織の「犬とハモニカ」を読んだ!

江國香織の「抱擁、あるいはライスには塩を」を読んだ!

江國香織の「真昼なのに昏い部屋」を読んだ!

江國香織の「スイートリトルライズ」を読んだ!

江國香織の「日のあたる白い壁」を読む!

江國香織の「がらくた」を読んだ!

江國香織の「間宮兄弟」を読んだ!
江國香織の「ぬるい眠り」を読んだ!

江國香織の「きらきらひかる」読了。

「東京タワー」、あるいは江國香織について・1

「東京タワー」、あるいは江國香織について・2

 

宮島未奈の「成瀬は天下を取りにいく」を読んだ!

 

宮島未奈の「成瀬は天下を取りにいく」(新潮社:2023年3月15日発行、2024年2月5日11刷)を読みました。

 

2024年本屋大賞受賞作!
成瀬の天下取り!
【坪田譲治文学賞】
【「静岡書店大賞」小説部門 第1位】
【ダ・ヴィンチ「BOOK OF THE YEAR 2023」小説部門第1位】
【「読書メーター OF THE TEAR 2023-2024」第1位】
【「中高生におすすめする司書のイチオシ本 2023年版」第1位】
【第17回「神奈川学校図書館員大賞(KO本大賞)」受賞】
【「キノベス!2024」第1位】
など続々受賞。

2020年、中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。コロナ禍に閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。M-1に挑戦したかと思えば、自身の髪で長期実験に取り組み、市民憲章は暗記して全うする。今日も全力で我が道を突き進む成瀬あかりから、きっと誰もが目を離せない。2023年、最注目の新人が贈る傑作青春小説!

 

成瀬あかり

滋賀県大津市生まれ、同市在住。島崎曰く一人でなんでもできてしまうがゆえ、他人の目を気にすることなくマイペースに生きている。いつもスケールの大きなことを言うが、日頃から口に出して種をまいておくのが大事だという考えを持っており、たとえ目標に届かなくても落ち込まない。もちろん目標達成することも多数で、かつては天才シャボン玉少女としてローカル番組で名を馳せたことも。将来の夢は、二百歳まで生きること。

 

島崎みゆき

自称成瀬と同じマンションに生まれついた凡人。成瀬家とは家族ぐるみの付き合いがある。私立あけび幼稚園に通う頃から、成瀬あかり史の大部分を間近で見てきたという自負があり、成瀬を見守るのが己の務めだと考えている。コミュニケーション能力が高く、友人も多い。両親は県外出身。

 

目次

ありがとう西武大津店

膳所から来ました

階段は走らない

線がつながる

レッツゴーミシガン

ときめき江州音頭

 

宮島未奈:

1983年静岡県富士市生まれ。滋賀県大津市在住。京都大学文学部卒。

2018年「二位の君」で第196回コバルト短編小説新人賞を受賞(宮島ムー名義)。2021年「ありがとう西武大津店」で第20回「女による女のためのR-18文学賞」大賞、読者賞、友近賞をトリプル受賞。同作を含む本書がデビュー作。

 

朝日新聞:2024年4月13日

太田記念美術館で「月岡芳年 月百姿」(前期)を観た!その2

「月岡芳年 月百姿」チラシ
 

「太田記念美術館」案内板

 

太田記念美術館で「月岡芳年 月百姿」(前期)を観てきました。

 

月岡芳年の月百姿は、今までも何回か観ていました。

月岡芳年「月百姿」その1

月岡芳年「月百姿」その2

月岡芳年「月百姿」その3

月岡芳年「月百姿」その4

太田記念美術館で「芳年―『風俗三十二相』と『月百姿』―」展を観た

専修大学生田・図書館本館で「月岡芳年展」を観た!

 

以下、展示順に画像を載せます。

月岡芳年の代表作、「月百姿」全100点を紹介

月岡芳年(つきおかよしとし 1839~92)は、幕末から明治時代前半にかけて活躍した浮世絵師です。月岡芳年の武者絵は迫力ある大胆な構図が特色で、現在の私たちをも惹きつけるカッコいい魅力にあふれています。太田記念美術館では月岡芳年をしばしば取り上げていますが、今回の展覧会では芳年晩年の代表作となる「月百姿(つきひゃくし)」100点を前期と後期に分けて全点紹介いたします。

「月百姿」の世界をさまざまな切り口で紹介

「月百姿」は、月にちなんだ物語を題材としていますが、平安時代や戦国時代の武将たちや絶世の美女たち、あるいは幽霊や妖怪などの不可思議な存在まで、さまざまなテーマが登場します。本展では、音曲や和歌、謡曲、人々の暮らしなど、描かれている題材を切り口に、「月百姿」の世界を紹介いたします。

 

ここでは前期を、その1とその2に分けて紹介します。

 

  

「月百姿 弓取の数に入るさの身となれば
おしまざりけり夏夜月 明石儀太夫」

 

「つき百姿 やすらはで寝なましものを
小夜ふけてかたぶく迄の月を見しかな」

 

「月百姿 月輝如晴雪 梅花似照星
可憐金鏡転 庭上玉房馨 菅原道真」

 

「つきの百姿 花山寺の月」

 

「月百姿 吉野山夜半月 伊賀局」

 

「つき百姿 垣間見の月 かほよ」

 

「月百姿 むさしのの月」

 

「月百姿 孝子の月 小野篁」

 

「つきの百姿 月宮迎 竹とり」

 

「月百姿 玉兎 孫悟空」

 

「月百姿 史家村月夜 九紋竜」

 

「月百姿 つきのかつら 呉剛」

 

「月百姿 破窓月」

 

「月百姿 悟道の月」

 

「月百姿 月明林下美人来」

 

「月岡芳年 月百姿」

発行日:2017年8月21日初版

     2023年10月10日第4刷

著者:日野原健司(太田記念美術館主席学芸員)

監修:公益財団法人太田記念美術館

発行所:青幻舎

 

「太田記念美術館」ホームページ

太田記念美術館 Ota Memorial Museum of Art (ukiyoe-ota-muse.jp)

 

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太田記念美術館で「月岡芳年 月百姿」(前期)を観た!その1

「月岡芳年 月百姿」チラシ
 

「太田記念美術館」案内板

 

太田記念美術館で「月岡芳年 月百姿」(前期)を観てきました。

 

月岡芳年の月百姿は、今までも何回か観ていました。

月岡芳年「月百姿」その1

月岡芳年「月百姿」その2

月岡芳年「月百姿」その3

月岡芳年「月百姿」その4

太田記念美術館で「芳年―『風俗三十二相』と『月百姿』―」展を観た

専修大学生田・図書館本館で「月岡芳年展」を観た!

 

以下、展示順に画像を載せます。

月岡芳年の代表作、「月百姿」全100点を紹介

月岡芳年(つきおかよしとし 1839~92)は、幕末から明治時代前半にかけて活躍した浮世絵師です。月岡芳年の武者絵は迫力ある大胆な構図が特色で、現在の私たちをも惹きつけるカッコいい魅力にあふれています。太田記念美術館では月岡芳年をしばしば取り上げていますが、今回の展覧会では芳年晩年の代表作となる「月百姿(つきひゃくし)」100点を前期と後期に分けて全点紹介いたします。

「月百姿」の世界をさまざまな切り口で紹介

「月百姿」は、月にちなんだ物語を題材としていますが、平安時代や戦国時代の武将たちや絶世の美女たち、あるいは幽霊や妖怪などの不可思議な存在まで、さまざまなテーマが登場します。本展では、音曲や和歌、謡曲、人々の暮らしなど、描かれている題材を切り口に、「月百姿」の世界を紹介いたします。

 

ここでは前期を、その1とその2に分けて紹介します。

 

「月百姿 神事斬月 旧山王祭」

 

「月百姿 廓の月」

 

「つきの百姿 たのしみは夕顔だなのゆふ
涼男はててら女はふたのして」

 

「月百姿 猿楽月」

 

「月百姿 朱雀門の月 博雅三位」

 

「月百姿 五節の命婦」

 

「つき百姿 宮路山の月 師長」

 

「月百姿 きぬたの月 夕霧」

 

「月百姿 源氏夕顔巻」

 

「月百姿 賊巣の月 小碓皇子」

 

「月百姿 稲むらか崎の明ぼのの月」

 

「月百姿 きよみがた空にも関の
あるならば月をとどめて三保の松原」

 

「月百姿 鳶巣山暁月 戸田半平重之」

 

「月百姿 つきの発明 宝蔵院」

 

「つきの百姿 常にこそ曇もいとへ
今宵ぞとおもふは月の光なりけり 玄以」

 

「月岡芳年 月百姿」

発行日:2017年8月21日初版

     2023年10月10日第4刷

著者:日野原健司(太田記念美術館主席学芸員)

監修:公益財団法人太田記念美術館

発行所:青幻舎

 

「太田記念美術館」ホームページ

太田記念美術館 Ota Memorial Museum of Art (ukiyoe-ota-muse.jp)

 

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高橋源一郎の「DJヒロヒト」を読んだ!

 

高橋源一郎の「DJヒロヒト」(新潮社:2024年2月25日発行)を読みました。

 

645ページもある、昭和史と文学史をリミックスした長編小説。

 

DJヒロヒト 目次

プロローグ 6・1と8・6

第一章 ヒロヒトの学校

第二章 震災と女たち

第三章 ぼくらは戦場に行った

第四章 戦争ミュージカル「南太平洋」

エピローグ DJ

 

ラジオから届く、あの時代のヴォイス
JRAK、こちらパラオ放送局……。中島敦、大久保康雄らが接点をもった熱帯生物研究所。そこに流れてくるラジオ番組は「オールナイト・パラオ!」。謎のDJのトークが昭和史と文学史と奇想を巧みにリミックスし、ヒロヒトと南方熊楠、森鷗外ら戦前・戦中期の文化人たちとの密かな絆を謳いあげる。6年ぶりの大長篇小説。

 

ヒロヒトは1901年に生まれ、

さまざまな人間と昭和を生きた。

 

この小説に登場するのは・・・

井上毅、井上靖、大岡昇平、小笠原長生、小田実、折口信夫、金子文子、狩野亨吉、北杜夫、古関裕而、小林勇、志賀直哉、アルベルト・ジャコメッティ、武田泰淳、立川賢、ウォルト・ディズニー、マレーネ・ディートリヒ、寺田寅彦、東郷平八郎、朝永振一郎、永井荷風、中島敦、中村眞一郎、夏目漱石、仁科芳雄、乃木希典、服部広太郎、林芙美子、福永武彦、ロベール・ブレッソン、古山高麗雄、堀田善衛、アンドレ・マルロー、南方熊楠、森鴎外、山形有朋、山川健次郎、湯川秀樹、ジャック・ラカン・・・。

 

高橋源一郎:

1951年生まれ。作家。明治学院大学名誉教授。横浜国立大学経済学部中退。88年「優雅で感傷的な日本野球」で三島由紀夫賞、2012年「さよならクリストファー・ロビン」で谷崎潤一郎賞受賞。著書に「ぼくらの民主主義なんだぜ」「ゆっくりおやすみ、樹の下で」「たのしい知識 ぼくらの天皇(憲法)・汝の隣人・コロナの時代」「ぼくらの戦争なんだぜ」ほか多数。

 

「日本文学盛衰史」

2001年5月31日第1刷発行

著者:高橋源一郎

発行所:講談社

手持ちの本で、過去の読んだことがある。

「DJヒロヒは、著者の以前の作品、

「日本文学盛衰史」を踏襲している、という。

 

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