将棋指しがあーだこーだ言ってみるブログwithその他ウマウマ等

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将棋と馬をたしなんでおります。
棋力は24で7or8段くらい。
ゆるーくやっていきまっす~

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◎ダノンヨーヨー

○シルポート

▲アパパネ


エーシンフォワードは東京苦手だから却下

ダノンの頭固定で3連単!



別に自分は馬券買いませんけどね・・・・

ダービーの予想。

てか、全頭がサンデーの血を持ってるなんて、こんなこと古今東西探してもなかったのではないだろうか?

サンデーがいかに凄かったか、また孫の代でも優秀なのかが分かる。

しかし、おかげで日本の血統が消えてしまったなあ。

CMでトウカイテイオーやってるけど、ルドルフ~テイオーやメジロマックイーンなんかのパーソロンの血統なんかが直系がいないとなるとやはり寂しい。

さて、ダービー。

雨が降ってますなあ。

だいたいサンデーの系統は雨は良くない。

オルフェーブルは確かに前回は完勝だった。

しかし、タイムだけ見るとあのレース自体は平凡じゃないか?

オルフェーブルも前回以外は完勝はないわけだし不動という気はしないんだよなあ。

ただ、スプリングSは結構優秀なタイムだし、やっぱ実力上位には違いない。

そのレースであまり差がなかったのがベルシャザール。

ホープフルSとか見た印象からも距離の不安は感じないし、人気もないからこれが本命。

対抗はナカヤマナイト。ステイゴールドの子だから割と雨は苦にしないのでは?府中もいいし、共同通信杯の内容も出色。まあ鞍上は不安だけども。。。

単穴はオルフェーブル。仕方ないでしょ。

注意はデボネア。デットーリだよ。やっぱり。ある程度の位置に今回はつけて、前回くらいお終いを伸ばせればもっと上位にこれてもおかしくないものね。以上ダービー予想。


◎ベルシャザール   ダービーの松国せんせー

○ナカヤマナイト    府中は走る。末脚もある。割と地味。

▲オルフェーブル   まあ、一応前回完勝ですから~

注デボネア       デットーリデットーリ


ギャロップのPOG本の馬体写真をメインに今年のベスト10を決めました。

迷ったときなどは厩舎や育成環境を考慮したりもしましたが・・・

ラインアップは下の通り~


1位  ディープインパクト×ビワハイジ     牝  松田博  ジョワドヴィーヴル

2位  キングカメハメハ×リアルナンバー   牡  松田国   ハギノタイクーン

3位  フジキセキ×ゴールドティアラ      牡  大竹   ゴールデンクラウン

4位  ハーツクライ×フローラルグリーン   牡  音無     

5位  シンボリクリスエス×アドマイヤグルーヴ 牡  橋田   アドマイヤトライ

6位  ネオユニヴァース×レディオブチャド  牡  藤沢和    

7位  モンジュー×スクービドゥー       牡  池江

8位  アグネスタキオン×インコグニート   牝  長浜      インクレセント

9位  ダイワメジャー×カメリアローズ     牡  佐々木    ダローネガ

10位 オフィサー×サマータイムヴァル    牡  小崎  

惜しくも圏外 ワイルドラッシュ×ヒルトップレディの牡、デュランダル×ムーンフェイズの牝、ブライアンズタイム×スペリオルパールの牝、ディープインパクト×ショアーの牡、ディープインパクト×データの牡


上記がベスト10。同じ父親が被らないようにチョイスしてみました。

1位は言わずと知れた良血。性格的にミーハーそうなのは避ける性格なのだが、良いものはやはり良いのであえて1位で選択。

2位はハッキリ言ってホームランか三振かというタイプ。でも骨格からして当たった時はキングカメハメハやディープのような圧倒的破壊力を生み出せる肩の可動域を見せている。父に似た造りだと思う。

3位はいかにも走るフジキセキの形。心配は厩舎だけ。

4位はハーツの子。薄手で枝が長く、全体のバランスも父にしてはごつさがなく良い。いかにもサンデー系らしく走らない要素がない。クラシック路線向きだし、確実性も高い。

5位は見るからに気品に溢れたグッドルッキングホース。枝が長くてバランスも良い。父の嫌味なごつさや肩の窮屈さが皆無で、この一族らしい天性の切れを見せそう。しかし、今年は例年に無くシンボリクリスエスの良駒が多いと思う。

6位は誰が見ても良い馬だろう。確実性の高いスピードタイプの馬体と見て取れる。マイルから2000ベストな雰囲気。

7位はモンジューの持ち込み。バランスが秀逸で欠点らしいものが無い。何かが抜けているというよりは全体のまとまりが素晴らしい。ただ、いささか大樹レーシングなのが不安だが・・・

8位は2頭目の牝馬。これはタキオンとしては軽さがあって走るタイプ。バランスや繋ぎ、飛節の角度とかもいい。牝馬の長浜だし、父の厩舎でもあるので可愛がってもらえるのでは?

9位は新種牡馬ダイワメジャーから。ギャロップ本に写真の掲載は無かったのだが、クラブ募集時の写真が良かったのできっと大丈夫と信じている(笑)

10位はアポロドルチェの全弟。牡馬としてはまだ華奢な感じでもっと肉付きが良くないといけない。でも、バランスがいいから選んじゃった。G1勝つような大物感は感じないけれども・・・


圏外は、ヒルトップレディの牡はやっぱダートなのかなと・・・しかし、トニービンの肌にワイルドラッシュは本当に良い。今までも良いと感じたワイルドラッシュはこの配合多し!

ムーンフェイズの牝は小さいのが残念だが、シーザリオみたいな造りで一発嵌れば。スペリオルパールの牝はもうブライアンズタイムもお爺さんだけど、なんかいい子が出たのでは?ディープの2頭はクラシック賑わせてもおかしくない。同じ父親を入れないようにしたから圏外なだけなんで。。。。

さて、1年後はいったい!?


 このたび唯一毎年愛読しているギャロップのPOG本をGETし、かわいいお馬さんたちを見た。

 ふむふむ。

 かつてPOGに最初に興味を持ったころ、若駒の写真を沢山載せている雑誌があった。

 それが『競馬王』だった。

 その中では写真のほかに馬への評価(☆5つが満点)と短評が載っていて、これが自分にとっては相馬眼を養うバイブルとなっていた。

 というのも、この若駒達の評価をしているのが通称『名前の出せない生産者』さんという方で、日高地方の生産者ということなのだが、まあこれだけなら別に何の驚きもなかったのだが、凄かったのはその若駒たちがターフでデビューしたあとだった。

 当時はサンデーサイレンスの子が走り始めた頃で、今よりもいろんな系統の種牡馬が走っていた頃だ。サンデー、トニービン、ブライアンズタイムが3強などと言われていた。

 そんな中で、この『名前の出せない生産者』さんの高評価をした馬が走りまくるのだ。それも、凄いのは決して血統的にとても良血とはいえない馬が多数いたことだ。これはPOG愛好者の中にとどまらず、競馬サークルにも少なからず衝撃を与えた。が彼が5つ星の満点をつけた中には、ランニングゲイルやマチカネフクキタルがいた。ランニングゲイルは父がランニングフリーというG1勝ちのない、種付け数も年間5頭にも満たないようなローカル馬。それを彼は雑誌上で『決して奇をてらっているわけではない・・・』純粋に走る形のいい馬だと語ったのだ。そして、このランニングゲイルは武豊を背に弥生賞を勝ってクラシックの中心にいたのだ。

 一方マチカネフクキタルは父がクリスタルグリッターズで当時の血統イメージで言うと割とコンスタントに条件戦で走るタイプで短距離からマイルを得意とする。こんな感じで、決してG1はおろか重賞馬もまあよっぽどうまくいかないと出ないよねって印象だった。

 ところがマチカネフクキタルは南井の豪腕に導かれ、神戸新聞杯ではサイレンススズカを下し、菊花賞もその勢いで制してしまったのだ。誰も淀の3000をクリスタルグリッターズの子が勝つなんて思わなかっただけに、この生産者のインパクトは計り知れなかった。(ちなみに同期のメジロブライトにも☆4.5だった)

 ところが、このあまりにも凄すぎる相馬眼。ラフィアンの岡田氏すら凌駕すると思われたこの力のせいで、遂にこの企画自体の存在が危うくなってしまったのだ。そう、牧場の取材拒否である。

 あまりにも当たり過ぎるので、馬主サイドから評価して欲しくないという苦情の声が生産者たちに向けられたのだ。自分の愛馬が冴えない評価をされたりするとオーナーが怒るなど・・・。

 また、この1件のせいで馬主達は、生産者達が本当はどの馬が走って、どの馬が走らないのかが分かっているのに買わされているのでは?という疑心暗鬼に捕らわれてしまったのだ。つまり走らない馬を、この子はいい子ですよと騙されてと・・・・。

 確かに多少の程度は分かるにしても、まだ小さくて体型もどんどん変わる若駒から本当のトップを当てるのは牧場関係者でも至難であり、また『名前の出せない生産者』レベルなどは本当に稀有なはずなのだ。

 だが、馬主は何千万という安い買い物ではないサラブレッドにおいてはこの疑心暗鬼を晴らしきれなかったのだ。

 そんな感じで、たった数年で競馬王の評価企画は無くなってしまった。しかし、この企画によって馬を見極める楽しさ、面白さを学ばせてもらった。

 また、いつかあの神がかり的な相馬を見たいなあ。。。

 

竜王戦も各ランキングも佳境に入り今年も熱い戦いが行われているが、1組決勝で丸山久保戦、5組で高崎稲葉戦が指された。

今もっとも旬の久保2冠に戦略家丸山九段がどのような手段をみせるか興味深い対決だった。

戦型は後手の久保2冠のゴキゲン中飛車に丸山九段の超速37銀だったが結果は千日手。雰囲気としては先手があまり作戦がうまくいってる感じもしなかったので、今後の研究課題なのだろうか。

指し直し局は先手になった久保2冠の早石田志向に、丸山九段がすぐに角交換して2枚の銀を53~63に並べて厚みを主張。結果は後手の勝ち。

早石田に対してはやはり早めに角交換していくほうが居飛車苦労が少ない気はする。じっくり組ませての戦いはやはり久保-豊島のタイトル戦を見ていても振り飛車の玉の遠さや、攻め駒の配置の良さが目立っていた。


しかし、千日手になったおかげで重要戦型におけるトッププロの準備を2回見れたのは収穫。それにしても竜王戦ランキング戦における丸山九段は本当に強いなあ。


そして5組決勝は、関東と関西の有望若手の対決。高崎五段は生粋の振り飛車党。プロになった当時は藤井システム全盛期だったこともあり四間飛車使いだったが、今は中飛車・三間飛車を指している攻撃型のタイプだ。

これは余談だけれど、当時藤井システムをひっさげて奨励会3段リーグを抜けたプロは、高崎のほかにも千葉、中村亮、長岡などがいるが、藤井システムが廃れて以来千葉と長岡は居飛車党に転換。高崎、中村亮が振り飛車のままとなっている。その中で一番結果を残しているのは高崎五段といえるだろう。

一方、稲葉五段はオールラウンダーで戦略家でしかも終盤も強い。4段デビュー当時棋聖戦で挑戦者決定戦まで行って周囲を驚かせた。お兄さんの聡さんもアマ強豪で有名だ。


注目の一戦は先手高崎五段が早石田の菅井新手(?)76飛を採用。しかし、これはそもそも関西の若手間から発掘された手であり、当然稲葉五段の準備があると思われた。実に興味深い局面となったが・・・

稲葉五段は△88角成~△32銀と指した。△22銀などは渡辺竜王なども語っていたが、△32銀ははじめて見た。将来▲55角などが香取りになったりするが平気だろうか?

高崎五段は当然▲74歩から飛車も切って激しく攻め立てるが、居玉の先手も自陣が安定してるとは言えずに結局冷静に対処した稲葉五段が短手数で快勝した。

高崎の攻め、稲葉の準備と両者の特徴が出た見ごたえのある将棋だった。今度自分も△32銀と上がろう・・・。

 2009年産のクラブ募集馬を各クラブのHPの募集写真を元に値段を考慮せず、純粋に走りそうないい馬だな~と感じた馬を挙げようと思います。

 ちなみに過去の評価としては2007年は社台系1位はゴールスキーで2位がローズキングダムでした^^;

 2009年産においてはラフィアンとセゾンの2クラブは見ていないので除外してますが、それ以外で評価しました。


                                      所属クラブ    厩舎    馬名 

 1位    ディープインパクト×ミスペンバリー    牡    広尾       藤原英

 2位    ハーツクライ×トキオタヒーチ        牡   キャロット     吉田直  マルケサス

 3位    モンジュー×スクービドゥー         牡    大樹        池江

 4位    アグネスタキオン×ジェイズジュエリー   牡    キャロット    友道   ジェラルド

 5位    シンボリクリスエス×ピンクパピヨン    牡    キャロット    松田博  プレレフア

 6位    アドマイヤムーン×タイキフォレスト    牡    ユニオン     宮本    フォレストピア

 7位    ダイワメジャー×カメリアローズ       牡    キャロット    佐々木  ダローネガ

 8位    シンボリクリスエス×リボンアート      牝    東ホース    藤沢和   レッドヴェレーナ

 9位    ディープインパクト×アドバーシティ     牡    東サラ      角居

 10位   アグネスタキオン×レディブラッサム    牡    ロード       池江    ロードガルーダ


 惜しくも漏れた馬・・・・ウインラシェーナ09、マチカネチコウヨレ09、ドメーヌ09


 全体的な印象としてはリーマンショック以降の景気の落ち込みがあったせいで個人馬主への売買が減ったのか、クラブ馬の上質の馬の数が多い気がする。

 上位3頭は甲乙つけがたいが、ミスペンバリーがもっとも興味深い馬体をしていて1位にした。父にバランス・シルエットがかなり近い。それでいながら伸びのある感じは母父モンジューの感じもあり面白い。体のラインと重心のかかり方が良いのでクラシックが楽しみ。距離は長いほうがいいだろう。

 トキオタヒーチは個人的に好きな形でこちらの方が確実性は高いと思う。大物感もあるし、普通にデビューすれば結果がついてくると思う。今まで2位にした馬が個人的に一番走っているので走ると思う(笑)

 スクービドゥーは日本ではどうかと思われる欧州のサドラーズウェルズ系だが、欠点らしい欠点がない。首から肩、背中に至るライン・長さの割合はぴったりだし、重心の位置も文句ない。この系統らしい重さもないし、やれない理由が見当たらないというのが理由。父の日本での代表産駒になってもおかしくない。

4位以降はなんかしら気にいらない点があるのだが、ジェイズジュエリーはバランスもいいし、いわゆるこの系統の走る形。ただ、大物感が足りない気はする。もし小柄な場合はパワー不足の懸念もありそう。

ピンクパピヨンは首~肩・前駆までの部分はかなり魅力的。ちょっとだけ腰のラインが気になるけれどそんなにマイナスにはならないと思うし、シンボリクリスエスの子らしい窮屈さや重さがなくて楽しみだ。

タイキフォレストはどちらかというとダート向きかもしれないが、箱型タイプで肩の抜け方やバランス、背中のラインなど良くまとまっている。一見ブライアンズタイムの走った馬にそっくりな形だ。クラブはユニオンだが侮れない。

カメリアローズはややがっちりしていて、もう少し伸びが欲しいようにも思えるが、ダイワメジャーが父ということならば納得のいく馬体だ。似ていると思う。パーツ各々はしっかりしているし欠点は少ないし、無駄の少ない馬体をしているので走ってくるのではないだろうか。

リボンアートはいかにも牝馬らしい素軽さ。華奢な感じだが無駄もなく、スピードタイプだろう。桜花賞勝負・・・ちょっと大物感ないけどね・・・

アドバーシティ、悪くない。ただ、突き抜けるような利点もない。値段考えれば買わないけどね。

レディブラッサム。ロードならこの馬かな。ちょっと晩成かもしれない。最終的には結構いい形になるんじゃないかなと思わせる。ただ、春のクラシック向きではないんだろうなあ。ダートも走れそうな感じかな。


はてさて、結果はどうなるやら??

 対ponanzaでやっと勝つことができた。6局目にてついに。

 初めて先手番になれたのでちょっと嬉しかった。

 米長流急戦矢倉を採用。

 それまでにponanzaが負けていた将棋は入玉模様やダイレクト向かい飛車に対する序盤の疑問手といった、ちょっとponanzaの苦手(?)をうまくついた感があったのだけれど、だからこそ自分はできれば居飛車で、しかも攻め合いのような将棋で勝ちたい気持ちが強かった。

 こちらの仕掛けに対して激しい順で応対され、先に桂損した上にと金を作られる展開。

 代償にこちらも相手の玉頭に手をつけ、後には引けない寄せ合いの様相。

 こういうどう転んでも1手違いになる攻め合いはコンピューターのもっとも得意な展開ではあるが、そこで勝負しに行くことこそ生き様なんだ。肉を切らせて骨を断つ。いや、肉を切られて骨も折られるかもしれないが、しょっぱい将棋は指さない。高山VSドン・フライの顔面殴り合いみたいな将棋を魅せたいでしょう。


 終盤、△69金という手は見えてなかった。ああ、一気に寄せられる。もう駄目かと思ったところで、諦めずに▲69銀と踏ん張って▲37角~▲53角はよく頑張れたと思う。そして▲41銀と打ったところでは勝っているのではないかと思った。次の▲43銀が厳しい。自陣は薄いが金を渡さなければかなり耐えられる。

 そして本譜もそれが実現して勝つことができた。アドレナリンが体を駆け巡った。

 何より嬉しかったのはponanzaが優勢とみていた将棋を勝った事。▲41銀の前までそう思っていたらしい。

 このあたりの逆転はponanza作者さんも驚いたようで、感動したと言っていただいた。刹那の出来事とはいえ寄せ合いの局面で人間の指し手がコンピュータの読みを超えたのは想定外だったのかもしれない。


 ponanzaはこの日通算100局目を指したところで将棋倶楽部24からの引退を表明。作者さんはとても楽しかったと言っていたが、みんなみんな楽しかったのではないだろうか。この5日間の出来事は永遠に語り継がれるだろう。こんな将棋の熱さ。ファンの熱さ。PCと人間との熱さ。1000人の観戦者が固唾を飲んでponanzaの1手を見守る。ハチワンダイバーの世界のような光景がそこにはあったのではないだろうか?


 ponanzaありがとう!

 みんないつでも待ってるに違いないから、さらに強くなって帰っておいで!!


※参考

先手:ヒデカズ
後手:ponanza

▲7六歩 △8四歩 ▲6八銀 △3四歩 ▲7七銀 △6二銀
▲2六歩 △4二銀 ▲4八銀 △3二金 ▲5六歩 △5四歩
▲5八金右 △4一玉 ▲7八金 △5二金 ▲6九玉 △3三銀
▲3六歩 △3一角 ▲3七桂 △4四歩 ▲4六歩 △4三金右
▲4七銀 △4二角 ▲2五歩 △3一玉 ▲9六歩 △7四歩
▲6六銀 △7三銀 ▲5五歩 △6四銀 ▲5四歩 △同 金
▲5六銀 △3五歩 ▲4七金 △3六歩 ▲同 金 △5五歩
▲同銀左 △同 金 ▲同 銀 △4七銀 ▲3五金 △3六歩
▲3四歩 △3七歩成 ▲2六飛 △5五銀 ▲3三歩成 △同 角
▲2四歩 △1五銀 ▲2五飛 △2四銀 ▲同 金 △同 角
▲5五飛 △4八と ▲7九玉 △4六角 ▲5七歩 △6九金
▲同 玉 △5五角 ▲同 角 △5九飛 ▲6八玉 △6五桂
▲6九銀 △5七飛成 ▲7九玉 △5五龍 ▲3七角 △4六角
▲同 角 △同 龍 ▲5三角 △2二玉 ▲4一銀 △5八銀不成
▲同 銀 △同 と ▲4三銀 △6八銀 ▲8八玉 △3六龍
▲4四角成 △1二玉 ▲3二銀引成△同 龍 ▲同銀成 △7七角
▲同 桂 △同銀成 ▲同 金 △同桂成 ▲同 馬 △7八金
▲同 玉 △6八と ▲同 玉 △5七銀 ▲同 玉 △5六歩
▲同 玉 △5二飛 ▲5四歩 △5五歩 ▲同 馬 △3二飛
▲2二金 △同 飛 ▲同 馬 △同 玉 ▲4四角 △3三銀
▲3四桂 △3二玉 ▲2二飛 △4三玉 ▲5三角成 △3四玉
▲3五金
まで127手で先手の勝ち


 

 

 矢倉で3局と振り穴で1局。合計4局指しました・・・・全敗。

 1局目・・・最後長い詰みを逃しての負け。あんなのは30秒で分かりません・・・。他の筋のがそれっぽく見えたし。

 2局目・・・途中何気ない応接で間違えて圧敗。

 3局目・・・先攻するも攻めの反動のほうが大きく完敗。

 4局目・・・振り穴でかなりの作戦負けで形も作れないかと思っていたところから、かなり追い上げて最後は勝ち筋があったが逃して惜敗。


 全く歯が立たないということはないと思ったが、やはり最後のフィニッシュをしっかり決めないとああいうレベルには勝てないと痛感したのも事実で、将棋における終盤力のウエイトの大きさを改めて認識した。


 自分さえ間違えなければ高品質の棋譜が紡げそうで、楽しさと緊張感を久々に感じた。

 将棋ってそういうの大事っしょ?

 竜王戦の南九段VS広瀬王位戦は後手のゴキゲン中飛車に対して、先手が通常穴熊で指すことの多い形からあえて銀冠を選択するという趣向を南九段が見せた1局だった。

 結果は最後に鋭い切れ味でチャンスをものにした広瀬王位が勝ったのだが、途中の分かれは先手も十分ではと思わせた。

 通常のように居飛車側が居飛車穴熊を組んだ場合、後手は銀と飛車でプレッシャーをかけて6筋7筋で戦機をつかんで戦いを起こすイメージで、居飛車は細心の注意を払いながらカウンター狙いの将棋になりやすい。

 しかし、今回銀冠にすることにより玉の遠さという点では劣るが、6筋7筋にがっちり厚みを築くことにより振り飛車からの左辺からの手を封じ、2筋3筋の右辺での戦いに持ち込んでいる。

 こうしてみると、後手は手数をかけて7筋の歩を交換した銀が今ひとつ微妙な駒となっている。

 途中銀損を代償に竜を作り、後手も銀得ながらも歩切れも相まって駒得を生かしきるのが困難そうで、難解ながらも①と金をつくる②桂香を拾う③右桂を活用する これらのどれかが間に合えば十分仕掛けとしては成り立っている道理で、南九段はひとつの居飛車の戦略を示したのではないだろうか?


 難しい将棋であったが最後勝ちきるのが広瀬王位の振り穴感覚の良さだろう。地味ながらも△94歩などは左銀の顔をしっかり立てたし、最後寄せ合いのときに先手玉の退路に端が絡む確率が高いのを直感で感じているセンスの良さだろう。