●順調だったトレードが突然崩れた…そんな時の対処法2
前回の続きです。
ある日突然、トレードが上手くいかなくなってしまった藤崎さんですが、このようなスランプに陥いることは誰にでも起こりうることです。
原因はいくつか考えられますが、大きく分けると3つあります。
1、自分の手法と相場のミスマッチ
2、トレードが順調で、徐々に判断や見極めが甘くなっていった
3、ホメオスタシスによる引き戻し
ひとつづつ説明しますね。
トレードが上手くいかなくなった時にまず考えるべきことは、「自分の手法と相場のミスマッチ」です。
トレンドフォローの手法でトレードしている場合、トレンドが出ている相場ならその手法は上手く機能しますが、レンジ相場になっていることに気づかずトレードを続けた場合、負けが続いてしまいます。
ですから、今までうまく機能していた手法が急に機能しなくなったら、一旦トレードを中止して上位足のチャート分析(環境認識)をし直す必要があります。
様々な手法がありますが、「どんな場面でも使える万能の手法」なんてものは、残念ながらありません。
ですから、自分の手法がとりわけ上手く機能するのはどんな場面なのかを突き詰めて理解し、それ以外の場面では手を出さないというのが、稼ぐための最も重要な秘訣なのです。
次に考えなければならないのは、判断や見極めが甘くなっていないかということです。
トレードが順調だとだんだん自信が出てきて、今までならルールどおり「安値を割ったらエントリー」を守っていたのに、徐々に「安値を割れるだろう」「安値を割るに違いない」などと予想してエントリーしてしまったりすることがあります。
このようなちょっとした慢心やルール破りが、後々大きな失敗を招くことに繋がります。
最後の「ホメオスタシスによる引き戻し」。
これはセルフイメージによるものです。
順調なトレードが続き資金が増えてきた時に、「こんな好調な状態が長く続くはずがない」という思いに囚われると、わざと負けるような場面でトレードしてしまうのです。
「わざと」と言っても、自分でそれを意識しているわけではありません。
無意識が、負けるような場面をあたかも勝てる場面のように見せてしまうのです。
無意識ゆえ、本人が自覚できないからやっかいなのです。
稼いだ金額が自分の器より大きい場合なども
このようなことが起こります。
ホメオスタシスというのは、
体を一定の状態に維持しようとする働きのことで
「恒常性」とも呼ばれ、自律神経・内分泌・免疫の3つのシステムがあります。
たとえば、寒ければ体を震えさせて体温を上げ、暑ければ発汗を促して体温を下げるというのが体温を一定に保つためのホメオスタシスです。
このような「生物学的ホメオスタシス」とは別に「心理的ホメオスタシス」があります。
現在の習慣や環境など「現状を維持したい」という心理ですが、ダイエット後のリバウンドや、宝くじ高額当選者の破綻などが典型例です。ハイレバのトレードで運良く億トレーダーになり、あっという間に消えていく…というのもこのパターンですね。
ホメオスタシスによる引き戻しを防ぐためには、一気に変わらず時間をかけて変化することを意識したり、逆にホメオスタシスを利用することで一気に上昇することもできるのですが、長くなりますのでこれはまたの機会に。
では、藤崎さんに話を戻します。
この時の藤崎さんは、2のパターンでした。
そしてこの後、藤崎さんがとった行動は・・・
自分のトレードを公開する
ということでした。
毎週欠かさず、週末にトレード報告を送ってくるようになりました。
送られてきたトレード報告を私はTTLのメンバーメールでシェアするので、自分のトレードが何百人もの人に公開されてしまうわけです。
すると、藤崎さんの中で心理的な変化が起きました。
頂いたメールの抜粋です。
毎週毎週メールして申し訳ありません
実は先月のメールでもお話させて頂きましたが急に何をやっても勝てないトンネルに入ってしまいどーしよーと思った時、
それこそ宇宙からの声じゃありませんが
とにかく万友美さんの所へメールをと思いすぐに実行していました
そして毎週のトレード報告を自分の中で義務化しました
勝っても負けてもすべてのトレードを報告しなきゃいけないと
正直自分はパソコンがそんなに得意なわけではないのでチャート画像を編集してメールを打つ作業に物凄く時間がかかります
編集するにしてもやり方をいちいち検索して調べてと最初の週は6時間かかりました
今日のこのメールでさえ間もなく4時間になろうとしています
なので義務化したことにより
1、無駄なトレードがなくなりました。レポートを作るのに時間がかかるのでレポート作りたくないという思いからトレード回数が自然と減った
2、自分のトレードを言語化する事で客観的に分析出来るようになった。今までもトレード記録はつけてましたがノートに走り書き程度でした。それが人が見ても分かるように言語化する事で、あれ?なんでこんなとこでエントリーしちゃったんだろうとかここをもう少し気を付けた方がいいという冷静な分析が出来るようになった
3、毎週のトレードをメンバーサイトにアップしていただき他のメンバーさんと共有していただいてる事により、全てのトレードをアップすると決めているので下手なトレードはしたくないという気持ちが働き、ルール通りのトレードが出来るようになった
4,万友美さんからのアドバイスがいただける。そのアドバイスを次週のトレードの課題にして日々トレードが進歩する
結果、トンネルに入っていたのが噓のように目の前がパッと開けた感じで今は負け知らずです。
でもまだ始めたばかりなのでたまたま運よく負けてないだけなので、これが確実なものになるまで暫く毎週のレポート続けさせて下さい
自分自身で勝手に義務化しているだけですのでお忙しい時はスルーして頂いて構いませんので
トレードする自分を後ろから客観的に見る
コーチのような“もうひとりの自分の目”ができたのです。
これは自分だけでトレードしている時には持ちにくい視点です。
「人に見られる」ことにより生まれるので、ブログやSNSで自分のトレードを発信するとか、仲間内でトレード報告をし合うことなどでも同じ効果があると思います。
ついつい熱くなって過剰トレードに走ってしまう…
ルール破りを日常的に行なってしまう…
などが改善できない場合は、自分のトレードを人目に晒すことで改善できる可能性があるので、試してみる価値はあると思いますヨ。
その効果は藤崎さんが実証済みです
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