pseudology

pseudology n. The study of lying; the art or science of lying. / From: A Dictionary of Psychology | Date: 2001 | Author: ANDREW M. COLMAN
pseudology n. Falsehood of speech. / Source: Webster's Revised Unabridged Dictionary (1913)

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DYNAZTY「TITANIC MASS」

こんにちは。yas-noです。lml

 

DYNAZTY「TITANIC MASS」(2016)

 

スウェーデンの正統派パワーメタル16年5th。このバンドの作品を聴くのは初めてなんですが、B!の藤木氏のレビューで、NOCTURNAL RITESが引き合いに出されていたので、気になって購入してみました。NOCTURNAL RITES程の重厚さや風格は感じられないものの、スピードに頼らず、硬派なGtリフと熱く勇壮な歌メロで構築された力強いHMチューンは、確かにそう形容したくなるのが分かります。メロディ志向の人からも、メロスピ志向の人からも、うーん良いんだけどイマイチ・・・と言われかねない、どっちつかずの音楽性ではありますが、これぞ正統派パワーメタル!と断固支持したくなる愛すべきアルバムに仕上がっています。

 

切れ味鋭い強烈なフックを持った歌メロが最高に格好良い"THE HUMAN PARADOX"、IRON MAIDEN的なドラマティックなGtソロが秀逸なタイトルトラック、煽情力溢れるGtフレーズとアンセミックな高揚感滾るサビメロが強力な"KEYS TO PARADISE"、勇ましいメロディをじっくり聴かせる重厚なパワーバラード"I WANT TO LIVE FOREVER"、ポジティヴな熱さを感じさせるサビメロが素晴らしい"FREE MAN'S ANTHEM"等、メロディアスかつ硬派なHMチューンが揃っています。

WIGELIUS「TABULA RASA」

こんにちは。yas-noです。lml

 

WIGELIUS「TABULA RASA」(2016)

 

スウェーデンのメロディアスハード16年2nd。基本路線は前作同様、仄かな哀愁と爽快感を伴ったキャッチーな楽曲ですが、ほんの少しHR度が上がったような気もします。メンバーのルックスも心なしかワイルドで男っぽくなったような。

 

AOR的な洒落た雰囲気を醸し出すミドル"DO IT ALL AGAIN"、軽快な躍動感のあるキャチーなアップテンポ"DEJA VU"、甘くハートウォーミングなミドル"THESE TEARS I CRY"、DEF LEPPARD的なスケールの大きなGtリフとビッグなコーラスを持った"LONG WAY FROM HOME"、仄かな哀愁と清涼感のあるコーラスが気持ち良い"SET ME FREE"等、程良いバラエティ感を備えた佳曲揃いの好盤です。

BABYMETAL@東京ドーム

こんにちは。yas-noです。lml

 

BABYMETAL@東京ドーム2DAYSに参戦してきました。実は、最初は初日だけ参戦する予定だったんですが、初日の会場で、1日目と2日目は楽曲重複無しで、1stと2ndの楽曲を全曲プレイするという宣言があり、かつ、美味しい楽曲がほぼ全て2日目に残されているという状況だったので、急遽2日目のチケットもゲットし、両日参戦することにしました。結果から書くと、本当に2日目参戦を決めて心底良かったです。

 

初日のオープニングは、"ROAD OF RESISTANCE"。普段なら"BABYMETAL DEATH"で始まるところですが、いきなり2日目用におあずけを食らった形。ライヴのオープニングとしても申し分無いキラーチューンではありますが、やはり間奏部のシンガロングは、存分に温まったライヴ終盤で大盛り上がりしたいところでした。

 

その後も、個人的なお目当ての楽曲は披露されず、若干消化不良気味ではあったんですが、そんなセットリストでさえ、かなり楽しめてしまうのがBABYMETALクオリティ。"4の歌"の求心力とYUI、MOAのキュートさは、オッサンメタラーのハートを鷲掴みにする破壊力がありましたね。また、本編ラストに披露されたプログレッシヴな"TALES OF THE DESTINIES""THE ONE"の流れは、神バンドの完璧なテクニックに圧倒される素晴らしいエンディング。

 

初日の帰りの電車で、翌日のチケットを購入し、いざ2日目。初日にプレイしなかった楽曲から想像するに、凄まじい盛り上がりになりそうだと身震いしながら臨みましたが、本当にもう壮絶な盛り上がりのステージでした。完全に2日目のセットを組んだ残りで初日のセットを作っただろうと思わせる、完璧な流れ。ラストの"メギツネ""ヘドバンギャー!!""イジメ、ダメ、ゼッタイ"のキラーチューン3連発は、JUDAS PRIESTのアンコールの超絶盛り上がりもかくや、というくらいの強力さ。完璧に燃え尽きました。

 

BABYMETALのライヴはこれで3回目なんですが、確実に一番良かったです。やはり2ndの楽曲が増えたのが大きいですね。SU-METALの歌唱は、一段と輝きを増しており、凛とした筋と透明感のある歌声は、本当に素晴らしい。ストイックな格好良いHMチューンは勿論最高のクオリティなんですが、その中にかわいくポップな楽曲が差し込まれるのも、以前はどちらかというと、こんなの要らんと思っていましたが、今では、これこそが彼女達のアイデンティティだと認識できるようになりました。

 

いやあ、マジで最高に良かったです。B!編集部の人達は、未だに失笑混じりでBABYMETALを否定している雰囲気ですが、感性が終わってますね。かつてスラッシュやデスメタルが嘲笑され、聖飢魔IIに0点が付けられたのと、一周回って全く同じことをしていることに気付いてないんでしょうか。ま、B!の評価なんて今の彼女達にとっては、取るにも足らないどうでもいいことですが。BABYMETAL、本当に凄いユニットになりました。

ECLIPSE@TSUTAYA O-WEST

こんにちは。yas-noです。lml

 

ECLIPSE@TSUTAYA O-WESTに参戦してきました。今のメロハー界の最高峰とも言える彼らの初来日公演ですが、箱は小さめのO-WEST。H.E.A.TもO-WESTでしたが、メロハーの集客力はこんなモンなんですかね。客の入りはH.E.A.Tの時と同じようなもので、フロアはほぼ一杯に埋まってました。

 

最新作「ARMAGEDDONIZE」のオープニング"I DON'T WANNA SAY I'M SORRY"からスタートしたセットリストは、「ARE YOU READY TO ROCK」以降のアルバムから満遍無くピックアップされた感じで、現在では廃盤になっている2nd以前の楽曲は1曲もプレイしませんでした。聴きたい曲も何曲かあったんですが、今の彼らとは若干スタイルも異なってるし、致し方無いところですね。

 

しかしまあ、事前に期待していた通りではありますが、次から次へと秀曲、名曲が繰り出される圧巻のセットで、途中でダレる場面など一切無い全編クライマックス。彼らの楽曲の強力さを改めて痛感するステージでした。CDで聴いている時にはあまり意識していませんでしたが、結構シンガロングできるパートが多くあって、ライヴでの映え方も良好。終盤には、EUROVISION予選用に書かれたアルバム未収録の新曲"RUNAWAYS"も披露。多少ダンサブルなリズムも取り入れたキャッチーなHRチューンでした。

 

前半は少し声が出にくそうにしていたERIKの歌唱も、中盤から後半にかけては絶好調で、素晴らしい歌声を聴かせてくれました。他のメンバーのプレイやサウンドも抜群で、正に申し分無し。僕の大嫌いなDrソロも、"CARMINA BURANA"のBGMに乗せたエンターテイメント性の高い構成。唯一残念だったのは、シンガロングが超盛り上がる大好きな"BLOOD OF ENEMIES"中に機材トラブルが発生して、Gtの音が出なくなってしまったこと。それ以外は、本当に素晴らしい、最高のメロハーが堪能できたライヴでした。

DARE「SACRED GROUND」

こんにちは。yas-noです。lml

 

DARE「SACRED GROUND」(2016)

 

DARREN WHARTON率いる、アイルランドのメロディック・ロック16年7th。今作からVINNY BURNSが復帰しています。ジャケットのイメージそのままに、アイルランドの雄大な草原が目の前に浮かぶような、いつも通りのDAREのサウンド・スタイルを踏襲していますが、何か本作は今まで以上に叙情感が胸に染みる気がします。本当に「胸に染みる」という表現が、これ以上シックリくるバンドは他にいないんじゃないか?という位、透明な空気感と仄かな叙情を帯びたメロディがジワジワと身体に浸透していく感じが堪らなく好きです。VINNY BURNSの泣きを含んだGtフレーズも見事にハマっています。

 

牧歌的で朗らかなメロディの"HOME"、優しく暖かいメロディの柔和なバラード"EVERY TIME WE SAY GOODBYE"、軽やかで爽やかな"ON MY OWN"等も良いんですが、やはり彼らの真骨頂はアイリッシュな哀愁が滲む叙情チューン。イントロの叙情的なアコギだけで涙が溢れる大らかな叙情ミドル"I'LL HEAR YOU PRAY"、リリカルなピアノの旋律が涙腺を刺激する"STRENGTH"、郷愁感バリバリの極上メロがドライヴする名曲"DAYS OF SUMMER"、ケルティックなアレンジが映える"UNTIL"、ラストを締める叙情アップテンポ"ALONG THE HEATHER"等が、最高に素晴らしい。

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