Noh music. Noh life.
Amebaでブログを始めよう!
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

七夕(しちせき)

今日は、二十四節気の「小暑」
そして「七夕」
大切な人に会えていますか?
何をお願いしますか?

七夕は「しちせき」と読むのが本来で、1月7日、3月3日、5月5日、7月7日、9月9日の五節句の一つです。
「たなばた」とは普通は読めませんよね?
これは別の行事の「棚機(たなばた)」と言う、古い日本の禊ぎの行事から来ており、当て字で「七夕」を「たなばた」と読ませてます。
また棚機(たなばた)は、天の川伝説とは全く関係なく、乙女が着物を織って棚に供え、神さまを迎えて秋の豊作を祈ったり人々の穢れを祓うというものでした。

天の川伝説は農業の星と機物の星が一番輝くので豊作を願うのが発達して織姫彦星伝説となりましたが、豊作祈願より一年に一度しか逢えない恋愛話が主題になってしまいました…(笑)

仏教的にはお盆前の準備に身を清めたり、お墓や井戸を清めるなど、今でも「七日盆」と言う行事があります。

願い事も元々は織女伝説から織物や裁縫の上達、そこから飛躍して家事や芸事の上達を願っていたのが現在の「普通の願い事」になりました。

短冊に書くのも元々は和歌から来ており、その五色の短冊は陰陽五行説から来てます。

笹に吊るすのも神が宿り、願い事のあと、人々の穢れを流す為だとか、このように神仏習合的な思想、中国の伝説や行事、天体の事や、いろ〜んな伝説や行事を全部まとめて「七夕」と言う一つの行事にしてしまう日本って、合理的で面白く素敵な国だと思いませんか♪

さぁ〜て何をお願いしましょうか♪って、本来今年の旧暦での七夕は8月28日なんですよ(笑)


創作能 船弁慶





昨日の「創作能 船弁慶」周りの皆様のお陰でなんとか無事に終えられました。
今回は時間をかけて映像や照明を、相談しながら作り込みました。
特に映像は、アニメーションで動いているので、こちらの動きや謡に合わせられるのかとても心配でした。
本番では劇場関係者やアンケートでもとても好評のようでしたが、能とのマッチングが気になるところです。
私達は普段の能舞台では四本柱に囲まれ、背景は勿論、照明も変わることなく同じ条件でしておりますので、能面をかけていても自分の位置が把握出来るのですが、今回は広いホールで座標を知る柱もなく、真っ暗な照明や、ドライアイスの中で能面をかけての演技は、前回より演出が凝った分、位置の把握が大変困難でした…。
実際、一瞬どこに向いてるかわからない所が何箇所かありました(笑)
でも今回のように演技は通常で変わらなくても、舞台設定、照明や演出で「舞台を一から創って行く楽しみ」はこれから私の舞台活動に大きく影響する、貴重な体験でした。
劇場関係者、映像、照明、舞台制作、出演者、そしてお忙しい中お越しになられたお客様に御礼申し上げます。
有り難うございました。

読売新聞

明日10月10日の兵庫県立芸術文化センター船弁慶の事が先月9月末30日の読売新聞夕刊に掲載されておりました。(掲載遅れ過ぎ)

大坂城イベントと芸術文化センター演出

昨日は「真田丸」で大いに盛り上がっている大坂城でのイベントのお仕事でした。
知人との嬉しい再会もあり、せっかくなので公演終了後、久し振りに大坂城内に入りましたが、寿司詰め状態で、しかも完全に異国の地と化しており、外国人観光客が9割9分強!(笑)
天守閣に上がる狭い階段も異国臭で充満しており、とても上まで登るには耐え切れず途中で断念しました…。

登頂断念の失意の中(笑)、夜は芸術文化センターでの「船弁慶」の映像と照明の打ち合わせ。
これまで私が要求した構想にオリジナル映像と場面転換の照明を各々創っていただき、また細かい所を修正して場面や台詞、動きに合うように詰めていきます。
普段の能公演では劇場の照明も決まっており、さわる事がまずないので、このように打ち合わせを重ねお互いの主張をぶつけ合い、ヒートアップして修正して行く作業はとても興味があります。
3年前の公演より、かなり踏み込んだ斬新的な映像と照明の面白いコラボレーションになりそうです。
しかし、能は本来背景が無い、観る方が想像する演劇です。
今回の試みで皆さんの目にどのように映るのか、とても楽しみですが、あまりやり過ぎるとチープにもなりそうで怖いのも事実です…。実に悩ましい。

公演は明日!
兎に角やれる所まで全力でやってみます!




今日から八月!

今日から八月。
「葉月」ぐらいは知ってますが、今日「葉落ち月」と言うのを知り、いろいろあるのだなぁと感心して調べてみました。
八月に限った事ではありませんが、それぞれの月の「異名」って覚えきれないくらい沢山あるんですネ・・・。
備忘録として ・・・。その数ではないくらい沢山ですが・・・。
葉月(はづき)
旧暦の8月は秋の始まりで、気の葉が落ち始める頃のため、「葉落ち月」、「葉月」と呼ばれています。
また、稲穂が張る「穂張り月」(ほはりづき)や、雁が初めて来る「初来月」(はつきづき)、台風が多く来る「南風月」(はえづき)等が言われという説も有ります。
南風月「はえづき」なんて読めませんよね。。。
穂張り月ほはりづき
稲穂が張る月で有る事から、穂張り月と呼ばれています。
初来月はつきづき
雁(鴨)が越冬の為に初めて渡ってくる月で有る事から、初来月と呼ばれています。
秋風月あきかぜつき燕去月つばめさりづき
ツバメが南方に去っていく月である事から、燕去月と呼ばれています。
雁来月かりきづき
雁(鴨)が越冬の為に渡ってくる月で有る事から、雁来月と呼ばれています。
桂月けいげつ・かつらづき草津月くさつづき盛秋せいしゅう
秋真っ盛り(旧暦で)有る事から、盛秋と呼ばれています。
紅染月こうそめつき・べにそめづき清秋せいしゅう
空が清く澄みわたった秋(旧暦で)で有る事から、清秋と呼ばれています。
木染月こぞめづき
木の葉の色を染め始める月(旧暦で)である事から、木染月と呼ばれています。
仲秋ちゅうしゅう
秋の半ば(旧暦で)有る事から、仲秋と呼ばれています。
月見月つきみづき南風月はえづき
南方から台風がやって来る月で有る事から、南風月と呼ばれています。
萩月はぎつき
建酉月けんゆうげつ
「建」の文字は北斗七星の柄を意味し、その柄が旧暦で酉の方位を向く為「建酉月」と呼ばれています。
壮月そうげつ
まだまだ草花が盛んに生える月という意味で、壮月と呼ばれています。
竹春ちくしゅん
若竹が生長し、新葉のが生え盛る月で有る事から、竹春と呼ばれています。
日本語って素敵です♪

秋風月 (あきかぜづき・あきかぜのつき)
燕去 (えんきょ)
燕去月 (えんきょづき・つばめさりづき)
燕月 (えんげつ)
王秋 (おうしゅう)
桂月 (かつらづき・けいげつ)
雁来月 (かりきづき・かりくづき・がんらいげつ)
観月 (かんげつ)
寒旦 (かんたん)
雁来 (がんらい)
雁来月 (がんらいげつ・かりきづき・かりくづき)
木染月 (きぞめづき・こぞめづき)
橘春 (きつしゅん)
金涼 (きんりょう)
草月・草津月 (くさつづき)
[「津」は、「の」の意味の当て字]
桂月 (けいげつ・かつらづき)
桂秋 (けいしゅう)
迎寒 (げいかん)
月夕 (げっせき)
建酉月 (けんゆうげつ)
高秋 (こうしゅう)
紅染月 (こうぞめづき・こぞめづき・べにそめづき)
木染月 (こぞめづき・きぞめづき)
濃染月 (こぞめづき)
ささはなさ月 (ささはなさづき)
柘月 (しゃげつ)
秋高 (しゅうこう)
秋清 (しゅうせい)
秋壮 (しゅうそう)
秋中 (しゅうちゅう)
秋半 (しゅうはん)
秋涼 (しゅうりょう)
寿星 (じゅせい)
商音 (しょういん)
簫瑟 (しょうしつ)
正秋 (しょうしゅう)
深秋 (しんしゅう)
豆雨 (ずう)
西頴 (せいえい)
西影 (せいけい)
清月 (せいげつ)
盛秋 (せいしゅう)
清秋 (せいしゅう)
正秋 (せいしゅう)
壮  (そう)
壮月 (そうげつ)
素月 (そげつ)
其色月 (そのいろづき)
染色月 (そめいろづき)
大章 (たいしょう)
竹の春 (たけのはる)
竹春 (ちくしゅん)
仲秋・中秋 (ちゅうしゅう・ちゅうじゅう・なかあき・なかのあき・なかなるあき)
仲商 (ちゅうしょう)
中律 (ちゅうりつ)
長五 (ちょうご)
月見月 (つきみづき)
燕去月 (つばめさりづき・えんきょづき)
天岡 (てんこう)
豆雨 (とうう)
酉の月 (とりのつき)
仲秋・中秋 (なかあき・なかのあき・なかなるあき・ちゅうしゅう・ちゅうじゅう)
難月 (なんげつ)
南呂 (なんりょ・なんろ)
葉落月 (はおちづき・はつき)
萩月 (はぎづき)
剥事 (はくじ)
剥棗 (はくそう)
白露 (はくろ)
壮 (はつき・はづき)
八月 (はつき・はづき)
雁初来 (はづき)
葉月 (はづき・ようげつ)
半秋 (はんしゅう)
風高 (ふうこう)
紅染月 (べにそめづき・こうぞめづき・こぞめづき)
酉月 (ゆうげつ)
葉月 (ようげつ・はづき)
[「葉月(ようげつ)」は、易林本節用集には六月として見られる]
涼秋 (りょうしゅう)
涼商 (りょうしょう)

神戸新聞掲載記事




5月13日神戸新聞に掲載されておりました。

記事には『20年ぶりに演じるという梅若さんは「緊迫感を客席と共有したい」と意気込む。』とあり、共有出来たかはわかりませんが、私なりに精一杯勤めさせて頂き、お陰様で無事に終えられました。

応援していただいた方々に御礼申し上げます。

4月28日毎日新聞夕刊(京阪神版)




4月28日毎日新聞夕刊に掲載されました。

http://mainichi.jp/articles/20160428/ddf/012/200/017000c

関西を拠点とする5人の能楽師でつくる「能楽道本(みちもと)座」が、5月14日午後1時から、大阪市北区中崎西の大阪能楽会館で「うめだ能」を開く。
 シテ方観世流の梅若基徳、吉井基晴、上田大介、大西礼久、寺澤幸祐。全員40代後半~50代初め。能の魅力を広い世代に伝えようと2012年から春秋に公演している。5周年の今年は春秋とも大曲「道成寺」に挑む。

 14日の春公演は「清経」から。平家の前途に絶望し入水した平清経の霊が、妻の夢枕に現れる。シテ(清経)の寺澤幸祐は「夫婦の愛とかっとうは世界共通の問題。共感できる舞台にしたい」と言う。笛の独奏のうちに霊が登場する「恋之音取(ねとり)」の小書(特殊演出)がつく。

 「道成寺」は紀州の道成寺に、鐘に隠れた山伏を鐘ごと嫉妬の炎で焼き殺した娘の怨霊が現れる。シテ(白拍子/蛇体)は2度目の挑戦となる梅若基徳。ワキ(道成寺住僧)は福王流の福王和幸、囃子(はやし)方は、笛が森田流の杉信太朗、小鼓、大鼓、太鼓がそれぞれ観世流の観世新九郎、守家由訓(よしのり)、観世元伯(もとのり)と、もと観世座座付(ざつき)の流儀がそろうのが珍しい。基徳は「鐘への執着を常に持って演じたい」と言う。「赤頭」の小書がつく。

 狂言「茶壺」(善竹忠亮)も。1階指定席1万2000円、2階自由席(学生共)1万円(当日各1000円増)。秋との連券あり。同会館(06・6373・1726)。【畑律江】

記事全文そのまま引用させていただきました。
有難うございます。

スロバキア公演

スロバキア



スロバキア日本大使館



ドナウ川



市電



ドナウ川の展望台




プラティスラバの大学の日本語科のワークショップのあと、バンスカーに移動して、美術アカデミーにてもワークショップ。


音響機器まで揃った立派なホール。



講演模様。



一部の学生さん達と♪



学院長、オペラ座の方と♪


会場も照明や音響機器まで揃い、映画や役者、美術関係の学生さんなので、声を出す事や、身体を動かす事も驚く程の対応力で、質疑応答も的を得た質問責めにあい、楽しく出来ました♪


スロバキア「日本文化デー」

4月21日~23日,バンスカー・ビストリツァ国立オペラにて「日本文化デー」と題し様々な日本関連の公演が実施されます。
本行事は2016年が同オペラが日本と協力を開始して20周年にあたることを祝賀する記念事業です。
皆様ぜひお越し下さい。

1 日時及びプログラム
●2016年4月21日(木) 18時~:日本人音楽家及びスロバキア人音楽家の共演コンサート「Japanese Impression」

●2016年4月22日(金) 16時~:能ワークショップ
18時~:梅若基徳・能楽師による能公演

●2016年4月23日(土) 18時~:日本人音楽家及びスロバキア人音楽家の共演コンサート「Evening with Japanese Songs」
2 会場:バンスカー・ビストリツァ国立オペラ「ボヘーマ・クラブ」ホール(Narodna 790/11, Banska Bystrica)
3 主催者: バンスカー・ビストリツァ国立オペラ(後援:在スロバキア日本国大使館)

4 入場料:各行事とも5ユーロ ※詳細は以下リンクをご参照下さい。

http://www.stateopera.sk/program/april/2016 (スロバキア語のみ)



ペタしてね




The Demon of Adachi

6月に参ります世界で3番目の規模を誇る、ルーマニアシビウ国際演劇祭

2008年には亡くなられた中村勘三郎さんの歌舞伎も上演されました。
今から楽しみです。

The Demon of Adachi
Artistic team: Yamamoto Akihiro, Umewaka Motonori, Moriya Yoshinori and others (participants are designated as general holders of Important Intangible Cultural Heritage).

http://www.sibfest.ro/events-2016/the-demon-of-adachi
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>