Making Our Democracy Work! 石井登志郎オフィシャルブログ Powered by Ameba
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

ブログの移転 Ameblo休止のお知らせ

長年愛用してきましたこのAmebloページですが、情報発信網の整理再編を行うことにしたため、休止させていただくことと致しました。
楽しみに読んでいただきました皆さまには恐縮ですが、今後は私のホームページやTwitter、FBページなどをご覧いただきたいと思います。

ご理解の程、お願い申し上げます!

2018年1月21日          石井としろう

石井としろう公式ホームページ

石井としろう Twitter アカウント

https://twitter.com/toshiro141

 

石井としろう Facebook Page

https://www.facebook.com/toshiro141/


{474657FF-3D01-48C7-AB3D-566D56112ABF}


 

 


西宮市長を目指す思い

 

開かれた、新しい西宮市へ!

 

「仕組み」を変えて、近い市政に!

 

この数年、国政を離れ、自分自身の政治活動をじっくりと見直す機会を得ることとなりました。その間、幸いにも第一子を授かり、父親となり、新しい視点で街をみることができるようになりました。また、民間企業から政治を見ながら、民主主義を見直すために初の単著「古典に学ぶ民主主義」を執筆し、一人ひとりのまちを良くしていこうという気持ちをいかに高めていけるかが、素晴らしい民主主義社会をつくるうえでのカギであるという信念を、改めて強く意識することができました。そうした気づきを実践に移そうと、地域社会では自治会の役員となり、地域の公園清掃や防災訓練、季節の祭りなどの行事には積極的に関わることで、色々な気づきを得させていただく、貴重な時間を過ごさせてもらっています。

 

そうした地域活動を通じて感じるのが、今ほど、政治と市民の距離が開いてしまった時代はないのではないか、と言うことです。テレビなどメディアを通じて流れてくる政治のニュースは、政治家のキツイ物言いや、ちょっと実生活とは遠いような世界のニュースがほとんどです。その中には、大切なニュースもあるけれど、自分の生活とはすこしかけ離れているようなものばかりです。

 

身近な政治に目を移すと、自分たちの市の市長選や市議選の投票率は30%台で、6割から7割の人たちは、投票にすら行っていません。この人たちは、政治に全く関心がないか、それとも、それなりに現状に満足しているということでしょうか。

いや、そんなことはない、私が地域活動を通じて見えたのは、たくさんの課題意識や改善したいという思いを、誰もが持っているということです。子どもの学校や地域の交通安全、そして確実に歩み寄る高齢化社会等々、自分に直結する課題、生活に密接する問題に関しては、誰もが何らかの思いを持っているものです。誰かを選ぶ選挙には足が向かなくても、自分の暮らしをより改善したい、地域社会をより良くしたい、そういう当たり前の気持ちを、もっと活かしていくべきだと思います。そして、役所はその思いを受け止めて、地域と協力しながら実現に向けて動いていく。それが本来の姿だと思います。

 

今の仕組みは、必ずしもそうした声を受けとめるようにはなっていません。ならば、私が市長となって「近い役所」に変えればいい! 仕組みを変えて、市民に直接向き合うことで、「近い政治」が実現するはずだ! そう思うに至り、市長への転進を決意することとなりました。

 

「いろいろな経験をしてきた石井としろうだからこそ、できる!」

 

私はこれまで、国政含め様々な経験をし、たくさんの市民の声に向き合ってきました。国政は、法律や予算を議論し決定する、とても大切な役割です。しかし、身近なまちづくりや教育を担う市政を市民に近づけることは、西宮で暮らす政治家にとって最重要課題です。特に、私は国会で仕事をしてきました。このことが、西宮市政を担う上で、とても役に立つと自負しています。地方行政にのみ関わった人ならば、「これは法律でこうなっているから」とか「過去に前例がないし他の自治体でも例がないから」等で、改善をあきらめてしまうことがあるように思います。しかし私は、実際に国で法律を変えてきた経験があります。法律だって他の事例だって、人間が作った人間社会の決まり事でしかないならば、条文や解釈を変えるなりして実態に沿った文言にして、適正な運用をすればよいのです。

 

この数年、私はじっくりと西宮の行政、政治を外から見てきました。西宮は、確かに「いいまち」だと感じますが、他市で行っていて、西宮でやっていない政策はたくさんあります。決して、最良・最善のまちではなく、まだまだ伸びしろはあり、できることはまだまだあるのです。

 

今の日本は、右肩上がりの時代に国が地方をけん引した時代とは異なります。国が画一的に地域の政策を決めるのではなく、地方の個性と市民の力量によって、町の魅力が左右される時代です。そうした意識を持った自治体では、進んだ取り組み、ユニークな政策、リーダーの工夫をたくさんみることができます。地方は国の下部組織ではありません。それだけに、じっと待つだけの地域と、より前向きに取り組む地域の差は、これからどんどん開いていくことが予想されます。

 

私のこれまでの様々な人生経験や人脈、そしてこの町に暮らす一市民としての視点、これらをあわせ持つからこそ、これまでとは一味違う、新たな西宮市のかじ取りができると自負をしています!

 

市民の声を徹底的に聞き、「3つの柱」を立てる

 

市の舵取りに挑戦しよう、そう考えた時、国政と市政との最大の違いを考えてみました。答えはシンプルで、市政の課題は、「それぞれの市民の半径30メートル以内で起きていることを改善すること」であることが明確になりました。そこで、まず、市民の声を徹底的に聞いてみようと考え、昨年はじめに「みんなのまちづくりプロジェクト」という政治団体を立ち上げました。「みんなのまちづくりプロジェクト」では、市民の身近な声や提案を教えてもらうことからスタートし、これまでにアンケートはがきやメール、そして直接の対話から、たくさんの生活に密接する声をお聞きすることができました!

 

その声をもとに、目指す西宮市のビジョンを「みんなと動かす」「みんなと学ぶ」「みんなと暮らす」という三つの柱にまとめました。

 

「みんなと動かす」は、市政の情報を徹底公開し、わかりやすく市民に示す情報公開と、市民の声が政策に直接反映する仕組みづくり、そして行政のトップである市長がアクティブに市民の中に入り、声を聞くということが大きな柱となります。

 

「みんなと学ぶ」は、公立学校をパワーアップするために地域住民の力を活かすコミュニティ・スクール、待機児童解消はもちろんのこととして就学前教育の充実、そして図書館を拡充することなど生涯学習環境をみんなで整えていくことが大きな柱です。

 

「みんなと暮らす」は、市が健康づくりを支援し、スポーツ環境を充実させることや、在宅医療・介護体制を強化して病後・老後も家族と一緒に暮らしていけるまちとすること、そして災害に強く、エコで安全な街をめざすことが大きな柱です。

 

これは、第一弾の大きな方向性を示したものです。これらの政策が実現するだけでも、西宮市の暮らしやすさ、教育、そして市民と政治をつなぐ仕組みは、ぐんと改善されていくことでしょう。今後、もっと広く市民の皆さんの声を聞いて、拡充していきたいと思います。

 

一方で、この「三本の柱」は現下の課題に対する改良、改善がメインとなっています。現下の課題を改善した後にリーダーが示すべきは、20年、30年、いや、その先を見据えた、西宮市の長期ビジョンについても、方向性を示していきたいと思っています。

 

「西宮市を、オープンでフェア、そしてアクティブな市に!」

 

私は、西宮市をもっと良くするために、市政を変えていきたいと思います。

アクティブに、打てば響く身近な西宮市政に。

市民の声がしっかりと届き、オープンでフェアな西宮市政に。

 

そのためには、大好きな西宮への熱い思いに加えて、“新しい政治スタイル”を、ITをはじめとした技術も駆使しながら、まさにイノベーティブに構築していこうと思います。

 

私のすべてをかけて、西宮市をもっと大好きな街にしたい。

ずっと住み続けたい西宮を、もっと自慢できる街にしたい。

 

そして、すべての市民のチカラが結集できる、新しい西宮市にしたい。

 

常に、市民の皆さんにまちづくりの方向性やアイデアを示し、キャッチボールしながら、前に進んで行きたいと思います。どうぞ積極的にいろいろなご意見、提案などをお寄せください!

 

石井としろうと共に、新しい、開かれた西宮市をつくっていきましょう!

 

201814

 

石井としろう

{26C5836A-FE11-4843-8219-DD8435D30649}


松下玲子武蔵野市長を表敬訪問しました

20日、関東の人気都市である吉祥寺のある市、武蔵野市の松下玲子市長のもとを訪ねました! ご存知の通り、私の2連ポスターのお相手を引き受けていただいている方です。

 

10月に就任されたばかりですが、「ほーんと、いそがしいんですー」とおっしゃる節々からは、既に市長の貫禄が! 以前、会社員時代には香櫨園にお住いだったこともあり、ツマガリのケーキが大好きだった!、との証言も! (「クッキー送りますね」とすかさず反応したら、「シュークリームが大好きで」と。おぉー。)

 

いろいろと市政の運営についても、市長選挙についてもアドバイスをいただいて、とても有意義な時間でした。4月には応援に来ていただけることになり、心強い限りです! 女性市長ならではの、しなやかな市政、私は男ですからそのままできないにせよ、松下市長の姿勢から学ぶことはたくさんあるなと感じました。

 

松下市長、そして私たちの間を取り持ってくれる井戸まさえさん、どうもありがとうございました!

{350C8912-F691-45D4-8100-2DE4F8B0D277}

『石井としろうと新しい西宮をつくる会』を盛大に開催させていただきました!

本日、ヒューイット甲子園で、『石井としろうと新しい西宮をつくる会』を開催させていただきました! 新著『モヤモヤが一気に解決! 親が知っておきたい教育の疑問31』を兼ねた会でしたが、多くの方にご来場いただき、とても盛大に開催させていただくことができました!

 

ご来場いただいた皆様には感謝の言葉しかありません‼️ 多くの市民が、来春に『石井としろう』が市のかじ取り役として新たな展開を期待していること、そんな思いが集結した、とても充実したすばらしい、ありがたい会となりました。

 

私の公約に関しては、本日、約30項目に及ぶ具体策を示させて頂きました。脈々と流れる信念は、『市民力こそが自分たちの街を改善する』というものです。公立全校をコミュニティスクールを目指す、市民提案型予算枠(仮 住民税1%分)をつくる、「市長への手紙」を常設する、公園パワーアップを中心に健康増進を図る等々、私が地に足を付けて、市民の声を聞きながら作り上げた政策の一端をお示しさせて頂きました! 本日示した具体策を、更にバージョンアップして、年始に全市民の皆様にお示ししたいと思います! その上で、49万人市民の叡智によって、更によい政策へとバージョンアップしていけたら幸いと思います。

 

会の最後で私が申し上げたのは、「オール西宮」の理念。全ての西宮市民の声こそが私の政策バックボーンであります。これまでも、これからも、この姿勢を貫き、『西宮』が良い意味で全国にその名をとどろかせるために、私のこれまでのすべての経験、知見、人脈、情熱を注ぎこんで、西宮市のトップとして仕事をしたいと思います。

 

本日お越しいただいた皆様、ありがとうございました! とても前向きな気持ちで、さらに獅子奮迅、精進して参ります! そして、今日の数百人の思いが、数万人、数十万人の思いとして昇華されるよう、頑張って参ります‼️

 

ご挨拶頂いた、井上輝美日本サクドリー社長、津曲孝ケーキハウスツマガリ社長、乾杯の元西宮青年会議所理事長である高山敬高山産業代表取締役社長、ありがとうございました!!!


※今日お示しした政策骨子は、さらにポリッシュアップして、年明けに公表します!

{37C45AAF-64F6-4D3D-BE05-465846DA0A92}

{EC090CAF-4A2D-409D-B661-E5E7DB2B0481}

{E8F41C12-E82A-40D9-8ED1-FF384FCD7A61}

{DAFD7482-09E5-43F3-92C1-B7ACFE9B0D80}


 

【12/2(土)12:00~ 『石井としろうと新しい西宮をつくる会』開催します!】

この度、皆さんに広く石井としろうの思いをお聞きいただくとともに、共に新しい西宮を作っていこうとしていただく皆様にご参集いただきたく、「石井としろうと新しい西宮をつくる会」を開催することと致しました! 

 公私ともご多用かと存じますが、ご参加くださいますよう、宜しくお願い申し上げます!

 

  ■と き  2017年12月2日(土)12:00開会(11:30受付開始)

  ■ところ  ホテルヒューイット甲子園(旧ノボテル甲子園)

        阪神甲子園駅徒歩2分 

西宮市甲子園高潮町330 tel.0798-48-1111

  ■会 費  5,000円 ※この催しは政治資金規正法第8条の2に規定する政治資金パーティーです。

  ■お申込み emailにて office@toshiro.jp までご連絡いただくか、

        0798333600(石井としろう事務所)までご連絡ください。

※当日は、石井としろうの新書「モヤモヤが一気に解決! 親が知っておきたい教育の疑問31」(集英社刊)をお持ち帰り頂きます。

※当日ご欠席で、ご協力いただきました方には、後日、新書をお送りします。

※お申し込みは、準備の都合上、1124日(金)までにお願いいたします!

【西宮市長選挙に向けて、出馬会見を行いました!】

《西宮市から、民主主義の『仕組み』を変える!》

 

 この度、来年422に投開票予定の西宮市長選挙に出馬する意向を固め、さる1028日に、出馬会見を行いました!

 

 私が国政から市政に転じた最大の理由は、落選後に地域活動や自ら子育てをする中で、身近な課題を解決するための市政が、とても遠いものだと実感したことです。そのことは、昨今の「政治離れ」にも通じることでもあります。

 

 本来、民主主義とは、議員ないし首長を「誰か」選ぶことではありません。「子どもの小学校に和式トイレしかない」「待機児童が解消されないと困る」「図書館がもっと便利になればいいのに」「あの交差点はとても危ない」。こういった声を受け、解決するのが、本来の民主主義のはずです。

 

 ちなみに、前回2013年の西宮市長選挙の投票率は36.4%。6割以上の人が投票には行っていません。これでは、市民の思いが届くはずはありません。

 

 選挙の時だけではなく、いつでも市民がその思いをぶつけられる。役所はその思いを受け止めて、地域と協力しながら実現に向けて動いていく。それが本来の姿だと思います。

 

 ひとりの生活者として、そして家庭を守る父として。身近な声こそが届く政治を実現したい。そのためにも、身近な役所を、その文化、体質から変えていきたい。そして、西宮を市民の声が一番届く街にしたい。

 

 アクティブに、打って響く、身近な西宮市に! そして、西宮市から「民主主義の『仕組み』を変える!」取り組みを、正面から進めていきたいと思います!

 

《市民の声を徹底的に聞き、「3つの柱」を立てる》

 

年初に「みんなのまちづくりプロジェクト」という政治団体を立ち上げ、これまでにアンケートはがきは数百枚回収し、たくさんの方から生活に密接する声をお聞きすることができました! 「地方自治は民主主義の学校」と言ったのは、イギリスの駐米大使も務めたブライスという政治家ですが、これはまさに格言となっており、私もまちづくりアンケートを通じて、そのことをひしひしと感じました。

 

その声をもとに、目指す西宮市を「みんなで動かす」「みんなで学ぶ」「みんなで暮らす」という三つの柱にまとめました。

 

 「みんなで動かす」は、市政の情報を徹底公開し、わかりやすく市民に示す情報公開と、市民の声が政策に直接反映する仕組みづくり、そして行政のトップである市長がアクティブに市民の中に入り、声を聞くということが大きな柱となります。

 

 「みんなで学ぶ」は、公立学校をパワーアップするために地域住民の力を活かすコミュニティ・スクール、待機児童解消はもちろんのこととして就学前教育の充実、そして図書館を拡充することなど生涯学習環境をみんなで整えていくことなどが大きな柱です。

 

 「みんなで暮らす」は、市が健康づくりとスポーツ環境をより支援することや、在宅医療・介護体制を強化して家族と一緒に暮らしていけるまちとすること、そして災害に強く、エコで安全な街をめざすことが大きな柱です。

 

 これは、第一弾の大きな方向性を示したものです。今後、もっと広く市民の皆さんの声を聞いて、より具体化していきたいと思います。常に、市民の皆さんにまちづくりの方向性やアイデアを示し、キャッチボールしながら、前に進んで行きたいと思います。どうぞ積極的にいろいろなご意見、提案などをお寄せください!



{4B85FFC8-D9FE-4B09-A77C-2642AFBB7422}

{9B37CCE1-8502-4CD6-A1CB-38C45F398EB6}

「民主主義の仕組み」を変えよ

48回衆議院総選挙が終わりました。この一ヶ月が何だったのか、私なりの見方を記したいと思います。

 

希望の党は、政党ではない

 

まず、希望の党について。酷すぎて論評のしようもありませんが、一言で言えば「政党とは言えないでしょ」ということでしょうか。法律で定められた政党要件を満たしているとかいないとかそんな話ではなく、特定少数がブラックボックスの中で意思決定をしているということだけでも、政権を狙う政党であるはずがありません。公認候補決定のプロセスなどは象徴的で、「排除の論理」はあたかも政策に基づいたものだと言いたいようですが、私の見た限り、政策ではなく一部の好き嫌いで決められたようにしか思えない事例がたくさんありました。2、3週間で通るはずないのに、有権者をおちょくったような候補擁立を、よくぞまあここまでやったものです。今回の希望の党の誕生で、政治不信は深まったのではないでしょうか。こうした流れを主導した代表はもちろん、チャーターメンバー14人の責任は著しく重いものです。この政党を、きちんとした政党として名目共に「公党」と呼べるものにするか、さもなくばさっさと解党するか、早急な判断が求められます。

 

「代表を選ぶ」ことだけの民主主義でよいのか

 

今回、投票率は53.68%と、史上ワースト2を記録しました。ワーストは前回の2014年(52.66%)で、まあ、3年前よりマシになったと言えます。台風があったとはいえ、この低さはちょっと行きすぎと感じてしまいます。「誰に投票しても同じ」「候補者がどんな人かわからない」「他に優先する予定がある」「そもそも興味ない」等々、投票に行かない人が口々にする言葉です。ごもっともな言葉ばかりです。

 一方で、誰しもが税金であるとか、教育や福祉の個別政策に関しては、生活に影響は受けますし、関心がないはずはありません。しかし、一般の市民は、議員という「代表」を選ぶことしかできず、個別政策に直接何らかの意見表明できる機会は、極めて限られています。そもそも民主主義とは、主権者の多様な意見を可能な限り汲み取りながら運営をしていくことではないでしょうか。とはいえ、億単位の人の意見を集約することができませんし、専門的な知識をすべての国民に求めることもできませんから、そこに議員の存在意義はあるのでしょう。だからと言って、議員を選ぶこと=民主主義みたいな理解は、大間違いだと断言できます。

 イギリスには、インターネットを使った電子請願システム「e-petition」というのがあり、一定数の国民の求めがあれば、政府が回答をするなり、請願委員会(てのがある!)で議論されるシステムが出来上がっています。これは、インターネットという新しい技術を使った、代議制民主主義を補完するシステムです。さすが、民主主義発祥の国、どんどん民主主義を発展させようという考えが根付いています。日本も、まずはこのe-petitionを導入するなりして、民主主義の仕組みを変える試みをすべきです。

 

 

闘う君の歌を、闘わないやつらが笑う

 

 選挙は、ドラマです。通ると落ちるとでは、それこそ「天国と地獄」。解散そのものも訳が分からなかったこともあり、有権者は冷めた目で今回の総選挙を見ていたのではないでしょうか。そして、安倍総理の思惑通りの結果となり、落選した候補者は、まさに踏んだり蹴ったりだったでしょう。特に、持っていた議席を失った議員の失意は、想像を超えたものがあります。私も5年前、そうでしたからよくわかります。私はたった一期で散りましたが、それでも相当な期間、どんよりしていました。ちなみに、うちのシニアは、田中派バリバリの中堅議員であった1983年、次に通れば大臣確実と言われていた田中判決解散において、苦杯をなめます。私はその時のことはあまり覚えていないのですが、当時の秘書さんらから聞く話は、「いやー、あの時のオヤジのショックは、ハンパなかったわー。同期で生き残った、奥田敬和さんとか森喜朗さんとか羽田孜さんとかがみんなその選挙後に大臣なっちゃったんだからね。オヤジは、そうだなー、半年は人前に出てこなかったよ。」と。その話を、直接シニアに聞きますと、「そんなことは忘れてしもうた。そうやったかのー。」と忘却の彼方。実は、繊細な一面もお持ちでして。

 私が落選した直後、一番困惑したのが、こっちがそれなりに立ち直ろうと明るく振舞う一方で、支援してくれた方が、「頑張ったのにねー。う、うぅぅ。」と泣かれてしまうケース。さらに、みんなで明るく話しているところに私が現れたら、皆さんがまるで「明るく話したらいけないんだわ」かのように、急に悲しい顔になって同情の言葉を投げてもらうケース。これもそれも、落ちた候補者の気持ちを慮る、優しい、ありがたい配慮ではあります。でも、できることならそうした配慮ではなく、普通にいつも通りに接してもらいたい、これが落選した経験者の気持ちだと思います。

 また、相手陣営や心無い声に「あいつ落ちたよ、ざまーみろ」みたいに言われたり、「あの人選挙に落ちて、どうするのかしら」と奇異の目を向けられたりすることも、ゼロではありません。しかし、やっぱり、選挙に出ようという心意気は尊いものです。

 中島みゆきさんが、こうした時に聞きたい、素敵な曲を作ってくれています。たたかわないやつらが笑うのは、放っておきましょう。落選した皆さん、捲土重来!!!


https://publicpolicy.yahoo.co.jp/2017/08/2213.html

3週間で通るわけないんじゃない?

ここ数日、都会暮らしの私には縁遠い、地方部のどぶ板をする機会に恵まれ(?)ました。後援会拡大(戸別訪問ではありません!)を目的として、お宅訪問をする活動ですね。政治活動の原点、と言われているもので、「まず3万軒歩け!」と、田中角栄氏が立候補を決意した新人に指令を下すやつです。

 

これは今でも、政治活動に有効な手段と信じられています。一方で、都会における後援会拡大活動は、なかなかその成果が実感しにくいところでもあります。百軒歩いたとすれば留守が6割から7割、在宅していても大半がインターホンで「はいはいー」で終わり。玄関が開いてリアルに会話ができるとそれだけで嬉しい!、というような感じで。「修行」としか言いようのない活動でもあります。

 

それが、地方部=田舎ですわね、に来ると全然違うわけです。まず、だいたい7割以上は、誰かが在宅しています。そして、ピンポーンとならせば、インターホンではなくリアルに出てきてくれます。それよりも、玄関があいているので、がらがらっ、と中に入っていくのが普通な感じ。都会のように、インターホン越しに「はいはい」で終わる方が、極端に少ないわけです。都会とは、「やりがい」が全然違うのですよね。

 

そんな活動をしながら、ふとある言葉を思い出しました。それは、2009年に初当選した直後、140人を超える私たち新人議員に対して、小沢一郎幹事長が言った次の言葉です。

 

「君たちが国会に上がってきて、はやる気持ちはわからないでもない。天下国家を論じたい気持ちもよくわかる。しかし、議員バッチを付けた今だからこそ、地域を歩き、歩き尽せ。天下国家は、逃げない。天下国家は、地域を歩き尽した後にでも論じることができる。」

 

確かに、田舎だからと言って、誰にでも最初から温かいわけではないわけです。僕が行った田舎の家々は、10年以上に渡って、その候補予定者が歩いて来たから、みんな出てきてくれるのです。小沢先生が言わんとしてきたことは、どんな状況になろうとも、国会に送り返してくれる地盤をつくるためにも、時間がかかっても歩きなさい、ということだったのでしょう。

 

さて、ここ数日、衆院選に関するニュースがとってもにぎやかです。びっくり、げっそり、色々な感情がありますが、それはいったん、脇に置いておきましょう。ここで言いたいのが、「3週間で通るはずねーだろ」てこと。常識的に考えて、無理なはず。が、しかし、その「常識」が平気でひっくり返るのが最近の選挙。特に都会では、「風」がビュンと吹いて、あれ!、通っちゃった、みたいなことが起きてしまう。この辺の考察は、また今度にしましょう。

 

とにもかくにも、私は、主義主張が一番大切だと思いますけど、それと共に、地道に地域に根付き、歩いた候補に、選挙の女神が微笑んでくれるようであってもらいたい、そう思うのでした。

 

写真は、久々の街頭演説 @筑西市。街頭演説に関しては、都会も地方もほぼ同じですね。

{FFF2A4FC-6927-4150-9413-8B2615FC50CE}

衆議院が解散しました。

なんとも、不思議な感覚でこの解散ニュースを見ています。今回の衆議院解散は、私にとって、生まれて初めて、自分自身もしくは身内が出馬しない衆議院議員選挙となります。その意味では、少し寂しい気持ちも正直ありますが、客観的に日本の政治を見る上では、ある意味でとても貴重な機会なのかもしれません。

 

私が挑戦する来春の西宮市長選挙は、西宮市選挙管理委員会が来年4月22日に行うことを決定したところです。この衆院選投開票日である10月22日からちょうど6か月となります。この衆院選を通じて、西宮市政に関連する課題も議論される機会があるかもしれません。そうした意味も含めて、私なりに実りある一か月にしたいと思います。

 

今回の衆議院選挙に関して、一番気がかりなのが、さらに政治離れが進むような事態です。メディアに期待したいことは、ワイドショー化するのではなく、前回の総選挙で各党が掲げた公約、特に勝利した政権政党が掲げた公約がどれだけ実現できたか等、意味ある報道に労力を費やしてもらいたいものです。政治を消費の対象とみなして、どうでもいいスキャンダル候補の情報を流すのではなく、意義ある報道が大半を占めてもらいたいものです。

 

私が取り組んだネット選挙の解禁も、今回の総選挙で4回目の国政選挙となります。未だ、第三者(候補者でも政党でもない一般の人々)のメールが解禁されていない等、積み残しの課題もありますが、この点含め、ネットを通じた有意義な選挙活動がどう進んでいるかも、注目したいところです。

 

それと、ちょうどこの選挙報道を見ながら、とてもよい読み物を見つけました。NHKテキスト100de名著シリーズの9月号、ハンナ・アーレントの『全体主義の起源』について、金沢大学の仲正昌樹教授が、とても分かりやすく解説しています。選挙に関してバラエティーを見る時間があれば、そのスイッチをサクッと切って、是非、この一冊を読んでみましょう。

 

私が気になっているのが、政治がワイドショー化し、その風潮に迎合するようにわかりやすさだけを求めた政治が横行するとともに、不寛容でドギツイメッセージが飛び交う様子は、とても心地のよくないものです。今の日本が、全体主義に突き進むとまでは考えていませんが、アーレントが指摘した全体主義に向かう兆候、たとえば「わかりやすさを求める大衆心理」であるとか、自分は「善」で相手は「悪」と捉える「二項対立」などは、今の日本に見られる傾向でしょう。仲正教授は、このテキストでこう書いています。「閉塞的な状況を妙案があるように思われたとき、少なくともそれが唯一の正解ではないこと、まったく異なる案や物語も成立し得るということを認めることができれば、全体主義化の図式に完全に取り込まれることはないでしょう。」

 

選挙は、本来は政策を主軸に投票先を決めるものですが、これだけ混沌として政策そのものの是非がつけがたい場合は、人間として少しでも信頼できそうな人を選ぶ、そうしたチョイスがあっていいと思います。いかなる状況においても「複数性」に耐えらえる人、「分かりやすさ」の罠にはまらない人材、つまり寛容さを持ち合わせた人を選ぶ。どうでしょうか?!


{CBC3C444-3EF5-4ED7-BCF4-33E8B40E1924}

てくてくとしろう 9月9日 仁川百合野町、仁川五ケ山町

今日は地すべり資料館がある仁川百合野町を中心にてくてく。

 

地すべり資料館とは、阪神淡路大震災の際、地滑りによって地域の住宅が飲み込まれ、34名の命が失われるなど甚大な被害をもたらした地に、その教訓を忘れないように、県が資料館を整備しました。今の運営は西宮市に託されており、今も、当時の地すべりの脅威が語り継がれる施設となっています。

 

この仁川沿いの地域、都会とは思えない静寂と自然そのものが味わえる、とても素敵な地域です。もともとは古くからこの地域に住まわれた人たちが中心でしたが、ここ数年、急激に新しい住宅が増えてきています。社宅が潰されたとか、大きなお屋敷が取り壊されるなどして、新しい戸建てがバンバン建っている地域でもあります。

 

今日のてくてくも、たくさんの収穫がありました。「せっかく西宮に越してきたのに、小さい子供を遊ばせる公園が貧相すぎる」「上ヶ原小学校がパンパンすぎて、『文教住宅都市』とは名ばかり」「仁川駅前の朝の人波は尋常じゃない」などなど。中には、「あんた、年とったなー」てのも。ええ、そりゃ、誰でも年は取りますよ。これは、考えようによってはありがたい話。昔の石井としろうがしっかりインプットされているということですから。

 

出会った皆さん、どうもありがとうございました!

 

この看板も渋すぎる! 江戸時代後期の、先人の苦労の結晶が、今なお語り継がれているって、すばらしい!

{C52C35F7-6013-443A-9716-97B99B0CBD33}

{4E0D8423-B881-418B-9D73-C40400BF396B}


1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>