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原作を逸脱し、作者である司馬遼太郎の意図を踏みにじる改変が、
NHKドラマ「坂の上の雲」に加えられている問題について、
いくつかの情報へのポインターをまとめておきたい。
なお、「坂の上の雲」は「プロジェクトJAPAN」の担当である。

問題点のまとめ


司馬遼太郎は、太平洋戦争(大東亜戦争)末期に徴兵で陸軍に入り、戦車隊の小隊長で敗戦を迎えている。その際、彼の心に去来したのは、なぜこんな無謀な戦争を始めてしまったのかーという一点ではなかったか。それだからこそ、彼は、昭和の戦争を描くことはなかった。むしろ、維新と文明開化の明治期の日本をこのんで取り上げ、ここに昭和の軍人が失ってしまった日本人の原点があるとしたのである。

しかし、12月20日放映のNHKドラマ「坂の上の雲」の第4回「日清開戦」では、原作にない次のようなシーンが挿入されている。

 ・正岡子規ら新聞記者らを引率したソウチョウ(曹長)が、酒の徴用をしぶる老人に乱暴

     これが史実かどうかは私には分からないが、たぶん創作ではないかと思う。
     戦争末期のこの時期ともなると旅順には多くの観戦武官や外国人記者が滞在していた。
     不平等条約改正問題を抱える最中、旅順虐殺事件まで起こしてしまった日本としては
     軍紀粛正を徹底していたはずである。史実にも原作にもないエピソードをあえて挿入
     したということになろう。

 ・老人が幼い子供を指さして「この子の親は日本人に殺されたんだ」と中国語で言っているのを、
  子規がなんと言っているかと曹長に尋ねると、
  曹長は「日本の兵隊さんありがとう、と言ったのだ」と強弁し、
  「うそだろう」という子規に対して、「うそとはなんだ」と刀を抜こうとして脅す。

     日清戦争において徴兵で出征した兵士たちは殆どが農村出身であり、
     ロクに訓練も受けておらず、未だプロの戦闘員としての自覚がなかった。
     朝鮮半島を北上していく際、現地の畑で農作業をしているのに出会ったりすると、
     隊列から勝手に離れて彼等を手伝う光景さえ見られたという。
     あまり「横暴な進駐軍」というイメージを強調するのもいかがかと思う。

 ・森鴎外が登場して、日清戦争を論評。森にそこまでの歴史観はない。
  冷静に清国の行く末を見る目があったとは信じられない。
  しょせん、現在から見た歴史観をしゃべらせているにすぎない。

     面談そのものは史実のようだが、会話の内容はおそらく創作であろう。
     森鴎外は伊東祐亨の丁汝昌への降伏勧告文について言及し「ふしぎな親切」と評した上で
     「近代化と文明開化の押しつけ」「清国・朝鮮にとってみれば余計なお節介」と批判する。
     いわば日本の軍国主義、侵略戦争を非難するという論調である。
     この「ふしぎな親切」という表現は原作にも出てくる。

     原作においては、この言葉は極めて肯定的に用いられる。むしろ原作の主題と言っても良い。
     すなわち司馬は「ふしぎな親切であり、古今を通じこのような親切や提案を敵将に対して
     申し送った例はなかったであろう」という批評に続いて、独自の明治人論を展開する。

     「この時代の日本人は、そういうものであったのかもしれない。隣国のシナは日本人に
     とってながい歴史の時間、文化と文明の模範として尊んできた国であった。
     それと戦い、一朝にしてやぶってしまった。伊東の勧降状には、
     なにやらそれを気の毒がる気分が底にある。だから、貴国も強くなりうる、
     それは、秩序を一新することだ、とすすめているのだ。
     こっけいなほどのおせっかいだが、伊東は真剣だった。
     その真剣さは、かつて師匠の国であったことについての感傷だけでなく、
     ヨーロッパの技術文明の前にあやうく国がほろびようとしたそのおなじ条件下に
     清国もまた置かれつづけていることへの同情も入っている」

     以上に紹介したように、伊東祐亨の降伏勧告文は原作にあっては、
     明治の日本人の精神の象徴として扱われている。
     まさに「司馬史観」の根幹なのである。
     それを「清国・朝鮮を侵略した上で説教までする日本の傲慢」という形で描いてしまっては、
     原作の意図は180度ねじ曲げられてしまう。

 ・子規の母親に「一番の友人と戦争したのですね」とかいうようなことを語らせているが、
  それが当時の考え方だったとは思えない。

     原作では母親は笑顔を作っていて、「子規への優しさだけで生きているような
     このご婦人は、たしかに一人息子の子規がよろこぶところのものを素直によろこばねらば
     ならぬと自分に強制しているようなところがあり、とたんに感じた恐怖を顔には出すまい
     と努めた」とある。
     息子の身体を案じるというならまだ分かるが、念願の従軍記者決定に大喜びする息子に
     冷や水を浴びせかけるような発言をするというのは、極めて不自然である。
     「昔から文物を教えてくれた恩人である中国に侵略戦争をしかけた日本」という
     NHK史観がそこに混入している。

日本の近代化の「影」の部分を描くな、と言いたいのではない。
負の側面は間違いなくあったのであり、そこを描きたければ大いに描けば良い。
しかし、それをテーマに据えたいのならばオリジナルドラマを制作すべきであり、
司馬作品を原作にするのはおかしい。

国民作家司馬遼太郎のネームバリューを利用しておきながら、
司馬の主張を歪めるのは、原作者への尊敬を完全に欠いている。
作品の根本的なテーマを尊重しないのは「歪曲」であり、「演出」の域を越えている。


<まとめのソース>


Novels&Column |何やらおかしくなってきたNHK「坂の上の雲」
Novels&Column |やはり原作になかった「坂の上の雲」の数々のシーン
古今亭日用工夫集 |原作の趣旨を歪めるNHKドラマ『坂の上の雲』
書道家ABC版|小説「坂の上の雲」を読み直す・その2

公式サイト・ファンサイト


NHK 松山放送局|スペシャルドラマ 坂の上の雲
司馬遼太郎原作のNHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」公式サイト
担当部局「プロジェクトJAPAN」

坂の上の雲ミュージアム

坂の上の雲マニアックス
日露戦争における最大の海戦「日本海海戦」テーマとしたサイト。
春や昔 ~「坂の上の雲」のファンサイト~

問題提起しているブログ


オノコロ|拡散 NHK「坂の上の雲」が、おかしい

Novels&Column |何やらおかしくなってきたNHK「坂の上の雲」
Novels&Column |やはり原作になかった「坂の上の雲」の数々のシーン
古今亭日用工夫集 |原作の趣旨を歪めるNHKドラマ『坂の上の雲』

書道家ABC版|小説「坂の上の雲」を読み直す・その2
書道家ABC版|小説「坂の上の雲」を読み直す・その3
すがすが日記|『坂の上の雲』、4話で『谷底のドツボ』と化す
まさか、右翼と呼ばないで!|NHKの台本は左翼の香り

問題提起している掲示板


・2CH関連スレッド 【大河ドラマ】坂の上の雲
  http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/nhkdrama/1261368294/

Re: やはり変だぞNHKの坂之上の雲!
馬脚を表し始めたNHKの坂之上の雲!

映像・ムービー


坂の上の雲  第四回  日清開戦

NHK問題


50円でNHKを解約する方法

「反日台湾」を強調したNHKスペシャルー「シリーズJAPANデビュー」
NHKスペシャル「アジアの一等国」偏向報道まとめWiki
NHK相手に8400人が集団提訴 「JAPANデビュー」歪曲報道で
天皇陛下への中国共産党要人の会見に関して、「天皇の政治利用」との批判が渦巻き、
それに対して、


  「憲法の精神、民主主義の精神を理解していない」
  「天皇陛下の国事行為は国民が選んだ内閣の助言と承認で行われるのが憲法の理念だ」
  「宮内庁の役人が(ルールを)作ったから金科玉条で絶対だなんてばかな話があるか」
  「どうしても反対なら辞表を提出してから言うべきだ」


との反論が、政権与党の幹事長から発せられている。
閣僚たちも、概ね、この路線に同意しているようである。

この議論は、戦後封印されていた日本国「憲法」の正体を暴露し、
また、今後の「民主党政権」の本質をさらけ出し、
また、戦後エリートたちの虚弱体質をさらすものという意味において、
非常に興味深い。


その本質を明らかにしておきたい。

なお、このエントリーでは、国内問題のみ取り上げる。
隣国は「宮内庁の慣例も鳩山改革の対象」などと述べ、内政干渉に余念がないが、
このことには触れない。


以下、文体が変わるが、おゆるしいただきたい。

日本国「憲法」体制 という病理


政権与党幹事長の発言は、日本国「憲法」体制が、本来行き着くべき当然の流れです。

あの「憲法」は、国民主権・人権主義・国権の最高機関たる国会 を宣言しています。
閉ざされた言論の中にいる日本人は、そのことの異常さを知りません。

「国民主権・人権主義・国権の最高機関である国会」というレトリックは、フランス革命のレトリックそのものです。

フランス革命に準拠している、だからいい、などと考えるのも 日本人くらいのものです。
当のフランス人たちですら、「国民主権・人権主義・国権の最高機関である国会」などということの被害に散々あって、これらは空文化させています。
人権主義は、外交には使われています。しかしながら、かの国の国内での運用は穏やかなものです。

なぜ、このようなレトリックが、「憲法」にうたわれているのかは、非常に簡単にいえば、次の理由です。

  ●米国(占領軍)は、日本を軍事的にも精神的にも徹底的に弱体化したかった
  ●日本は慣習法で動いている国である本質が分らず、狂信的な軍国主義国家であるとの先入観があった
  ●頑丈な日本人の精神文化を中和するには、日本にいた極左勢力を活気付ける必要があると判断した
  ●日本にいた極左勢力は、占領軍の力を借りて極端な改革・革命を成し遂げようと画策した
  ●日本政府は、天皇陛下の生命を人質にとられ、武装を解除され、抵抗の方法がほとんどなかった

レッドパージが起こるまで、当時のアメリカ政府中枢には、共産主義者が広く浸透していました。日本占領の企画は、そのグループがつくりましたし、保守的であったマッカーサーなどわずかな例外を除いて、GHQのスタッフ、特にGHQ民政局は共産主義者が多数を占めていました。

また、日本国内では、コミンテルンの指示に基づき、敗戦に乗じて、天皇制の廃止や共産革命などを画策していた勢力がありました。そのような勢力は、GHQが日本の解体に着手したのを見て、本性を露わにしました。宮沢俊義・我妻栄などの極左学者などです。

GHQは、日本の保守色を中和する目的で、極左学者たちは、この国を乗っ取る目的での同床異夢の連携が成立しました。

一方で、日本国政府は、完全武装解除され、抵抗のすべを奪われていました。また、マスコミを完全に統制下におかれ、言論においても抵抗できない状態でした。さらに、極東軍事裁判にからめ、天皇陛下の訴追・死刑をちらつかされ、これらの脅迫的な状況から占領統治を受け入れる以外に、独立の方法がありませんでした。

現行「憲法」は、このような不正常な状態で、日本を弱体化する、あるいは、革命を起こさせるという目的に沿った内容になっています。

「国民主権」という狂気


国民主権は、国民が数の暴力に訴える、欲望や気まぐれを権力で正当化するというイデオロギーであり、先進諸国はおろか、フランス本国ですらすでに破棄された概念です。しかし、この国ではそれがあたかも正しいかのように教育されつづけています。

国民主権を否定するというと、とんでもない極論で、右翼か軍国主義者と言う事にでもなってしまいます。

  「憲法」にも書いてあるし、教科書に書いてあって、正しい事ではないかと。
  もし万が一問題があったとしても、既に戦後60年で定着しているではないか、
  言い掛かりをつけるのはやめろと。

しかし、今は100年に一度の大不況で、しかも、明治維新以来の改革なのだといっています。
そして、最近の混乱、今後の大混乱の震源はどうやらここにありますので、少し冷静になって見るのも良いでしょう。


「主権」と言うのは恐ろしい言葉です。

  ●あらゆる事を欲しうる、命じうる、なしうる
  ●慣習も、前例も、いや、神仏も踏みにじれ
  ●あらゆるものよ ひれ伏せ

こういう絶対の権力、横暴の力を意味するのが「主権」の本来の意味です。
キリスト教の全能の神「GOD」の力を奪い、人間に与えるものです。


この「主権」が国民ひとりひとりに有る とするのが「国民主権」の意味です。

変な話です。例え、どんなことを思おうとも、やってはならぬことはありますし、命じてはならぬこともあります。古くからの良きしきたりを守ることは、ごく当然のことです。ましてや、あらゆるものが自分の奴隷であるなんて、とんでもない話なのです。

しかし、もし、人間というものは、所詮、権力亡者であったり、自分のことしか考えない我利我利亡者であったり、子供のことなんかほったらかしの鬼母であったり、あらゆる問題を他人のせいにして自らを恥じない他人事君であったりということが「本質」であり、これでいい、これしか無理だ と 見極めたとしましょう。実は、これこそ「主権」という言葉が含意している「人間のありさま」です。

ただ、常識的には、それは、本音の生き方かもしれないけれど、みんながそれに徹すれば世の中無茶苦茶になるし、第一、そんなに世の中捨てたものではない、というのが実感ではないでしょうか。

ところが、近代法というのは恐ろしいもので、上に書いた悪人の姿が「人間のありさま」だということになると、次に書いた「善人を排除する」とセットになります。積極的に、人間を悪人にしていくように、教育も法制も改められねばならない、という風になります。


冒頭の段落で述べたように、

  ●当時のアメリカ人は、日本人を軍国主義の悪人の塊だと考えていた
  ●日本の極左学者は、フランス革命を礼賛していた

という背景がありました。そして、フランス革命は、キリスト教の神がもっていた全能の力を、神から人へ、移すという革命運動でした。

「国権の最高機関たる国会」という迷妄


国民には「主権」があり、それに基づいて政治をおこなうべきだということを発展させると、

  「国民主権・人権主義・国権の最高機関である国会」

という話になってくる訳です。「人権主義」についても述べたいですが、行数が増え過ぎます。要点をいうと、「主権」の内容を、列挙したのが「人権」です。ただただ「したい」「したい」のオンパレードです。わたしは、人権が一定の役割を果たしていることを否定するものではありません。人が踏むべき道に即した「人道に関する権利」ということであれば、妥当なことと思います。しかし、「したい」をそのまま肯定し、ましてやそれを絶対視するというのは、本来の趣旨からはずれています。少なくとも「人間のありさま」に関する洞察としては、日本人の感覚と相容れません。


人間が全能の神になる。そうすると、人間はあらゆる物を作りうる、法律も、宗教も、ということになります。その直接的な表現が、

  「国権の最高機関たる国会」

です。「主権者」である国民が決めれば、それは即、絶対法規である、ということです。フランス革命においても、何度も何度も、そのような命令が発せられました。フランス国王の処刑も同様のことでした。


本来、一人一人の人間の欲望にはキリはなく、また、邪念や悪心にも際限がありません。それを慣習や前例、信仰や道徳、世間の目や親子のつながりなどで、抑制・自制するというのが人間の姿です。しかし、全能の神となってしまった人間には、抑制・自制するものなどありませんし、あってはならないのですから、「国権の最高機関たる国会」は、必ず暴走します。

戦後教育により暴走させられる「国民主権」


さて、ここに述べたような「国民主権」観というのは、違和感があるのではないでしょうか。しかしながら、大学レベルの教科書には、以上のようなことがしつこく書かれています。

公務員試験や司法試験などでは、上に述べたような「国民主権」観をもっていないと通らないように、あるいは通りにくいようになっています。占領中に学会の中枢を占めるようになった極左学者たちは、占領後もそのまま居座り、東大を牛耳り、学会を牛耳っています。そんな人たちによって、教科書はかかれ、試験が出題されているからです。

こうして、「国民主権」教の信徒たちが、政権与党や霞ヶ関の中枢に跋扈するようになりました。

一方、この「宗教」は、共産主義運動の親玉です。その結果、共産主義運動から生まれた労働運動、人権運動、平和運動なども根っこは同じです。例えば、日教組が「ゆとり教育」をいう背景にあるのも、同じ人間観です。「したいことをしたい」という人間(主権的な人間)がいて、それを肯定する、という形になっています。だから、「おしつけてはいけない」「したいことをする自由」ということになって、「ゆとり教育」万歳なのです。


すると、有権者である国民は、うっすらと「主権」の毒を宿されており、この国のエリートは、骨の髄まで、毒を食らっているということになります。

小沢発言の本性


さて、そういうことですから、

  「憲法の精神、民主主義の精神を理解していない」
  「天皇陛下の国事行為は国民が選んだ内閣の助言と承認で行われるのが憲法の理念だ」
  「宮内庁の役人が(ルールを)作ったから金科玉条で絶対だなんてばかな話があるか」
  「どうしても反対なら辞表を提出してから言うべきだ」

の意味はシンプルです。

  ●俺たちは、主権者たる国民に選ばれた、国権の最高機関たる国会の政権与党である
  ●天皇は、主権者たる国民に従え
  ●法令も慣習も踏みにじれ、主権者たる国民は万能だ
  ●役人は、主権者たる国民に従え

ということです。

本来、一人一人の人間の欲望にはキリはなく、また、邪念や悪心にも際限がありません。それを慣習や前例、信仰や道徳、世間の目や親子のつながりなどで、抑制・自制するというのが人間の姿です。しかし、全能の神となってしまった人間には、抑制・自制するものなどありませんし、あってはならないと妄想しているのです。


  ●事業仕訳のやりとりの醜さ
  ●陛下への不遜
  ●売国外交

これらの根っこは同じです。

  「封印されていた国民主権」という狂気が、暴れ出したということ。

日本国「憲法」と称する、偽りの経典 は 直ちに廃棄すべきものです。
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台湾の陥落はちゃんと計画されていたようです。
おそらく、わが国も同様ではないかと思われます。


●2012年、台湾大劫難=新書、北京の台湾陥落戦略を暴露

【大紀元日本11月30日】11月17日、北京大学法学部元教授で、中国から亡命した自由派の作家・袁紅氷(ユァン・ホンビン)氏の著書『台湾大劫難』が、台湾の英字新聞「Taiwan News」グループにより台湾で出版された。2012年に中国大陸と台湾が政権交代する際、中共政権が台湾の政治、経済、軍事、文化を全面的にコントロールし、戦わずして台湾を勝ち取るという台湾陥落戦略を暴露する著書で、一週間で完売し、第2刷がすでに出版されるほどの人気を集め、台湾で大きな反響を呼んでいる。

 本書では、2008年6月に中共政治局拡大会議で制定された「台湾問題を解決する政治戦略」などの三大機密文書と録音資料が示されている。中国が米国を通してスイス銀行に圧力をかけて台湾の前総統・陳水扁の汚職事件を操る経緯、台湾の社会民主党を育てて中共の台湾での代理として2016年に政権を取らせる計画など、数多くの中共のトップレベルの機密が暴露されることとなった。

■2012年までに台湾を陥落する戦略

 暴露された中共の台湾陥落戦略は、2008年6月に開かれた中国共産党政治局拡大会議で、胡錦涛と温家宝が自ら主導したもの。

 戦略内容には、以下のようなことが含まれている。

▼国民党のトップ指導者を丸め込み、中国で不動産を買わせる
▼民進党の主な財源を断たせ、陳水扁の汚職事件を操る
▼台湾商人を利用して台湾の金融業に参入し、台湾の株式市場を操る
▼台湾の農産物を大量に購入する
▼大陸の観光客を台湾に行かせる、

など台湾の政治、経済、文化、社会、外交の各領域で、統一戦線手段を利用して、2012年までに台湾を完全に陥落させようとする策略。

 本書の記述によると、2008年6月、中共は政治局拡大会議を開き、対台戦略を企画した。会議の場所は北京西山洞窟にある中共軍事委員会第一戦略指揮センター。参加者は中共政治局のメンバー以外に書記メンバー、各軍区および各軍部の正副職、国務院弁公庁正副秘書長、統一戦略部、外交部、公安部、国家安全部の正副職を含め合計200人あまりだった。

 胡錦涛国家主席は会議発言の中で、「毛沢東同志は、統一戦線が我が党の敵を制する三大宝物の一つであると明言した。数年の計画と段取り工作を経て、われわれの国民党に対する統一戦線活動は歴史的な成果を収めた。今回、国民党が政権を取り戻し、平和的な台湾問題の解決に向けて大きな可能性を提供してくれた。これは、われわれが対台政治戦略を修正する理由である」

 この会議では、「台湾問題を解決する政治戦略」「台湾に対する軍事闘争準備の予備案」「台湾を統一する政治法律処置予備案」という中共中央による三つの報告書が発表された。

 「台湾問題を解決する政治戦略」では、新しい状況下で、中共の台湾に対する総体的な政治戦略任務について、次のように述べている。「全党は国民党が政権を取り戻す機会をしっかりと掴み、政治、経済、文化、社会のあらゆる側面において、統一戦線工作を加速すべきであり、2012年、中共の第18回代表大会の前に、戦わずして台湾を勝ちとり、祖国の統一大業を完成する。国内外の敵対勢力が、台湾の民主経験を利用して我が国の社会主義制度を転覆させようとする陰謀を徹底的に打ち砕いていく」

 同報告の最後で、「台湾問題の解決を社会主義制度の生死存亡の大問題として認識しなければならない。平和方式で台湾問題を解決すると同時に、全党、全軍は気を抜かずに軍事闘争の準備をしなければならない。2012年に台湾問題を解決し、祖国の統一を実現させるのは、
ト小平氏の遺志であるだけでなく、われわれが党の一世代上の革命家に対して約束した政治の承諾である。成功のみが許され、失敗は許されない」と述べている。

■重大な機密漏洩事件

 21日に開かれた新書発表会で、袁氏は、本書の内容について「予測ではなく、中共内部から漏洩したデータである」と表明した。内部情報の出所に関して、党内権力闘争により、政治的にまたは汚職罪で粛清されたトップ幹部の家族から入手したと説明している。彼らは現在、中国を離れ、海外で居住しているという。

 中央のトップ内部の情報筋によると、『台湾大劫難』の出版前に、中共情報部門はすでに本の内容を入手していた。10月28日、中共政治局委員会が、本に暴露された情報は、共産党政権の樹立以来、重大な機密漏洩事件とし、機密漏洩のルートを速やかに追及するよう命じている。また、一千部を製本して中共各部署のトップ幹部に配布し、関連部署は真剣に本書を研究し、台湾の戦略と策略において調整するよう、胡錦濤主席が指示しているという。

 内部会議で、中国の海峡両岸関係協会(海協会)の陳雲林会長は、「我々の台湾戦略の持ち札はすべて露出された。今後どのように仕事を進めるのか」と嘆き、梁光烈国防部長は、「十四万字に多大な力がみなぎっている」と驚いているという。

■台湾野党の反応

 25日、台湾の最大野党・民進党の蔡英文主席は、袁紅氷氏と会見し、本の中で言及された情報に関して意見交換を行なった。その後、袁紅氷氏は、民進党本部で民進党の議員と一緒に記者会見を行なった。

 記者会見で民進党の陳亭妃議員は、馬英九大統領と国家安全会議事務総長の蘇起氏に対して、『台湾大劫難』に示された情報の説明を求め、これらの情報をはっきり説明できるまで、「直ちに中共との交流を止めて、各協議事項を停止してもらいたい。台湾はこのような陰謀を受け入れるべきではない」と訴えた。

 国会議員の王幸男氏は、袁紅氷氏の身の安全について憂慮し、全力を尽くして彼の安全を保護するよう、台湾各界に呼びかけている。

 一方、国民党からの公の反応は見られなかったが、袁氏の話によれば、国民党から、中国共産党の企みの真相をもっと詳しく話してほしいという、非公式の要請があったという。

http://www.epochtimes.jp/jp/2009/11/html/d90453.html

有害な事業仕分け 「専門学校に死刑宣告」



$オノコロ2 -- 千葉様か・・・ああ亡国


 
蓮舫と枝野両議員のパフォーマンスで、連日注目を集めた

  行政刷新会議「事業仕分け」

が、27日終わった。全部で1兆7千億円の「埋蔵金」を見つけたという。


マスコミも国民も、

  悪代官     ・・・ 官僚
  助さん・格さん ・・・ 蓮舫・枝野

といった具合で、勧善懲悪の民主劇場に喝采をおくっていた。
支持率も持ち直したところだ。

自民党50年の間にたまった垢であるから、
やるべき仕事であったといえる。
自民党議員は、「どうして、やらなかったのか」と地団駄を踏んでいるのだが、
「やれなかった」というのが実情だから、
後の祭りである。

しかし、後世に汚点を残すことになるであろう

  「平成のバカ査定」

もまた、今回の事業仕分けに
紛れ込んでいる
有名になった、「スパコン査定」などとは別の、
もっと地味な、10億円程度の話なのであるが、

  産業
  教育
  若者へのセーフティーネット

に関わる重大な査定が行われてしまっている。
それは、

  事業番号 3-27 キャリア教育・職業教育 11月16日 11:30~12:25
   (5)専修学校教育創造・開発プラン(生涯学習政策局)       10億円

  査定結果  ほぼ明解に、実施は自治体の判断に任せる
であり、これは、

  「専門学校への死刑宣告」

なのである。


専門学校への死刑宣告


なぜそうなるのかについては、


で述べた。

一言でいえば、
  補助金を受けずにがんばっている専門学校は、
  競合校とは協力ができないので、
  商圏のかぶらない学校同士でノウハウを出し合って
  産業界のニーズを吸収したカリキュラムを作り、
  それを共有することで
  教育の陳腐化を防いできた。
  その要のしくみが、今回事実上廃止されることになった。
  これでは、専門学校を安楽死させるのと同じである。
  ようは、専門学校に「死ね」ということだ
である。


もう少し詳しく言えば、専門学校は、

  ・小中高と違い、学習指導要項などがなく、全て自前でカリキュラムを準備しなければならない
  ・大学・高専・短大と違い、運営費の補助(学生一人当たり、15~20万円)を受けていない
  ・大学・高専・短大と違い、研究費の対象ではない(総額1406億円)

このような環境であるが、
「補助がない=運営が自由である」
ということを生かして、
「産業界のニーズに合わせた人材育成」を行ってきた。

一方で、

  ・大学全入時代にあって、専門学校間・専門学校と大学間で熾烈な入学者獲得競争にある
  ・そのため、同一地域内の同分野の学校間では、協力は不可能な状況にある
  ・学費の値下げ競争も激しく、教材開発は最小限に絞らざるを得ない

このような状況であるので、

  ・同一府県内などでなく、商圏の重ならない全国規模で、専門学校間が協力でき
  ・産業界のニーズを吸収し、カリキュラム開発を行う

「専修学校教育創造・開発プラン」は、

  「唯一」の専門学校発の「カリキュラム開発」

の仕組みであった。
これを断つ事は、

  ・産業界のニーズを組織的に吸収・共有するチャンネルが途絶え、各校がノウハウを死蔵
  ・新規のカリキュラム開発は滞り、カリキュラムのメンテナンス中心に
  ・カリキュラム開発のコストがかからない、資格対策中心に
  ・徐々に、内容が産業界のニーズから遊離して行き存在意味がなくなる
  ・専門学校は淘汰され、専門学校がもっている教育ノウハウは離散

だから、

  「専門学校への死刑宣告」

なのである。


専門学校とは


専門学校というのをご存じない方も多いと思われるので、
簡単に紹介したい。


工業分野(情報処理、情報工学、電気電子、自動車整備、建築、土木、測量など)
農業分野(農業、園芸、畜産、ガーデンビジネス、フラワービジネス、バイオテクノロジー、生命工学、動物管理)
医療分野(看護、歯科衛生、歯科技工、臨床検査、理学療法、作業療法、言語聴覚、診療放射線、柔道整復、はり、灸、など)
衛生分野(調理、栄養、製菓、製パン、理容、美容、、メイク、エステなど)
教育・社会福祉分野(保育、幼児教育、社会福祉、介護福祉、医療福祉、精神保健福祉など)
商業実務分野(経理、簿記、会計、経営、ビジネス、秘書、医療事務、観光・ホテル、旅行、ペットビジネスなど)
服飾・家政分野(服飾、和裁、ファッションデザイン、スタイリスト、パタンナー、アパレル、ファッションビジネスなど)
文化・教養分野(放送芸術、演劇、グラフィックデザイナー、ジャーナリスト、英語、通訳、翻訳、公務員、法律行政、社会体育など)


$オノコロ2 -- 千葉様か・・・ああ亡国
●専門学校への入学者数      

  高校卒での専門学校進学者数 165,012人
    =高校卒の14.7%が専門学校へ進学

  大学等の卒業者での専門学校進学者数 20,558人 
    =専門学校入学者に占める割合は8.7%

●平成19年の卒業者の就職率
   大学    69.9%
   短期大学  72.0%
   専門学校  80.9%

専門学校はムダか?


$オノコロ2 -- 千葉様か・・・ああ亡国

私は、学位をとるまでは、大学の工学系の研究室にいたが、
当時の認識としては、

  専門学校?
  なにそれ、資格学校?
  あの、トリマーとかの???

という感じなのであった。
多くの人は、テレビのCMくらいでしか、専門学校の存在を知らないと思う。
わたしの印象も、先入観も、テレビCMで作られたものだろう。

ところが、縁あって、10年前から専門学校に携わることになった。
すると、全然違う世界がそこに広がっていたのである。

  そこには、いわゆる「研究」はなかったが、
  「人間教育」があった

  理由は、

  就職は、「人間」をみるもの だからであり、
  理屈が通じないから、「人間教育」ができなければ教育にならない からである

教育を通じて

  学生が変身していく喜び

もあった。学生は劇的に成長していくのである。
大学生の成長は、知識が増えるとか、思考が整理される、といったようなレベルの変化でしかないが、
専門学校生の成長は、

  ヒトになっていく
  人物になっていく

という成長である。もちろん、技術力がつくとか、資格をとる、というのは当然のことである。
しかし、技術や資格というのは、いってみれば「手段」であって、目的ではない。

さて、18や20の「大人」を相手に、そんな変化を起こさせていくというのは、簡単な話ではない。
そこには、有象無象のノウハウが集積している。

  教師の指導力、人間力はもちろんのこと、
  教育カリキュラム・授業内容、
  「教科外」で指導していることも多ければ、
  学校の行事や、ルール、学生の活動で担保しているものも多い。

それらが重なり合って「学ぶ雰囲気」「変わる環境」「校風」を醸し出している。


私は、実際に専門学校を運営してみて、
大学や高校などに欠けてしまったのは、このような「学ぶ場」「鍛える場」ではなかろうか、
とすら思う。

専門学校といえば、職人さんだけ、資格だけ、と思っているかもしれないが、
うちの学校では、大学の教養に相当する部分を鍛える「総合編入学科」というのも設けている。

  時事問題に通じ、小論文が書け、専門分野の基礎理論を押さえ、英語ができる

こういう教育だって、専門学校では可能である。
この学科では、専門学校生としての人間力・素養を身につけたうえで、
大学生として必要な知識の体系、知識に関するスキルを効率的に獲得できる。
そして国公立・有名大学に編入する。

こうなると、

  大学の1・2年くらいの教育は、大学でするのはやめて、
  専門学校とコラボしたほうが、
  よっぽどよい

とすら思うのである。第一、大学の教授たちも、

  出来の悪い
  理屈の通じない
  大学1・2年生など、
  教育したくない

初年次教育学会」という、

  どうやって大学の1・2年生を教えたらいいのか議論する学会

があるのだが、年を追うに連れて人が増えていっている。
みんな困っているのだ。しかし、

  「わからない人同士で議論しても、結果は出にくい」
  「結論が出たとしても、実施できる人がいない」

というジレンマからは抜けられない。

  ・できる人のノウハウを集めて、よりよいノウハウにする
  ・できる人にやらせる

が王道ではないのか?


にまとめておいた。


平成のバカ査定


さて、そういう大学にとっても問題解決のパートナーと言えるはずの専門学校に、
この度、

  「死刑宣告」

が下った。

  勉強が嫌いだった学生たちが、いきいきと勉強するようになる
  お客さんに喜んでもらうことの喜びを知る
  ヤンチャだった学生が、ヒトになり、人物になる

そういう学校がなくなり、「大学」だけになる。
でもそこには、教育力はないのである。


  「平成のバカ査定」


という意味を感じていただけるだろうか。

地味な、10億円程度の話なのであるが、

  産業
  教育
  若者へのセーフティーネット

に関わる重大な査定が行われようとしている。
「ムダカット」の名の元に。


  専門学校はムダなのか・・・


「事業仕分け」は、いいアイディアだと思う。

しかし、これでは、
「コンクリートから人へ」「弱者の為の政治」
に逆行だ。


全国専修学校各種学校総連合会へのヒアリングを充分に行い、
内容を精査した上で、再審議願いたい。


清風情報工科学院 副校長
博士(工学)

平岡 憲人


 
自民党が名前の変更を検討しているという。

新しい綱領の骨格は

(1)資本主義制度を円滑に機能させる
(2)民主主義を堅持する
(3)社会の安定を確保する

だという。

無能もここまでくるとどうしようもない。


改名するなら

 「日本道義党」

綱領の骨格は

(1)日本の国益を守る
(2)自由と民主主義を堅持する
(3)伝統と発展のバランスを保つ

だろうに。


●政権奪回へ党名変更も=自民構想会議の2次勧告原案

 自民党の政権構想会議(議長・谷垣禎一総裁)が年内に取りまとめる2次勧告の原案が25日、分かった。政権奪回に向けた理念として、市場への政府の過剰な介入を避けることなど「三つの目標」を掲げ、基本的には「小さな政府」を目指す姿勢をにじませた。また、党名や綱領の変更も検討項目に挙げている。
 同党が今月6日に発表した1次勧告は、公募の積極活用など国政選挙の候補者選定の在り方が中心だった。2次勧告には党が目指す基本理念や政権奪還戦略を盛り込む方針で、党所属議員の議論を経て年内に決定。来年1月24日に開く党大会での承認を目指す。
 原案は「三つの目標」として、(1)資本主義制度を円滑に機能させる(2)民主主義を堅持する(3)社会の安定を確保する-ことを列挙。具体的には、経済成長を通じて国内総生産(GDP)を増やし、社会保障を充実させることや、多様な意見を議席に反映できる選挙制度の改革などを掲げた。三つの目標では(1)を最優先すべきだとの見解も打ち出した。 
 一方、原案は「自由民主党」の党名に拒否反応があると指摘、党名や綱領の変更を検討するよう提起している。党名変更は1993年の野党転落時や、支持率が低迷した森政権下でも議論された。しかし、94年に政権復帰したことや、小泉政権発足による支持率回復で、いずれも棚上げとなった経緯がある。(2009/11/25-20:49)

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連日、「事業仕分け」という劇場が開かれている。

死刑執行人たちが、難癖をつけて、
官僚と、事業に死刑を宣告していくという
儀式である。

イベントしては面白いと思う。
まして、「蓮舫」が白目をむきながら食って掛かったり、
ロペスピエールである「枝野」がギロチントークをするのが絵になっている。


今日は、冷静に約4時間ほど、ライブ中継に耳を傾けてみた。
文部科学省関連の第3会場である。


聞いてみると、しかし、ひどいものである。

死刑執行人たちは、初めから、相手の罪状を決めている。
例えば、全国学力テスト、であれば、
 ・国全体の状況が分ればいいのであれば、サンプル調査で十分
である。
結論が決まっていて、相手を追い込んでいく
 ・子供の学力を上げるのなら、調査よりも授業などに力を入れろ
 ・詳しく知りたいのなら都道府県単位ではなく市町村単位にしろ
 ・悉皆調査とサンプル調査でどんな違いがあったのか
 ・国は全体を知ればいいだけだから、都道府県単位は不要
などである。

この罪状を認めなければ、愚弄され、罵倒される。


これは、我が国の「文化」であろうか。

  実るほど 頭を垂れる 稲穂かな

ということわざも知らず、
「国民主権」「政権交代」で権力を振りかざしての
「公開処刑」である。

どこぞの隣国で、大量になされたいた。


蓮舫は、台湾系だと思っていたのだが、
外省人なので、メンタリティは大陸そのままである。
留学先も、台湾ではなく北京大学漢語中心である。

「東アジア共同体」の姿が先取りされている。


冷静な議論も、相手への思いやりも、この国の未来への責任も
何もなく、
ただただ、権力の誇示、愚にもつかない理屈の振り回しだけである。


  子供は国の宝である。
  教育こそが、日本の財産である。


そう思ってきたのが、この国ではないのか。
国家ビジョンがなく、ただ選挙対策と、
袖の下から除くイデオロギーしかない政権。

この人災が巻き起こす被害は、未来の我々に重くのしかかるだろう。
産経新聞 政治部記者の 阿比留瑠比さん のブログに、

  自民党内の派閥の領袖から
  「自民党は保守政党だったのか」 という反省の声が、
  公開の場で議論されている、

という記事が出ている。
  http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/1330318/

自民党の「政権構想会議」において

 加藤紘一は
  「私は宏池会にいたが、私は宏池会が保守本流の派閥と言われる意味合いがよく分からなかった」

 伊吹文明は、
  「つい最近までの自民党は保守政党ではなかったのではないか。(略) どちらかというとリベラルというか、アメリカでいうとニュー・ディーラー的な政党だったのではないか」

と述べた。


さて、かつて(たぶん、現在も)2大政党論が言われたときに、
「保守2大政党」という言葉で表現されていた。

しかし、出来上がってきつつあるのは、

  ・民主党 -- 国民主権原理主義の革新(革命)政党
  ・自民党 -- 開発主義のニューディーラー政党
          (注: 開発主義・開発独裁は同義)

と、いずれもが「近代化」を標榜する政党でしかない。
いいかえれば「革新2大政党」でしかない。


自民党が「保守」していたのは、

  「占領政策」であり、
  開発という名の「近代化政策」

であった。

いらない公共事業という言葉が独り歩きしているが、
もっといらないものは目に見えない公共事業とでもいうべき

 「平等政策」「人権政策」「男女参画政策」「平和教育政策」

などであり、
いずれも、日本の伝統を破壊する政策だ。
これらは、

  「保守」と何の関係もない

ものだが、

  「近代化」ということでいえば「近代化」と言えなくもない

ものであるが故に、
特に冷戦終結後、自民党政権が、まみれていった。
更には、欲に目がくらみ

 「構造改革」「グローバルスタンダード」

という、「日本破壊政策」を推進。

その結果として、
「保守」すべき、

  昔からの人間関係
  昔からのお祭り
  昔からの風景
  昔からの美徳

などがすべて崩壊し、
自民党の基盤そのものがシロアリに食われたようにスカスカになってしまっている。


この国の歴史は、

  唐風と国風の交互作用

である。
明治以降は、西洋風・近代風という唐風の時代で、
民主党政権は、それをさらに徹底しようという政権だ。


歴史に学ぶのなら、

  ここは いかに「国風」に舵を切るか
  いかに「近代化」を卒業するか

という「卒近代化」にむけた「国是の見直し」の時期なのだ。


だからこその

  いらない事業
  いらない政策

の見直しなのだが、

  「いらない」
    のは
  「日本」

という思い込みが激しく(「近代化」というのは、「非日本化」ということ)
真逆へ。

本来の趣旨とはどんどんずれて、

  「近代化のさらなる徹底」
  「洋風から中華風へ」

  「日本の廃止」

へと突き進んでいっている。


●自民・加藤紘一氏と伊吹文明氏の興味深い反省
2009/11/20 15:24

 本日朝、自民党は党本部で「政権構想会議」を開き、「保守主義」とは何かについて議論しました。で、事後に記者ブリーフを行った伊吹文明元幹事長によると、来週、もう一度この会を開き、12月3日に河野太郎氏を司会にして党所属議員、前議員の参加のもと、党の理念、綱領について議論しようということになったそうです。


 きょうはこの伊吹ブリーフの中で、私が興味をひかれた部分を紹介します。伊吹氏によると、出席していた加藤紘一氏は次のように述懐していたとのことでした。


 「私は宏池会にいたが、私は宏池会が保守本流の派閥と言われる意味合いがよく分からなかった」


 ある意味、率直で正直な感想だと、加藤氏を少しだけ見直しました。これは全くその通りで、日本の政治用語で言う「保守本流」は本来的な意味での保守とはほとんど何の関係もないのだろうと思います。宏池会のプリンスだった加藤氏自身、薄々それに気づいていたと。

 伊吹氏はまた、この加藤発言のエピソードを紹介した文脈の中で、こう続けました。これも納得がいく率直な発言だと感じました。政権を失うことによって、今まで口にしにくかったことも言える環境となったということでしょうか。

 「つい最近までの自民党は保守政党ではなかったのではないか。自由と民主を前提とするが、一部の人の判断である政府の関与を大幅に認めて、それを認めることによって多くの支持団体からの支援を期待していた。そういう政党だった。どちらかというとリベラルというか、アメリカでいうとニュー・ディーラー的な政党だったのではないか」

 こういう認識が党内で共有され、しかもそれを乗り越えて、改めて保守政党として生まれ変わることを期待します。簡単ではないでしょうが、それができなければ、いかに民主党がダメで危険な政党であろうと、再び政権の座に就くことは難しいのだろうと思います。

http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/1330318/


我が国の民主主義制度が、
根底から崩されようとしている。

小沢一郎の動きが「危険ライン」を突破した。

 「民主集中制」
 「党独裁」

へひた走っている。

民主党は、11月13日、あらゆる陳情を、
一元管理する体制へ移行した。

具体的には、衆議院7人、参議院7人の
合計14人の副幹事長を窓口として、
あらゆる陳情を集中管理し、
それを幹事長である小沢一郎が差配するという体制である。

マスコミでは、

  「利益誘導型政治、政官癒着の原因をなくすのがわれわれの主張だ」

との小沢一郎の主張を垂れ流し、これで「透明化できる」などと喜んでいる。

日刊ゲンダイは、

  「恐るべき自民潰しの小沢戦略」

と銘打っているが、夕刊紙の本誌を読んでも、
効率的な陳情処理システムができたというだけで、
なぜ、自民党がつぶれるのか、という本質的なことを書いていない。

しかし、実態はこういうことである。

  与野党を問わずどんな口利きがきても、
  官僚は、「民主党」に通報しなければならない
  そして、通報しなければ制裁する

という仕組みとセットなのである。
さらに、

  民主党からの口利きでないものは、全て拒否する

という仕組みともセットである。

その結果こういうことになっている。

 ・与野党を問わずあらゆる陳情・口ききは、すべて、小沢一郎に報告される
 ・民主党からの口利きでなければ、すべて、拒否する
 ・おなじ業界団体が民主党に口利きしてもらうと、通る

こういう仕組みだからこそ

  「恐るべき自民潰しの小沢戦略」

なのである。
すでに、この体制が動いており、
自民党もなすすべがない。

民主党の党内は、こういう感じである

 ・従来からの議員 ・・・ 閣僚や仕分け、あるいは今回の仕組みの役職で
              役割を与えられ
              忙殺されている。また、充実感もある
 ・新人      ・・・ 勉強中で緘口令。
              チルドレンで地盤が弱いので、
              幹事長には逆らえない

こういう風になっていて、党内からの異論はでない。


しかし、よく考えるとおかしな制度ではないか。

  民主党は、立法府であって行政府ではない。

  しかるに、行政府への口利きを、なぜか、「党幹事長」に集約する。
  「野党」の分も含めてである。

いうまでもなく

  三権分立に反する 憲法違反である。

ということなのである。

さらにこのような仕組みは、

 ・政府よりも、党が優越する
 ・党中央が一切を管理し、上意下達する

ということで、ソ連・中国・北朝鮮、共産党の体制そのものなのである。


国民の気まぐれの結果、

とんでもない化け物が動き始めている。


このまま、参議院・衆議院の選挙で、
自民党が逆転しない状況となると、
我が国は、

 「民主党独裁」

の非民主国家、「友愛社会主義」国家へ転換され、
その後、だれも、転覆など不可能な状況にいたる。


国会法改正などこの体制を制度化する動きも急である。
時間は、あまりない。


●恐るべき自民潰しの小沢戦略
 自民党が、民主党の小沢幹事長が導入した「陳情システム」に真っ青になっている。民主党が導入したこのルールはこれまでの自民党政治をガラリと変えるものだ。自民党政権時代、業界団体や自治体の首長は、議員に陳情し、役所に話をつないでもらっていた。それを所属議員が役所に接触することを禁止。陳情は幹事長室で一元管理することになった。その結果、自民党の地方組織はズタズタにされ消滅へと向かう。それは国民の手に政治を取り戻す本物のこの国の改革だと専門筋は言う。小沢戦略はそういう意味で自民潰しといえそうだ。
http://gendai.net/ (日刊ゲンダイ 11/16日付け)

●“直訴”は禁止

 民主党は2日の役員会で、国会議員や地方組織、自治体、業界団体の政府への陳情は原則として省庁は受け付けず、民主党幹事長室に窓口を一本化する方針を決めた。政府と調整し、早期の実行を目指す。自民党時代の「族議員」や予算獲得のための自治体幹部らによる年末の「霞が関詣で」の一掃を狙ったものだ。小沢一郎幹事長率いる幹事長室の影響力が強まるのは必至で、来夏の参院選に向けて業界団体を取り込む思惑もありそうだ。

記事本文の続き 小沢氏は同日の記者会見で、「利益誘導型政治、政官癒着の原因をなくすのがわれわれの主張だ」と述べ、新しい陳情システムの意義を強調した。

 陳情は、高嶋良充筆頭副幹事長、細野豪志副幹事長らが優先順位をつけ、各省庁担当の副幹事長が政務三役(閣僚、副大臣、政務官)へ取り次ぐが、議員の同席は認めない。結果は幹事長室経由で陳情者へ伝える。

 政府は、自治体や団体の個別案件については直接陳情を受け付けない。しかし、「(省庁幹部との)提言や面会は認める」(民主党幹部)としている。

 また、地方の業界団体の陳情は、都道府県連でとりまとめ、中央の幹事長室へ上げさせる。地方組織強化の効果も狙っている。

 ただ、膨大な陳情を幹事長室がさばききれるか不透明なうえ、政府に対し直接、陳情ができなくなる自治体からは戸惑いの声も出てきそうだ。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/319909/


●民主党:新たな陳情システムを説明 全国幹事長会議

民主党全国幹事長会議であいさつする小沢一郎幹事長(右奧)=東京・永田町の民主党本部で2009年11月12日、平田明浩撮影 民主党は12日、党本部で全国幹事長会議を開き、地方県連が窓口となる新たな陳情システムを説明した。小沢一郎幹事長は「中央官庁へのコネによる陳情は、地方分権の目標から離れてしまう」と新システムの意義を強調。党本部には地方県連に陳情処理を委ねることで、地方自治体や各種業界団体とのパイプを構築させ、集票力を高める狙いがあるが、民主党基盤の弱い自治体側には「陳情が通るのか」との懸念も出始めている。

 「自民党支持組織から陳情を集め、全部ひっくり返すつもりでやってほしい」

 民主党の石井一選対委員長は全国幹事長会議で、陳情処理が選挙対策の一環であることを強調し、発破をかけた。同党は来夏の参院選での単独過半数確保を掲げるが、地方組織の強化が課題。ある幹部は「民意の風に乗った政権交代は『空中戦』。だが、地方組織を強め、『地上戦』をものにしなければいけない」ともらす。

 会議では、陳情を仕切る地方県連幹事長から歓迎する声が相次ぐ一方、深刻な財源不足が指摘されるなか、「陳情をどう実現していくか。県連の力量が問われる」(東海地方の幹事長)との懸念も聞かれた。

 民主党が導入する陳情システムは、まず地方自治体や各種団体からの要望を地方県連を通じて党幹事長室に吸い上げる。幹事長室は省庁別の担当副幹事長が精査し、大臣や副大臣ら政務三役に報告。各種団体が各省庁と直接、接触する従来のやり方は、族議員と各省庁との癒着の温床になるとして見直す。

 一方、来年度予算編成を控え、陳情活動を始めた自治体側には「地元県連の強弱が陳情実現に影響する」との不安も出始めた。全国幹事長会議終了後の12日夕、党本部で滋賀県の嘉田由紀子知事が党本部を訪問した。滋賀県は衆参6議席を民主党が独占。川端達夫文部科学相や奥村展三総務委員長という閣僚・党幹部を抱え、陳情はすぐに実現した。

 しかし、県東京事務所を通じて調整した宮崎県の東国原英夫知事の陳情は数日間、棚ざらしになった。宮崎県内の党選出議員は衆参に1人ずつで、ともに当選1回。東国原知事の陳情は13日に行われるが、宮崎県の担当者は「今後も選別されるようなら、たまらない」と話している。【鈴木直、渡辺創】
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091113k0000m010077000c.html
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11月12日、天皇陛下は即位20周年を迎えられた。

その記者会見で、皇位・皇室の将来について、
天皇陛下からお言葉がありました。


「皇位継承の制度にかかわることについては、
 国会の論議にゆだねるべきであると思いますが、
 将来の皇室の在り方については、
 皇太子とそれを支える秋篠宮の考えが尊重されることが重要と思います。
 二人は長年私と共に過ごしており、私を支えてくれました。
 天皇の在り方についても十分考えを深めてきていることと期待しています。」
http://sankei.jp.msn.com/culture/imperial/091112/imp0911120521007-n1.htm


天皇陛下のお立場で、ぎりぎりの言及をされています。

皇位継承について、

  皇太子とそれを支える秋篠宮の考え

  を尊重して、国会で制度を直せ

ということです。


女系容認は、皇室の崩壊、日本の終了を意味します。

宮内庁は、「皇室を守る役所」と思い込んでいる国民が多いですが、
すでに、共産党系・公明党系に乗っ取られており、
「皇室を監視する役所」に成り下がっています。


陛下の意を汲んで、

  旧宮家の復帰、女系排除

を実現するには、

臣下としての絶対義務「皇室護持」「男系護持」を
命をかけて果たしてゆかねばなりません。
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ひどすぎる事件が頻発している。


特に、島根県の女子大生惨殺事件は許せない。

  胸は切り取られ、腹には焼かれた跡、顔は踏まれ、肉は削がれる…

許せない。



東京のマンションで起きた事件では、

  強姦目的で、拉致監禁し、殺人後
  体をばらばらにして下水に流した

にもかかわらず

  無期懲役

でしかなかった。


現行の刑法は、190条で、

  死体損壊は、3年以下の懲役

でしかない。

これは「人の道」に反する。
モノを壊す

  器物損壊は、3年以下の懲役または30万円以下の罰金もしくは科料

ほとんど変わらない。最高刑は同じである。


しかし、そもそも、死体損壊は、
死者の冒涜であり、遺族の冒涜であり、社会の冒涜である。
そして、タマシイの破壊であり、
神仏の破壊である。


  「死体損壊」の最高刑を 死刑に。


守れ人道

守れ日本